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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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年送りのマンタたち

水温が若干下がったせいか(ただいま27~28度)、それとも他の要素があるのか、12月も後半になって、ようやくマンタがよく見られるようになった。
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きょう出会えたマンタは、少なく見積もっても9匹!頭上の高いところ(=浅い水深)を通過したものは、逆光で腹の模様がよく見えなかったので、見たマンタすべての個体識別が難しいから、同じマンタっぽいのをカウントしなくてということだ。

a0043520_21412172.jpg←こういう風に、マンタが次から次へと連なるときには、何か目的があってのことだから、上の写真のようにのんびりクリーニングを受けてなんかいない。特に、メスを大勢のオスが追いまわす交尾行動のときは、広い水路の中をあちこち泳ぎまわっているので、ダイバーがどういう風に彼らと遭遇できるかは、運とタイミングによることになる。

あさっての元旦が満月にあたるので、年末年始をヤップで迎えるダイバーたちには毎朝早起きしてもらうことになるのだが、こうしてマンタがたくさん出てきてくれると、大晦日に年が変わるまで起きててお祝いなんかしなくても、新年、何かいいことがありそうな気がするでしょ^^ マンタちゃん、しばらくヤップにいてね~♪


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by suyap | 2009-12-30 20:54 | ヤップの自然・海

パンツのゴム紐

a0043520_22311353.jpg日本では今日が仕事納めの人が多いのだろうが、観光産業のはしくれにいる身としては、さすがにちょっとだけ忙しい思いをしながら過ごしている。そんな折も折、はいていたパンツのゴムが緩んできた。すわ一大事!(笑)

うまくパンツのゴム紐がありますように、と祈りながら近くのYCA商店に飛び込んだら、あったあった、しかも日本製。まだこんなもので日本製が残ってるのかとちょっと感動したので、このコーナーで取り上げるべく、緩んだゴム紐のパンツのまま、まずは写真撮影を開始した(笑)。

それにしても、いまどき、こんな製品が日本から来ているなんてなあ... 2mのゴム紐と紐通し付で、たったの85セントなり。裏の説明を見ても、どこを見ても、日本製のふりをしたアジアのとっか製には見えない。小さな町工場で、心をこめて代々ゴム紐づくりをしている人たちの姿が頭に浮かぶ(ちょっと大げさ?)。

世界経済の先行きやそれにともなう日本経済の動きも、滅び行くドルとともにあまり明るくない新年になりそうだが、そんな「不況」といわれるときに、やはり一番大事にしなければならないのは、誰からも必要とされるものづくりだろう。その筆頭が食料生産なのだけど。そして、こういう小さな製品だ。

a0043520_2232933.jpg食べ物を初めとして、まず身近なもので自立して生きることができない地域は、非常にもろい。衣・食・住を地場産業で固めたあとで、余剰品を外に流して交換経済を行う。そういう社会が成り立っていれば、あちこちが不況といわれても、恐れることはない。贅沢はできないけれど、十分に生きていけるから。

そういう意味で、わたしが住むヤップのような社会は、外から入る物資が完全にストップしても、いまならまだ十分やっていける。インターネットはできなくなるだろうし、車もボートも動かなくなるだろうけれど、食べ物は住民全員が飢えをしのぐ以上のレベルで豊富にまかなえるし、着るものも住む場所もなんとかなる。これほどの安心があろうか。わたしだって全く不安はない。

翻って日本。ヤップよりちょっと寒い冬があるけれど、ほんとうは日本だって四季の産物に恵まれた豊かな島々だった。今からだって、その気になれば十分に自給自足できる国土が残っている。ただ、多くの人々がそのノウハウと、それが可能だという安心感を忘れて不安にかられている。コンビニで食料を買う金がなくなると、人生の終わりのように悲観する人が増えている。

社会に安心感を取り戻すには、まず第一次産業を活性・復活させて、その従事者を増やすこと。余った土地を自治体が借り上げて、住民にどんどん家庭菜園を奨励する(もちろん自然農法で)。実際に食料を自分の手で作ってみてこそ、モノの大切さと、それを生み出す自然への畏敬の念が生まれると思う。今の地球が死に体になった大きな原因は、食料を自分で調達することから離れてしまった人間が増えすぎたことによるというのが、わたしの持論である。

それはさておき、こういう小さなものづくりが頑張っているうちは、まだまだ日本も捨てたものではないのでは?来年も地道にコツコツやっていきまっしょ!



