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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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<   2011年 08月 ( 18 )   > この月の画像一覧

風邪ひきレメディ

ちょっと忙しかった数日が終わりに近づいた昨夜、鼻水がたら~と出始めて寒気を感じた。あれっ、ついに来たかな...?いま、ヤップでは風邪が大流行なのだ。忙しいときにはそれをもらわないように気張ってたのが緩んだとたんに、これだ(笑)。

空港にお見送り中もどんどん進むわたしの症状を見て、「家に帰ったら、寝る前に必ずやるように!」といって、Tさんが風邪ひきレメディを教えてくれたけれど、深夜じゃ材料がそろわなかった。そして朝起きてみると、のどはヒリヒリ・カラカラで声が出ず、頭は重く...。急遽、買い置きのビタミンC顆粒をオーバードースして、半日ゴロゴロ寝ていると、少しだけ症状が改善してきた。わたしのビタミンCレメディも捨てたもんじゃないかも^^

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   ↓                              ↓
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ようやく午後から仕事に出て、今夜こそTさんレメディを試してみることにして、その材料のひとつ、クサトベラ(ヤップ名ソブ、上写真右)の葉を8枚、帰りがけに摘んで来た。もうひとつの材料、ノニ(ヤップ名マガルウェグ、上写真左)の葉も8枚、我が家の庭から摘んだ。

a0043520_23285717.jpgヤップの伝統レメディでは、すべての数が必ず「偶数」でなければならない。だから、それぞれ8枚ずつ摘んだクサトベラとノニの葉を、それぞれ4分して鍋に入れ、水を適宜に入れて、軽く色づくまで煎じる。

両方とも強力な薬草なので、家中に元気になりそうな匂いが立ちこめて、もうそれだけでも効いてきたような気がするけれど、本番はまだこれからだ。

a0043520_2329177.jpg火から降ろす前にカップ1杯分の煎じ液を取り分けたあと、煮えたぎる鍋を床に置いて、(やけどに気をつけながら)バスタオルを頭からかぶり、顔ごと鍋の上に覆いかぶさる。つまり、煎じ液の湯気を、鼻と口から吸い込むわけだ。

熱い!ふうふう、はあはあ、ふうふう、はあはあ...。

次第に、汗とも湯気とも鼻水ともわからないものが顔から流れ落ち、体中がポッポッと暖まってくるのがわかる。「できるだけ長く」といわれていたけれど、一気には数分続けるのが限度、顔の水滴を拭いてひと息入れて、また鍋に覆いかぶさる。これを煎じ液が冷えて湯気が納まるまでやっていると、あら不思議、喉の痛みが消えて、鼻がスーッと通るようになっていた!

a0043520_23293640.jpgそして仕上げに、取り分けておいたカップ1杯の煎じ液を飲む。

これまでヤップの色々な「湯気吸いレメディ」を聞いてはいても、今まで自分で試したことがなかったけれど、やってみると、これはもうすごい効果!どおりで、みんなよく「湯気を吸う」わけだ。

もうひとつ、今回やってみてわかったことは、煎じ液をボールに移して「湯気を吸う」というG嬢推奨のやり方の意味だ。面倒くさがり屋のわたしは、「どうせ湯気を吸うなら、鍋ごとでいいじゃない?」と思ってそれを実行したのだけれど、実際は汗だか湯気だか鼻水だかわからない液体がぽたぽた鍋の中に落ちていくわけで、これじゃ2回目以降の分を煎じるときに、飲む気がしないよね(苦笑)。なにごとも、自ら実行して初めて気づけるのだなあ...。

ついでに書いておくと、風邪(+すべての病気)は、身体がバランスを取りもどそうとして起こす作用。解熱剤やら抗生剤やらの「毒」を安易に盛っていると、ますますバランスが崩れます。


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by suyap | 2011-08-31 23:34 | ヤップの伝統文化

一服の清涼剤を

風がゆるんでベタ凪ぎ~!
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空に浮かぶ雲が、鏡のような海面に映ってるし...。

