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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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カヌー・セーリング

ヤップデイを明日に控えて、今日から恒例のカヌー・セーリングが3日間行われる。いつもは島にある「動ける」カヌーをかき集めて、コロニアで細々とやっていたのが、今年からヤップのNPO、トラディッショナル・ナビゲーション・ソサエティ(TNS)がヤップデイ会場近くにベースを持ったので、そこで行われることになった。

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あいにく明け方からの雨で流れ出した赤土で水辺は真っ赤に染まっていたけれど午後から雨も上がり、他にお客さんもおらず、右上の写真の2艇にわたしとゲストの5人を分乗させてもらえることになった。左上の大きなカヌーは、パラオ-ヤップ間を何度も往復している外洋帆走用のシミオンホクレ号、われわれが乗る2艇は沿岸用のカヌーだ。

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浜近くの浅いところから風を受けて帆を立てられる広い場所まで、パドル(オール)で漕いでカヌーを出す。写真左は3人を乗せて先に漕ぎ出したカヌーが帆を立てたところ。わたしともうひとりのゲストの乗ったカヌーもそれに続き、2艇はマキ村アムン村に挟まれた入り江をのんびり走り、やがて対岸のマアプ島近くになると方向転換だ。

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このタイプのカヌーは、舵担当、帆綱担当、助手の3人のクルーで操船する。カヌー自体に船首も船尾もないので、いつもアウトリガーの反対側に風を受けるように帆を返しながら進むのだけど、その帆を返す作業が、カヌー操船のひとつの山場だ。オタオタしているとカヌーは転覆する(笑)。まずカヌーを風上に向けながら全員配置につき、今まで帆軸のたっていた側から(写真左上)、いっせえのせっで帆を持ち上げ、風向きを見ながら反対側に持っていく(写真右上)。



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by suyap | 2008-02-29 21:29 | ヤップの伝統文化

[ダイビング]あの虹の下へ...

a0043520_2155487.jpgやや雲が多めの朝のうちに出航すると、よく虹を見る。今朝のミル・チャネルにも鮮やかな虹が立った。

こんなときは、まだ朝も早いのにボサノバが耳の後ろから聞こえてきそうで、さあ、どんな海が見れるかな?と、ルンルン気分でダイビングを始められる。

a0043520_21554268.jpgあいにく外洋は波が高く、しかたなくマンタを見ることになったのだけど(笑)、透明視度は低いものの、あらまあ、こんなに大接近!

手を伸ばせば届きそうな距離を、マンタのほうでもしっかりとダイバーを見つめながら、ゆっくりと通り過ぎた。あまりマンタ・オーラを出さずに淡々と潜っていると、こんなラッキー・チャンスにめぐりあえる確立も高くなるかも。



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by suyap | 2008-02-27 21:52 | ヤップの自然・海

盲目のイージス(つづき)

a0043520_22202540.jpgこのところのヤップのお天気は、朝夕の適度なお湿りはあるが日中は晴れるという快適なコンディションが続いている。お湿りのお陰で草木も緑が鮮やかだ。

先週ちょっと機嫌を損ねたマンタたちも、またダイバーの前に姿をあらわすようになった。というわけで、いまご滞在中のゲストにもマンタを満喫してもらっています^^

a0043520_22194042.jpgわたしのほうは、21日から始まったチャンバー・オペレーションがまだ続いていて、ダイビングのあとはすぐに病院に駆けつけるという忙しい日々だ。減圧症などの関連障害はいつなんどき誰に出るかわからないので、ダイバーはDANとダイビング障害をカバーする保険には入っておくことをお薦めする。ヤップといえども(われわれボランティアのダイビング屋でまわしているとはいえ)チャンバー治療は高くつきます(1回ウン10万円)。

さてこちらで書いた盲目のイージスという言葉をどこで拾ったか思い出したので書き留めておく:
【PUBLICITY】1718:「あたご」は「亡国のイージス」か
http://www.emaga.com/bn/
?2008020053920771004278.7777
それに、先の記事のわたしの結論が否は夜間監視を怠った「あたご」側にありで終わっていたので気になっていた。実際にこのままでは実際に監視業務についていた下っ端兵士だけに責任を押しつけて終わる心配もでてきた。ほんとうの問題は、もっとも海上交通の激しい難所として知れ渡っている野島崎沖でさえ、自動操舵で突っ走ることに何の疑問ももたない海上自衛隊とその軍艦の指揮体制であり、事故後の隠蔽体質であることを忘れてはいけない。