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by suyap | 2009-12-29 22:20 | ヤップで頑張る日本製品

クール・トウガン

a0043520_23181632.jpgお返しにもらったこのトウガン、あれから台所の床に転がったままになっていて、側を通り過ぎるたびにつまづくので思い切って一部を煮ておくことにした。

トウガンを野菜の一部として扱って、何かの料理に使おうとすると、このデカさと味の特徴の無さに、やや尻ごみしてしまう。でも、ヤップ人のトウガンの料理法は、ただ煮るだけというのが一般的。写真右上は、適当に切ったトウガンを入れた鍋に、ひたひたに水を張って煮ようとしているところ。わたしはある魂胆があって、出し昆布の切れ端をちょこっと入れておいた。

a0043520_23185957.jpg沸騰して20分くらいすると、トウガンが透き通って箸がスーッと通るようになる。これで出来上がり!荒熱が取れたら、蓋つきの容器に入れて冷蔵庫に入れておくと、料理の野菜の補完や、おやつ代わりとして、いつでも簡単に食べられる。それに、冷たいトウガンは暑くて熱した身体を冷やす働きもあるので、暑がる子供に市販の飲料を与えるより、よほどクールダウンの効果がある。とはいっても、今どきのヤップの子供たちですら、こんなトウガンの食べ方を知っている子は少なくなっているけれど。

a0043520_2319379.jpgだから、こういうレトロなトウガン料理をいまだに美味しそうに食べているのは、もっぱら、ばあちゃんたちの世代だ。小腹が空くと、冷えたトウガンを容器に入れて、スプーンで果肉をそぎ取る。昔なら、それにココナツミルクをかけていたのだろうけれど、今どきのばあちゃんたちには、砂糖とミルクという人も多い。もちろん、中には何もかけないで食べる人もいる。

a0043520_23201742.jpgわたしは砂糖も牛のミルクもできるだけ避けたいので、そのときどきで、思いついたトッピングを乗せている。今回は、パンにつけるペースト用に作り置きしていたニンニク&タマネギ油味噌を乗せてみたら、なかなかグーなお味となった。

ちなみに、このトウガンを煮るときに出し昆布を入れたのは、煮上がったトウガンを引き上げたあとの煮汁を使いたかったから。今回の煮汁はそのまま、味噌汁用のだし汁となったのであった。こうして、ひと手間で二品三品くらいデッチ上げてしまうのも、ズボラ料理の極意なり~♪



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by suyap | 2009-12-28 22:35 | ヤップの伝統食

年の瀬、ビールが高騰!

a0043520_05423.jpgクリスマス前から正月にかけて、ヤップのあちこちでパーティ・パーティ・パーティが続いているので、どうやら島のビールが枯渇しかけているようだ。

昨夕、いつも立ち寄る小売店で大好きなバド・レギュラーを買おうとしたら、バドワイザーは売り切れだよ~ん、今あるビールはハイネッケンだけ、それも今の値段は$1.95なり~♪と嬉しそうに言われてしまった。ちょっとガックリきたので、あっそう、それなら今夜はビールを断つわと店を出た。

そこで今夜は違う店に行ってみたら、バドワイザーはあるにはあったが... プレミアムがついてなななんと$1.75!いつもは$1.45で売っている店が、である。

ねえ、今度の船はいつ入港するの?と思わず店の人に聞いてみたら、31日だそうだ。あれ~~~、1月3日に予定しているピクニックに間に合うかいな、元旦は休日で2日は土曜で税関休みだろうし...と心配してたら、大丈夫よ、税関だって休日返上でみんな必死で荷を出すわよ、for sure!だって。

卵がなくても、キャベツがなくても、牛乳が切れても、コーヒー豆にいたってはもう3ヶ月も見たことないし、外から入ってくるものが何か途絶えても、外国をそのまま引きずって暮らしている人以外は、誰もなんとも騒がないけれど、ただひとつバドワイザーだけは別。あちこちの店でバドワイザーが底をつき始めると、みんなパニック気味で憂いまくる。さすが、単位人口あたりのバドワイザー売り上げ世界一を誇るヤップだけのことはある。

というわけで、どうか1月2日までに、ビールの値段が元に戻りますように...と、わたしも祈るような毎日なのであった(笑)。


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by suyap | 2009-12-28 00:58 | ヤップな日々

トナカイさん?

