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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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蛍光ブルーのサンゴたち

a0043520_22483295.jpg浅い海の中でひときわ目を引くのが、左の写真のような蛍光ブルーに輝くサンゴたち。たぶんこれはハナガサミドリイシAcropora nasuta)だと思うけど、同じ種類のサンゴでも、褐色や黄色になるものもいるのに、この群体がこんなに派手になったのは何の加減なのだろう。ヤップの浅瀬では、最近とくに蛍光ブルーのサンゴが多くなっているような気がしている。なんの根拠もない、あくまで「わたしの感じ」だけど。

a0043520_22492393.jpgこちらもツツミドリイシAcropora humilis)か、オヤユビミドリイシAcropora gemmifera)か、サンカクミドリイシAcropora cf. monticulosa)か、コユビミドリイシAcropora digitifera)か、迷うところ。だけど、あちこちの欠けたあとが、まるで蛍光ブルーの軟膏を塗ったようになっている。欠けた理由は、ボートのアンカーだったり、上から物を落とされたり、踏んづけられたり...という人為的なものだと思う。親指の先ほどもあるようなサンゴの先を、ガブリとやるようなサカナがいるとも思えないし...

ところで、欠けたあとが、どうして蛍光ブルーになるのだろう...

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接写してみると、ほら、なんだかサンゴが蛍光ブルーの「血」を流して、それがかさぶたみたいになってるようでしょ。サンゴのかさぶたはキレイでいいなあ(なんて言ってる場合じゃないかもしれないけれど)。

a0043520_22512044.jpgおそらくボート・アンカーを引きずったあとだろうと思われる、こんなダメージを受けたサンゴもいる。そして、その「傷口」をよく見ると、やはり蛍光ブルーになっているのがわかる。

このタイプのミドリイシは、ダメージを受けると「傷口」に蛍光ブルーのかさぶたができる-というわたしの仮説(珍説?)を説明してくださる人がおられたらありがたいです。


(追記)
こんな記事が出たようです:
光るサンゴ、蛍光発光は癒しのサイン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091105-00000000-natiogeop-int.view-000
11月5日13時58分配信 ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
 傷ついたサンゴは、自らの傷を癒すために色鮮やかに光る“かさぶた”を作るということが、新たな研究で明らかになった。

 サンゴは、表面が割れたり傷ついたりしたとき、その傷口をふさぐために“フリーラジカル”と呼ばれる非常に反応性の高い酸素原子を放出する。しかしフリーラジカルの性質は強力すぎるため、本来の目的と違ってサンゴの健康な細胞の一部を破壊してしまうこともある。例えば過酸化水素はサンゴの中に普通に存在するフリーラジカルだが、DNAから各種のタンパク質まで細胞のあらゆる部分を傷つけることがある。

 研究を率いた免疫学者キャロライン・パーマー氏によると、傷ついたサンゴが色鮮やかに輝くことは今までにも知られていた。例えば、ハイマツミドリイシ(Acropora millepora)というサンゴについた傷は青くなり、ハマサンゴ属のサンゴは組織に傷がつくと写真の盛り上がった部分のように強烈なピンク色に変化する。

 傷ついたサンゴが光る原因を解明するためにパーマー氏の研究チームは、カリブ海から健康な野生のサンゴ7種類の小片を、またオーストラリアのグレートバリアリーフのサンゴ群体から傷ついた組織と健康な組織のサンプルをそれぞれ採取した。そして健康なサンゴと傷ついたサンゴが発する光の強度を分析した結果、強い光を発するサンゴの健康な細胞ほどフリーラジカルに傷つけられていないということがわかった。

 この光はいわゆる蛍光タンパク質の働きによるもので、サンゴの体内でフリーラジカルの作用を食い止める抗酸化物質として機能していると研究チームは見ている。

 オーストラリアのジェームズクック大学とイギリスのニューカッスル大学でサンゴの免疫機能を研究しているパルマー氏によれば、サンゴが自らの免疫力を高めるために蛍光発光を利用していることを示す研究はこれが初めてだという。「サンゴは、ミミズやカタツムリなどと同じようにそれほど複雑な構造を持たない無脊椎動物であり、ごく単純な免疫システムしか持たないと考えられていたが、かなり多様な防衛反応を示すことが次第に明らかになってきた」。


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by suyap | 2008-04-30 22:44 | ヤップの自然・海

[ダイビング]南のポイントのサンゴたち

a0043520_2258142.jpgきょうは濁っている水路を避け、ヤップ南西側のポイントを3ダイブしてきた。ここら辺はいまサンゴがいちばん元気なところでもあり、潜るたびにわくわくする。写真はヤップ・カバーンズの穴の中。こんな小さな穴や溝があちこちにあるので、地形派ダイバーも楽しめる。

