やっちゃいました、このプロペラ!(矢印の先にご注目)。
水深40センチもあればボートを通しちゃう
チョメの腕を持ってしても、予期しないところに転がっていたメタル様の固い人工物は避けようがありませんでした。幸い徐行運転でしたので、ひとつのブレードの先が欠けただけ済みましたが、このようなプロペラを使い続けるとエンジンに負担がかかりますから、泣く泣く交換です。180ドルが吹っ飛びました(涙)。
徐行だったとはいえ、ボートは矢印方向に進行中で、障害物に当たったペラは後方に曲がりつつ端を飛ばされています。もう少し頑丈なスチール製のプロペラもありますが、日常的に浅瀬を航行するヤップのようなサンゴ礁の海ではペラがゴツるケースは頻繁にあり、そのような場合、柔らかいアルミのプロペラのほうがプロペラ・シャフト等へのダメージが小さくて済むのです。ペラの交換のほうがまだ安上がりですから。とはいっても、このようなヒットのあとは、必ずギア・オイルを交換します。
さて同じプロペラでも、長さ88m、幅10mもある天安のような軍用艦ではスケールが違いますね。上の写真は、引き上げられた天安のプロペラだそうです。(写真は
「逝きし世の面影」さんのサイトより拝借しました)。
2つのプロペラのすべてのブレードが、うちのプロペラのダメージとは反対方向に曲がっています。ということは船は後方に進んでいた、しかも急激にギアが後進に切り替えられ、瞬間的に全ブレードに強力な力が加わったことが想像されます。
もし魚雷が近くで爆発したのなら、プロペラだけがこんなになるわけがありません。
以下は天安号調査のために韓国国会から推薦を受けて合同調査団に参加した民間調査員、Shin Sang-Chulさんの、ヒラリー・クリントン米国務長官に宛てたレターです:
〇
Letter to Hillary Clinton, U.S. Secretary of State For PCC-722 Cheonan
http://www.seoprise.com/~bu/dk/Letter_to_Hillary_Clinton_US_Secretary_of_State.pdf
※写真や図解も豊富でわかりやすいので、ぜひダウンロードしてご覧になることをお薦めします。
(日本語訳がこちらにあります)
〇
爆発はなかった 魚雷もなかった
http://www.anatakara.com/petition/no-explosion-no-torpedo.html
Shin Sang-Chulさんは、天安の沈没は北朝鮮の攻撃のせいとする韓国軍当局の結論に、たったひとりで反論したため、現在、軍当局に名誉毀損罪で訴えられているそうです。Shinさんの結論はこうです:
(1) The most important thing is there were two series of accidents not one.
事故はひとつではなく、ふたつ起きていたということが、最も重要な点である。
(2) The 1st accident was 'Grounding' with the evidences above.
ひとつ目の事故は、上に述べたとおり、「座礁」である。
(3) The 'Grounding on a sand' made some damages and led flooding but itself
didn't make those serious situation torn down in two.
「砂州への座礁」は多少の損傷と進水を招いたが、それによって艦が真っ二つに割れるという深刻な事態には至らなかった。
(4) The 2nd accident hit a count-blow to sink.
ふたつ目の事故が極めつけとなり、沈没に至った。
(5) I couldn't find even a slight sign of 'Explosion'.
「爆発」によるものと思われる証拠はまったく見つからなかった。
(6) The 2nd accident was 'Collision' with my analysis above.
ふたつ目の事故は、上に示した分析によれば「衝突」である。
Shin Sang-Chulさんは事実のみに基づいて分析する調査員ですから、ふたつ目の事故=「衝突」が何とによるものか推量で語ってはいません。しかし、
彼がヒラリー・クリントン米国務長官宛に手紙を書いたという事実が、暗黙に何事かを語っています。
この事件については、5月7日の段階ですでに田中宇さんが米国原子力潜水艦が絡んでいるらしいと発表していますが、その後、
話題の当該原潜が沖縄やパールハーバーに現れたりして、情報が錯綜していました。
〇
田中宇の国際ニュース解説:韓国軍艦「天安」沈没の深層
http://tanakanews.com/100507korea.htm
Shin Sang-Chulさんの勇気のお陰で、ようやく、かなり真相に近いところまでイメージできるようになったと思います。天安に乗り組んでいた生存者は、もちろん「座礁」の事実を知っているはずです。その後、どのように艦が真っ二つに割れて沈んだかも経験しています。韓国海軍の特殊潜水隊員らも、もちろん自分らのついた任務を熟知してるはずです。今後も第2、第3のShin Sang-Chulさんが出てくることは否めないでしょう。
米海軍原潜側のダメージは、
「艦橋(かんきょう)部分を破損して、潜望鏡が数本折れたようだ。そして、おそらく数人の米兵が死んでいるようだ」とする情報もあります。今後、米側からの情報提供者も現れるかもしれません。
そんなとき、わがハトさんは何をしておられるのでしょう?いよいよ、後ろの平たい影絵と心中なさるおつもりでしょうか?一説には、
おどりゃ~、辺野古現行案通さにゃ東京湾につるしたるで~という脅しを受けておられるとか…?
美味しんぼの雁屋哲さんは、こういっておられます:
〇
雁屋哲の美味しんぼ日記:敵を間違えるな
http://kariyatetsu.com/nikki/1240.php
すみっち通信さんの記事に、泣きました:
〇
すみっち通信:平和の祈り
http://sumichi7878.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-26d6.html
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら
人気ブログランキング地域情報 &
にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。
ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html
Twitter