ブログトップ | ログイン

ミクロネシアの小さな島・ヤップより

suyap.exblog.jp

<   2008年 12月 ( 18 )   > この月の画像一覧

ミクロネシアミツスイの一家

a0043520_2381712.jpg今年の潜り納めダイビングは幸い雨も止んで、朝7時、桟橋でウキウキ準備をしていると、チョメさんが、しきりに大きなゴムノキを見上げていた。
なになに、なにがあるの?
と見にいくと、ウンメルの巣だった!

a0043520_2391072.jpgヤップ語でウンメルというのは、ミクロネシアミツスイ(Micronesian honeyeater, Myzomela rubratra)のこと、ヤップのほか、パラオやチューク、ポンペイ、コスラエ、それに北マリアナ諸島で見られる鳥だ。グアムにもいたけど、米軍や観光開発のため、すでに絶滅危惧種になっている。

ゲストにそーっとミツスイの巣を見せているチョメさんの、キッコーマンTシャツにもご注目を!(笑)。

a0043520_239489.jpgみんなで巣を見ていると、どこからかお父さん鳥が、あわてて飛んできた。
だっだれだー、うちの子に手をだすな~~~!
彼は巣のあるゴムノキの枝の間を忙しく飛びまわり、大きな声で鳴いている。

a0043520_23104238.jpgお母さん鳥も、ちょっと離れたところで大あわて。お父さん鳥ほど声は出さないけれど、パニック気味で右往左往。

それにしても、ウンメルの写真をポケット・デジカメでこれだけ撮れるなんて、めったに無いこと。ウンメルはヤップにはまだたくさんいるけれど、いつもはカメラを向けるとスーッと姿を隠して決して人を近寄せない。

a0043520_2311213.jpg巣の中の子を見守る両親鳥は、外敵の侵入に身を挺して騒ぎ立てている。それにしても、どうしてこんなに手の届くところに巣を作ったのだろう?
(ニンゲンの)子供たちに見つかると持っていかれるから、まわりに人がいるときには巣を見るなよ。
チョメからのお達し。

そうしてる間も、お父さん鳥は雛のいる巣のすぐそばまできて、チッチッチッチッチーと威嚇的な鳴き声をあげている。

a0043520_231225.jpgスタッフもみんな帰ってしまった夕方、あたりには誰もいないようなので、ウンメルの巣をもう一度ひとりで見にいった。お父さん鳥とお母さん鳥はどこで寝るのだろう?ウンメルもやはり鳥目になるのかしら?なにやら気になるし...

わたしはチョメほど背が高くないので、巣のある枝を引き下げて見るためには、何度もジャンプをくりかえして、やっと巣が近くなったけれど、なかなか覗けるところまで引き下ろせない。だから背高立ちして腕を伸ばしてカメラを近づけて、あとはあってずっぽうでやっと撮ったのが右上の写真。

a0043520_23123411.jpgその間も、お父さん鳥は威嚇鳴きを続けてて、眼光も鋭くわたしに抗議の目を向けてるし、お母さんもまわりでパタパタしている気配。ゴメンね、でも、もうちょっと撮らせて...!

それでも、だんだん鳥たちに申し訳なくなってきた。

a0043520_23133053.jpgそれにしても、なんじゃこりゃ?いったい何羽の雛がいるんだろう?

お父さんの威嚇はますます激しくなり、わたしはますます後ろめたくなり...すごい迫力の抗議だ。

a0043520_2314745.jpgこんな小さな鳥だって、いっしょうけんめい子育てしているのに...なんてことは、言わないけれど、子育て中の親って、すごいなーと思った。

お父さん、怒ってるときは、小さい体がどんどん大きく膨らんでいくのを発見。はいはい、もうすぐ退散いたしますってば。



(参照)
Micronesian Myzomela



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックを!



◆◇ヤップの情報はこちらでもどうぞ◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
by suyap | 2008-12-31 23:27 | ヤップの自然・陸

しずかな、しずかな晦日の夜

a0043520_23415090.jpg
クリスマスを終えて、ヤップはやっと落ち着きを取りもどした。こちらのお正月休みは元旦だけなので、今年は、政府や一般の会社は木曜を休んで金曜出勤、また土日が休みってことになる。さすがに元旦だけは、他の休日のように金曜(1月2日)に繰り延べて3連休というようにはしないようだ。

日本では御用納めした企業が多いだろうけど、ヤップではどこでも31日まで平常どおりの営業だ。とくに大掃除なんてもしないしね(笑)。

そんなわけで、きわめてフツーの日が続いているヤップにきて、拍子抜けするツーリストも多いだろう。とくに今年はツーリストが激減しているので、どこのホテルも半入り以下、数室しか埋まってないところもあり、お正月を人に会わずにのんびり過ごしたい方なら、来年はヤップへどうぞ^^

##きょうの写真は記事とはまったく関係ないけど、クロオビアトヒキテンジクダイイトヒキテンジクダイの集合住宅です。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックを!



