去年の11月ごろ、家に帰ると入口のドアになにやら番号をふったシールが貼ってあった。はは~ん、来年(2010年)はセンサス(Census)の年だもんね...と思い出したけれど、それにしても、ずいぶん手回しの良いこと!
※左の写真は我が家のドアに貼られたシールですが、念のため番号を変えました。差し替えた数字をうっかり8桁入れちゃったけど実際は6桁の番号です。
ヤップ州を含め4州からなるミクロネシア連邦では、5年に1度、日本でいうところの「国勢調査」のようなものを行っていて、それは英語でセンサスと呼ばれている。そして、その結果として出てくる統計資料には、わたしもけっこうお世話になっている。これらの調査や統計を仕切っているのが、連邦政府の
FSM Division of Statisticsだ。
ところで今年、早々と各戸にナンバーリングのシールを貼った割には何も始まらないな~と思っていたら、4月初めから一斉に調査が始まった。ちょうどその時期、しばらく島を留守にして戻ってみると、うちのエリアを担当する調査員氏がけっこうあわててていた。そしてヤップに戻ってくるなり、行く先々を追いまわされるはめに(笑)。
センサスの調査項目はかなり複雑で、記入にはけっこう時間を要する。そのため、この国のセンサスは調査員による聞き書きが基本となっているらしい。調査員はセンサスごとに公募され、それなりのトレーニングを経て任命される。それでも、調査員と面会調査を受けた人々のオモシロイ逸話が、あちこちから聞こえてきている。
わたしの場合、あるホテルのフロントマンを辞めたあと警察官もやってた、お互い顔見知りの若い男が今回の担当調査員だった。彼はわたしの車を覚えていて、ヤップ帰島後、バタバタ駆け回っているわたしの立ちまわり先まで追いかけてきて、インタビューを迫ってきた。
前回のセンサス調査員は近所に住むおじさんだったが、
忙しいから調査票を渡してくれれば、記入して持っていきますよ-というと、すんなり了承してくれた。それなのに、今回の調査員は、
オレ自身が調査票を作成しないと、上に怒られるんだよ、インタビューはたった5分で済むから...といって、なかなか調査票を渡してくれなかった。
そこをなんとか説得して、やっとゲットした調査票、どうせレポートが出たときには公開されるものだから秘密でもなんでもないのだけど、いちおうスキャン・保存も♪(笑)。その後、締め切りギリギリでやっと手にしたわたしの調査票を、この調査員氏は、わざわざ自身の字で書き写すのだそうだ。ご苦労様!
統計を使う側の立場からみれば非常に役に立ち参考になるのだけど、面と向かって聞かれる側になると、けっこう抵抗がありますよねえ、こういう調査、年齢、学歴、収入、宗教...etc.(笑)。ヤップにも「無視」を決めこむ人や、わたしのようにインタビューを断る人がかなりいたと聞く。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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