日本時代に造られた小さな桟橋が、今は訪れる人も無く、ひっそりと残っています。

日本では野豚さんが...あっ、いまソレ考えたくもないので、オヤスミナサイ。


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by suyap | 2011-08-29 23:30 | ヤップな日々

ローカル料理で宴会^^

今夜は、ゲストのヤップ・ローカル料理宴会にご一緒させていただき、ご馳走様でした~♪ ヤシ酒がまだお腹の中で発酵中れ~す...うぃ^^
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本来ならこの系の記事はこっちのブログに書くところだけれど、最近ほとんど更新してないのでなんだか面倒だな...ってわけで、とりあえず、こっちにアップすることに。

それにしても、ローカル料理はやはりパスウエイズ・ホテルのレストランが一番だわ!(ただしローカル料理は24時間前に要予約。通常メニューも品数少なくやってるので、「こんなものが食べたい!」とハッキリ伝えるのがパスウエイズで美味しいものを味わうコツ。「udong」といえば、美味しいうどんも出てきます)。

ところで上写真の手前に写っているのは、ヤップの主食系が4種、田んぼのタロイモ・ラック、畑のタロイモ・マル、同じく畑のタロイモ・ライ、そしてパンノキの実の団子・チョルゴイ。

その奥にましますのは、こちら↓
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マングローブ蟹さんたち。今夜は総勢12人だったので、なんと6匹が登場、さすがに皆さん、食べ切れなかった...。

昼間の島内観光中に、村の道のあちこちに開いている小穴=蟹さんの棲みかをご覧いただいていたので、この↓オオオカガニ↓のスタッフィング料理も大受けだったかも?
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宴会が始まってしばらく、わたしはマングローブ蟹の解体実演に忙しく(笑)、他の料理の写真を撮りそびれてしまったけれど、今夜のレシピは他に、漁期が終わったばかりのタカセ貝のココナッツミルク煮、川エビと空芯菜の炒め物、白身魚のヤップ式刺身(コプラの削りおろしとレモン葉を混ぜ、レモン酢と塩で〆てある)、マグロのポキ(ゴマ油とキムチベース和え)、それに島産スネークビーンズのサラダ、最後にデザートとして冷やしたトウガンのココナッツミルク和え。どうかそれらしきものを想像しながら、お腹いっぱいになってみてくらさいませ~♪


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by suyap | 2011-08-28 23:25 | ヤップの伝統食

それぞれマイウエイでハーモニー

またまたワケワカメなタイトルをつけてしまいましたが...
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久しぶりにバーティーゴに潜ってみると、各種サメさん、ナポさん、カンムリブダイさん、その他大勢が、わ~いわい、ダイバーが来たぞ~♪とばかりに、寄ってくるわくるわ...^^

ついに天下のドルがどうなるか...ってとこにきて、「のん気に旅してる場合じゃないでしょっ」て雰囲気に世界中がなってきたのか、ヤップのダイビング業界も低調です。
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毎日見てるとウザイ奴でも、しばらく見ないとちょっと気になる...っての、あるでしょ?たぶん、バーティーゴの海中連中も、そんな気分だったのかも?かといって、われわれにちょっかい出すわけでもなく、ただただ、興味深々で寄ってくるだけ。実は、ここで時々サメさんたちに餌ばら撒いてる方々もおられるので、たぶん、かーちゃん、腹へった~、ゴハンちょーだい!という魂胆もあったでしょう。残念ながら、あたしたち、あんたらをスポイルしたくないから餌やんねーよ!(笑)
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海の仕事が暇になるのはちと淋しいけれど、わさわさとヒトが海に入ってサンゴを壊すのが減ると思えば、それはそれは嬉しい気もする今日この頃、さあ、これから小さなヤップ島やニホン島に、どんな世界が待ち受けているのでせうか...?

