東南アジアや韓国からのインスタント麺が種類も豊富に入るようになったとはいえ、ヤップではラーメンといえば
SAPPORO、いまだにインスタント・ラーメンの代名詞としての地位を保っているこのラーメン↓
1966年の発売以来、パッケージのデザインもほとんど変えずに頑張っているサッポロ一番の製造メイカー、
サンヨー食品が、米国に
Sanyo Foods Corporation of Americaを設立したのは1978年でした。それに先立ち、1972年にNissin(日清食品)、1976年にはMaruchan,Inc.(マルちゃんの東洋水産)と、1970年代は日本の食品製造業もイケイケドンドンだったんですね。ちなみに
高杉良の小説『燃ゆるとき』では、日清食品と東洋水産の米国進出における熾烈な戦いが描かれているとか。
わたしがヤップで暮らし始めた20年前には、ラーメンといえばみなアメリカ製のSAPPORO iCHIBANでした。上の写真はオリエント味(しょうゆ味)ですが、他にチキン味、シュリンプ味、ビーフ味、ポーク味とあって、日本では発売されてないそれらの種類に驚いたものです。
他のアジア系のインスタント麺が50セント以下で売られている現在、65セントから75セントもするSAPPOROはちょっと高めですが、まだまだブランドの底力で頑張ってます。
その頑強なパッケージのお陰でこんな食べ方も定着してるし(笑)。
1990年代前半まで、タバコもビールもラーメンも(笑)、ヤップ(及びミクロネシア)に入ってくる物品のほとんどはアメリカ製またはアメリカ経由だったような気がしますが、90年代後半から、日本を含めてアジア系の製品がどんどん入ってくるようになりました。そして今では、単価が高いのでどれくらい売れているかは不明ですが、1ドル25セントもするメイド・イン・ジャパンの元祖サッポロ一番も見かけます。しょうゆ味の他に味噌味、塩味があるのは、日本と同じです。
そこで持ち前の好奇心を発揮して、日本製のサッポロ一番と、アメリカ製のSAPPORO iCHIBANを食べ比べてみました。それでわかったのは、今まで日本製と同じだと思っていたSAPPORO iCHIBANのスープには日本製のとはやや違う風味があること、それに気になる油の臭いがあること(使っている油の種類が違うのかな?)。やはり油で揚げたインスタント麺は、一度湯でこぼしてからスープや野菜を入れて調理したほうが良さそうです(そこまでして食べなきゃいいじゃない、というツッコミは置いておいて)。
ところでラーメンを2コも一気に平らげたあと、満腹でボーっとパッケージを見ていると、アレッとおかしなことに気がづきました。日本製サッポロ一番の右上コーナーにはお星様マークがひとつついています(写真右上)。これはたぶん、一番星=金星のことなんでしょうね、形は一筆描きできる五芒星です。
ところが...
アメリカ製のSAPPORO iCHIBANでは、ななななんと、それがコンペイトウ型になっているのです(写真左)。上の写真にあるとおり、ラーメンの製造はMADE IN U.S.A.ですが、パッケージはPRINTED IN JAPANだそうです。
お星様マーク・五芒星では、アメリカ圏での販売上、何か都合の悪いことがあるのでしょうか...?
興味をそそられて、あれこれとその理由を想像してみました...
米国、ミクロネシア連邦を初め、たくさんの国旗にお星様マークが使われているから?とか、五芒星は魔術・魔法などのオカルトを連想させるから?とか、日本帝国陸軍の階級章だったから?とか、どっかのヒミツ組織のシンボルである六芒星を連想させるから?とか...
いずれもイマイチ、ぴんとこないんですよね。それにしてもこのマークの違い、味の違い以上に気になります(笑)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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