コロニアにたった一軒、ローカルフードを専門に売っている店がある。ただし入荷はまったく供給者ベースで、いろんなものが豊富にそろっているときもあれば、何にもないとき、あるいは店を開けてないときあり…、今日はたくさん品ぞろいがあって、店が開いてて、良かったね!という感じの商売をしている。今回は、そんな最近の「良かったね」な日の品揃えをご紹介!

まずは、そろそろシーズンの終わる
パンノキの実。1バスケット10ドルなり。これを買って、
パンノキの実の保存食品マールを作っておこうかと、ちょっと心が動いたけれど、今日明日のうちにそんな作業をする時間はなさそうなので、止めた。熟れたパンノキの実は、すぐに処理しないとすぐに悪くなってしまうからね。

お次はヤップのメインの主食、
田んぼのタロイモ、ラック芋。こちらも1バスケット10ドルなり。わたしひとりだったら、これだけの量があると2週間以上持つけれど、ラック芋はG嬢が定期的に届けてくれるので、この店で買ったことはない。それにラック芋も味が変わったり腐るのが速いから、できるだけ掘りたてを処理したほうが良いのだ。ラック芋には、
おむすび=チョルゴイという料理もある。

こちらは、緑のが
サワーサップ(ヤップ語でシャウシャウ)で、茶色のが、英語ではパシフィック・ドリアン、ヤップ語では
ロワルと言われているフルーツ。シャウシャウもロワルも、ときに直径15センチ以上にもなる大きな実で、それらが木から下がっている様は見ものだ。
両方とも完熟前に収穫し、熟れるのを待って食べる。中には収穫が早すぎて、熟れる前に腐り始めるのがあるから、しっかり選んで買うことが大事。今回は2個のロワルを買った。3ドルなり。

こちらの台ではバナナバナナバナナの大集合。ざっとここにあるだけでも4種類。まだ緑のは、熟れるのを待ってフルーツとして食べても良いし、煮て主食代わりにして食べても良い。南国では、カリウムの多いバナナは、高血圧、メタボ解消、それに特効薬ですぅ~♪

そして←こっちが
バナナの花。バナナの房が何段かになると、実を太らせるために花は切り落とされる。それが、と~っても良い野菜となるわけ。
バナナの花の料理法はこのブログでも何回か書いているので、興味のある人は過去記事をどうぞ:
バナナの花のソテー、
スパゲッティ・トロピカーナ、
バナナ・チャンプルー

→こっちはカボチャのつるさき、一袋1ドル50セントなり。ヤップではカボチャのような実ものは家のまわりで勝手に生えてるという感じで植えてあるのだけど、適当につるさきをちょん切って、延々とつるが這い回って実のつきが悪くならないようにそれとなく手を入れる。そして、そのちょん切ったつる先がまた、柔らかくて美味しい野菜になるのです。スープに炒め物におひたしに…いろんな料理に使えマス。

ひえ~子供の頭よりも大きなトウガンの行列!すべて1個1ドル50セントなり。なんだか、この店、1ドル50セントという値段が好きみたい(笑)。
ヤップでの主なトウガンの食べ方は、適当に割って皮ごと煮て、それを冷やしてスプーンで柔らかい実をすくって食べるというもの。暑いときに食べると、身体をひんやりと冷やしてくれます。

そして、これ!ヤップ語では
ユガワといわれるこの実、なんだか判りますか?ユガワ>>ユガオ>>夕顔なんですね~。今の日本では干瓢の原料として栽培されているくらいかしら?
その名前から日本時代に持ち込まれたものらしいとわかるけど、上のトウガンよりも実がしっかりしているので、いまだにヤップではスープや炒め物などの具として大活躍、とっても便利で大きくて美味しい「野菜」だ。

そして最後を飾るのは、
ヤップでグルグルと呼ばれるローカル・オレンジ。これからの季節、ありとあらゆる柑橘類がどっと出回るようになる。ヤップのオレンジにはなぜか酸味がほとんどなく、まだ青い実でも甘いひなびた味がしてなかなか美味しい。
実が豊富にあるときは、いちいち皮をむいて食べないで、実を6つ割りにしてチューチューとジュースを吸い取るという贅沢な食べ方を、ついしてしまうのだった。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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