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ただいま水温は28度、暑すぎもせず寒すぎもせず(笑)。マジック・キングダムのサンゴたちも、またいっきに成長した感じ。去年の7月の記事でもここのサンゴのことを書いてたけど、あれからひとまわりもふたまわりもデカくなっている。やや深いところも発達が良いのが嬉しい。

 

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by suyap | 2008-04-29 22:55 | ヤップの自然・海

カメさんの季節

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一年を通して水温28度前後の熱帯の海でも、「季節」を感じさせるものがいろいろある。ヤップ島の場合は、カメとの遭遇率もそのひとつだ。

毎年3月から4月にかけて島のまわりでカメを見かけるチャンスが多くなる。これはアオウミガメなどの回遊系のカメが、ヤップ島に「お食事」しにやってくるからだ。上のカメさんは、1ダイブ目のミル・チャネルでみたタイマイだけど、このほかに、2ダイブ目のミル・コーナーではアオウミガメ、3ダイブ目のナマコ・ヘブンでは、再びタイマイを見た。

またエイの仲間との遭遇も増える。写真には撮れなかったが、きょうのミル・チャネルミル・コーナーではマダラトビエイを見たし、ミル・コーナーではさらに、2匹のホワイトテール・ウィップレイを見た。

a0043520_22485212.jpg大きなものばかりに目がいっててもオモシロクない。左の写真はミル・チャネルマンタリッジのブイの下で見つけたホシゴンベイの幼魚。たった2センチの身体でちょこんとサンゴの上に乗っかってた。

今回は短いけど、これでオシマイ(笑)。


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by suyap | 2008-04-28 20:56 | ヤップの自然・海

[ダイビング]小潮まわりのときは

これからしばらく潮まみれの日々が続くので、このブログも潮まみれ(?)になるかもしれないことをお断りしておきます。

まずは衆院山口2区補選で平岡秀夫氏の当選確実速報、わ~い、よかったよかった!

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と、ヤップのバーティーゴというダイブサイトでは、オグロメジロザメCarcharhinus amblyrhynchos)たちも少しほっとしているでしょう。ただいま小潮まわりでマンタの水路の透明度は低く、おまけにマンタの遭遇率もがくんと落ちたので、きょうはバーティーゴが大人気だった。浮上してみると、ひとつのブイにボートが4隻!サメさんたちも大忙しだっただろう。

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2ダイブ目も、透明度がよくて大きなものも見れるところ、というゲストのご希望で、ウォネダイ水路の入り口(ウォネダイ・エントランス)をドリフト・アウトした。午後はガンガン潮が下げるので、潜り始めの透明度は低かったけど、こんなメッケモノと遭遇!

7センチサイズのミゾレウミウシChromodoris willani)、前からこれくらいでかいのを見たかっただわ~。だけど、ホントにミゾレウミウシかしら?頭の点々がなんとなく気になっている。図鑑で見るそれは、黒い1本線なのだけど。

 

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by suyap | 2008-04-27 21:21 | ヤップの自然・海

シロアジサシのおうち

a0043520_23124374.jpgヤップ名物のマングローブの森。海岸線の約8割がマングローブで覆われたヤップは、海から眺めると、だいたいこんな感じの場所が多い。

手前は主にヤエヤマヒルギRhizophora、この属だけでもヤップには4種もいる)やマヤプシキSonneratia alba)が茂り、その後ろに、やや背の高いオヒルギBruguiera gymnorrhiza)などが生える。東南アジアほどではないけれど、ヤップにも20種以上のマングローブがあるのだ。

そして、このマングローブの森のあちこちに目を凝らして見ると...

a0043520_23131043.jpg走ってるボートからコンパクト・デジカメで写したので(このタイプしか持ってないのですぅ)、ボケボケ~の画像ですが、なんとなく鳥らしき白いものが見えますかあ?

これはシロアジサシGygis alba)という海鳥だ。ヤップでは海岸近くのマングローブなどに巣をつくり、繁殖期になると夜でもギャーギャー鳴き騒ぐ。ところでアジサシはカモメの仲間なんですってね。

a0043520_2314557.jpgちょっと角度を変えて... とかいっても写真のクウォリティに変わりなしだわ~、とほほ(爆)

ヤップ島を住処にしている白い海鳥には、もうひとつ、エリグロアジサシSterna sumatrana)というのがいるが、こっちはシロアジサシよりボディが細めで、目から後頭部にかけてスーッとした黒い線が通っているので見分けやすい。それに比べてシロアジサシを近くで見ると、パッチリとした黒目が大きく、目以外は全身真っ白だ。

a0043520_23133853.jpgシロアジサシエリグロアジサシも、近くの海に出て「漁」をする。低空で海面近くを飛びながら、獲物を見つけるとバシャッ飛び込む。リーフの外でこれらの鳥が群れ飛んでいたら、その下には必ずカツオやマグロがいるので、男たちは漁に出るとこれらの鳥を探す。鳥はカツオやマグロに追い上げられた小魚を狙っているからだ。

