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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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すくすく成長

久しぶりに、マリーナ桟橋下にいる17個のシャコガイ・ベイビーたちと会ってきた。

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水温29度、透明度5メートル、下げ潮の時間帯で水はモヤッとしていた。ずいぶん長いこと放っておいたので、ケージには藻がたくさん付着していて、これじゃ、お日様の光が十分でなく、共生藻からもらえる酸素も少なくて、息ぐるしかっただろうねえ…ゴメン、ゴメン。

藻の間から中をのぞいてみると、なんと全員が、ますます一方の角に寄っており、くっつきもっつきになっていた。どうやら小さいやつは大きいやつの下敷きになっているようで、それらが生きているのかどうかも心配になって、藻をはらう作業を急いだ。

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それを迷惑そうに見ている、ケージのまわりの新しい住人たち。ケージの上にも下にも、中にまで自由に出入りしているのもいて、これならシャコガイたちも寂しくはないだろう(笑)。
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いちばん数の多いヒレナシシャコガイTridacna derasa)たちは、みんなすこぶる元気な様子。それぞれが好き勝手な方に向き、大きく口を開けていた。それにしても、ずいぶんと大きくなったなあ。
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こちらの角っこに元からいた3個のヒレジャコガイTridacna sqamosa)たちは、ヒレナシシャコガイの大群に押し詰められて窮屈そうだったけど、本来タフな体と精神(?)の持ち主なので、あまり気にしていない様子。その鮮やかな色とフリルのおかげで、ヒレナシシャコガイよりも大きく見える。
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そして心配だったのは、華奢で神経質な2個のシャゴウガイHippopus hippopus)たち。はじめはまったく姿が見えず、ケージの掃除を終え、くっつきあっているヒレナシシャコガイを引き離していると、ようやくその下から見つかった。うっすら口を開けていたので生きているとわかり、ひと安心。少しまわりをうろついて戻ってみると、このとおり、嬉しそうに大きく口を開けていた。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2010-10-11 21:19 | シャコガイ日記
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