◆◇ヤップの情報はこちらでもどうぞ◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
by suyap | 2008-12-30 23:27 | ヤップな日々

宇宙のちっぽけな排泄...あるいは?

a0043520_13192283.jpg12月27日よりイスラエル軍による大規模なガザ空爆が続いているという。(左の写真は1944年の空爆で炎上するヤップのタラン島-空爆する米軍機より撮られたもの/米国立公文書館所蔵)

あちこちのニュースや論評では、当然イスラエルへの非難が目立つが、イスラエルの現政権は日本の現政権に負けず劣らず死に体のようで、いわば国際軍に調停を求める破れかぶれのアクションではないか、という分析もある。
田中宇の国際ニュース解説:オバマに贈られる中東大戦争
http://www.tanakanews.com/081228Gaza.htm
仮にイスラエル現政権の思惑どおり、欧・露・国連が米(オバマ?)とともに調停に成功しても、2月の総選挙で好戦派がイスラエル議会で優位に立てば、先行きは危うい。

一方、インド・パキスタン国境にも緊張が高まっている。いま地球上のすべての生物が忘れてはならないことは、イスラエル・インド・パキスタンとも、核保有国であるということ、それに、破れかぶれとなった好戦派が、「愛国心」などという幻影に踊らされて何をしでかすかわからないという狂気の存在。誰がこれをコントロールできるというのか?その狂気を煽るものは誰か(何か)?

そんな獏とした不安を抱えているとき、竹山徹朗さんのメールマガジン「Publicity」が届いて、ある意味、ガーンとなった。

それは、
2008/12/15配信【PUBLICITY】1805:資本の論理と無縁所5~「世の中=国家」の錯覚
http://www.emaga.com/bn/?2008120048116972003269.7777
「世の中」=「国家」
という観念は、ただの錯覚である、ということだ。ここを「自明の理」だなどと思い込んだら、とんでもないことになる。というか今、なっている。
という竹山さんの記事を受けて読者から寄せられたある文章だった。

2008/12/27配信【PUBLICITY】1808:読者の物語~最後の消費
http://www.emaga.com/bn/?2008120087289401003777.7777
詩人山本陽子の「神の穴は深淵の孔」の一節を思い出しました。
「人間は 国家とか 政治組織がなくても生きることができてしかも新しい人間に なり続けていなければ 人間はもう生きることができない。人間は消費し続けてきたので、いま最後の偉大なる消費、人間の消滅へと向っているのだ。そして人類の絶滅・殺りくは悲劇ではなく 尾を引いたすい星で 宇宙のちっぽけな排泄にすぎず 静かに闇がおしよせてきて その死は無意味なものであり 人間の不滅の死はもうそこから失われている」(山本陽子全集1より)
1966年に書かれた夭折の詩人の処女詩が、輝きをもってよみがえりそうな世相ですね
山本陽子さんといえば、わたしは女優の山本陽子さんしか知らなかったが、ほぼ同世代に詩人の山本陽子さんもおられたのですね。

以下は「詩人」山本陽子さんをザーッとググッてみた結果で、気になったものをとりあえず列挙(というか烈読-すぐ本を探しにいけない距離が悲しい):
7年の歳月かけ、詩人山本陽子全集4巻完結
詩とは、寺の言葉である
山本陽子の詩について(2001/5/3)
劇的な人生:新連載(7)
それにしても、彼女が存命していた頃には、まだ核実験のたびに世界終末時計(核の時計)の針が何分に動かされたか、必ずニュースになっていた。それが、いつのまにやら、トンと目にも耳にもしなくなっているのはどういうことか?

