いまどきの海－マンタ編

連続9日間続いたゴールデンウィーク絡みの仕事もきのうで一区切りつき、今は山のようにたまったデスク仕事を前にため息をつきながら、海の中のスナップ写真を整理しています。

期間中ちょっと雨に降られた日もあり、マンタが出てくれないときもありましたが、最近のマンタ・ウォッチングはおおむね良好、北東の風がまだ強いので、マンタを見る場所はミル・チャネルです。

今年のゴールデンウィークは満月直後から始まり、ヤップのマンタ・ウォッチングにはちょうど良い潮まわりだったのですが、あいにく途中で降った雨の濁りが出てしまいました。しかし一昨日はすでに小潮まわりで透明度は期待していなかったにもかかわらず、水路にはゆっくりと潮が流れこんでおり、青く抜けた潮に乗ってスノーケリング中、真下を通り過ぎるマンタを見ることができました。ラッキー！（写真上...あれっ、うっかり小さいサイズにしちゃった！）

いまどきのマンタの出方は、一気に何匹も連なることもあれば、1匹だけ目の前で気持良さそうにクリーニングされていたり、そっけなくスーッと通り過ぎるだけだったり...。上の写真は、去年後半、しっぽ近くの右側のヒレを噛み切られたメス・マンタのF-87です。いつもとは違う浅～い場所、しかも、わたしたちの目の前で、クリーニングされ始めました。

↑こちら↑は、わたしたちの頭の上を通過したオス・マンタのM-90。まるでバブル・バスを楽しんでいるかのようですね（笑）。このM-90とF-87を中心に、その他のまだ若いマンタが数匹で出てくるというのが、最近多いパターンです。

こっちは個体識別できなかった通り過ぎマンタ君。しっぽの付け根に可愛いのがふたつ見えますから、オスであることはわかります。それにコバンザメのお供がついていますね。

来週初めの新月の直前には午後に大きな上げ潮がきますから、遅い午後のマンタ・ダイブが楽しみになるでしょう。


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