サンタさんを乗せて走り回ったトナカイさんがお食事中?(笑)
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もちろんそうではなくて、これはトサカリュウグウウミウシNembrotha cristata)、ただいま再びミル・チャネル某所で増殖中。このブログでも何度も紹介しているとおり、このウミウシはミドリトウメイボヤSigillina signifera)という群体ボヤだけしか食べない頑固者で、あるときバ~ッと増えたかと思うと、パタッといなくなる、というパターンを繰り返す。

その出現に、なにやら季節性や法則があるのか気になるところだが、いまのところ、わたしにはそれらが見えてこない。以下は過去にこのウミウシについて書いた記事:

2009年06月25日:食欲の初夏-ウミウシ
2008年08月29日:17年ぶりのゲスト
2008年07月23日:やあ久しぶりだね、トサカリュウグウウミウシくん!
2007年11月22日:あっちも大波、こっちも大波、だからウミウシで癒しです(笑)

手持ち写真のストックを見ても、5月~8月、11月~1月にわたっていて、間の2月、3月、4月、9月、10月が抜けているけれど、たまたまわたしが気にして撮らなかっただけかもしれないので、出現月にあまり信憑性はないかも。ただし、このウミウシがある時期パタッといなくなるのは事実。出現する場所はだいたい決まっているし、デカイやつなので見つけるのに苦労はないし、これから、もう少し気をつけて見ていこう。


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by suyap | 2009-12-27 07:12 | ヤップの自然・海

お返し

下の写真の品々は、おとといのお歳暮まわりでお返しにいただいたローカル・フード。手前のデカイのはトウガンで、その上がなななんと、マングローブガニでござい。そして今年はタンジェリン・オレンジが豊作なのか、あちこちでよく頂くようになった。この他にも、炊いたラック芋ヤムイモがあったのだけど、もう一部がお腹に入ってしまったので写真は省略(笑)。
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ヤップ島の海岸線は9割近くがマングローブに覆われているので、その気になれば、マングローブガニは、そこそこ取れるようだ。ところが、ヤップ人はエビ・カニ類にあまり情熱を示さない人たちなので、普段は「たまたま獲れたら食べるか、誰かにあげるか、レストランに売る」という感じ。レストランへ売るためにはカニ篭をしかけて獲る人もいるが、最近は刺し網にたまたま引っかかってたというキャッチのほうが多いのではないか。今回わたしのところに来たカニさんも、あまり泥がついてなかったので、おそらく刺し網由来だろう。

いちおう日本島からやってきたわたしは、やはりエビ・カニ類には目がない^^ それがわかってて、このマングローブガニを用意して待っててくれたのだろうね、アリガトウ!わたしの目の前で、オトーサンが深いバケツに入れてあったカニをエイヤッとしばりあげ、オカーサンが編んだヤシの葉のバスケットに入れてくれたのだけど、とびきり元気の良いカニで、家に帰り着くまでにバスケットから何度も脱走を試みていた。

a0043520_8431632.jpgそれなのに、24日のわたしはとっても忙しく、頂きものをドサッと家に放りこんだまま、今度は豚さんを引き取りに行かなければならなかった。

その後、大きな豚さんを大きな冷凍庫のある友人の家に預けたあと、空港でゲストをお出迎えし、パスウエイズでちょっと一杯やって深夜過ぎに帰ってみると、なななんと、バスケットからカニさんが消えているではないか!わたしはベッドが嫌いで、床に薄い敷物を引いて寝ているので、このカニさん逃亡には、一瞬、恐怖が走った。だって、寝ているうちにカニさんが顔の上を這いまわるなんて、ヤダヤダヤダヨ~(笑)。だから、疲れて眠かったけれど、必死の捜索活動を開始するはめに。

ほどなくして、カニさんは玄関に置いた箱の陰で発見された。それにしても家の「出口」がどこだか、よくわかったものだなあ。ところで、このバタバタするカニさんを、縛りなおす勇気とテクニックがわたしにはない。あまり暴れさせると身が細るし... 仕方なく、もう深夜をまわっていたけれど、カニさんを茹でておくことにした。写真はクリスマスの日の早朝、昇天したカニさんです、アーメン。その後、見事に茹で上がったカニさんを食べたい気持をぐっとこらえながら、眠りについたのであった。


