ダイバーが減ってマンタたちご機嫌です♪
(おれたちマンタを「売って食って」るニンゲンどもめ、いま減った客を取りもどそうと必死で宣伝してるよーだが、この経済じゃそんなにお客は望めねえだろ、うっしっし by マンタ連合)
ヤップ島でニンゲンがマンタをじっくりと見ることができるのは、彼らが身体の掃除をしてもらいに来るスポットを「たまたま」見つけられたからだ。しかしそのスポットも、ミル・チャネルだけでもこの20年のうちで5ヶ所も移りかわっている。
その理由はおそらく、1)ダイバーがしがみついたり蹴飛ばしたりしてサンゴが壊され死んで、そこを住処にしているマンタの身体の掃除をするサカナがいなくなったため、2)土地開発によって流出を続ける濁った泥水などによる環境変化のためサンゴが弱って死んでいくため、3)オニヒトデが発生してサンゴが食われたうえ、前記の理由で回復が進まないため、4)マンタのほうでも、「うざいぜっ」とその場所を避けるようになったため...などとと思われる。
だから、ヤップでいちばん小さいダイビング屋であることを誇りにしているsuyapとしては、このようなダイバー激減はマンタとともに喜ばしく思っている面もあり(苦笑)、あんまり来ないでいいよ~オキャクサンと念じつつ、それでもほんとうにヤップとご縁のある、マンタやニンゲン以外の生きとし生けるものと共感できる(したいと思っている)方々だけが、いらっしてくださったら良いのにな~と、水中で夢想する日々であります。
ところで目の前には5匹のマンタたち。え~と本日の登場マンタは...チビオスのM-90くんに(上左)...ティーンエイジを過ぎてやや貫禄が出てきたメスマンタF-84ちゃん(同右)。
しばらく2匹で仲良くクリーニングを受けながらじゃれあっていたのが、だんだん動きがハイパーになり...
いきなりわたしの頭上をすごい勢いで通り過ぎたF-84ちゃんを、バフバフと鼻息も荒く追いかけるM-90くん!
くるりと振り向くと、ありゃりゃ始まってる...?!
このあと二
人匹がどうなったかは、われわれの感知するところではございませぬ(笑)。
ただいま水温はまだ29度もあり(マンタたちも汗をかいてるかも?)、いままでの経験では水温の高いときには水路で見かけるマンタの数は少なくなるのだけれど、やはりダイバーが減ったことがマンタにとっては相当なストレス軽減になっているのか、しばらく(ニンゲンの目の前で)見かけにくくなっていたマンタのラブラブシーンが、このシーズンには再び見られるようになるのかなあ...?という期待もちらほら。
それだからなおさら、
マンタたちを追っかけまわし「激写」して得意がるような不届き者がやって来ないことを祈る!
それと同時に、世に出ているマンタの写真を見る方々にお願いです。被写体になっているマンタたちの目をじっと見て、彼らの心理状況を想像してみてやってください。どんなに「良いアングル」で「すばらしい瞬間」を捉えたように見えても、マンタたちの目にちらとでも緊張感を見て取れるような写真なら、そのカメラマンの立ち居地はマンタ側にではなく、彼/彼女側あるいは財布側(商業写真であれば)にあるということです。マンタだけでなく、生物写真はみな同じですけど。
こんなsuyapとでも一緒に潜ってみたいという奇特な方々へお願い: 小さめの旅行代理店さんにうちを指定でリクエストしてくださるか、直接お問い合わせくださいませ♪ 雑誌で宣伝されたり、インターネット検索でいつもトップにくるようなパッケージ・ツアーをお申し込みになりますと、永遠にわたしどものサービスにはたどりつけません^^ 大宣伝には穴(嘘も)あり!お気をつけあそばせ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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