デング熱Ⅰ型とⅡ型、それにジカ熱もクリアしたよと言うと、まるでデング・スタンプ・ラリーだね^^と日本の人に笑われちゃったけど、こうなったらデング熱罹患のエキスパートを目指すぞと、今回は
(デングの医療費が無料になったのを良いことに)、
熱が下がったあとで何回も血液検査を受けに行って、しっかりとデータを取っておくことにした。だってあとまだⅢ型とⅣ型がひかえてるもんね。一生のうちにスタンプがぜんぶ集めることができるかしら(笑)。
こちらで報告したとおり、発病は12月02日で熱が下がってから初めて病院に行ったのが12月06日で、以下がそれから3回やった血液検査の結果です:
12月06日
白血球数(WBC):
2760/μl
赤血球数(RBC):438万個/μL
ヘマトクリット(HCT):39.9%
血小板数(PLT):
12.6万/mm³
12月08日
白血球数(WBC):5670/μl
赤血球数(RBC):374万個/μL
ヘマトクリット(HCT):34.7%
血小板数(PLT):
11.1万/mm³
12月12日
白血球数(WBC):4460/μl
赤血球数(RBC):369万個/μL
ヘマトクリット(HCT):34.1%
血小板数(PLT):22.7万/mm³
基準値(女性)
白血球数(WBC):3500~9200/μl
赤血球数(RBC):384~488万個/μL
ヘマトクリット(HCT):34.4~45.6%
血小板数(PLT):15~35万/mm³
デング熱は熱が下がってからも「なんとなく不快感、本調子でない感じ」が残るものだけど、軽く済んだと思っていた今回のわたしのデング熱でも、発病一週間後くらいまで血小板数が落ちているのがわかる。もう少し症状が重い人だと軽く10万を切るし、わたしの知り合いは1時3万台までにも落ちたという。それでも彼は点滴のみで入院もせず、ひたすら水分の補給と休養で乗り越えた。
急激な40度以上の発熱で血液検査の結果がこういうデータだったら、日本の病院ではとんでもない騒ぎになるだろう。痛くもない腹を探られるというか...即入院させられて
血球減少の精査目的で骨髄穿刺までやられちゃった人もいる。その地域に症例の少ないビョーキだと見誤れるから要注意。熱帯~亜熱帯地方を旅行して数日から一週間後くらいにドッドーンと熱が出たら、まず医者に旅行のこととデング熱の可能性があることを告げよう(それでも処置を誤る医者はアウチ...)。
とにかくデング熱につけるクスリなし、最初からガンガン大量の水分補給とひたすらのびて休養をとること!あとパパイヤの葉の汁を飲むと血小板数がはやく回復するという話をたったいま知ったのだけれど、残念ながら今回わが身を使っての人体実験には間に合わなかった。次回のデング熱にかかったときには試してみたい^^
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再びデング熱?
http://suyap.exblog.jp/5743662
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流行病の正体
http://suyap.exblog.jp/5781537
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ヤップのジカ熱(ジカ・フィーバー/zika fever)について
http://suyap.exblog.jp/5837248
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デング熱の話
http://suyap.exblog.jp/6330943/
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病気はネズミや蚊のせいじゃない&日本は巨大な実験場!?
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郷に入れば郷に従い...デング熱その後
http://suyap.exblog.jp/14103781/
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デング熱...実況報告(追記あり)
http://suyap.exblog.jp/14111628/
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病院に行ってみた
http://suyap.exblog.jp/14136045/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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