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by suyap | 2009-12-26 08:27 | ヤップの伝統食

メリークリスマス

ヤップの、というよりも米英の影響下にあるキリスト教文化圏ではどこもそうだと思うけど、クリスマス・イブの12月24日は、日本でいうと大晦日のような感じの日だ。それに加えてヤップでは、この日はヤップ州憲法記念日で休日になっているから、翌25日のクリスマスと合わせて連休、それに今年は26日と27日が週末なので、見事な4連休となる。
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わたしにとってのクリスマス・イブは、例年通り24日はサンタさんになる日。同じ人に頼んでつくってもらう、毎年ほとんど変わり映えしないクリスマス・ケーキと、ささやかなギフトを持って、近しいファミリーを訪れる日でもあるので、バタバタと落ち着かない1日となる。

a0043520_05935.jpgそれに加えて、きのうはローカル・ポークの調達というミッションが加わった。いつもは年末に催行する身内の忘年ピクニックを、急な予約で1週間延期して新年ピクニックにすることにしたのだが、あちこちの家で飼われている豚さんの寿命は、クリスマス前後に尽きることが多い。年明けまで待ってローカル・ポークを捜したのでは遅すぎるぜ~という意見が大勢を占めたので、あちこちに声をかけておいたら、遠くの村の店から、いま〆たての肉が入荷したから、欲しけりゃ今日中に取りにこ~いと連絡があった。

やれやれ、この忙しい日に(笑)。それで調達できたポークは、小さめの豚さんだったのだろう、片側ショルダーと胸肉足つき、49ポンド(22キロちょっと)で73ドル50セントなり。大人子供あわせて30人以上来そうだから、これじゃ足りそうもないなあ...(ローカル・ポークは7割が脂身、それに現場で食べる分だけじゃなく、お持ち帰り用を見込まないと、「良い」ローカル・パーティは成立しないのです^^)。

a0043520_0595324.jpgまあ、それはさておき、ヤップのクリスマス・イブ。ことしのビジネス関係のイルミネーションは、去年にも増して控えめのようだ。いつもデコレーションする民家でも今年はやめたところもあり、新規参入組もあるけれど、全般的にやはり控えめ。

左上の写真は、お味もイチオシ、お値段もお手ごろなオアシス・レストランの入り口だけど、ココヤシの木に電飾を巻いてささやかなツリーの雰囲気がなかなかイケてるけれど、クリスマスらしい飾りはこれだけ。しかも、いつもどおり午後9時には閉店と、良い子のクリスマスは早くおうちに帰って着替えて教会に行きましょうってのを実践しているようだ(笑)。

a0043520_103110.jpg一方、→こちらはパスウエイズ・ホテルのレストラン。ヤップ産のシダを柱や梁に巻きつけて雰囲気を出した上で、人の背丈のシックなクリスマス・ツリーを置いている。後ろに見えるミニ庭園と相まって、なかなか良い感じだ。さすがにホテルのレストランだし、24日は木曜で、夜グアムからの飛行機便が到着したので、けっこう遅くまで開けていたが、それでもお客はわたしを入れて10人くらいのものだった。

24日のクリスマス・イブまでの数日は、大きな商店では例年どおりのクリスマス・セールをやっていたが、20ドルとか、ある金額以上の買い物には15%から25%もディスカウントがあるので、それなりに人出があったようだ。しかし、それぞれの買い物の内容を見てみると、(もちろん、わたしも含めて)クリスマス・ギフトというより、日曜雑貨や食品を、キャッシュの許すかぎり、ここぞとばかりに買いこんでいる(笑)人が、例年より多かったような気がする。

ミクロネシア銀行では、たいてい12月に入るとすぐに各窓口に置かれる、誰でも自由に食べられるキャンディ篭が、今年はクリスマスの1週間前頃になって、やっと置かれた。単に担当者が出し忘れただけかもしれないが、なんとなく世相を反映してるかなという気がしていたので、わ~、今年もやっとキャンディをもらえるのね、もう出ないのかと思ってたよ!と、窓口で待つ間に係員に軽口を叩いてみたら、あいまいな表情でニンマリされた。

