先月からコッソリと潜り始めた、新しいマンタのクリーニング・ステーション。今のところ、順調にマンタは来てくれているけれど...
たくさんダイバーが入ったあとはあきらかに不機嫌だし、マンタがクリーニングを受ける場所は主にユビエダハマサンゴの群生地で、柔いことこの上ない。
一ヶ月足らずのあいだに、もうかなりのサンゴがボキボキと折られている。上下写真の赤い矢印の先は、ダイバーがつかまったために折れてしまった箇所。
近くで見ると↓こんな感じ↓です。この場所にはユビエダハマサンゴ(下左)だけでなく、パラオハマサンゴ(下右)もニョキニョキ出ているのだけど、あちこちでこんな状態に。
その主な原因は、もちろんダイバーが不用意につかまってボキッというケースも多いけど、本人が知らないうちに、フィンで蹴飛ばしたりのしかかったりするケースのほうが、もっと多いと思う。みなさん、マンタに夢中なのはわかりますが...
こんな柔なサンゴたちのところへ、マンタにばかり目が行って環境に心を配れないダイバーや、生きたサンゴと死んだサンゴの区別もつかないダイバーどころか、浮力調整さえおぼつかないダイバーを案内することについて、われながら良心の呵責に苦しみ...あんなにブリーフィングしたのにぃ...(涙)。
そんなわけで、マンタに夢中なダイバーたちの後ろで、わたしはコツコツと折れたサンゴの修復作業をして罪滅ぼし。
♪親の因果が子に報い...賽の河原で石を積むぅ...♪
サンゴは産卵によって子孫を増やすだけでなく、壊れたカケラからもクローン増殖できるのだけど、ポロポロと転げ落ちたカケラの生存率は悪いし、なにより見た目も劣る。早めに元通りにしておけば、あとはサンゴが自力でくっついてくれるからね。
そんな作業を繰り返すわたしの側を、イロブダイの幼魚がご
苦労さん!と言いたげに通り過ぎていった。
たとえ自己満足と言われようとも、何もやらないより、やったほうが良いもんねっ!
それと同時に、ここにダイバーを案内する前にしっかりとスキル・チェックをし、環境への配慮についても徹底したブリーフィングを強化していこう...。他サービスも同様の配慮をしてくれることを、ぜひぜに期待した~いっ!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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