しばらく熱帯低気圧や台風の接近がなく、のんびりした日々を過ごせていたけれど、いよいよ再び、これらに「当たる」周期に入ったようだ。今夜半、熱低(04W)がヤップ島の南をゆっくり通過していった。
昨日から今朝にかけてはとても穏やかなお天気だった。今から思えば、ここ数日やけに蒸し暑く、熱低の「生まれやすい」条件がそろっていたような気がする。それなのに、ああそれなのに...他のことに気を取られてて、午前中にボートを移動させそびれてしまった...(大反省)。
5月の大潮後で午後には大きく潮が引く。しかも頼みの番頭チョメは、
北端の島ルムングの実家に行ってて戻って来れない
(ルムングには橋がないのでボートでしか移動できず、潮が引くとボートも動けない)。ヤキモキしながら潮が上がるのを待ち、夕方、強まる風雨の中をずぶぬれになりながら、もうひとりのスタッフとなんとか日没前にボートの移動を完了、そのあと、大きく揺れ始めた
桟橋もロープを張って、まわりの木々にくくった。まさに間一髪、海況の変化は速い。
さんざん悩んだボートの避難場所だけど、まだ潮が低くて
いつものマングローブ域に近づけず、結局、コロニアのラグーンの中しか選択の余地がなかった。ここでもほぼ持ちこたえられると思うけど、本気で風が強くなるとちょっと心配なので、風と潮の推移が見通せるまで、夜回りをすることにした。
そう、風と波以外の心配は、高潮だった。今夜の満潮は午後11時29分で、このとき風が強烈になっていると、高潮になる恐れがある。案の定、11時が近くなると、ガニール橋は波をかぶり始めた。桟橋やガニール橋を見るため海岸に車を止めると、風圧で車が揺れる。ドアを開けるときも用心しないと閉まらなくなる。それでもまだ出歩けたから、風速は15メートル程度か。何かにつかまらないと立ってられなくなるボーダー値が風速25メートルというのが、わたしの経験的風速判断になっている。
風は予報よりもゆっくりと東から東南東にシフトしていった。南東の風に弱いマリーナの桟橋はこれからが正念場だけど、あとは運を天にまかせるしかない。今回のはまだベイビーだから、たぶん大丈夫だろう。グアムからのフライトも無事着陸したようだ。
この熱低(04W)は明日あたりは台風に昇格し、フィリピンのルソン島方面を目指して北上する予定。それからコースを北寄りにとって、日本に接近して台風2号になるのかな?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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