ともあれ、何があっても身体が資本、きょうも元気に乳酸菌パワー爆発だ~い!(爆


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by suyap | 2011-08-28 10:00 | ヤップの自然・海

ヤップ・リビング・ヒストリー・ミュージアムの突貫工事

数ヶ月前に報告したヤップの博物館(Yap Living History Museum)の建設が、突貫工事で進んでいる。
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最終的にはコンクリート造りの施設も敷地内につくるという話だが、現在とりかかっているのは、すべて伝統建築。すでに集会場(ペバイ)形式の建物がふたつと、小さな小屋ひとつが建ちあがり、その前には石のプラットフォームと舞台(マラル)も出来つつある。
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また敷地のまわりでは、垣根の土台となる石積みが始まっていた。海から拾ってきた大小のサンゴ石を、上手く組み合わせてコツコツと積んでいく。今の時代、そんなに派手にではないけれど、ここでもちょっとだけセメントをつなぎに入れているっぽい?でも日本でもヤップでも、昔は石だけでセメントを使うよりも頑丈な石垣が出来ていたんだよね。
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表通り側から見ると、ただいま↓こんな感じ↓ (どっちが表だ?って聞かれると困るけれど)。道路よりも低いこちら側は、このところの大雨続きで、地面がどろどろにぬかるんでいる。あらかたの工事が終わると、ここにも芝を植えてきれいにするのかな...?それにしても、背面の丘と海を隔てる道路に囲まれたこの場所の地面は低く、大きな台風のたびに浸水被害にあっているところ。博物館完成後も、メンテに相当な手間隙カネがかかりそうだ。
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どこの世界でも、文化や暮らしぶりが「博物館」入りするようになると、実際は「生きた」状態からは遠くなるのだけれど(いや、そういうものがお亡くなりになりつつあるから、ハコモノに入れて「保存」しようとなるのか...)、将来、ここがヤップでどのように活用されていくのか、興味深々というところだ。なにはともあれ、短期滞在のツーリストにとっては、手っ取り早くヤップの「文化的なもの」が見られる場所として、便利だろうけどね。

(関連記事)
ヤップ博物館の建設が始まった
http://suyap.exblog.jp/12498816


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by suyap | 2011-08-25 22:46 | ヤップな日々

雨々々...

ヤップではまだ雨モードが続いていて...
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一昨日の夜から大雨を降らせている雲はちょっと北にのぼって、サイパンの西で熱低になったようだ。フィリピンの東には台風11号(ナンマドール)があって、これから北から北東に向かうようなので、もしかしたら合体するかもね。上の衛星写真はヤップ時間24日午後7時32分(日本時間より1時間速い)のもの。

ちなみに11号の「ナンマドール」は、ミクロネシア連邦ポンペイ州にある巨大な石造りの遺跡の名前だ。ヤップ人は、ナンマドールを造ったのはヤップから行った神様たちだといっている。

a0043520_2015469.jpgこう雨が続いては外に出るのもおっくうなので、おとなしく家でビールの瓶詰め作業をやり、樽の底にたまった澱(オリ)で、パンを焼いた。以前は「天然酵母」なるものをわざわざ日本から買ってきていたけれど、身の回りに発酵食品を取りもどしてみれば、パンを膨らませる酵母(イースト)なんて、そこら中にあることに気づく(笑)。しっかりフスマの入った穀物の粉を使えば、ヤップのような気候(そして日本の夏場やコタツの中)なら、イーストを入れなくても充分おいしいパンを自然発酵させることもできるし...穀菜食・発酵生活万歳!

前回仕込んだビールは全部飲み干してしまい、今、瓶詰めしたのが飲めるようになるまで、最低1週間はかかるので、今夜はおとなしくビールなし。いや、ビールパンで酔っぱらおうか(爆)


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by suyap | 2011-08-24 20:46 | ヤップな日々

大停電&堂々と恐れよう

昨夜の8時過ぎ、夕食を作っていたら、突然パタッと停電になった。うちは数年前にプロパンガスにしたから、なんとか夕食は作り終えたけれど、うっかり大きな懐中電灯のバッテリーを切らしており、ロウソクと小さなポケットLCDライトの乏しい灯りで、そそくさと食事を取った。