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by suyap | 2008-02-26 22:17 | ヤップでつらつら政治など

ヤップデイまで1週間

a0043520_21163516.jpg来週はヤップデイなので、どのホテルにも祭り見物をかねて来島するお客さんが増え始めたようだ。ところでミル・チャネルでは、マンタのご機嫌がよろしくないようで、どのサービスもマンタを見ていない日が丸2日続いている。幸い潮まわりは良いので、マンタにさえこだわらなければ、写真のようなオキアジUraspis uraspis)やギンガメアジなどに囲まれるハッピーなダイビングが楽しめる。

a0043520_21171442.jpg話はがラッと変わって、写真のカヌー、ヤップデイ見物に来た人を試乗させてることになっている。どのくらい人が集まるかしれないけれど、2月29日、3月1日、2日の間、いつでも無料で乗せてくれる。  

今夜もこんなに簡単な記事ですみません。TB・コメントありがとうございました。


by suyap | 2008-02-24 21:11 | ヤップな日々

[ダイビング]ああ眠い...

a0043520_2119258.jpg満月のあとは早朝ダイビング日和。ところでタイトルが[ダイビング]なのにああ眠い...とは、やはり朝がつらいのかと思われるかもしれないが(もちろん起きるのつらいです-笑)、実はこれを書いてたために、一昨日の睡眠時間は2時間弱しかなく、よし気合だ~と5時起きで頑張って仕事してきて夕食を食べると、もうコメントやTBのお返しをする気力残量なし、グロッキーで午後9時半に就寝。それから、きっかり1時間後に電話で起こされた。また救急再圧の必要な人が出たという(うちのゲストじゃありません)。
明日も早朝ダイビングがあるしぃ、suyapもそろそろ睡眠時間が大事な歳だしぃ、誰か他の再圧員をあたってよ...
と半分寝ぼけてモゴモゴ言いながら電話を切ったが、それからちっとも寝つけなくなってしまった。

こんなことなら、いっそのこと人助けしたほうが心も身体も軽くなる...と思いなおして、着替えて病院にかけつけた。午後11時から準備を開始して、すべて終わったのが午前5時半、一度家に帰って顔を洗って(笑)、6時出勤。写真は昨日みたマンタ君です。(意味不明)

a0043520_21201960.jpgそういえば昨日は満月で、干満の差が130センチ以上もあって満潮時間が午前8時半で潜り始めが午前7時半という、ヤップの水路でのダイビングにはかなり良い条件だったのに、潮は水路から外へ流れだしていて、透明度も低かった。マンタの出方も地味~だったけど、かわりにオグロメジロザメが5匹も、マンタリッジ付近で舞っていた。

ss

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by suyap | 2008-02-22 21:15 | ヤップの自然・海

亡国のイージスは盲目のイージス

a0043520_1145070.jpg遅く帰ってきた今夜は、あまり時間をかけず気軽に海の話でもと思って、きょう撮ったおいしそうな(爆)ホシカイワリCarangoides fulvoguttatus)の写真を用意したのだけど、TBくださったとらちゃん眠り猫さんの記事とそのリンク先を読むうち、同じ海で働くものとして、腹の底から怒りが湧いてきてどうしようもなくなった。

寒い冬の夜明け前の海に放り出された清徳丸のお2人を思うと心が震える。
痛々しく浮かぶ割れた船体を見ると、清徳丸がよく手入れをされた船であったことがわかる。きっと船長親子にとっては自慢の愛艇、海で共に辛苦をわかちあうパートナーだったに違いない。

亡国&盲目のイージス艦あたご乗組員が緑色の灯火を視認した言わされたりとニュースで宣伝されているようだが、それが本当だとしても、海上衝突予防法上はあたご側に否があるのは明らかだ。



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by suyap | 2008-02-20 22:14 | ヤップでつらつら政治など

