11月に入ってからも貿易風が強まる前の穏やかな日和が続いている。
Oさんの家の前を訪れて涼しい庭でお話をしていると、ちょうど目の前には大きなサワーサップの木のがあって、収穫時の実が何個かついていた。それらをぼんやりながめていると、スーッと黒い影が飛んできて、いちばん上に生っている実のそばに止まった。ヤップでは
ガップルーといわれている
ミクロネシアムクドリ(
Aplonis opaca)だ。フルーツばかり食べている鳥なので、日本統治時代の日本人たちはパパイヤカラスと呼んでいたけれど、名前のとおりカラスの仲間(Corvidae)ではない。
いかにもおいしそうに、夢中になってサワーサップの実を食べている
ガップルーに見とれていると、気づいたOさんが「やれやれ、あの実はあなたにあげようと思っていたのに...」と腰を上げた。あっ、そのままにしておいて!と
ガップルーの写真を撮りたかったわたし(笑)。
でも時すでに遅く...わたしたちの気配を察した
ガップルーは、来たときと同じようにサーッと飛び去ってしまった。Oさんにお願いして彼(彼女?)が食べていた実を取ってもらうと、身の軸を中心にして放射状に
ガップルーの歯型(嘴型)が!
ところで
9月に花をつけた我が家の小さなサワーサップの木だが、せっかく受粉した(らしい)のにその後ほとんど変化が見られない。あれから何個か花をつけ、それぞれに小さな小さな実の「元」を残しているけれど、どれも大きくなっている気配はなし。こういうスローペースがサワーサップに固有のものなのか、それともうちの貧弱な土によるせいなのか...今後が楽しみ楽しみ(笑)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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