8月の後半から10月も半ばまで、ほんとうに雨がよく降った。おそらくそんな気候のせいもあって、ヤップでは今ふたつの伝染病が流行っている。
そのひとつは
レプトスピラ症(leptospirosis):
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国立感染症研究所:レプトスピラ症
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03_012/k03_012.html
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動物由来感染症ハンドブック
http://www.med.or.jp/kansen/animal/dog/02.html
ヤップでは主にネズミの媒介から広がるとみられており、ネズミの尿の混じった土や泥がついた食品や、それらが流れこんだ水や海水をガブッと口に入れたり(経口感染)、あるいは接触しただけでも感染(皮膚感染)するといわれている。ただレプトスピラ・スピロヘータは熱や乾燥に弱い細菌らしく、口にするものをよく加熱したり、雨が少なくなって土地が乾いてくると感染は防げる。
このレプトスピラ症も他の感染症と同じく、感染してもみんなが発症するわけではない。まったく感染に気づかず無症状で終わる人もいれば、5 ~14 日間の潜伏期のあと、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、腹痛、結膜充血などの症状が出て、悪化すると第4 ~6 病日に黄疸が出たり出血傾向が増強する...というケースもたまにあるらしい。現代の日本でも沖縄あたりではたまに流行があるようで、とくに水辺で仕事をする漁師や観光ガイドに発症例が多いという。
もうひとつ流行しているのは、このブログでもお馴染みの
デング熱(Dengue Fever)、左の
ネッタイシマカ(
Aedes aegypti)が運び屋さんだといわれている(
写真はWikiのPicture of the dayから。Photo credit: Muhammad Mahdi Karim)。
過去にホンモノのデング熱を1回、デング熱のマイルド版といわれるジカ熱を1回、実際にわが肉体を通して経験しているわたしとしては、これらの病気についてもちょっと一家言ありまして...(笑):
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再びデング熱?
http://suyap.exblog.jp/5743662
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流行病の正体
http://suyap.exblog.jp/5781537
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ヤップのジカ熱(ジカ・フィーバー/zika fever)について
http://suyap.exblog.jp/5837248
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デング熱の話
http://suyap.exblog.jp/6330943/
そういう経験からつくづく思うに、ヤップ島のような「熱帯」に住む以上は、レプトスピラのスピロヘータちゃんやデングのウィルスくんとも仲良く「共生」していくのが自然なのだなと。だから病気をネズミや蚊のせいにして、「駆除駆除」と騒ぐのはおかしい。もちろん両方ともあまりお近づきになりたくない生物だけれど、彼らが介在してスピロヘータちゃんやウィルスくんが入ってきても
ダイジョーブな身体にしておくこと、これはこのの地に住む者としてのマナーではないだろうか。
このままいけば11月後半ころから貿易風が強まり空気も乾燥してくるので、今回のレプトスピラ症やデング熱の流行も、そのうち衰退していくだろう。
∞∞∞ 閑話休題 ∞∞∞
さて
井口和基さんの記事にまたびっくりさせられた。これをどう受けとるかは読み手の勝手ですけどネ:
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ヒトラーの東方予言「東方は巨大な実験場になる」:「永遠の未成年者の誕生」
http://quasimoto.exblog.jp/14930006/
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日本は「東方の巨大な実験場」!?:ヒットラー予言の新人類誕生物語!
http://quasimoto.exblog.jp/16119042/
二度の原爆投下、チッソの水俣病、四日市をはじめとする公害によるゼンソクの蔓延、地下鉄サリンに豚インフルのタミフル世界一使用量...そしてあげくの果てのフクイチ、それを助ける米軍がトモダチ作戦だって!?
米軍、日本での原発危機対応で貴重な教訓得る
(ウォールストリートジャーナル日本語版 2011年6月21日)
先週沖縄を訪問したアモス米海兵隊総司令官向けの背景説明で、在日海兵隊当局者は、震災支援で発動された「トモダチ作戦」について、最悪の戦争シナリオに対する米軍の対応を研究する上で有益だったとの認識を示した。
同作戦に関わった第265海兵中型ヘリコプター飛行隊指揮官のダミエン・マーシュ中佐は「トモダチ作戦は恐らく、放射性環境下では最も有名な作戦になるだろう」と述べた。
米海兵隊の航空機が放射能汚染下で作戦行動するのは今回が初めて。マーシュ中佐は、この経験は「戦略的な価値がある」と強調。アモス司令官に対し、将来、「原発災害、ダーティボムやテロ事件などがどこかで起きた場合、われわれが対応できることを想定することは難しくない」と説明した。
〇Darkness of ASIA:
日本人はモルモット。私たちを実験動物のように観察する世界
http://darknessofasia.blogspot.com/2011/10/blog-post_21.html
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Beyond 5 Senses:驚きの癒着!インフルエンザ・ワクチン業界とWHO, CDC
http://tamekiyo.com/documents/healthranger/gale_null.html
日本以外ではあまり売れなくて余りまくったワクチンを、アメリカはいまだにミクロネシアに「援助」と称して配給している。つい先月もヤップ州はわざわざ連邦政府の連絡船をチャーターして、離島にワクチン接種チームを派遣した...。
ちなみにわたしは予防接種だの、ワクチンだの、得体の知れないクスリだの、自分が納得しない現代的医療措置は絶対に受けないしやらせない主義。自慢じゃないけどヤップ州立病院のわたしのチャート(カルテ)の「予防接種」欄には、デカデカとRefused(拒否)と書かれている。
免疫機能が外圧に負けて「病気」になることはあっても、「病人」(ニンゲンとして存在自体が病んで依頼心だらけになったヒト)にはなるな!という教えがあるけれど、わたしもつねづねそうありたいと願っている。だって過保護のペットとニンゲン以外の動物は、みなひとりでひっそり病気を治すでしょ?
しかしそのためには日ごろからの研鑽努力も必要でありまして...とくに多量の放射能の舞い飛ぶこの時代には、それはなかなかのチャレンジでもあり...だからといってヒットラーだかなんだか知らないけれど、
誰がアンタらの実験台なんかになるものか!(怒)いかなる困難に出会おうとも、自己を直視すること以外に道はない。
いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、それを直視することの他に我々にすべはない。
「真理はあなたたちを自由にする」
(Η ΑΛΗΘΕΙΑ ΕΛΕΥΘΕΡΩΣΕΙ ΥΜΑΣ ヘー アレーテイア エレウテローセイ ヒュマース)
ヨハネによる福音書8:32
以上はいま話題の
立教新座中学・高等学校長、渡辺憲司の卒業生への言葉から。うわ~勇気と元気が出てくるなあ!
そしてその
現実を直視する自由を生きるためにも、まず健康な身体をつくりましょってことで、
きょうも元気に乳酸菌生活♪ やってる?
以下、ご参考まで!
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放射能生活の注意事項
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米とぎ汁乳酸菌の作り方(画像をクリックすると大きく見られます):
500ミリリットルのペットボトルに入れた米とぎ汁に黒砂糖大さじ2杯と自然塩小さじ1/2杯ほど加えて朝晩よく振ると、もっと発酵が簡単にいきま~す。振るとき以外はボトルのキャップは緩めておいてね。
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放射能対策の乳酸菌風呂(画像をクリックすると大きく見られます):
お風呂を乳酸菌でいっぱいにしなくても、乳酸菌をシュッシュッと空気中にスプレーしながらゆっくりお風呂につかるだけでも、すごい効果がありそう...
(湯船どころかお湯も出ない家に住んでいる身としてはうらやましいわあ~~)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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