あらっ、もう12月...しかし南国のヤップでは、貿易風が強まるくらいで、気温はまんま「夏」。それで今回は、
一部の読者にちょっと受けたバナナの味くらべに気をよくして、パート2、いきます^^
コロニアの端にあるローカル・マーケットに、ちょっと見慣れないバナナが掲げられていた。ヤップでは
アライと呼ばれる、中身もオレンジ色になるバナナの品種があるが、その中でもこれは
アライ・ニ・ギールと呼ばれているもの。このひと房で15ドルという値段がついていた。しかし店のおばちゃんによると、
このバナナの持ち主が自分で食べたいから売っちゃ駄目だっていうのだって。でも、このバナナを見て立ち寄るローカルの客が増えているそうだから、宣伝効果はあるようだ。
やっぱり珍しいバナナ、貴重なバナナは、みんな売りたくないんだな...と思っていると、
こっちにもきょうは珍しいバナナがあるよとおばちゃんが指してくれたのが、これ→、
パウ・ニ・マラヨウだ。熟れても黄色くならず、幹も高くならないので、パウ・ニ・ゴッチゴッチケンギン(背の低いバナナ)という人もいる。
数日すると、←こんな風に、薄黄緑色に斑点がはいった状態で熟れた。
これは、おじいちゃんの一番好きなバナナよとG嬢。香りが高くて、すご~く甘て柔らかい。ヤップのバナナを知っている人には、
シュガの甘さと、
フロリダの香りを強くしてミックスしたような味...といえば、ご想像いただけるだろうか?
もうひとつゲットした珍しい品種は、
パウ・ニ・メリケン、訳すとアメリカ・バナナとなる、これ→
このメリケンやフロリダなど英語由来の名がついたバナナは、おそらく戦後入ってきた品種で、ヤップではそんなに古いものではないだろう。フロリダはその繁殖力と手間のかからなさのお陰でヤップ中にはびこったけれど、メリケンはかなりマイナーなタイプだ。
やがて完熟すると、皮の赤色は増したが、←中身はごらんのとおり、他の多くのバナナと同じく、黄味がかった白。お味はというと、酸味・糖度・粘りがやや高いほかは、たいして特徴のない感じだった。このバナナを細々と植え続けている人は、たぶん、その皮の色の珍しさもあってのことじゃないかな?
普段、何気なく目にし口にしているヤップのいろんなバナナを、こうして味比べしながらまとめるのが、自分でも楽しくなってきた。というわけで、このシリーズ、ときどき続けます^^
<バナナの味くらべシリーズ>
〇
スプーンで食べるバナナ
(アライ・ニ・ガミグル)
http://suyap.exblog.jp/7238587/
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再びシャコガイ・バナナ
(グモイ・ニ・ファシュウ)
http://suyap.exblog.jp/7841524/
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いろんなバナナ
(フロリダorファルボン/タナイボッチ・ニ・アチグ/ヌグネイ/アライ・ニ・ガミグル)
http://suyap.exblog.jp/8087175/
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バナナバナナバナナ(笑)
(グモイ・ニ・ワアブ)
http://suyap.exblog.jp/9351448/
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バナナの味くらべ
(シュガ/フロリダ)
http://suyap.exblog.jp/11589920/
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バナナの味くらべ・パート3
(タングラッド/タナイボッチ)
http://suyap.exblog.jp/11732295/
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バナナの味くらべ・パート4
(ンガリイ/グモイ・ニ・ファシュウ)
http://suyap.exblog.jp/11784745
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バナナの味くらべ・パート5
(アワットワット)
http://suyap.exblog.jp/11873058/
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チビのアライ
(アライ・ニ・ンゴッチゴチケンギン)
http://suyap.exblog.jp/13908617/
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ヤップのバナナ・バラエティ:ラグタン
(ラグタン)
http://suyap.exblog.jp/16723942/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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