いよいよ師走もどんづまりの12月23日は、日本では明仁天皇誕生日でお休みだけど、ヤップでは
ヤップ州憲法記念日でお休みの日だ。しかも25日のクリスマス休日が日曜日なので今年は26日が代休、合計で4日間の大型連休...というよりも、官公庁の勤め人さんらにとっては正月2日(この日も元旦の代休でお休み)明けまでお休みモードに突入って感じ。そして民間の商店主らにとって今はクリスマス・セールのかきいれどき...のはずなのに、(わたしも含めて)やはりみんなの財布の口は堅くなっているようで...どの店にもあまり活気は感じられない。まあ昔のような静かなクリスマスが戻ってくるのは良いことではありますが。
そんなこんなの年の瀬の一昨日、友人がホイッと小ぶりな
キハダをくれた。
その日は忙しかったので何も考えずにポイッと丸ごと冷凍庫に放りこんでおいたけれど、はてさてアレをどう処理しようかと、それからずっと気になっていた。ほぼ
ベジな食生活を送るわたしにとって、こういう血の気の多いサカナをさばくにはけっこう気合もいるのです...誰かに作ってもらったのを少しだけつまむのは大好きなのだけどネ(苦笑)。
それでも冷凍して日がたつと味の落ちるのがはやいマグロ一家のご出身なので、とうとう意を決してキハダくんと対決することにした。ご覧のとおり家庭用のまな板に乗るほどだから、大勢で分けるほどの量はない。ましてヘタなわたしが下ろすのだから、サクに取れる身は...ほんとうに少しだけで...エラの脇からエイヤッと皮を引いてもなぜかたくさんの身が皮側について離れてしまう...ああ(涙)。
そうして皮についた身をもぐもぐと口にほおばりながら、切り口の美しい刺身への移行は早々とあきらめた。そうだ、
ギンガンの酸味で締めてヅケ風にしてみよう!
ヅケならルンルン♪ 引いても押しても、どうにでも切ってオーケーよ~ん♪と急に元気になって、血合いをとってサク(らしきもの)をぶつ切りにしてボールの中に放りこみ、ギンガンのジュースをぎゅっと絞って醤油をまわしかけ...ちょうど大家さんの庭でたくさんの実をつけている小粒でホットなトウガラシを少し失敬してきて、ハイ、出来上がり~!
いっぽう大量に出たアラと尾かしらは、たまたま長いこと冷蔵庫に眠っていた輸入物のダイコンと炊き合わせてみた。
ダイコンおろしが大好きで、
わが猫の額菜園を始めた大きな動機も「辛~くてみずみずしいダイコンおろしが食べたい!」からなのだが、いまだにヤップではダイコンの種が手に入らない。しかも一時出回っていたヤップ島在住スリランカ人農場産のダイコンすら、もう長いこと途切れたままだ。そして代わりに入ってきたこの輸入ダイコンは硬くてパサパサで、とてもダイコンおろしになるような代物ではなく...。
ところが出し昆布と一緒にコトコトよく煮て、アラ+尾+頭をぶち込んでさらにコトコトと煮ていると、あらまあ、昔なつかしいあの香りが漂ってきた!
キハダの目玉や骨や腹身からトロリと染み出るDHAなどが豊富な不飽和脂肪酸と、いくら古くて固くてもそれなりにダイコンの成分が合わさって、なかなか満足のいく「ダイコンの炊いたの」に仕上がったのでありました^^
※ダイコンの種、はやく手に入れたいなあ...
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら
人気ブログランキング地域情報 &
にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。
ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html