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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ようやく「猫の町」から戻ってきました...!?

お陰さまで少し忙しい思いをさせていただいたゴールデンウィークが終わるとともに、ヤップでは3連休の週末を迎えた。先週金曜日、店番のG嬢が帰る間際、「じゃ火曜日にね!」と言うまで気がつかなかったのだけど、本日(5月10日)のミクロネシア連邦憲法記念日が昨日に振りかえられていたのだった。
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日曜早朝便で最後の連休ゲストがお帰りになると、しばらく予約が入ってない、わ~い(笑)。やらなきゃならないデスクワークは山積みだし、忙しいときには気になる原発や世界のニュースもあまり見てないし、このブログもやっつけだし、家の掃除もしなきゃ...なのだけど、み~んながお休みモードに入ってるこんなときにゲストも途絶えると...わたしの脳内スウィッチはプッチーンとシャット・オフしてしまい...気がつくと、目は部屋のある一角を泳いでいた。

そこにはゲストが置いていってくださった種々の本が積み上げてあり、ジャンルがなんであれ(活字ならなんでも良いですから置いてってえ~~)、いったんストーリーを読み始めると止まらなくなるわたしは、忙しいときには絶対に近寄らないようにしているのだけど、そこに村上春樹さんIQ84 ハードカバー全3巻が、もう長いことドーンと鎮座していた。そろそろ、これを読むことをじぶんに許そうか...。

そんなわけで、土曜日夕方から丸2日半、IQ84あるいは猫の町に、どっぷりトリップしておりました。あれはいったい、なんだったのだろう...。まあここで春樹さんについてどーのこーのいう気はないけれど、読み始めたら最後、ぐんぐん読者を引っ張ってしまうってのは、やっぱりグレート・ストーリーテラーだなあ。でも、わたしに春樹ワールドをちょっとだけ見直させた作品、羊をめぐる冒険のような覇気が感じられないのは、やはりお年のせいでしょうか...?

##なんだかんだいっても、春樹ワールドには読み始めると止まらない魔力があるのは確か、くわばらくわばら(笑)。

##そうはいっても、台風被害にあって屋根も破れた状態で、電気も水も長いこと止まった日々の夜、灯油ランプの乏しい光の元でも熱中して読めるのは、やはり大江健三郎さんの四国の森ものだね。7年前、そうして読んだ懐かしい年への手紙から、わたしは翌日へのパワーをいただきました...。ほんとうに自らの日常が崩れた状態では、IQ84はもちろん村上春樹ものを、わたしは手に取る気になれないと思う。
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読書といえば3.11の直前に、やはりゲスト本の中から、わたしは伊坂幸太郎さん終末のフールを読んでおり、津波や原発の事態が心配で眠れぬ日々を過ごす中、なんたるコインシデンス...!という思いをずっと抱き続けていた。今また自分が「日常が崩れた」状態に置かれたとき、伊坂幸太郎さんこれを再び手に取りたくなるかどうか...?う~ん、ひと息ついた頃には、「そうそう」と思い出して読み返してみたくなるかもしれない。しかしどちらかというと、日常が崩れる前に読むホンかもね。仙台で実際に災害を経験された作者の、今後の作品に期待したい。長い時間がかかっても良いですから、またいつか>伊坂さん

ようやく「猫の町」から戻ってきました...!?_a0043520_744376.jpgはてさて猫の町に行っているあいだに我が家のコメが枯渇してしまい、昨夕、ムリヤリ現実に戻って、休日でも開いている店を捜して買ってきた。しかし、いつも買っている黄色いパッケージのカルローズ米をその店では置いてなくて、見慣れないブランドの「福助」、5ポンド/2.26キロで$5.95なり、高っ!

買おうか買うまいか迷ったけれど、なんたってまだ頭は半分猫の町に行っちゃっており、そこに出てくるキャラに福助頭の牛河っていうのがいて、それがパッケージの福助さんとダブってしまって(なんたる単純さ!)、ついつい手を出してしまった。値段の安い黄色いパッケージのほうがお味もだんぜん良いけれど、「福助」もカリフォルニアから来たおコメです。

さて猫の町から戻ってみると、カンから菅さんが浜岡原発「一時」停止を要請してたり(「一時」のあとはどーするん?他の原発はそのままかい?)、日本各地で脱原発デモが行われても相変わらずマスゴミはスルー/過少報道だし、すごい人数が集まった渋谷のデモじゃ、また転び公安が仕込まれて逮捕者が出たようだ。一方、朝非朝日新聞がウィキリークスの暴いた「普天間移設関連」日本発・米国公電の翻訳を、なぜか一部隠して掲載...したらしい...まったくね。全部かどうか調べてないけれど、「隠した」部分も載った訳は↓こちら↓です:

極東ブログ:2009年10月15日の日本発公電
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2011/05/20091015-c366.html
極東ブログ:2009年9月21日の日本発公電 その2
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2011/05/2009921-7bb5.html

それにしても、福島原発第一3号機は、かなり心配な状況らしい。

カナダde日本語:福島原発3号機の爆発は水素爆発ではなく核暴走だった!
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-2691.html

わたしが何を言おうが書こうが、今まで大手マスゴミの報道をかたくなに信じていた人たちから、「こんな情報がありますけど」というような連絡を受けるようになった。環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さんのことは、このエントリーでも触れているし、フクシマが東電や政府がいってるように、そうそう簡単に収まるものではないことは、わたしも初めっから言ってたんだけど、この期に及んでまだ、大手メディアに載らないと気づかない(信じない)ヒトビト...。担い手のシロートかクロートを問わず、迅速な情報シェアと選択の蓄積によって、それぞれが必要とする情報をタイムリーにゲットして生き抜いていく時代に、もう入っているんだけどね。月はいくつ見えますか?(おっと...笑)

それでも...これからは自分の判断で良いと思うものをどんどん生活に取り入れて実践できる、生物体としての生存本能を大事にしているものたちだけが生き残れる時代なんだから、その方向でガンガン言ったり書いたりするっきゃない。煽りだのなんだのかだの言われようと、わかる(気づく)ヒトらが、わかれば(気づけば)イイ。それでもって今回はまた、飯島一郎先生のノウハウとエネルギーから、元気と健康をくみ取っていただけますように:

『光合成細菌』で放射能浄化!
http://grnba.com/iiyama/hikari.html#ws0420


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2011-05-10 07:59 | ヤップな日々
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