ツナ・ツナ・ツナ

意味不明なタイトルで定評のあるこのブログですが...(爆)
ここに勢ぞろいするのは、ヤップのあちこちの店で見かけるツナ缶、しかし、これで全部そろったわけではなく、まだ他のブランドが3つくらいあったような...それに、キムチ入りとかトウガラシ入りとかの邪道(笑)を入れると、もっとすごい勢ぞろいになる。
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今回は試しに2つの大きな商店に並んでたのを1品ずつ買ってみたのだけど、First Choice (NBK), YAMATO (NBK), Ichiban (Kyowa Shoji), Sun Flower (Kyowa Shoji), COCO (Shiyo Koeki), Master A1 (Uni Trade)と、ほとんど日本の商社のお取り扱い、ただひとつ、Sapporo (J.S. Exports)が香港だった。加工地を明記していたのは、Kyowa Shoji、Uni Trade、J.S. Exportsのもので、すべてタイ製。ラベルが違うだけで缶詰の形状が全く同じものも多く、Packed for NBKとあるものもあったので、同じ工場でラベルだけ商社の発注に応じて加工しているということもあるかもしれない。値段は85セントから95セントといったところ。

a0043520_21301683.jpgさて、これらのツナ缶の中身のマグロはどこから来たのだろうか?

1990年代半ば、まだマグロが北西太平洋にいたころ、JICA/OFCFの援助でヤップにできたのが右の写真の施設だ。マグロ延縄漁船がヤップで水揚げして、燃料、水と氷をこの施設で供給しようというのが目的だった。いったい、どのくらい稼動していただろうか?マグロの群れがいなくなったせいもあるだろうけど、もう10年くらいヤップで延縄漁船が水揚げしているのを見ていないかも。今ではこの施設は荒れ放題の貸(?)倉庫となっている。


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by suyap | 2008-02-19 23:00 | ヤップで頑張る日本製品

トンボ飛んだ?

a0043520_1395764.jpga0043520_1402654.jpg写真左はヤップのホンモノのトンボ。左は、去年からワシントンやニューヨークの反戦集会で目撃されるようになったロボ・トンボ。もちろんFBIやCIA、軍当局は否定しているが、昆虫型のスパイ兵器の研究はかなり進んでいるらしい。低気温のエクスタシーbyはなゆーさんの記事からたどった記事:
〇机の上の空 大沼安史の個人新聞「どういうつもりだ、ペンタゴン?! 「サイボーグ昆虫」を開発 デモ監視に「ロボ・トンボ」も登場
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2008/02/post_112a.html
〇ワシントン・ポスト:Dragonfly or Insect Spy? Scientists at Work on Robobugs.
http://www.prisonplanet.com/articles/october2007/101007Robobugs.htm
否定する当局の言い分に対して、デモ参加中に目撃した人のコメント「トンボはかたまって飛ばないよ("Dragonflies never fly in a pack,")」には笑ってしまったが、記事中にニホンの研究者も出てくるので、そのうちニホンの集会にも登場するかもしれない。これからは、集会には捕虫網を持って行きましょう、新種のトンボを発見できるかも(笑)。


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by suyap | 2008-02-17 00:41 | 新聞捨ててテレビを消そう

香りのアート:ヌーヌー(レイ)の組み合わせ

今年の貿易風のシーズンは、風は強いがそこそこ雨が降ってくれるので、草花もわりと豊富だ。きのうはG嬢が、店番の合間になにやらヌーヌー(ヤップ語で花のレイなどのこと)を作っていた。チョイ(パンダナスの葉)から作った4本の紐で編みこむ本格的なやつだ。

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筒状の白い花は、バラウGuettarda speciosa、和名:ハテルマギリ、英名:Zebrawood)といい、ヤップの海岸近くにたくさん自生している樹高数メートルに達する常緑樹のもの。とても上品な香りを持つが、早朝に咲いて日が高くなる頃には落ちてしまう。左右の写真は午前9時過ぎにとったものだけど、もう花は残りわずかだった。大きな実はフルーツ・バットの好物だ。