曇り空で星明りも無く、窓の外には漆黒の闇が果てしなく広がっているところをみると、今回の停電は近くのトランスフォーマなどが原因ではなさそうで、復旧に時間がかかるかもしれない。仕方ないので自家製ビールをすすりつつ、LCDライトで一行ずつ活字を照らしてしばらく読書を試みていたら、いつのまにか床に転がって眠ってしまったようだ。バラバラとトタン屋根をたたく雨音と手足の冷えで目覚めたら、もう朝の4時、部屋の電気が煌々と灯り、冷蔵庫のモーターがブンブン回っていた。
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それからずっと、断続的な大雨が降っている。今朝9時32分の北西太平洋の雲の様子は↑こんな感じ↑ やや中ほど左下の雲の中心にある赤丸がヤップ島です。

そんなお天気でもG嬢はちゃんと出勤してきてくれて(エライエライ!)、ボートツアーがないのでチョメは自主欠勤(笑)。聞くとG嬢の家でも同じ時刻に停電して、間もなくみんな寝てしまっていつ回復したのか知らないというから、全島が長い時間停電だったのだろう。まあヤップでは、こんなことは珍しくもなく、みんな「またか」って感じだけどね。電気がこなけりゃ、夜なら寝れば良いだけのこと(笑)。

そんなわけで、大雨の朝から、昨夜、降ろしそびれたメイルを見たり返事をしたり、ニュースをチェックしたりしていたのだけれど、窓のわきにチョロチョロと動くものが...。
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見ると、まだ身体は小さいのに尻尾が異様に太いヤモリくん。尻尾のまわりに水滴のようなものがついているのも不思議だ。なにかで尻尾が切れて再生中とか、切れかけた尻尾が再び接続中とか、いろんなことを脳内で想定していると、夢中になってしまった。ニンゲンにも、こんな機能が備わっていると楽しいのに...ってか、不気味か?

ところで政権最後になって後足で砂かけるように、缶から菅首相がフクイチ被災地への住民の帰還が無理なことを認めたようだ(初めっから知ってたくせに)。これからボロボロと散発的に「ほんとうのこと」を小出しにしていくつもりだろうけど、官財メディアの原発推進一派のスクラムのもと、今のままでは、現実がいかにヤバイことになっているか、多くの国民は気づかされないままでいるだろう。もうこうなったら、サバイバルは自分次第、あなた次第。わかる人だけが、黙々と生き残るしかないって感じかな。

そんなわけで、久しぶりに武田邦彦先生の記事を↓リンク↓ 数字に弱いわたしはザッパにしか計算できないし、しかも内部被曝についてはっきり書いてないのが不満だけど、「年間1ミリシーベルト浴びると、ガン罹患率が大人で2倍、子供で150倍」...まあ、こういう数字を見ると、少しは現実を実感する足しにはなるかも(これを「煽りだ」なんていって目を瞑っちゃだめだよ):

甘く見られないように(2)・・・「どうせガンは多いのだから」
http://takedanet.com/2011/08/post_5847.html

こんな日本の現実に直面して、「海外移住」を行動に移す(移した)人もいるだろう。それがその人の人生を豊かにするのだったら万事、塞翁が馬、どんどん実行すれば良い。でも「住めなくなった故国を追われて...」というネガティブな気持を引きずっていたのでは、どこに移ってもつらいだけだよ。跳ぶんなら積極的にポジティブに!それにしても「移住」まで出来る人の数は知れているし、万人にできることでなくては、ほんとうの解決策にはならない。

それで、わたしがコレだ!と思って、自分でも実行しつつ触れまわっているのが、飯山一郎さんご推奨乳酸菌生活&発酵生活!(笑)。そういう生活法をまとめた本が、ようやく出版されたらしい:
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放射能生活の注意事項―一億人のために
遠慮はいらない。
堂々と
恐れましょう。
こんなキャッチコピーが受けるほど、今の日本は放射能の影響を口にすることが憚られてるんですねえ...!?

