そろそろ3月も近づいて、ヤップの海もなんだか「春」めいてきたかも?マダラトビエイがよく見かけられるようになった。
マンタと同じように中層を「飛んで」いるので、遠目では「マンタだ!」と勘違いして喜んでいるダイバーさんもおられるけれど、よく観察すると動き方(泳ぎ方)がまったく違うし、近くまでくると顔つきもたいへん異なるのがよくわかる。マンタの穏やかな顔にたいして、マダラ~の顔は精悍というか、キツイというか...(笑)。
そんなマダラトビエイを見て、昔のヤップ人はグンカンチョウを連想したようだ。しかもババ~ン、スッスーと素早く泳ぐ様を見て、吹き矢も連想した。だから、マダラトビエイのことはヤップ語ではガソウマロブ(吹き矢のグンカンチョウ)と呼ぶ。吹き矢のように吹っ飛んで、グンカンチョウのように水中を優雅に飛んでるやつってことだろうけど、実際にマダラトビエイの動きを見ていると、なかなか良いネーミングだなあと思う。
それにグンカンチョウ(マロブ)は航海中のナビゲーションの指標のひとつとして大切にされてきた鳥だから、その名をもらっちゃったマダラトビエイは、サカナながらにかなりリスペクトされていたのかな。素潜りでサカナをとっていると密かに覆いかぶさるようにして人々を驚かせるマンタは、どちらかというと「ヤナやつ」という位置づけなんだけど。
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