航路標識のクイやダイビング・ボート用の係留ブイの上に、シロアジサシが1匹ずつちょこんと乗っかって休んでいることがある。あるとき2羽がひとつのブイを争っているのを見かけたので、ブイは大きいんだから仲良く2羽でシェアすれば良いのに、と思ったが、考えてみたら、鳥は離発着(?)の際、翼を広げるスペースがいるんだよね。鳥さんたちも、けっこう気をつかいながら生きてるんだなあ。



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by suyap | 2008-04-25 23:05 | ヤップの自然・陸

[ダイビング]呼び名が変わっても...

a0043520_20233990.jpgうららかな午後、水路際の浅いリーフは明るい日差しに包まれていた。アケボノチョウチョウウオChaetodon melannotus)も連れだって、せっせとお食事中。この辺はサンゴも程よく育っているから、食べ物捜しには困らないだろう。

a0043520_20241570.jpgわたしも水中でボーッと日向ぼっこしていたら、ふと、あるお方と目が合ってしまった。誰だかわかります?わしは石っころじゃなんて、ムリに自己主張するから、見つかっちゃうんだよね~、セムシニライカサゴ殿(Scorpaenopsis diabolus)。英語ではデビル・スコーピオン(Devil scorpionfish)なんて、おっかなそうな名前がついているけど、



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by suyap | 2008-04-24 20:04 | ヤップの自然・海

ローカル・ランチ

エキブロのメンテナンスが長くかかったようで、ご迷惑をおかけしました。
お詫びに美味しいローカル・ランチの写真をば、せめて目で召し上がれ~♪♪
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上段左から、マル芋(沖縄のタームとほぼ同種)を炊いたもの、パンノミを炊いたもの、そしてパンノミ・チップス(薄くスライスして揚げてあるもの)です。

中に鎮座ましますのは、小ぶりなヒブダイの空揚げで、その下側左から、熟れるまえのバナナを煮たもの、ライ芋(マル芋と同じく畑に植えるタロイモだけど、こっちは主に小芋のほうを食べます)です。

a0043520_2110108.jpgお皿はココヤシの葉で編んであり、その上にバナナの葉を敷いて食べ物を盛ります。これなら使い捨ててもすぐに土に還るから安心。ヤップの女性なら、数分で1枚編み上げてしまいます。

こんなランチにココヤシの実を1コ、よ~く噛んで食べると、お腹はいっぱい、すっごく元気になりますよー!



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by suyap | 2008-04-23 22:57 | ヤップの伝統食

わたしは「下」が好き(追記あり)

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上の写真はヤップの北端、ルムングはガノン村のリーフの浅瀬に流れ着いた流木だ。嵐で倒れた大きな木の根っこが流れ出したものか、あるいは誰かが加工する目的で海に漬けていたものが流れたか、ときどき嵐はこんな土産物を運んでくる。

大きな流木を水中でも見かけることがある。木だから初めは浮いていたのだろうけど、長い年月のうちに水を吸って藻がつき、やがて浮力を失って水底に沈む。もしわたしが流木だったら、写真のようにどっかの浅瀬に打ち上げられるより、水底に沈んでサカナエビカニや、貝類ウミウシたちに住処を提供し、彼らの食料になり、やがて朽ち果てて海の栄養となるほうを選びたい...

ところで、喜八さん「右」も「左」もない、オレは「下」やというスタンスを、わたしはたいへん気にいっている。上へ上へと昇っていけば、やがてバランスを崩し、あとは落ちるしかない。初めから「下」にど~んと構えていれば、世間はもっと広く見えるはずだ。
(5/30/08 追記)...と軽~く思っていたら、BLOG BLUESの兄者から異議ありぃ~ときた:
「下」と「左」は幼なじみなのだ
そっそういえば、そうだったね、幼なじみの仲を裂いちゃ、いけない...(汗)。上でも中でもない、あたしは下が好き...言うならコレだわ、これから(爆)。※この論議に興味ある方は、下のコメント欄もどうぞ。

a0043520_22375884.jpgたぶん、このお方(写真右)も、そういう下へ平た~くというスタンスをずーっと取り続けた果てに、こういうお姿になられたのであろう。ミル・チャネルの浅瀬で見つけたトゲダルマガレイBothus pantherinus)氏である。

身は下にはりついていても、上はもよとり四方八方をよく見渡せる両目と、いよいよ危険を感じたら砂を掻きたてその下にドロンするという、柔軟な処世術もお持ちのようだ。わたしは華やかなチョウチョウウオや、走り続けるだけで一生を終えるマグロよりも、地味だけど落ち着いたヒラメカレイの生き様のほうに引かれる。



