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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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「わかった」ってなに?

満開を過ぎたフィトウことテリハボクの花が、あたり一面にハラハラと散り始めた。うちの桟橋そばの大きなテリハボクの木からも、まるで桜の花吹雪のように白い花びらがボート・デッキに舞い落ちてくるから、掃除がたいへんだ^^
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ところでただいま20歳のイケメン・ヤップ人のおにいちゃんにスクーバ・ダイビングの講習中。世界にヤップ語を母国語とする人は1万人もいないから、当然ヤップ語のダイビング・マニュアルはないし、わたしのヤップ語能力も幼児語レベルからまったく進化しないし彼も日本語を解さないので、両者が講習で使う言語は英語中心になる。それでも高校をドロップアウトした彼、英語の講習用DVDも楽しく「わかった」し、マニュアルもすらすら読めるようだし、二桁の足し算・引き算もなんとか暗算でできるし、本人も、わ~い、ボクできるじゃん!と思っていたら...。
「わかった」ってなに?_a0043520_6523521.jpg

マニュアルとは違うコトバや文章表現を使って同じ質問してみると、英語の単語や文章を「読める(発音できる)」だけで「わかった」と勘違いしていたことがボロボロと出てきて、イケメンにいさん大慌て(笑)。ダイビングはね~、学校のテストと違って〇×で合格点取れば良いってもんじゃ危ないんだよ~、ちゃんと自分流の言葉で頭と身体にしみ込ませないと!

ちゃんと母国語のダイビング・マニュアルが整っている日本人だって、これを他人事と笑ってはおれない。日本語も大昔から、とくに明治以降から、「漢字」や「カタカナ」を使うことによって外来の「概念」を自国語として取り入れてきた。しかし、そのコトバが持つ本当の意味を、わたしたちが日常的にどこまで「わかって」使っているかというと...けっこう怪しいものだ。たとえばこれ:

とある原発の溶融貫通(メルトスルー):ベクレルの意味
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/5855631.html
内部被曝のベクレルは細胞を傷つける放射回数の単位です。
     ~~中略~~
1ベクレルは1秒間に放射性放射線が細胞を傷つける放射数です。

1ベクレル×1日86400秒=1日86400秒bq/d
100ベクレル×864,000=1日8,640,000bq/d
去年の3.11以来、わたしを含めて大勢の日本人が〇〇マイクロ・シーベルトだの△△ベクレルだの、それまで口にしたこともなかった単位を日常的に使うようになったけれど、↑上のような本来の意味↑を想像力を働かせながら使っていただろうか...?

さらにすごい比較をどうぞ:
米国の水質基準0.111ベクレル=959,00 bq/d
ウクライナ水標準2ベクレル=172,000 bq/d
日本の水基準合算500ベクレル=43,200,000 bq/d
日本乳幼児水基準100ベクレル=8,640,000 bq/d
原発排水基準合算130ベクレル=11,232,000 bq/d

日本の水基準の合算は原発排水基準合算よりも汚いです。
人間の身体ではいろんな「発ガン性要素」によって毎日たくさんのガン細胞が発生しているけれど、免疫機能がしっかりそれらを処理してくれている間は「ガン」という病気にならないですんでいる。そして放射線もひとつの大きな「発ガン性」をもつものだから、「ガン」という病気を発症しないためには、
1)できるだけ身体に取りこまない
2)身体の免疫機能を落とさない
ことが大事なのだ。

言葉の意味と状況がほんとうに「わかって」いれば、今のニホンの食べ物や水がいかにやばいか、政府やマスゴミから流れている情報がいかにマヤカシか、「身に染みて」わかるよね。

それと、いくら「わかった」と思っていてもそれが行動に現れないなら、ほんとうに「わかって」いないのでは?どんなモノゴトでも、ほんとうに状況と事態が「わかれ」ば、解決策(改善策)はかならず見つかるものです。ドント・ワーリー、まず「わかる」ことが第一歩!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2012-02-10 07:38 | No Nukes!
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