1949年にソ連が核実験に成功したときよりも(3分前)
1953年にアメリカとソ連が水爆実験に成功したときよりも(2分前)
1984年に米ソ間の軍拡競争が激化したときよりも(3分前)

わたしにとって、今のほうが現実的な危機感は大きい。
人間は消費し続けてきたので、
いま最後の偉大なる消費、
人間の消滅へと向っているのだ。
そして人類の絶滅・殺りくは悲劇ではなく 
尾を引いたすい星で 
宇宙のちっぽけな排泄にすぎず 
静かに闇がおしよせてきて 
その死は無意味なものであり 
人間の不滅の死はもうそこから失われている
彼女のような鮮烈な言葉を今まで持たなかっただけで、わたしの根源的な虚無感も、この詩人と同じところに発しているのだろうなあ。

で、このワケワカメな日記の結びは、ふたたび竹山さんより拝借して...
「で、自分、覚悟でけてるシルヴプレ?」
なのでした。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックを!



◆◇ヤップの情報はこちらでもどうぞ◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
by suyap | 2008-12-29 13:13 | 戦争はビジネス(怒)

ビーチで忘年ピクニック!<2008年版>

a0043520_17163411.jpgスタッフのリクエストにより今年も去年と同じビーチで、恒例の忘年ピクニックを執り行った。

西側に大風の吹いた嵐による損傷のため、去年あった小屋は撤収され、かわりに新しい小屋がたっていたけど、もちろん子供たちは大喜びで、到着するなり、まずは水の中にザブザブザブ。

a0043520_17172914.jpg少し遅れて到着したら、われらが「火付け奉行」チョメが取り仕切り、すでにドラム缶バーベキューは始まっていた。今年はタミーの10代の息子たちが、立派にアシスタントをつとめている。

今回も、68ポンド(約31キロ)のローカル・ポークは、チョメタミーとその家族にゆだねられて、処理された。

a0043520_1718961.jpgヤップのバーベキューにはつき物のホットドッグを使わないというわたしのポリシーに、子供好きのチョメから「ポークだけじゃ子供が喜ばないぞ」という意義が出て、彼のアイディアで、シシカバブ風の串を作ることになった。出来が楽しみだ^^

a0043520_17224579.jpgところでビーチのほうは、上に書いたように西からの大波によって、かなり砂が洗われていた。

しかし、これをもってすぐに地球温暖化による海面水位上昇だと早合点しないでいただきたい。ヤップの年配者から昔話を聞いても、長い年月の間には、海岸線は進出・後退を繰り返しているのがわかるのだから。

a0043520_17233992.jpgさて去年も書いたように、こういうローカルな集まりでは、まずそれぞれが自分の居場所を作ることが大事になってくる。こういう新しい場所にやってくると、男と女、それに同じ年代グループが、分かれてそれぞれの陣地を確保する。左↑は「男の家」。

a0043520_17242831.jpgG嬢やその妹、タミーの娘らは、なんとなく新築の小屋に陣取り始めた。ここは広いし、料理を置く場所にもなったので、便利で良いねえ(笑)。

別に誰がどこにいても誰もとがめたり気にはしないのだけど、場違いな場所に身を置いていたら、ちっとばかし惨めな思いをするのは自分だし、かといって多少背伸びをして場についていこうとする者が、それなりにフィットしていればそれはそれで良しみたい。ただし、男と女の場ははっきり区別される。

a0043520_17252096.jpg←こちらは、到着するなり、G嬢ママがバドワイザーの空き箱を地面に敷きつめて作った「女の家」。御年20代後半のG嬢はまだ入らない。ビールを飲んで少々トウのたった女たちの場所-大人でもお酒を飲まないTさんの奥さんは、女子の小屋に陣取ってたし、やはり下戸の離島のは、まだ小さな自分の娘らと一緒に過ごしていた。

a0043520_17273061.jpga0043520_172852.jpg
いよいよ、バーベキューも焼きあがり、子供たちもお腹を空かせて、料理を配る時間となった。まずは、大人の刺身から。左上の1m級のバラクーダが、左上の刺身に...

a0043520_1729516.jpga0043520_17294157.jpg
チョメタミー特製のシシカバブとローカル・ポークのバーベキュー。今年のソースはちょっと甘めだったけど、とっても味がしみこんでて美味しかったよ。それにシシカバブに、ちゃんとピーマンとタマネギを買ってきて使っていたのには感心した。 今年もタミーの奥さんは里の寝たきりのお母さんの面倒を見るので忙しく、準備はすべて男手だったらしいのに。

a0043520_17303419.jpga0043520_17311326.jpg
実はG嬢はポークを食べない。だからといって輸入物のチキンを使いたくないので、チョメの家のチキンを3羽取ってきてもらっておいた。それをビンロウジュの葉の鞘で包み煮にしたのが↑左。↑右は煮たバナナ。

