いつも潜っているミル・チャネルの係留ブイの近く、水深10mくらいのとある場所で、急激にサンゴが痛んでいるのに気がついた。
ちょっと前まできれいなテーブル状になっていたサンゴが、端からボロボロ欠けていて、中には
サンゴのかさぶたができて蛍光ブルーになっているのもいる(
↑写真↑)。
かつてデバスズメダイの「家」としてにぎわっていた
↑こっち↑のサンゴたちも、今では4分の1くらいのサイズになってしまい、住人のデバスズメダイたちがずいぶんと減っている。
いったい何が起きているのだろうか?この異変の範囲は直径にして約30メートル、ダイバーから見て「きれい」で健康的なサンゴが軒並みやられている。誰かダイバーに恨みを持っている者が、わざと壊しまくっていったのか?でも、そんな馬鹿な...と思いながら写真を撮っていると、目の端に動くものが...!
きっきみ、だったのかあ?!?(ため息)
まだ中くらいサイズの
ゴマモンガラが、盛んにあたりを動き回っていた。雑食性のサカナで、たしかサンゴも食べるんだよね、こいつ...。
(以下Wikiより引用)生態:熱帯や亜熱帯の沿岸のサンゴ礁などに生息する。食性は雑食で、甲殻類、貝類、ウニ、サンゴ等を食べる。繁殖形態は卵生で、すり鉢状の巣を作って産卵し、卵を保護する。
ふう~~っと、ため息ついているすぐ側で、バリバリッという音がしたので振り向くと、
ゴマモンガラがサンゴをかじっている真っ最中だった。
前回の
「犯人は誰?」記事では、サンゴの壊し屋として不注意に海へアンカーを放りこむ輩を疑ったけれど、今回の記事では...飢えた
ゴマモンガラがサンゴの壊し屋とは...。
なんでも食べる奴とはいえ、サンゴではあまり腹の足しにはならないだろうし、こんなものまでかじるくらい腹が減っているということは、この辺のエビ、カニ、ウニ、貝類がまず減ったということで、なにか大事な環境の変化を教えてくれているのかもしれない。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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