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by suyap | 2008-04-22 22:32 | 新聞捨ててテレビを消そう

タイヤ交換♪♪

a0043520_0531072.jpg先週の木曜日、主に送迎やわたしの足に使っているトヨタ・カローラの左後輪が、見事にバーストした。チューブレス・タイヤはこうなっちゃうから好きじゃない。

縁あって92年型のこの車を日本から送ってもらってほぼ2年、かなり状態の良いタイヤだったけど、ヤップの気候と道路状態で2年(約1万キロ)というのは、まあ持ったほうだ。とりあえず、びっくりするゲストを尻目にその場でサクサク予備のタイヤに交換し、換えのタイヤを見つけなきゃなあ...と思いつつ週末を迎えてしまった。

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それで今日やっとタイヤ探しを開始したのだけど、何かが必要なときに限って、それが無い(笑)。中古タイヤを売っている4軒の店を全部まわっても、13インチの175/70というサイズがなかなか無い。上左の写真はリムなしの中古タイヤで18.00ナリ。ただし残っているサイズは155/80ばかり。幅が多少狭いのは何とかなるが高さが違うのはマズイ。1コだけ残ってた新品は$49.00もする。

ウ~ンと頭を抱えていたら、ある店でコンテナの中からリムつきの中古を捜し出してくれた(上写真右)。リムにちょっとサビが出てるけど、まっ、いいか。$25.00とお高めだが、リムを履かせるために修理工場の世話にならなくて済む。ほんとうはチューブを入れて使うつもりだったのだけど、今回それはあきらめた。(チューブレス・タイヤにチューブを入れると、1.5倍くらい持ちが良くなるのデス-実証済み)。

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修理工場に持ち込んでチューブを入れるかわりに、後輪タイヤのローテーション(左右交換)をすることにした。あいにく男手が出払ってて、G嬢をアシスタントに、いざ出陣(笑)。

車を運転する人なのに、わたしが自分でタイヤ交換するといったら驚く日本人が意外に多く、わたしはそれに驚いている。そういう人は誰かが来てくれるまで、何時間でも待つのだろうか。JAFにウン万円払っても痛くないのだろうか...

タイヤ交換は簡単で~す。
以下ご参考まで(笑)

① まず、車は平らなところに止めて、輪止めも必ずしましょうね。
② ジャッキで車を持ち上げる前に、ナットを緩めておきます。か弱い女子はレンチに乗っかると簡単(笑)。

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③ ジャッキ上げです。G嬢ですら、クルクル・ウンショウンショ・クルクル。だんだん車の重みがかかって、ウンショウンショ・ウンショウンショ。パンクしたタイヤをはずすときは、タイヤが地面から離れても、もうひとふんばり上げておきます。そうしないと空気の詰まったタイヤがはまらない。

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by suyap | 2008-04-21 23:18 | ヤップな日々

ベニシオマネキ@ルムングのガノン村

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ルムング島のガノン村へ行ってきた。
今回は、マングローブ・ツアー、スノーケリングもかねていたので、潮が下げているのを承知で出発。ゆっくりと徐行で進むボートの上で十分まどろんだあと(笑)、やっと上陸。ぺバイ(村の公民館)の修復は、前回来たときからちっとも進んだ様子はなく...

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なぜか満潮のたびに海水に漬かってしまうようになったマラル(石貨を飾ってある場所)には、ミナミトビハゼPeriophthalmus argentilineatus Valenciennes)やベニシオマネキUca chlorophthalmus crassipes)たちがたくさん姿を現していた。集会場や石貨の見学は後まわしにして、しばらくゲストもわたしもカニさんウォッチングに熱中した。

a0043520_1464218.jpgふだんは中々お近づきになれないベニシオマネキだが、今回はほらこのとおり。とはいっても、5mの距離を切って近寄ると、いっせいに巣穴に逃げ込んでしまうから、撮影のポジションを決めたら、ひたすら待つしかない。5分もしないうちに、1匹、2匹ずつ、ソローッとお出ましになる。沖縄などでは脚の黒いベニシオマネキがみられるようだけど、ヤップのベニシオマネキは、甲羅も脚も全身が真っ赤だ。

a0043520_1471645.jpgシオマネキという和名の由来は、オスの片方の挟脚が甲羅と同じくらいまで大きくなり、干潮時にこの挟脚をさかんに振ってメスを呼ぶしぐさが、「再び潮が満ちてくるように招いている」ように見えるからだという。英語ではフィドラー・クラブ(Fiddler Crab)とかウィンカー・クラブ(Winker Crab)とか呼ばれる。上の写真はオス、下の写真は左のがオスで、右がメス。メスの挟脚は大きくならない。またオスの挟脚のどちらが大きくなるかは、決まっていないようだ。


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by suyap | 2008-04-19 14:02 | ヤップの自然・陸