もともと昔からそれに近い暮らし方をしていて、ガンはガンにあらずっていうのを常識と考えて生きてきたわたしには、こういう生活法は何の違和感もないのだけれど、乳酸菌が放射能に効くの?えっ、なにそれ?って人には、とりあえず飯山一郎さんのマトメサイトをどうぞ:

『光合成細菌&乳酸菌』で放射能を浄化!
http://grnba.com/iiyama/hikari.html

こういう情報をせっかく読んだり聞いたりしても、自分のこととして考えるでもなし、まして実行してみる気もない人々に、イラだったりして余計な時間を費やすよりも、わかる人にだけわかるのさと、ひとりだけでも黙々と実行すべし。そうすることによって、人生万事、塞翁が馬と微笑むことのできる日が、将来ぜったいに来ますとも!(いや、こういう生活始めると、すぐにでも楽しくなれるかも)。


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by suyap | 2011-08-23 13:59 | No Nukes!

新しいカヌーの進水式

曇り空の土曜日、ガギル地区はガチャパル村の、新造カヌーの進水式に行ってきた。

ちょうど3年前に進水した大型カヌー、マソー・メラムと比べると、長さはほぼ半分だけど、喫水は同じくらい深い。このカヌーの名前はまだ決まっていないそうだ。
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午前8時30分スタート...というお触れだったので、午前10時前に行ってみると、集まっている人々はまだまばら(笑)。カヌーの側に仮設の屋根がしつらえてあって、ガチャパル村のエライさんを中心に男たちが集まっており、三々五々、献上するビールなどを持って到着するゲストを迎えている。

そのうち誰かが椰子酒の大瓶を持ってきて、エライさんたちの酒盛りが始まった。あの椰子酒、わたしたちも飲めますか?と興味津々のゲストに、このあとで料理が振舞われて酒盛りが拡大したら、そしてたくさんの椰子酒が集まれば、その可能性はあるでしょう...と、前回の盛大な進水式を思い浮かべながら答えたわたし。しかし、どうやら今回はかなり内々の催しのようだ。

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ふとエライさんたちが集っている奥に目をやると...エッ!、↓棒に通された3枚の石貨↓が、細い木の枝に架っている!?

このカヌーの進水を祝って、誰かがこれらの石貨を献上したのだろうか。それにしても、いくら小さいとはいえ、これだけの石の重さを、あの細い枝でよく支えられるものだなあ...。こんな石貨の置き方、初めて見たよ。普通は地面に置いてあるんだけどなあ...。

石貨が飾ってあるのは、エライさんたちが座っている場所のその向こうなので、仮設屋根の隅のほうで小さく控えている女の私としては、近寄って確かめることはできない。まあ、そのうちわかるだろう。
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やがて、だんだんと潮が満ちてきて、午前11時過ぎ、ほぼ満潮となったころ、何の前触れもなく、若い男たちが動き出した。

振舞われたパン2個と椰子の実をのんびり楽しんでいたわたしたちも、あわててカメラを持ってカヌーの側に駆けつけた。
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小さ目とはいえ、アウトリガーもいれるとその幅はけっこう広く、このカヌーの重量もかなりのものだろう。それを人力だけで、木の上を転がしながら、水辺まで持っていく。
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押し出されていくカヌーの両サイドの動きを見ながら指示を出す者、機転を利かせながら先にまわってコロの木を移動させる者、カヌーに取りついて馬力を出す者...、年寄りやエライさん、そして村外から来たゲスト以外、集まった男たち全員が、それぞれの役回りを率先してこなしている。みんな、なんだか楽しそうだ。
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ようやく水辺にたどり着いたカヌー、でも、まだ気は抜けない。カヌーはちゃんと水に浮くだろうか?アウトリガーとのバランスは...?みんなの注目が集まる。