a0043520_1732254.jpga0043520_17325254.jpg
それぞれの家庭から持ち寄ったローカル・フードが並びます。左右の黄色いのが、元祖ヤップのタロイモ‐ラック。↑左の真ん中に並んでいる紫のイモは、ヤムイモの一種で、ヤップ語名はドォグ

a0043520_17342369.jpga0043520_17345783.jpg
やや~、今年は文書まで渡しておいたのに、まだフード・カラーを使っている家がある(↑左)。せっかくのバナナがピンクに染まっちゃった...(涙)。右はパパイヤのキムチ。

a0043520_17362523.jpga0043520_1737211.jpg
↑こちらはsuyap特製のサラダ(左)と、カボチャの水煮(右)。あまりマヨネーズを使いたくなかったので、ニンジン、ダイコン、サヤインゲンをさっと油で炒めて塩を振り、蒸し煮にしたものと、薄切りタマネギ+リンゴを酢水にくぐらせたものを、オリーブ油とリンゴ酢でまとめてみた。

a0043520_17374681.jpga0043520_17383312.jpg
で、↑左が一人当てのお皿。右は数人でつまんでいるバラクーダの刺身。

a0043520_17402499.jpg

大人たちが、なんだかんだ飲んだり食べたりしているうちに、子供たちはせっせと遊んでいる模様。そんなとき、G嬢はいつも子守り役だ。

a0043520_17417100.jpg

浜に下りてみると、いつのまにか、ヤドカリたちもミーティング中のようで...(笑)。

a0043520_17414816.jpga0043520_17422646.jpg
潮が引いたビーチには、盛大なアートが描かれていた。

a0043520_17431155.jpga0043520_1744056.jpg
そんな楽しい浜遊びも、日が傾いて潮が満ちてくると...

a0043520_17451942.jpg

なごり惜しいけど、また来年もあるしさ...
タミーJr.の後姿が、なかなか画になってるなあ。君は父と違って、背中で語る男になるかい?

a0043520_17455933.jpga0043520_17463581.jpg
子供たちのそんなタイミングを見計らって、 「火守り奉行」のチョメが、せっせと燃えるゴミを燃やし始めた。

今年は夕方が満潮であったのと、ちょっと曇り勝ちであったので、なんとなく早めにビーチをあとにした。来る年が、みんなに良いときを与えてくれますように!


(参照)
ビーチでピクニック!
http://suyap.exblog.jp/6622276/

ビーチでピクニック!(続編)
http://suyap.exblog.jp/6622299/



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックを!



◆◇ヤップの情報はこちらでもどうぞ◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
by suyap | 2008-12-28 15:24 | ヤップな日々

考え過ぎかな?

いつもの年なら、クリスマス当日(12月25日)は日本のお正月なみにどこの店も閉まっているのに、今年は意外に営業している商店が多かったことに驚いたのだが...

a0043520_011286.jpg

リーフの浅瀬で、みんな同じ方向に向いて「まとまって」いるノコギリダイの群れ。彼らとて、餌づけすると、急に個人主義になって、てんでバラバラ、勝手な方向に向き始めちゃう。衣食足りてなんとやら、ニンゲンも同じだね-と思うことあり。

ところで、きょうやっと少しネットを覗く時間が持てたので、イラクで靴を投げつけられたブッシュくんのYouTubeでも見てみようかと思ったら、もう取り下げられていた。この一報をわたしが見たのは、カナダde日本語の美爾依さんのブログなのだけど、
ブッシュがイラクで「消え去れこの犬め!」と靴を投げられる (YouTube動画あり)
その瞬間の各シーンの静止画が載っているので、YouTube見なくてもなんとなくわかるね。

a0043520_015191.jpgもうひとつ、わたしがよくお邪魔するジョージのブログさんとこでも、このことを早速取り上げている。記者が叫んだのは、
This is a farewell kiss, you dog!
という言葉だったようだ。日本の報道で広まった翻訳とは、ちとニュアンスが違うような...

それにしても、とっさに靴を避けようとするブッシュの隣に立っているマリキ首相が、なにやら微笑みを浮かべてボーッとしているのに、ちょっと違和感が残らないか?へそ曲がりなわたしは、これもヤラセじゃないかと思ったりしている。(ここでいうヤラセとは、ブッシュを悪者にして世界のフラストレーションを吐き出させ、チェンジを狙うってことね。どこへ向かってのチェンジかは、誰も知らされてないというのに...)