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どの花とどの葉を組み合わせると良い香りになるか、ヤップのヌーヌーづくりには香りあわせみたいなものがある。とくに早朝に摘み取った(あるいは地面に落ちたのを拾った)繊細なバラウの花にの香りには、ゴブと呼ばれるシダの仲間(一番上左の写真で、G嬢の膝の上にある葉っぱ)か、

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アールPremna corymbosa var. obtusifolia、和名:タイワンウオクサギ)のと葉の組み合わせが良いという。アールの和名を漢字で書くと台湾魚臭木となって、あまり良い香りを想像できないかもしれないが、食物の嗜好と同じく、香りにも地域や民族なりの嗜好があるものだ。アールの葉は柔らかいので、若い葉っぱを揉んで耳に引っかけて香りを楽しんだりもする。

アールゴブは、グチョルCurcuma longa、ウコン)やモンAngiopteris palmiformis、ナンヨウリュウビンタイ)のように香りが強くないので、同じくかすかな香りのバラウの花と釣りあうのだろう。

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さてG嬢の作業は黙々と進む。この手の作業に不器用なわたしは(自分でも作ったことはあるが)、ひたすら側でおしゃべりをする人(爆)。右の写真でG嬢がつまんでいるのはソウル(赤いプルメリアの仲間)、白いプルメリアに比べて香りは弱いが、それがかえってバラウヌーヌーにはマッチして彩も添える。

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ヤップのヌーヌー作りも、この10年間で激変してしまった。以前は男も女も日常的にもっとヌーヌーを身につけていたものなのに、最近はずいぶん減ったなあ。それに材料がたくさん必要で編むのに時間のかかるこのタイプのヌーヌーではなく、簡単にチャカチャカ編めるタイプが主流になった。若い子にはこのタイプを作れないのがどんどん増えている。

a0043520_15163322.jpgそんなヤップの変化もどこ吹く風、読書家で手先の器用なG嬢は、本を読んでないときには、ビーズ編み、バスケット編み、ヌーヌー作りと何かしら手を動かしている。このヌーヌーは、ホテルで働いている妹にあげるのだそうだ。

そばでガチャガチャおしゃべりするわたしに付き合いながら、あっという間に20センチくらい編み進んだ。首にかけるヌーヌーなら、ひとつ作るのにG嬢のペースで20分から30分くらいかな。わたしがやると...?2時間かかります、ハイ(とうぜん花も葉もしおれます)。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html
by suyap | 2008-02-16 19:06 | ヤップの伝統文化

あるイヌの夫婦の会話

a0043520_0465991.jpgねえねえ、あんた、ちょっと起きてよ。
海の向こうのニホンて国ではね、中学生の娘がメリケン兵に暴行されても、ついて行くほうも悪い、だとか、しつけがなっとらんとか言われるらしいわよ。

なんだと?
うちの娘は大丈夫か?

まあまあ、落ち着いて。これはニホンの話よ。
ヤップにも昔はメリケン兵がいたけど、若い子はいくら言っても憧れるもんだわね。昔も相当ひどいこともあったようだけど、そういや、あそこの家の娘は去年メリケンに行ったなり、カリブの属国から来た志願兵にはらまされて帰ってきたわね。男はイラクに行ったまま、いまだに居場所もわからないそうよ。それでもヤップじゃ誰も娘や親が悪いなんて言わないし、みんなで大事に子供を育てるから、ニホンよりマシね。

それにしても、ニホンになんでメリケン兵がおるんだ?ニホンはまだトラストテリトリー(信託統治領)なのかい?

オキナワという島は、ベースだらけだっていうしね。マリーン(海兵隊)ばかりゴロゴロしてるそうよ?

a0043520_048531.jpgなんでマリーンが小さな島に配属されてるんだい?島で戦争でもしてるんかい?

不思議よね~。たぶんイラクに送る前に人殺しの練習をさせてるんでしょ。そういや、隣の家の息子がマリーンに入ってたでしょ。アーミーに入る前はおとなしい良い子だったのに、この前4年ぶりに休暇で帰ってきたのを見たら、ほんとうに人が変わったようになってたわ。もうあの息子はヤップでは暮らせないでしょうね。毎日飲んだくれて喧嘩ばかりして、家族も面倒みきれないようだったわ。



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by suyap | 2008-02-14 23:19 | ヤップでつらつら政治など