昨夜、ヤップ・マリーナのレストランで、久しぶりに手作りビール・ナイトが開催された。
これはヤップの病院で働いているアメリカ人ドクター、Tさんが、趣味と実益(?)を兼ねて造っているもので、今回で3回目。毎回、違うテイストのビールを数種類、上のような解説付で楽しめる。
いつも1晩で売り尽くしてしまうので、仕込を終えて次のビールが完成するまで、次回はまた数ヶ月後待たなければならない。仕込みのときには、奥さんとふたりで延々と手で攪拌するという、ほんとうの手作り。
ビールが大好きなわたしなのに、初回の夜はダイビングの学科講習中で一滴も味わうことができず、2回目のときも翌日は早朝ダイビングを控えていたので、すべての種類を飲み比べるほど飲めず... だから、やっと今回、心置きなく飲めるチャンスが訪れたので、全部の種類を飲むぞーとみんなに宣言して、いそいそとマリーナに繰り出した(笑)。
前回飲めた黒ビール系の、その名も
カン・ヌ・ワアブがすごく美味しかったので、今回も「黒」からスタートしてみた。
ココナッツ・スタウトと名づけられたビールは、焼いたココナッツの実(たぶんコプラ)をモルトに混ぜて熟成したそうだ。アルコール度は5.5%。しかしながら、ギネスの黒ビールのコクを深めたような感じだった
カン・ヌ・ワアブの感激が強烈だったので、わたし的には
ココナッツ・スタウトはちょっとハズレで、残念だった。
それではメニューの順番どおりに、次、いきます(笑)。
メリケン・エールと名づけられたこれは、毎回のメニューに登場するから、T先生の好みなのかもしれない。メリケンとはアメリカンがヤップ風に訛ったもので、アルコール濃度は4.9%。サッパリした飲み口で風味もあって美味しかったけど、わたしにはやっぱり黒ビール、ああ、恋しい愛しの
カン・ヌ・ワアブ、次、いきます(笑)
どんどんビールがはけていくのを眺めながら友人とカウンターで飲んでいたのだけど、暗いし酔っぱらってきてるし、写真のブレブレですぅ(笑)。
それで3番目に飲んだのは
ティヨガン・スタウト、ティヨガン(Thiyogang)とはヤップ語でタピオカのこと。ドライで強烈な印象だった。今回の4種の中では一番アルコール度が高くて、6.2%。友人はこれが気に入って、このビールばかりお代わりしていた。
ココナッツ・スタウトのビールは今回、方々から集められたハイネッケンの空き瓶に詰められていた。後ろを振り向くといつの間にかマリーナは満席になっており、グラスを洗う暇がなくなったのか、次の
ハニー・エールを注文すると、ボトルごと、ホイッと置かれる始末(笑)。ボトルから直接飲むのと、グラスに注いで飲むのと、お味や感触が違ってくるんですけどぉ...?。
説明書きによると、オーガニックの蜂蜜を加えて熟成されたもので、もちろん甘味など感じられないけど、かすかな甘い香りとマイルドな舌触り、それにコクという点では、今回はこれが、わたしのお気に入りとなった。アルコールは5.8%。
結局、4種のすべてを試したあと、黒ビールへの未練が捨てがたく、もう1回
ココナッツ・スタウトへ戻ったころには、けっこう良い気分になり、そろそろ軍資金が尽きたので退散することにした。ああ幻の
カン・ヌ・ワアブ、もう一度造ってねと、T先生にお願いしなきゃ。次のビアー・ナイトがもう今から待ち遠しい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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