ふだんはタロイモやヤムイモ、バナナなどのローカルフードとご飯、麺類などと、ローカルの野菜だけのベジタリアンで過ごしているわたしだけど、たまにサカナを食べたくなったり、何かの集まりでサカナを料理して持っていくことになったりするとき、獲れたてのサカナを捜す。
日本政府のODAでできた漁業公社でもマグロやカツオ、マヒマヒ、ワフーなどが上がったときにはサカナを売っているが、あんなアウトリーフで群れている大きなサカナは、ヤップでは「下等魚」(笑)、ヤップ人もわたしも大好きなのは、身近なサンゴ礁に住んでいる小さなサカナたちだ。
ヤップ島に生まれてヤップの名前をもらっている男なら、みんなそれぞれサカナを獲りにいく自分の海があり、基本的に自給自足だから、そういう小魚を買うという発想はないし買ったら恥ずかしい。しかしヤップ島以外の島から来ている人たちのために、商店によってはサカナを売っているところが何軒かある。ヤップの男たちも小金が必要になると、自分が獲ってきたサカナをそういう店に売りに来る。
リーフの浅瀬をモリを持って流しながら突いたサカナを、適当な紐に通して売りに来たものを、店では氷水を貼った大きなアイスチェスト(日本ではアイスボックスというのかな?)に保存しておき、客は氷水をかき分けながら、好きなサカナや重さの束を自由に選ぶ。
買うサカナが決まったら、店の者に声をかけて右の写真のように重さを量り、ポンドいくらで買っていく。今の相場は、買値がポンド1ドル10セント、売値がポンド1ドル35セント、わたしが今回買ったのは5ポンド(2.27キロ)だった。中くらいのブダイ2匹、小さなブダイ2匹、中くらいのムスジコショウダイ1匹、トガリエビス2匹、ノコギリダイ1匹、クログチニザ1匹で、しめて6ドル75セント!
供給は完全に売りに来る男たちまかせなので、サカナがいつもあるとは限らない。店にあるアイスチェストのサイズから考えても、1日の入荷が100ポンド(45.4キロ)を越えることは稀と思うし、仮に100ポンドが完売しても、店の利益はたったの25ドル、小売業もたいへんだね...。
これからこのサカナを料理して、花金の飲み会にそなえま~す(爆)
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