伝え聞くところによると、アメリカではオバマの支持率が80パーセントを超えたそうな。いくら、先行き不安な閉塞状況からのチェンジを望む人々が多いとはいえ、わたしはその数字にゾーッとする。ブッシュ同様、オバマだって操り人形にかわりない。ま、ブッシュより多少マシであることを祈るが、世界が変な方向に行かないように見張るのは、一握りの為政者とそのバックではなく、わたしたち、ひとりひとりであることを、よく噛み締めて新しい年を迎えたい。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックを!



◆◇ヤップの情報はこちらでもどうぞ◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
by suyap | 2008-12-25 23:56 | ヤップな日々

静かなクリスマス

a0043520_2327214.jpg12月10日の記事で、ヤップのクリスマス・イルミネーションが「電気代の高騰と経済不安から、今年は去年にも増して控えめ」と書いたけど、クリスマスが近づくにつれて、それは、「控えめ派」と「イケイケ派」の二手にはっきり分かれていることに気づいた。

「イケイケ派」は、4年前の台風援助バブル最後のキャッシュを顧客の財布から吐き出させることを狙っている小売業(まあ商売している本人達はそこまで考えてはいないだろうけど、台風マネーによる復興工事がまだ続いている限り、人々には細々でも小金は落ちているわけで...)

a0043520_2328858.jpgそして、その小金を手にした一部の超派手好き(笑)は...?コロニアを見下ろす高台にあるこの家→は、毎年、庭の木に派手な電飾を施すのだけど、ことしは去年より盛大な飾り付けになった。

わたしの予想に反して「イケイケ派」の電飾が増えた理由は、おそらく取り過ぎた電気代の還付を電力公社が始めたことも、大きく影響しているだろう。

a0043520_23284950.jpg←は、わが家の11月末支払い分請求明細書。今年の10月末分から還付が始まったので、これは2回目だけど、わたしはまだ電力公社に$1045.50もの「貸し」がある(笑)。今のままの消費量なら、今後1年以上は電気代を払う必要はなさそうだ^^。ただし、公社がそれまで燃油を買い続けられればの話だけど。

それだもんだから、あまり世界の情勢や将来のことを考えずとも、

a0043520_23292458.jpgとりあえず商売やってける小売業や庶民の一部は、「イケイケ派」に走ってしまったのだろう(笑)。

→は人っ子ひとりいないクリスマス・イブの某コインランドリー。街灯に照らされた店頭に輝く電飾も淋しそうだなあ...

a0043520_23295642.jpg←こっちも、誰も通りがからない某ベーカリーの店頭。店内のツリーがひとりぼっちで輝いていた。

かたや「控えめ派」なのは、観光産業全般だ。観光客の動きは、その観光客がやってくる国の経済状態をもろ反映する。バブルがはじけて日本経済がガタピシになった1997~98年にかけて日本人の入島数は半減し、やや回復してきたものの、以後もそんなに延びてはいない。一方、クリントン政権時代にイケイケ・ドンドンとなったアメリカ経済を反映して、90年代から911までくらいのアメリカ人観光客は、ほんとうに元気がよかった。

a0043520_23303376.jpg911以降、それにかげりが出てきたとはいえ、そんなに目に見えて激減とはいかなかったが、今年の秋以降、どんなに鈍感な者にもようやく大変化が見えるようになった。

本来、12月から3月にかけては、北米大陸やヨーロッパからの観光客でヤップは大賑わいのはずなのに、今年はアメリカ人客の予約が全く入らないという。ヨーロッパ経済もそんなに芳しくないので、ヨーロッパ人も伸びていないらしい。右上はアメリカ人経営のヤップ大手ホテルの遠景だけど、右手のホテル客室に灯りは見えない。船上レストランの、それも例年より控えめなイルミネーションが、かろうじて「営業中」であることを示している。

クリスマス・イブ午後9時30分、コロニアに6軒あるレストランでまだ営業していたのはわずかに2軒だった。今年の12月24日は連休初日だし、自前の豚やニワトリでご馳走を作って親戚縁者や友人が集い、クリスマス・イブを楽しんでいるローカル・ファミリーが多い。敬虔なクリスチャンを自認する者は、深夜のミサにそなえて忙しい。だから、レストランを開けて待っていても、ローカル客はほとんど期待できない。そこにもってきて島に滞在中の観光客が少ないとなれば、クリスマス・イブにレストランを開けておく意味がないわけだ。

