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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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今週のローカルフード

きのうはG嬢から水田のタロ芋ラックの手入れについて、レクチャーを受けた。というのも下の写真のとおり、彼女が持ってきたラック芋が、先端が腐り始めて間引いたものだったから。手前のは、わたしの好物、バナナの花苞。
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ラック芋の親芋を水田で収穫したら、勢いの良さそうな小芋を数個、空いたスペースに植えておく。そして、芋の田んぼに行ったら必ずチェックするのは、各芋の葉の伸び具合。芋の先に小石や硬いものがあったり芋の先端が病気になったりすると、真ん中の新しく延びてきた葉より、まわりの葉のほうが背が高くなっている。そういう株は見つけ次第すぐに抜いておかないと、地下の芋はどんどん腐るし、病気の場合は田んぼ中に広がってしまう。

しかし、何かの故障で早めに間引いた芋でも、十分に食べられるから大丈夫。まだ若い芋は皮も薄く身もやわらかい。あたしは母さんのように上手く見分けられないけどとG嬢。なんのなんの、ヤップの女の子は、こうして親と田んぼや畑に行きながら、食料自給のすべを覚えるのだけど、最近は親の手伝いをしない子どころか、田畑の手入れをしない親も増えているから、あんたは由緒正しい立派なヤップの女ですよ!
今週のローカルフード_a0043520_1161033.jpg

そして、上の品々は、相も変わらずオオタニワタリの葉先と、ギンガン、それにクミンという酸っぱい系のオンパレード。

G嬢によると、ギンガンの汁を1個か2個分絞り入れてラック芋を炊くと、芋が鮮やかな黄色になるのだそうな。今度やってみよう。しかし・・・酸っぱいクミンは・・・食べきれるだろうか…



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2010-02-20 11:00 | ヤップの伝統食
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