※昨夜から書きかけの記事を、けっこう気合入れてようやく仕上げてアップロードしたら...消えちゃいました。もう一度書き直し~(悲)
9月に入ってからというもの来る日も来る日も雨続きだったけれども、昨日からようやくスカッと晴れたお天気が戻ってくるような兆しがみえてきた。そろそろ10月も後半だから、例年ならこれから貿易風が強まるまでの一ヶ月ほど、束の間の好天と穏やかな海況に恵まれた日々が期待できるはず。満月ちょい過ぎの昨日の朝も、そのようなまったりとした海に恵まれ、早朝スノーケリングにもマンタ大勢が出てきてくれた^^
ところで
4月に買ったばかりのカメラを8月に泳がせてからというもの、手持ちのコンデジの中でまともに機能するのは大昔に使っていたカシオのExilim EX-Z40だけという悲惨な有様になってしまっている。しかもこの古いEX-Z40はモニター画面がとても小さくて暗く、衰えたわたしの視力も相まってか、水中ではモニターの画がほとんど見えないという始末で、ほとほと根を上げている。それが昨朝は気持の良い日の出に釣られたせいかヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たるかもと思いなおし、久しぶりにカメラを携えて水中に入った。
ミルチャネルの奥のシャローシャローというポイントは、マンタがクリーニングを受けるトップの水深が5~6メートルと浅いので、少々透明度が落ちてもマンタさえいてくれれば、スノーケリングでも充分に水面からこの大きな生き物を観察できる。とくに昨日は久しぶりの好天にマンタも気を良くしたのか、あるいは最近ガイド仲間でよく話に上るように(世界不況のあおりを受けて)激減したダイバーにマンタがホッとしているせいか(笑)、なんと水に入ってから上がるまでの約3時間半、複数のマンタが途切れたことはなかった。
実際の個体数はもっといたような気がするが、同時に見える範囲で数えた最大数は7匹。水面からではお腹の模様が見えにくいので個体識別は難しいけれど、中には新顔のチビオスもいた。
ダイバー減ってマンタ戻る!なんか良いなあ...と、ダイビング屋らしからぬほくそ笑が浮かんでくる。何事もニンゲン中心に考えてはなりませぬ。
ご案内していたのはアメリカはフロリダ州在住シニアのガッツ姉妹で(ウエットスーツも着ずに3時間半も水に漬かりっぱなしなんて、日本人なら身体が冷えてまずできないよね)、「あたしたちは子供の頃から水に慣れてるのよ」といってライフジャケットも着けてくれず(苦笑)、ご覧のとおりマンタとのランデブーをたっぷりと満喫しておられた。
さすが根っからのネイチャー派だけあって、「マンタの近くで潜っても良いかしら?」と聞かれたとき、「潜る前にマンタの動きをよく観察して進行方向の妨害をせず、マンタと心を通わせるようにして彼らが嫌がりそうなことをしなければ」と言っただけで、ほぼ完璧にマンタとの距離をとってくれていた。それに姉妹でちゃんとバディシステムを守って、交代で潜っているのにも感心した。
自然とのおつき合いはマニュアルやルールを作れば良いってものじゃないのよね...というのが、後でお二人との会話を通して出てきた合意点。まず観察者自身が見て、感じて、それから考えたあとの行動でなければ、いくら外からルールを押しつけたって環境へのハラスメントは減らない。それと同時に、ひとつところに「量」を投入しないことも大事ね!と。
というわけで、このまま世界経済がゴチャゴチャしている間に、またのんびりした昔のヤップに戻ってくれるように祈っているのだけど、島の人ら(とくにエライさんら)の中には、アメリカが駄目なら中国だっ!と、外資による大型開発を騒ぎ立てているのがいる昨今のヤップ...はてさて、どんな未来が待ち受けていることやら...。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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