台風4号グチョルは、予想よりもヤップにやや接近気味で通り過ぎ、予想よりもやや西よりのコースをたどっている。本日(6月14日)は朝から風は東よりになり、リーフの外は大波が出てきた。台風のいる西側のリーフは大きなうねりが入っており、ミル・チャネルの中は濁った海水がゴウゴウと流れ出しているはずだ。したがって嵐後初のダイビングは、メイン・チャネルのナマコ・ヘブンからにした。風波だけの東側の水路が、よほど状況が良いからね。
海が時化にむかうと、海中をうごきまわる生物は、とくに大きなものからパタッと姿を消す。やはり波にもまれるのは嫌だから、第六感で嵐を察知して、深場に移動しているのかな...と勝手に解釈しているけれど、逃げようにも逃げられない方々は...(笑)
たぶん岩の陰に隠れてひっそりやり過ごしているのだろうけれど、いざ嵐が過ぎたとなると、さっそくパクパクお食事開始となる。アンナ・ウミウシたちも、たくさん出てきていた。
こちらはキベリクロスジウミウシで、顔色があまりよろしくないのはいつものとおり(笑)。
やや大きなものも動き出しており、岩の下ではモヨウフグのポンタ君(仮名-笑)がひょっこり顔を出していた。
水面近くの水温は29度オーバーあったが、外洋から入ってくる海水はやや冷たく、15メートルを過ぎると28度になった。台風は暖まった海水をひっかきまわして温度を下げてくれるので、通過後の海のなかはけっこうにぎわうものだ。
今回はまだそういう「にぎわい」の一歩手前...という段階だったけれど、毎回、タイマイ君も出てきてくれて、ゲストをハッピーにしてくれたのだった。
水から上がると南東の突風と激しい吹き降りが待っていたけれど、グチョルさんによる悪天候にもそろそろケジメがつきそうだから、明日からのダイビングが楽しみだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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