家の前のノニの木が電線に触れるほどになったので、高い枝を剪定したら、手の届かないところにあった実がたくさん収穫できた。
バケツ半分ほどになった半熟のノニの実を、きれいに洗って乾かし、ジュース作りの準備をする。
といっても、作業はいたって簡単で、きれいに洗って乾かした密閉できる容器に、やはり乾いた実を入れておくだけ。
完熟した実は臭いが強烈で、柔らかすぎて洗えないから、その直前の白くなった状態の実を漬けるのだけど、全部の実がそういう状態で取れるわけではない。そして緑から白に変化すると、すぐに完熟して柔らかくなるから、理想のノニ・ジュースを仕込むタイミングはなかなか難しい。
しかし白くなる前の、まだ緑の固い実を一緒に漬けこむと、容器の中で熟れる実もあるけれど、熟れずに黒く変色する実もあって、そういう実の多すぎる仕込みは、良いジュースにはならない。
そこで、まだ緑の強い実はすぐには容器に入れず、しばらく外に置いて緑から白に変わるのを待って、容器に加えていくという方法をわたしは取るようになった。こうすれば、緑のまま熟れずに萎れていく実を分別し、取り除くことができる。
そして↓こちら↓が、漬けこんで数カ月後の状態。
ノニの実は密閉容器の中で発酵していくから、ときどき容器のふたを開けてガス抜きをしながら、ジュースが上がってくるのを待つだけ。最初は透明だったジュースが、だんだんと茶色>こげ茶色>濃い茶色へと変化し、ほぼ黒色になったところが、飲みごろだ。
一度作ったジュースは何年でも置いておけるが、だんだんと成分の効能は失われていくとも言われている。今回のように、大量の実が収穫できたときに一気に作り置きして、次の大量収穫のときに前回分を絞って飲用を開始するというサイクルが、うちのノニの木の生産量とわたしの消費量が釣り合っていてちょうど良い。
絞ったノニ・ジュースは、こうしてペットボトルに詰めておき、毎日朝晩、おちょこ一杯くらいずつ飲んでいると、すごいパワーが体に沸いてくるような感じがする。お味はもちろん、市販のノニ・ジュースと遜色ないか、むしろそれより美味しくさえ思える(笑)。
絞りかすはココナッツオイルと混ぜておけば、これが切り傷・ただれ・火傷など、皮膚のトラブル全般の万能薬となる。とにかくインド原産とされるノニという植物は、太平洋の民が各地に持ち運んで移住した、細胞を活性化して万病の予防と治療に効くミラクル・プラント、ヤップの伝統薬にも多く使われている。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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