一方、今年の8月にヤップ支店を開いたグアム銀行では、ビジネス口座を持つクライアントには、おそらく残高に関係なく(というのは、うちみたいな弱小でさえももらえたからね)、豪華なギフト・バッグに入った2010年のビジネス日記を、支店長が直接まわって配り歩いていた。グアムの友人の話では、2014年までにということになっている沖縄駐留米海兵隊のグアム移転のため、すでに、けっこうな額の金が米政府からグアムに振り込まれており、他の米本土の銀行が四苦八苦するのを横目に、最近のグアム銀行は業績を伸ばしているのだそうだ。
だけどな~、そういう大金に食らいつけるのは、みな本土から来た連中ばかりだ。ほんとうに来るとも、来たとしてもいつまでいるとも限らない軍隊を、グアムの自然や生活を犠牲にして受け入れても、オレたちローカルに落ちる金は、ヤツラ本土の連中が食ったピザのパンくず程度なのは、ミエミエさ。
こう言ってる本人も、元米軍志願兵で軍隊経験者だ。彼の推察を、『本土から来た連中と「日米軍産企業+政治家」ばかり』と加筆すると、もう完璧にグアム移転の構図を示しているね。こうして、グアムと沖縄が置かれ続けた現実を合わせて考えると、気が滅入るような実態にブチあたる。いますぐチェンジが必要なのは、実にこういう構図なのだよね。


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by suyap | 2009-12-25 11:53 | ヤップな日々

縁起物?

♪♪もういくつ寝るとお正月♪♪

もうそんな楽しみも失って幾歳月(笑)...
それでも、こんなブログを読むと、「出世魚」として、よくお正月の食卓に登場していたブリの照り焼き(...今から思えば、天然ブリは高すぎるから養殖ハマチだった年も多かったのではないかな?)の味を思い出して、おもわずヨダレが出てくるなあ:
ぼうずコンニャクのお魚三昧日記:千葉県産ブリ? うまい!
そんなときに、海の中でコイツを見た。
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そう、でかいホシカイワリが、お気に入りの場所で、気持ち良さそうにクリーニングを受けていた。マンタに限らず、こういうおサカナの床屋さんでは、たいていおひとり様いっぴき様定員制になっているようで、まわりには順番待ちしてる数匹のホシカイワリが、うろうろぶんぶん。
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こういうアジ系な方々は、一ヶ所にじっと留まっていることができず、ずっと泳ぎ続けているから、これだけ(80センチから1m級)デカイのが、まわりを行ったり来たりするだけでも、けっこうな迫力だ。中には上の写真のように、待ちきれないで先客を追い出したりもするヤツもいるし、陸上の人間模様を見るのも楽しいけれど、海中のお魚模様の観察もオモシロイ。

ブリとはまた違った味だが、このホシカイワリも、刺身良し、焼き物良しの、なかなか美味しいおサカナさんだから、海の中で、わたしはひとりで舌なめずりしていたのだった。


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by suyap | 2009-12-23 19:16 | ヤップの自然・海

深層の美女

クリスマス休暇が日本のお正月のような感じのヤップでは、先週の金曜日が終わったあたりから、なんとなくお休みモード、今週に入ると、あちこちの商店でクリスマス・セールが始まり、陸上の人が集まるところでは浮き足立った雰囲気が漂っている。いっぽう海の中では… あいかわらずマンタさんは、よそよそしい雰囲気だ。まあ、そうっとしておいてあげましょう^^
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べつにマンタがそっけないからというわけでもないけれど、久々に深層の美女に会いに行ってきた。彼女の名はシコンハタタテハゼ、あるいは日本のダイバーの間では学名からヘルフリッチとも呼ばれている、可憐で美しいハゼだ。

このサカナが生息する場所は、ダイバーなら誰でもご案内できるという水深ではないので、このブログでも今まで取り上げたことが無かった。それでも今回の場所は、エンリッチド・エア32%O2でギリギリOKの水深(酸素分圧があ~たらこ~たらで水深が出ますネ)…ということで、ちょこっと登場してもらうことにした。ちなみに今回はフツーのエアで潜ったけどね。

a0043520_10195665.jpgところで、左の写真はシコンハタタテハゼの親戚筋にあたるハタタテハゼなのだが、こっちのサカナは、あまりにもどこにでもいすぎて、慣れたダイバーからはほとんど見向きもされないという可愛そうな境遇なのだ(笑)。