なんといっても喫水が深いので、浅い浜ではまだわからない。ある程度の水深があるところまで、ヨイショ、ヨイショともうひと息だ。
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ようやくカヌーがふわりと水に浮いたところで、ホーッとひと息。それから舵や帆柱、帆などの艤装品を積みこみ、帆柱を立てる作業が続いた。ここでも、いろいろ四苦八苦しているところをみると、まだ慣れていない若者へのトレーニングも兼ねているのかな?
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ようやく帆柱が立って、ひと休みしていると、エライさんたちの方から指示が飛んだのだろう、10人以上の男たちが再びカヌーに乗込み始めた。エエ~ッ、ちょっと人数が多すぎるんじゃないの?と思ったけれど、積載量の実験を兼ねているのかも?そしてカヌーはビクともしないで浮いている。

そこからエッサエッサと手漕ぎで沖に出て、帆を上げる作業が始まった。
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風は南西の微風、東向きのガチャパル村の海面は、プールのように静まっている。この風ではカヌーはグングンとは走れないだろうけど、練習にまもってこいかも?

ガチャパル村には「男の家」(ファルー)がふたつある。ヤップ島のファルーはかつて、漁業協同組合のような役割もしており、ひとつの村に複数のファルーがあるところも珍しくなかった。そして、ここガチャパル村には、↓こちら↓のように伝統建築で建てられたファルーと、
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今回カヌー進水をした場所のように、↓超モダンな建物↓にしちゃったところとがあって、その両極端さがおもしろい。

しかし、建物がモダンになったからといって、それまでの伝統が変わるわけではない。この村の女たちは絶対にファルーには近寄らないし、わたしもそれに敬意を表して近寄らなかったけれど、ファルーの先に長く伸ばしたカヌー用の桟橋に、同行のゲスト(女性)が行っても良いかどうか、まわりの女たちに聞いて見ると、ファルーの土台と、その近くにある儀式用の土台には乗らず、端をほうを歩いて桟橋に出るのならOKとのことだった。
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そういうわけで、ゲストと別れたわたしは両ファルーの真ん中あたりの海岸に陣取って、沖のほうで帆上げに四苦八苦しているカヌーをウォッチしていたら、この村のおばちゃんがやってきて、「ビンロウジュの実、噛むかい?」から始まる世間話に付き合うことに。まだ実が少ないこの時期に、惜しげもなく実をくれたってことは、このおばちゃん、きっとおしゃべりしたかったんだね。

そうこうしているうちに、何度かのヒヤッとする瞬間があったけれど(苦笑)♯、ようやくカヌーが順調に走り始め、一回、帆を返して戻ってきた。それからまた帆を返し、なかなかこっちに戻る気配がない。そのうちカヌーを見に集まっていた人の数がどんどん減り始め、盛り上がっているのはエライさんたちのところだけとなった。あれあれあれ?今回はカヌー試乗も、踊りも、ご馳走もなし???まあ、初めから「内輪」って感じはしていたのだけれど。
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というわけで、椰子酒を飲む機会に恵まれなかったゲストにはお気の毒だったけれど、お腹も空いてきたことだし、わたしたちも、そろそろその場を後にすることにした。

そして立ち去る前に、エライさんたちのところにご挨拶に行こうとしていたら、例の石貨が、目の前に運ばれてきた。しかも、やけに軽そうにひょいひょいと(笑)。ちょっちょっちょっと待って!
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あわててカメラを取り出して、よ~く見ると、なんとそれは石貨ではなく、サランラップに包まれた、石貨の形に作ったココナッツ・キャンディだった!それにしても、よくも似せて作ったものだなあ...。その後、そのココナッツ・キャンディ石貨は、ふたりのお兄さんに軽げに担がれて、村の中に消えていった。

ところで、最後にエライさんたちのところに挨拶に行ったとき、某国大使館勤めという女性がエライさんの座に上がりこんで嬉しそうにしておられたのを目にしたので、ちょっとひと言、書いておきたい。そりゃ~、ヤップのオジサンたちは、いかにも彼女をウエルカムしている風を装ってただろうけど、ちょっと空気を読む気になれば、その場がしっかりと互いの上下関係や立場の違いによるシステムでまわっていたことに気づけたはず。そして女子供、若者など、誰も近くにいないことを。

