去る1月27日、
パイロットを雇わないで大雨の中を出航し、ヤップのダイビング・サイトのひとつに乗り上げたMELL SENTOSAの座礁現場、その水中の様子を、1月31日に潜って撮ってきた:
北東の風に対して、ほぼ東南東の方向につっこんでいるのがわかる。
船首が止まった地点から、Vシェイプを撮ったもの(↑写真)。
突っこんだ地点から撮ったもの(↑写真)と、押しのけられた大きなハマサンゴの塊り(↓写真)。
中には水面に顔を出している塊りもあるので、現場はボートの上からでもすぐにわかる(↓写真)。
全長148メートル、最大幅23.3メートル、総トン数9,984トンの巨大なコンテナ船の、船首から約40メートル近くが
サンゴの浅瀬に突っこんで一昼夜過ごし、更に何度も後進をかけて抜け出そうとしたので、
乗り上げていたV字谷の壁面は固く押し固められており、船底塗料もしっかり付着していた。
座礁による直接の影響を受けていない水深6メートル以上ある場所でも、サンゴは大きなダメージを受けていた。とくに左舷側にボロボロ壊されたサンゴが散見される。
何かにひっかけられて固着地点からもぎ落とされたようなユビエダハマサンゴが、あちこちに見られた。
座礁現場から少し離れたところにこのようなダメージが広がっているのは、ロープを投げてひっぱったりといった、座礁後の作業が関わっているのではないだろうか?(怒)
まるで大きな浚渫現場のような有様を見て、出るのはため息ばかり。今後、ここを
MELL SENTOSAのV字谷とでも名づけて、潜るたびにサンゴや生息生物の回復状況を観察していきたい...
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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