そんなわけで、今年のヤップのホテル、レストランは、軒並み、クリスマス・イルミネーション「控えめ派」なわけだ。まあ、これから数年、ツーリズムにはあまり期待しないで、島で自給自足の生活を見直す時間を持てるのは、ヤップにとっては良いことだとわたしは思っている。

それは日本にとっても同じようで、田中宇の国際ニュース解説がこんな記事を上げた:
世界的な政治覚醒を扇るアメリカ
http://www.tanakanews.com/081224awakening.htm
 2009年から日本でも大不況が深刻化し、当分は失業したり減給したりして、日本人の生活も大変になるだろうが、この不況は日本人を対米従属から解き放ち、政治的覚醒につながりうる。日本にとって敗戦以来の大転換となりうる、政治的な好機がやってくる。
セイフティー・ネットが減退している今の日本で、実際に失業したり減給となって生活に困窮している人々にとっては大変な時代だけれど、どんなに切羽詰っても、どこかに必ず道があることを固く信じて、いのちだけは、どうか大切に。村野瀬玲奈の秘書課広報室のように、実際に困っている人たちの相談先をブログで紹介することも大事だと思った:
困った時の相談先 (ブログ「労働組合ってなにするところ?」と「反貧困でつながろう」から転載)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1030.html
家族や個人がバラバラに生きている今の日本と違って、ヤップのようにまだ大家族やコミュニティに依存できる社会では、それはそれなりの生き難さはあるけれど、いざとなったら誰か彼かが面倒を見てくれるサという安心感は何ものにも替えがたい。そんな「他者」やコミュニティに対する甘え(あるいは依存心)の意味を、日本人はもう一度見直したほうが良いかもしれない。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックを!



◆◇ヤップの情報はこちらでもどうぞ◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
by suyap | 2008-12-24 23:06 | ヤップな日々

捜索と回収

2日前にうっかり海中に落としたものを捜しに潜った。そう、アドバンス・コースのテーマのひとつでもある「捜索と回収」の実践版(笑)。

a0043520_2314095.jpg場所は、小物天国でもあるナマコヘブンで、落ちている場所はおそらく深いところと予想されるので、モノが見つかるまでは、←ヒトデカクレエビなんかと遊んでいるヒマはない。まずは深いほうからライン・スウィープ。

a0043520_23131191.jpgでもやはり、小さなモノたちにどうしても目がいくなあ...。レッドストライプド・ゴビー(レインフォーズ・ゴビー)も、じっとこちらの作業を眺めているみたい。

で、なにを落としたかといえば...

a0043520_23153873.jpgジャジャーン、商売道具の大事なマスクでしたー(爆)。

ダイビング用のマスクというのは、使えば使うほどに顔になじんでくるので、愛着という理由だけでこだわっているわけではない。わたしのいびつな顔にマスクを合わせるには、そうとう時間がかかるし...。落とした直後を含めこの2日間、とても忙しくて助けにこられなくて、ゴメン>マイ・マスク。

a0043520_23162844.jpg海の中っていうのは、すごい生命力旺盛な世界で、たった2日のあいだに、わがマスクにはすでに海藻が付着し始めていた。

で、なんで、商売道具に海に落としたんだって?あっはっは、それはヒミツです(恥ずかしくていえません-汗)。めったに他のダイバーが通りかかることもない深い場所だったけど、会社のロゴ入りストラップをつけたマスクが海藻に絡まれながら転がってるのを見つけられるのはなおさら恥ずかしいことだし、なにはともあれ、見つかって、よかった、よかった...




最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックを!



◆◇ヤップの情報はこちらでもどうぞ◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
by suyap | 2008-12-22 23:20 | ヤップの自然・海

アグレッシブ?

a0043520_22191136.jpg貿易風がガンガン吹いてる今日この頃、昨日から学校はクリスマス休暇に入ったし、来週には州憲法の日(24日)とクリスマス(25日)の連休があるしで、ヤップでは大人も子供も、ほとんど長期お休みモードに突入している。それに影響を受けたのか(そんな馬鹿な-笑)、ヴァーティーゴのサメさんたちも、かなり浮き足だっていた。

まずはお口をぱっくり開けて泳ぎ回っている↑オグロメジロザメ↑(Carcharhinus amblyrhynchos)のお母さん、胸びれの形を見ればそんなにお腹が空いてるわけでもなさそうだけど、いったいそのお口はどうしちゃったの?

