いきなりですが...食べた物が身体をつくる(身土不二)わけだから、地産地消いや本来は自給自足が理想です~♪
(だからこそフクイチから毒をまき散らされて土壌が汚染された日本の問題は深刻なのですが)
さて現在のヤップには「販売」を目的に作物を育てている農場(といっても極小規模だけど)が二箇所できたお陰で、商店で販売される地産の青物野菜が以前に比べればいぶんと増えた。ひとつは中国人経営、もうひとつはバングラデシュ人経営で、中国農場産の作物は見るからに過栄養な育ち方なので、店で野菜を買うときには必ずバングラデシュ農場産であることを確かめてから買うようにしている。
それらの農場の主な産物は、ヤップでも長く細々と自家消費用に作られていた野菜が多くて、キュウリ、ナス、ニガウリ、空芯菜、オクラなどと、このマメ⇒
ヤップ人も
マメと呼ぶこの作物のことを、わたしは長いこと、サヤインゲン(Phaseolus vulgaris)も南方に来るとずいぶんデカク育つものだなあと勘違いしていたけれど、実はこれ、ササゲ(
Vigna unguiculata)だったのですね。
マメと呼ばれるからには、ササゲも日本統治時代に初めてヤップにお目見えしたのかもしれない。
わたしにとってのササゲは、小さい頃おばあちゃんがよく炊いてくれたササゲご飯の、あの赤紫っぽいアズキに似たマメのことだった。だからこれがササゲの若いサヤだと知ったときには、けっこう驚いたものだ。しかしササゲが日本に入ってきた歴史は古く、マメとしてだけでなく若いサヤも長く食べられていたようだ。ところが戦後になって米大陸原産のサヤインゲンが普及し始めた頃から、ササゲは次第に市場に姿を見せなくなったという。そんなササゲだが暑い時期にガンガン育つので、東南アジアでは今でもたいへんポピュラーな作物らしい。
そんなにガンガン育つなら、ひとつ猫の額のわが菜園にも植えてみようか...と、
やってみたら、いや~、すごい生命力です!3日目で発芽というスピードにウワッと思っていたら、その後ぐんぐんとツルが伸びてきたので、あわてて余っていた塩ビパイプを支柱に立てて...まだ1ヶ月もしないうちに花がつき、今では2日おきに数本(でいいのかな)ずつ収穫できるペースの便利な台所野菜となっている。
←このように上向きに長く伸びる柄の先に花のつく形が物をささげる手つきに似ていることから、「ササゲ」という名がついたのだという説もあり?ひとつの柄にはふたつの花がつき、順調にいくとそのままふたつの莢(さや)が育っていくのは、多くのマメ科と同じ。でも莢ができる前に花が落っこちちゃうケースも、なぜかわが菜園には多し。
ビールにはエダマメでしょってんでダイズも少し(3本だけ)植えてみたのだけれど、これらマメ科の生命力には驚かされっぱなし。100%自然堆肥(落ち葉+台所生ゴミ+海草+ナマコ少々)をもくろんでいるので、まだ土作りが完璧にできていない貧栄養の猫の額菜園で、エダマメとササゲだけ群を抜いた勢いで育つのを見て、ちょっと複雑な心境でもある。それじゃなくても狭いスペースの中で、マメ科の連作はできないしなあ...。ほんとうは早くとびきり辛いダイコンをやりたいのだけど、ダイコンの種が手に入らないし...(涙)。
このところ暇になったせいもあり、やたらと菜園づいているのでありました~♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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