左上の写真ではよく色が出てないけれど、ハタタテハゼだって、シコンハタタテハゼに負けないくらい、シックな色合いの美しいサカナなのに、沖縄以南の暖かい海には、浅いところから深いところまで、どこにでもたくさんいるので、わ~、きれいと感動してくれるのは、ダイビング初心者か南の海が初めてのダイバーくらいで、彼らも、そのうち見向きもしなくなるという悪循環。もしこのハタタテハゼが、もっと深いところだけにいて、数もう~んと少なければ、きっと今以上にダイバーにもてはやされるのになあって、いつも思っているわたしでさえ、写真をほとんど撮ってなかったという体たらく…。ごめんね、ハタタテハゼちゃん。

a0043520_1020465.jpg今回のシコンハタタテハゼの写真については、ポケデジの内臓フラッシュ反射板をつけ忘れるという大ドジを踏み、いかに太陽光の少ない水深といえども、オーバー・ライティングになってしまったのが悔しい。ま、手ぶれもブレブレだし、どっちみち、わたしの腕は下手なスナップ写真の域を出ないのだから、あまり落ち込むこともないか(笑)。

世界もいろいろで、場所によっては、アドバンス・レベルの推奨最大深度でシコンハタタテハゼを見られるところもあるようだけれど、ヤップの場合は、どうしても上のような深度から以深になる。それでも2004年の大きな台風が来る直前まで、ヤップ・カバーンズには、30mちょい過ぎくらいから見られるペアの個体がいた。残念なことに、彼らはたぶん台風で吹っ飛んじゃったらしく、その巣穴は現在にいたるまで無人無魚状態が続いている。

深く潜れば、いる場所にはいる魚で、とくに珍しいというわけではないが、こういう深層の美女に会いに行くには、連れの厳選は大切である。マイルールとしては、毎潜水後、1)自分の身体を駆けめぐっているサイレント・バブルのぱっきゅ~ん、ぱっきゅ~んという音が聞こえ、2)心地よいけだるさ加減からビールを飲むタイミングと量を測れること、などが必須条件かな。えっ、何のことだかわからない?そういうヒトは、もっと浅いところでたくさんダイビングを楽しみながら、おいおい、ぱっきゅ~ん、ぱっきゅ~んに耳を澄ませるようになりませう(笑)。


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by suyap | 2009-12-22 16:14 | ヤップの自然・海

コガネグモ日記-男を食う女(笑)

a0043520_16335338.jpgわが愛しのコガネグモちゃんの脱皮が見られた翌日の夜、ちょっと一杯やってほろ酔い加減で車に戻ると(オイオイ)、あっ、小さなクモがいるよ、と友人が教えてくれた。なるほと、2匹のオスグモが、わたしのコガネグモちゃんに言い寄っていた。木がたくさん生えているところに車を止めていたので、彼女もやっとボーイフレンドに恵まれたのだろうか。話には聞いていたけれど、それにしても、オスグモは小さいなあ(笑)。

a0043520_16343527.jpg速攻で家に戻ってポケデジを持ち出し、夜分もいとわず激写を開始。じっと観察していると、メスグモがまったく動かずに構えているなかで、2匹のオスグモは、あっち行ったり、こっち来たり、いろいろな角度からメスグモにアプローチを試みていた。ときにはオスグモ同士のバトルもあったりして、メスをめぐるオスの戦いは、どこの世界でも一緒だなあ、いまどき日本のホモサピエンス男子以外は(おっと...)

a0043520_16464686.jpgときには、メスの真裏からもアプローチするオスグモ。

えっ、えっ、こんなしてやっちゃうの?と、あわててカメラを構えてみたけれど、結局、この体勢ではメスにはお触りもさせてもらえなかったようで... (注:文末をご覧ください)

それとも強力なサーチライト(カメラのフラッシュ)がときどき光るので、やはりメスとしては恥ずかしいのかなあ?

a0043520_16362055.jpgちなみに小さなオスくんを拡大してみると、←こんな感じ。垣根の裏から忍び寄ろうとしたら、意外に距離がありましたってことかも。

メスに気づいてもらってるんだかどうだかね...キミ、出直したほうがいいんじゃない?(笑)

a0043520_16352813.jpgそんなわたしのつぶやきが聞こえたのかどうが、われこそはと必死なオスその1くんがネットの表側にまわって来たとたん、事態が急展開!