a0043520_22195155.jpgこちらは、なぜか「今日は水面な日」のツマグロCarcharhinus melanopterus)嬢、係留ブイにボートを繋いだとたんから、水面に背びれを立ててお出迎えしてくれた。

ヴァーティーゴではいまだにサメの餌づけをやっているダイビング・サービスがあるので、サメに限らず、サカナがみんな、てんでバラバラに、ダイバーを見ると物欲しそうに集まってくるってわけで、餌をもってないわtしたちも、いつでもサメさんの大歓迎を受けるわけだ。

a0043520_22203492.jpg外のうねりが高くなってきたので、2ダイブ目はミルチャネルで潜った。ただ、いまは小潮から大潮に向かう潮まわりのため干満の差がわずかで、水路の中は味噌汁状態(透明度が低い)。外に向かう緩い流れの中でサカナはたくさんいたけど、あいにくマンタには会えなかった。でも、定番のギンガメアジCaranx sexfasciatus)が愛嬌を振りまいてくれたので、ゲストは退屈することはなかっただろう。

a0043520_22212744.jpgそして、大きなものたちに負けず劣らず、小さいものたちもルンルン気分を漂わせていた。赤いじゅうたんの上でせっせと食事に忙しそうだったこのコイボウミウシPhyllidiella pustulosa)は、体長約2センチくらい。たくさん食べて早く大きくなあれ!

a0043520_22221277.jpgこちらはもっと小さくて、まだ1センチ半くらいのシロウネイボウミウシPhyllidiopsis striata)ちゃん。名前のとおり、背中にはしっかり「畝」が浮き上がっている。

ただいまの水温はちょい低めの28度。3ミリでも水中で寒さを感じることはないが、ボートに上がって風に吹かれると寒いので、明日からそろそろウエットスーツの重ね着をしようかな...。ヤップもだんだん「冬」に向かっているのである。そんな季節はウインドブレーカーがあると、ボートの上で快適に過ごせます。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックを!



◆◇ヤップの情報はこちらでもどうぞ◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
by suyap | 2008-12-21 21:26 | ヤップの自然・海

またですか!

旅の間にたまった郵便物を取りに、郵便局に行ってきた。最近ではほとんどの通信はEメイルなので、郵便局には週1回いくかどうかってとこ。ヤップには郵便配達なんてないから、郵便物は自分で私書箱に取りにいくわけで、しかも週3回の飛行機か、月に1~2回の船でしか郵便の出入りはないから、日本や、この国の首都ポンペイからの郵便物がヤップに届くのは、航空便でも最短で6日、ふつうで10日前後、長いときは2~3週間かかる。

a0043520_1923754.jpg

で、きょう受け取ったクリスマス・カードやDMに混じって、差出人の書いてない封筒があったので開けてみると...

またですか>>駐ミクロネシア連邦日本大使館!
To celebrate the Birthday of His Majesty The Emperor of Japan
The Ambassador of Japan and Mrs. 大使夫人の名前
request the pleasure of the company of
〇〇〇(招待される人の名前) 
at a Reception on Tuesday, December 16, 2008 from 6:00 to 8:00 pm at △△.

日本の天皇陛下のお誕生日をお祝いするために
日本国大使夫妻は〇〇〇さんを
2008年12月16日午後6時から8時に△△レストランで催されるレセプションにご招待申し上げます。

a0043520_1931563.jpgしかも、この招待状が大使館のある首都ポンペイで投函されたのは、消印から12月16日とわかる。わたしが受け取ったのは当日の2日も後(笑)。

しかも招待状が英文であることから、おそらく同様のものがミクロネシア連邦各州政府関係者にも送られていることだろう。以下にその非常識さをあげておく:

1) 差出人の入っていない郵便物は全くもって失礼である。

2) 首都ポンペイで行われるレセプションへの招待状を出すのに、ほんとうに出席を願っているのなら、郵便物が届く日程と、それを受け取って旅の計画を立てるに十分な余裕を持って発送すべきである。

3) しかもポンペイ在住者以外は、わざわざレセプションのために高い飛行機代とホテル代(ヤップからだと最低3日はかかる)を払う人間などいないということを念頭におき、もっと情と礼儀のこもった文面にすべきである。

4) それにしても、なんで日本の在外公館が天皇誕生日を外国で祝ってレセプションするんだ?日本は建前だけでも、主権在民ではなかったの?きっとミクロネシア側の出席者も、義理だけで来るだろうね(笑)。なんたって、年末はクリスマスで忙しいんだから、天皇?それがどうした?だよん。

ポンペイ在住者によると、こんなレセプションがあると、ポンペイ在住日本人は強制的に出席を迫られるらしい。わたしみたいなヘソ曲がりは絶対に行かないか、行ってもお高くお気取りあそばしたハイソな日本人の面々を前にしてローカル・スタイルを押し通し、わざと(ハイソ日本人の)ヒンシュクを買うことを狙うかのどっちかだけど、やれやれ、ポンペイに住んでなくて良かったなあ(笑)。

それにしても、なんで日本の在外公館が、外国で天皇誕生日のレセプションをするんだろう???他の国の事情を教えてくださ~い!

