ヤップの西側にあるカダイ村には素敵な石畳道が残っており、島内観光などでもよく訪れる。その奥には大きなガジュマル(
Ficus microcarpa)の木があって、それをわたしは
ヤップのトトロの木ですとゲストに紹介したりする。そういえば5年以上も前に書いた
神さんが住む木という記事で、この木のことを紹介してたっけ
(ああ、懐かしい^^)。
普段は大きく張り茂った枝や葉で覆われて、日中でも木のまわりは薄暗い。それが今回行ってみると、やけに明るくなっているのに気がついた。
なんか変だよ!!!
思わず樹上を仰ぐと、そこにはそれまで見たこともないようなスペースがぽっこりと開いて、青空が見えていた。
え~、いったい何事が?
と木のまわりをよく見ると、大きな幹が突き刺さっていた。
ますます混乱して、上を見たり、下に突き刺さっている幹を検分したりしてわかったことは...どうやら高いほうの太い幹が折れて落ちたらしいということ。
これはいったい自重に耐え切れなくなって落ちてしまったのか、それともなんらかの人為が木にストレスを与えてしまった結果なのか、とても気になる。
思い返せば2002年3月の台風ミタグ以来、何度もやってきた大きな台風のたびに、この木はずいぶんたくさんの葉を落としていた。そのうえ数年前には、おそらく観光客が近寄りやすいようにという配慮で、カダイ村は木のまわりの下草や潅木をきれいに払ってしまったのだった...。
沖縄でもヤップでも神さん(精霊)が住むと伝えられてきたこの木は、昔の人々が見つけた大事な自然のバロメーターのひとつなのだろう。この
アウがなんとか勢いを盛り返してくれますように!またそういう自然のパワーとそれを感じられる人々が、これからもヤップに残っていきますように...。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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