住み慣れた場所を2週間も離れ、浮世の旅がらすをして戻ってくると、すごくホッとする。高校卒業を機に生まれ育った場所を出て、その後あちこちで暮らしてきたけれど、振り返って数えてみると、いつのまにかヤップが一番長く暮らした場所になっていた。
陸地面積100平方キロの小さな島に、7000人ちょいが、お互い、好いたり嫌ったり、愛したり憎んだり、付いたり離れたり、生まれたり死んだりして暮らしてる。窮屈といえば窮屈だけれど、他人も自分自身も、かえって見えやすくわかりやすい。そんな暮らしに慣れてしまうと、知らない人同士がワンワンとひしめきあった大きな場所で、自分を保って生きていくのは至難の技に見えてくる。そうして生きていける人って、みんなタフだなあ、偉いなあと思うよ、ホント。
そんなわけで、ヤップに帰り着いたとたん、カサカサ・シワシワになっていたお肌もしっとりと元通りになり美貌を取り戻したので(笑)、さっそく飲み友達に電話してみると、
今夜は蟹取りに行くつもりだったんだけどなあ...だって。
そうそう、いまは4月も半ば過ぎ、もうそんな時期になってたんだね。今は新月だけど、再来週の満月の夜には、
きっとたくさんのオオオカガニが海を目指して這い出てくるだろう。
友達夫婦はカニ取りを明日に延ばして、わたしの帰朝報告(?)をつまみに飲みに出てきてくれた。もちろん、お酒はバドワイザー(笑)。
今回の旅では、テレビがいかにニンゲンの脳内をお花畑にしていくか、恐いくらい実感できた。しかも本来はもっと尊敬されるべき年代の70歳代、80歳代に、異様にお花畑な方々が多いような...と思ったとき、その年代が過ごすテレビとの時間の長さに思い当たった。それで日本出発の間際、極めつけにある新聞記事を見つけたのだけど、この話のつづきは、また明日!ということで、おやすみなさい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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