それもこれも、わが宿敵、「神の国」シンキロー(森喜朗)の差し金だったりして...(怒)


(関連記事)
これって税金無駄遣い?それとも(極秘)在住邦人調査?
http://suyap.exblog.jp/7312263




最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックを!



◆◇ヤップの情報はこちらでもどうぞ◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
by suyap | 2008-12-18 18:52 | ヤップと恥ずかしいニホン

ただいまー♪♪

a0043520_1951519.jpg東京>大阪>名古屋>グアムをあわただしく駆けぬけて、昨夜やっとヤップに戻ってきた。

毎度のことながら、乾燥した日本に上陸した途端、長い南方暮らしでガパーッと開ききった体中の毛穴からどんどん水分が蒸発していくので、わたしの顔や手足は見る見るしわくちゃになり、唇はひび割れた。そんな見るも無残なお肌に憂いながらの日本滞在でもあった。だから、日本を飛び発った飛行機が南下を始めると、身も身体もホッとしてくるのが感じられ、グアムでやや回復、ヤップに着いた途端、あら不思議、お肌は再びしっとりとした潤いを取り戻していた!ああこれだから、やめられない、止まらない、南方暮らし(笑)

a0043520_1962551.jpgそうはいっても、わたしの身体が南方になじむにも、ほぼ数年を要したように思う。その間、しょっちゅう、ちょっとした傷から体中が化膿したり、あちこちに瘍(ヨウ)をこしらえたり、お肌のトラブルは絶えなかったっけ。なんたって、ニンゲンさんが過ごしやすい環境ってのは、あらゆる生物、細菌さんやバイキンさんにとっても、とても過ごしやすいわけで、化膿や瘍を引き起こすブドウ球菌にも居心地が良いのだろう。

どこに住んでも、身も心も馴染んでくるまでには数年はかかると思う(わたしがニブイのかもしれないけど)。そして馴染んでしまえば、そこが「住めば都」になるわけだ。そんなことを考えながら、お昼はガニール・レストランで1杯$3.50のフィッシュ・ラーメンをすすったのだった。

今回の旅の印象:
東京=不気味に静か。平日の朝、8時-9時代の山手線が、まばらに空いていたことに、かなり驚いた。まあ、出歩く人が少なくて、町が静かなのは居心地が良かったけど。

大阪=東京より活気を感じた。数年前の東京と大阪の雰囲気が逆転した感じ。でも、かつてのぐしゃぐしゃっとしたナニワの雰囲気はなし。

名古屋=週末だったせいもあるだろうけど、名駅周辺の大混雑に疲労困憊。おまけに、あると思っていたバス便がなくなってるし、地下鉄、バス、私鉄、JRの乗り換えはわかりづらいし歩かされるし、階段が多いし、公共交通施設が大きな荷物を持った者や老人、身障者に不親切。クルマと電鉄会社の独占が進んでいるような気がして怒!

グアム:軍需景気に沸いていた!グアムといえば、日本では身近なアメリカ、観光地と思われているけれど、現実にはここは軍需産業で成り立っている島だ。現にグアムは、クリントン政権になって行われた軍縮によって、90年代中ごろからドーンと寂れていった。それが911を機に「戦争」が再び日常化し、いまは沖縄からの海兵隊移駐による莫大な軍需景気を期待して、建設業を中心に、どんどん新しい産業が立ち上がっている。

今回の旅でラッキーだったこと:
たまたまつけたテレビで、12月14日放送 NHK ETV特集「加藤周一 1968年を語る」を見れたこと。加藤周一という人と思想に、あらためて目を啓かされる思いをした。1968年前後から現在にいたるまでのチェンジを求める世の流れを、よく掘り下げて考えておくことは大切かもしれない。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックを!



◆◇ヤップの情報はこちらでもどうぞ◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
by suyap | 2008-12-17 17:04 | ヤップな日々