観光客といえども、ヤップで評価されるのは、地元のやり方に対するリスペクトフルな態度。口では何も言われないけれど、あなたの一挙手一投足は、まわりから注意深く見守られてます。〇〇さんのお陰でアタシだけエライさんの座に混じってお話できたのよ...なんて、某国在外公館職員の彼女が勘違いしないことを祈る。そして、ヤップでは、あなたが考えるエライさんだけがエライ、のではないってことも、知っておいてね^^

<追記>
♯わたしたちが去ったあと、残ったヤップ在住アメリカ人とわずかな(1人?)観光客のために、カヌー体験乗船がゴリ押し提供されたみたいですね。あげくに転覆、怪我をされた方もおられたようで、ご愁傷様でした(良い体験だったでしょ)。この日のクルーは見るからに経験不足、遠めで見るカヌーはすこぶる不安定...わたしたちに、「きょうは乗船はないよ」と言ってくれた主催者は、正解でした~♪

(参照)
新造カヌーの進水式-その1
http://suyap.exblog.jp/7423556/
新造カヌーの進水式-その2
http://suyap.exblog.jp/7425642/


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by suyap | 2011-08-21 13:50 | ヤップの伝統文化

きょうも元気な路傍の花々

a0043520_704078.jpgいろいろなことが重なって、もういくつ寝るとお休日...♪なんて歌を口づさみたくなるようなバタバタの日々、ふと仕事場のまわりに目をやってみた。今年は雨が多いので、草花はいつになく活き活きして見えるなあ。

このあたりは、ときどき大家さんが芝刈り機でガガガ~と散髪してしまうので、いろんな草花も一気に刈られてしまうのだけど、しばらくすると、また元通りに育っていく。道端の生き物は、みんなたくましい。

a0043520_705191.jpgなんだか知らないマメ科の花に、大きなハエだかアブ(?)だかが取りついていた。そ~っと近寄っても逃げる様子もない。チューチューと花の蜜を吸っていたのだろうか?

というわけで、いまちょっとブログにかまけている時間がありません。あと2晩くらい寝ると(笑)、またドーンと書ける暇ができますので、ヘビーな記事をお好みの方々(笑)、もう少しお待ちくださいませ。


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by suyap | 2011-08-20 07:13 | ヤップな日々

ヤップ的ランチ

a0043520_773214.jpgいまではヤップでも昼時になると、いろんなテイクアウト・ランチが店頭に並ぶようになって、ランチタイムが終わる頃には、それらのほとんどが売り切れる。サンドウィッチあり、ハンバーガーあり、タロイモあり、BBQとローカルフードの詰め合わせあり、それなりにバラエティに富んでいる。

ある日、Tおばあちゃんに呼ばれて、お昼を一緒することになった。朝から何度も電話があって「魚はどうやって食べたいか」と聞いてきたり、なんだかハリキリ過ぎ(笑)。ちょっと遅刻して行ってみると、ドーンとこんな料理が用意されていた。

a0043520_774640.jpg包みを開けてみると、出てきたのは2匹のアイゴ。アイゴは柔らかいので、空揚げなどにする以外は、炊くと崩れやすい。この料理法は、生の魚(好みで塩をして)をラック芋の葉っぱで包み、芋を炊くときにその上において、一緒にコトコト蒸し煮のようにしたもの。形は崩れにくいし、燃料節約にもなるし、一石二鳥だ。

「昔はね、土で作った鍋で、こうやって魚を炊いたんだよ」とTおばあちゃん。

a0043520_714415.jpgもちろん、一緒に食べるのはラック芋。ゴロリとでかい塊りを、それぞれがいつも携帯している小型ナイフで、好きな大きさに切って食べる。お皿はやはりラック芋の葉。いまどきエコだなんだと騒ぐ前に、ヤップでは(そして昔の日本でも)、元々しっかりエコライフやってたんだよね。

さあ、これからドルが崩れて、世界のキャッシュ経済も崩れて、ちゃんと食糧生産が出来る人だけが生き残る...そんな世の中が来てもいいように、せっせと土に足をつけるように努力しておきましょねっ。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2011-08-19 07:26 | ヤップの伝統食