そのあまりの速さと意外さに、カメラ係もあわわ、あわわ...

なんとメスグモは、すぐ近くにいるオスその1くんではなく、遠くで指をくわえていたオスその2くんに飛びついたのだ。

a0043520_16392613.jpg今度はじぶんが指をくわえるはめになったオスその1くんが、すぐ近くをウロウロするなかで、メスグモに抱えこまれたオスその2くんは、ラブラブ、うっふ~ん...なのかいなと、わたしまでやや興奮気味で見つめていると、あれあれあれ、なんか様子が変?

a0043520_16401027.jpgずいぶん長いことモゾモゾやってるな~、クモの「交接」ってけっこう長いんだ~と思っていたら、ひゃ~、憐れオスその2くんは、すでに糸で簀巻きにされてしまっていた!

その展開を目の前で見せつけられても、なおも執拗にメスにアプローチするオスその1くん、危ない!はやく現実に目覚めろ!(笑)。

a0043520_16405036.jpgわたしの叫びが届いたか、オスその1くん、一瞬、飛びのくも、オスその2くんの簀巻きを終えたメスグモは、間髪をいれず飛び掛り...

2匹のオスグモとも、ほぼ同じ距離にあるときにメスグモに飛びつかれているので、もしかしたら、大きなメスグモが小さなオスグモに飛びかかるには、ある程度の距離が必要なのかもしれない。

a0043520_16413772.jpgこうして2匹のオスグモは、見事この世の役割を終えて、きれいな2個の簀巻きになりましたとさ。

メスグモ:あら、2回も激しい運動をしたら、なんだかお腹が空いてきたわね。どうれ、ひとつ、食べちゃいましょうか。

やおら、いま簀巻きにしたばかりのオスグモを食べ始めるメスグモ...

a0043520_16422263.jpg1個目の簀巻きをぺろりと平らげると...

メスグモ:ああ美味しかった!でも、もうひとつあるのよね、簀巻き。あれの後はお腹が空くのよ、うっふっふ。

a0043520_1644573.jpgしばらくの躊躇があったような、無かったような... 結局、彼女は2個目の簀巻きにとりかかっていった。

むしゃむしゃむしゃ...

い~と~し~い♪ お~い~し~い♪ わたしのか~れ~よ♪♪...

むしゃむしゃむしゃ...


a0043520_16451895.jpgむしゃむしゃむしゃ...

あ~な~た~の♪ か~ら~だ~は♪ わたしのか~ら~だ♪♪...

むしゃむしゃむしゃ...

す~べ~て~は♪ げ~ん~き~な♪ ややこのた~め~よ♪♪...

むしゃむしゃむしゃ...


a0043520_1646013.jpgこうして2個の簀巻き=オスグモをぺろりと平らげたコガネグモちゃんの身体は、ひとまわりもふたまわりも大きくなったように見えた。

やはりメスは偉大だ!(笑)。

深夜の激しい運動と絢爛豪華な食事の後、コガネグモのメスは何事も無かったように痛んだ巣の修復作業に取りかかったので、わたしもポケデジのスイッチを切って、家に引き上げて眠ることにした。オスに対する一抹の哀れを感じつつ、メスに生まれた喜びを噛み締めながら...うっふっふ。


(追記)
いつもコメントいただいているMr.Radishさんから、クモの「交接」について次のよううな詳しい説明をいただきました。本文でははじめ「交尾」と書いていましたが、「交接」と直しておきました。
クモは、一般的な動物のような「交尾」はせず、オスが自分の触肢の先端に精子を溜め込み、それをメスの腹面にある「外雌器」と呼ばれる器官に移す、という形の性行動を行います。「交尾」ではなく、「交接」と呼びます。雌の腹面に、目的の外雌器があるので、多くの場合、雄は雌の腹面からアタックします。・・・背中に乗っかってもしょうがない。♂その1君は、何とか交接できたのではないかと思いますが・・・。
Mr.Radishさん、ありがとうございました。


コガネグモの窓飾り
コガネグモ日記-大きくなあれ

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by suyap | 2009-12-20 16:26 | ヤップの自然・陸