ヤップはきょうも朝のうちは雨が残り、日中も曇りがちなお天気だった。夕方から少し乾いてきたので家のまわりを見まわしてみたら、なんとそこら中で花盛り!
さて↓これ↓は、何の花でしょう?
この5ミリくらいの小さな花は
島トウガラシ、後ろに緑の実が見えるでしょ?
うちはオンボロの平屋建て木造借家で庭もほんとうに猫の額しかないのだけど、大家さんの敷地は広くて、そこにはたくさんの有用植物が植わっている。
この↑
島トウガラシ↑もそのひとつで、ちょこちょこっと料理に使う分には、勝手に採ってもいいよと言われているので助かっている。たくさんあるトウガラシの品種の中でも、この小粒のやつが島で一番辛いのだ。
さて、次の↓これ↓は、なんでしょう?
そう、これは先日の
風邪ひきレメディでも紹介した
クサトベラの花。これも2センチくらいと小さくて可憐なのだけれど、写真がちょっとボケちゃって...残念!
花の写真はこちらのリンクのほうが、ややマシかも...です。
クサトベラ(
Scaevola sericea)もヤエヤマアオキ(ノニ:
Morinda citrifolia)に次ぐくらい有用な薬用植物で、目薬、胃腸薬、風邪薬など、わたしが聞き及んでいるだけでも、相当数のレシピがある。たとえば目ヤニには、白い実をそのまま目の上で絞りかけると、あら不思議!目の中がとってもサッパリするよ。健胃用には、葉っぱを水に漬けて抽出液を飲む。これはたぶんじわじわと効いてくるのだろうから、長いこと試してみる必要性がまだ無くて、自分で実験はしていない。そして
風邪ひきレメディはこちらの記事で紹介したとおり。
このクサトベラが大家さんの庭に進出してきたのはつい最近のことで、誰かがわざわざ植えたのか、あるいは自然に生えてきたのか、わたしは知らない。クサトベラはわりと荒地や海岸近くに多いので、グリーンに恵まれたこの場所に合うかどうかわからないけれど、ちょこちょこっとしたレメディには、これからは身近で簡単に摘めるので安心だ。ある程度しっかり根づきますように!
さて↓これ↓は?
ジャジャーン、パパイヤの雄花で~す♪(笑)
トウガラシの小花といい、これといい、1センチ未満の小さな花が、10年物の小さなポケデジでここまで撮れただけでも嬉しいな。パパイヤの
雌花はこちらの記事でどうぞ!
そして次に↓控えます↓のは...
香りの女王、イランイランの花!意外にも、イランイラン(
Cananga odorata)は
サワーサップ(
Annona muricata L.)と同じくバンレイシ科(Annonaceae)なんですね。この大家さんちのイランイランを、ときどき
手作りボディオイル用に使わせてもらってるが、いちばん香りの良いときに摘もうとすると、なかなかタイミングが合わなくて、量を集めるのが大変だったりする。
そして最後に、
ビンロウの実がまだ少ねえよ...と、スタッフのチョメがきょうもぼやいてたけれど、↓今が花盛り↓ですってば!
ビンロウの実は、例年初夏から夏にかけて収穫量が減る上、ヤップ最大の輸出用農作物となった近年は、実が少なくなると、島内の売値まで暴騰する始末で(
ビンロウジ・ビジネス 参照)、そうなると、少々実が増えはじめてもすぐに採って売ってしまうので、なかなか出回る実が増えないのだそうな。
この実もきっとまわり中が固唾を飲んで採り頃を待っていることだろうから、いくら大家さんちにビンロウジュがたくさん植えてあっても、ビンロウの実だけは断りなくいただいてはなりませぬ^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら
人気ブログランキング地域情報 &
にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。
ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html