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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ヤップでも津波注意報…マンタと共に祈ってます

ヤップでも津波注意報…マンタと共に祈ってます_a0043520_20303359.jpgヤップ時間の午後4時前(日本時間の3時前)、ちょうど地震発生の数分後だったろうか、長いこと返事をしそびれていた友人にメイルの返信を送ったら、すぐに、たったひとこと、「大地震発生中!」という返事が来た。

びっくりして各社のニュース・サイトを開くが、まだ間がなかったせいか、あまり詳しいことは出ていない。結局、Twitterが、玉石混交・種々雑多な「情報」の交通整理と取捨選択をちゃんとすれば、遠隔地でもいちばん状況のわかりやすいツールであることがわかり、しばらくは夢中でTwitterを追っていた。

午後4時半で仕事を終わるG嬢と交代するため店に降りてみると、あちこちでツナミ、ツナミという声が聞こえてきた。マリーナの前に停泊しているヨットに乗っている白人のお姉さんから、「あなた、日本人?」と呼び止められ、「ツナミのこと知ってる?」と聞かれたので、情報、速いなと思いながら、てっきり日本の東北地方を襲った津波のことだと思い、「大変みたいだよ、10メートル近いの来ちゃったって」と言うと、大きく目を見開き手を口に当てて、なんか様子が変。どうやら彼女が聞いてきたのは、ヤップに津波が来るかどうか、自分らのヨットを避難させる必要があるかどうかを、心配していたようだ。

まわりのヤップ人も妙にそわそわしているので聞いてみると、ラジオで盛んに津波注意報を流しているとのこと。曰く、「日本で起きた大地震によって、太平洋各地に津波の恐れあり。ヤップには午後7時30分ころ到達する模様なので、海岸から離れて高いところにいること、今夕は魚とりなどで海に出ないこと、特にリーフの外には行かないこと。...」 このアナウンス、おかしいな...ほんとうに大きな津波が予想されたら、ボートに乗って沖に出ていたほうが安全ななずでは?(苦笑)。

それでも、マリーナのまわりではボートを避難させるものは誰もおらず、海岸傍のレストランにもけっこう客が入っていた。

震源地と断層の方角、そこからヤップまでの間にある島々の位置...などから見て、ヤップに来る津波はせいぜい数十センチ程度だろうと思えたので、わたしもとりあえずボートはマリーナに繋いだままにして、ビールを飲みながら水位を観察していたら、「予定」の午後7時半を過ぎても肉眼では変化が見えず、家に戻ってきた。三陸沖から西方にほとんど障害物(島)のないハワイ~南米太平洋岸には、より大きな波が行くのだろう。

そして気になっていた日本各地の原発施設...とくに福島原発では、半径3キロ以内の住人に「避難指令」が出たそうだ。わたしだったら3キロといわず、もっともっと離れたところからでも、風上に向かってどんどん逃げちゃう。たくさん昆布と梅干を食べながら。

まだまだ余震の続く中、寒くて暗い不安な夜を過ごしておられる被災地の皆さん、頑張ってください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2011-03-11 20:46 | ヤップな日々
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