貿易風もすっかりおさまって、ちょっと蒸し暑く感じる日がこのところ続いている。それとともに、日々少しずつのお湿り(スコール)があるので、乾燥期に枯渇していたビンロウの実の収穫が、少しずつ回復してきた。
これはビンロウ・チューイングに目のないヤップ人には朗報だ。なにせ多くの実が輸出用に回されて高い値で売れるため、
実の少ない時期には、他人の実をドロボーしてまで売りさばく人間が横行し、島のビンロウの実価格が10倍以上まで高騰してしまうのだから。
ところで、すぐに地面に落ちてしまうビンロウの実を包む苞葉が、珍しくついたままの実を見かけたので、早速、いつも持ち歩いているポケデジで記録写真を撮った。この苞葉の部分はヤップ語では
オル(qool)と呼ばれ、細く裂くと丈夫な紐になるので、なにかと便利に使われている。また子供たちは、これをボートに見立てて水に浮かべて遊ぶ。
ビンロウの実噛みの好きなヤップ人は、あちこちの木を見上げながら、もう少しだなあ、実が増えてくる時期は…と、まだ小さな実の成長を心待ちにしているのであった。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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