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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ビーチでピクニック!(続編)

a0043520_11283233.jpgお腹もかなり満腹になって、わたしのビールも6本目になった頃、チョメタマの頭に、いつのまにかヌーヌー(花のレイ)が乗っかってるのに気がついた。

a0043520_11275326.jpgとくにチョメの頭からは、なにやらとっても良い匂いが漂ってくるではないか!
注:チョメは帽子の上からヌーヌーをつけてます、念のため(笑)。

a0043520_11244963.jpg良い匂いを放っているチョメのキャップを飾るのは、このビーチの水際にあったテリハボク(ヤップ語ではビヨッチ)の花で、この花のことをヤップ語ではフィトウという。

a0043520_11252732.jpg←これがそのテリハボクの木。年に何回か花をつけるが、今、この木は満開だった。そういえば、この木の花の名は、今年の9月初旬にニホンを襲った台風9号フィトウ(Fitow)の語源でもあった(ニホンではフィートウと表記されているようだけど、正しくはフィウです)。

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それを若い女子たちが摘んできて、おしゃべりの合間に作ってはオッチャンたちにあげていた-というより、たぶんオッチャンたちが、ソレ、ヨコセ!と奪った可能性のほうが高そうだ(笑)。ちなみにタマちゃんのスキンヘッドを飾るのはフィトウのつぼみ。なんでわざわざつぼみだけでレイを作ったのか、また、それをもらったのかは不明。本人は明日になれば花開き、オレはそのかぐわしい匂いで目覚めるんだとほざいておりますが…モチロン、アスニナレバ、スベテ、カレテシマウデセウ(爆)。

ところで、今年はヤップのあちこちでテリハボクの開花が1ヶ月くらい遅れているようである。例年なら10月末から11月初めにかけて開花するのだが、どこも今が花盛りみたい。

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さあ、子供たちにとっては待ちに待ったケーキ・タイムです。何度も書いたとおり、できるだけ使い捨て容器を使わないがモットーの弊社なので、ケーキの取り皿も海岸に生えていたバラウという木の葉っぱだ。もちろんフォークもスプーンもなし、手で食べましょうね(笑)。

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ケーキをほおばる兄・弟・妹(写真右)。ケーキも食べたしぃ、もっと遊ぼうよぅ、また海に連れてってぇ、ねえねえ、どうして海が遠くなっちゃったのぉ!(写真右)。このG嬢の甥っ子2人は、まだ砂(ヤップ語でヤンyaan')と死体(ヤップ語でヤムyaam')が言い分けられず、大人たちの爆笑を買っています。

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だんだん陽が傾いて、潮が引いて広がった砂浜を探検に行く子供たち(写真左)。日が陰って涼しくなったビーチ・ハウスでは、ヤングギャルたちが爆睡中…(暗いけど写真右の小屋の中)。

わたしも飲んだビールの数をカウントできなくなってきた頃、チョメからライターをひょいと投げ渡された。そろそろゴミを燃やす時間だ、火を起こせ!とのお達し。ひぇっ、ワタクシ目で大丈夫でござんしょうか?

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もちろん大丈夫なわけはない(笑)。みんなの爆笑や呆れ顔に耐えながら、オバチャンのひとりにヘルプを要請。火起こしって、すごい才能だと思うよと言うと、これまた大爆笑。スー、あんたにゃ炉にも男にも火をつけるのは無理だわねと誰かが言って、これまた妙に納得(爆)。そうしているうちに火が燃え上がって、次々と放り込まれる空になったビール箱9ダース分。

それから子供たちを総動員して空になった皿やコップを回収し、まわり中のゴミを集めて燃えるものは燃やし、ビールの空き缶は希望者で分け合って(現在アルミの空き缶は1缶3セントで買い上げられ、フィリピンに送ってリサイクルされている)、飲み残した冷えたビールはチョメが嬉しそうに分配している。

気になっていたわたしの手作りハイビスカス・ティは、9リットル+氷で12リットルの容器が満杯状態だったのに、ほとんど空になっていた。あとでG嬢に聞くと、若い女子らやG嬢弟などは、何これ~、甘くない、クスリみたい…と言う者が多かったそうだが、モノが何かを気にしない小さな子供たちは、隣に置かれた氷水よりもハイビスカス・ティを好んでいたようだとのこと。ほうら、小さい子供は身体がほんとうに欲するものに正直でしょ^^

a0043520_11352033.jpgやがて燃えるような西日が海に沈むころ、来たときと同じように、それぞれの家族がそれぞれの車に分かれて家路に向かった。

わたしはオクサンを実家に迎えに行くタマちゃんから子供4人を無事に家まで送り届ける大役を仰せつかり、はりきって安全運転を励行しえっビール…?何?、子供たちがあまり歩かなくて済むようにと薄暗い彼の家の大きな敷地の中まで車を入れたとたん、見事にヌカルミにはまってしまった。後で家に帰り着いたタマちゃんとオクサンは、全員泥だらけになっている子供たちを見て、さぞかしびっくりしたことだろう(笑)。

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by suyap | 2007-12-31 23:23 | ヤップな日々

ビーチでピクニック!

a0043520_972120.jpgやって来ました、ファニフ地区Y村の、とあるビーチ!

ヤップ島の海岸線の9割はマングローブで覆われているので、このような砂浜で遊ぶのは、マングローブに覆われた村の子供や大人には嬉しいらしい。今年の弊社恒例スタッフ忘年ピクニックはそういうスタッフ家族の意向を汲んで、つてを頼んでこの浜になった。ここは島の西側に面しているので貿易風の影響を受けず、お天気にも恵まれて浜遊びには最高のコンディションだった。

先週わたしがローカル・ポーク片足60ポンド(約28kg)を確保した時点から、チョメタマリビヤンら男衆の燃え上がり様は尋常ではなくかった(笑)。お陰でその後ポークに関しては何の心配もする必要はなく、きょう、いろいろなレシピになって運ばれてきた^^

11時に現地集合(時間厳守)というお触れが上記3人より出され、タマちゃんからは朝8時にいまビーチに視察に来ているぞーと電話が入り、こりゃ遅れたら大目玉くらうなあ…と、あせって12時にビーチに着いてみたら、わたしが一番乗り(爆)。ほどなく2家族2独り者2飛び入り、大人16人子供14人が続々とやって来たわけだが、大人2人子供3人のデフギン一家が急用で来れなくなったのは残念だった。こういう場所に慣れない外国人を招待すると、わたしもまわりも気疲れするので、今回は在住ニホン人のご招待は一切ナシにしました>悪しからず。

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到着するなり小さな子供たちは一目散に海へ駆け込み、写真右の小屋は彼ら+お守役の若い女子らのアジトと化した。大人たちは自動的に奥まった場所にある写真左の小屋を占拠し、年かさの子供らに命じて車から荷物を降ろす。

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どこのアウトドア活動でも、バーベキュー・マスターというか火守名主火付け奉行というか、火起こしからバーベキュー全般をひとりで仕切る奴が出てくるものである。うちの場合は毎回チョメがそれ。到着するなり無言で周囲の枯れたココヤシの葉を集めて鮮やかな手つきで束ね、活動開始から5分もしない内にドラム缶のバーベキュー・ピットは勢い良く炎に包まれた。右の写真の焚きつけのヤシの葉束の上に乗っているのは、タマちゃん提供の乾燥したコプラの殻。強力な火力で燃え上がる、ローカル生活には欠かせない燃料だ。

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コプラの強力な火力がひと段落したところで、2日前にカットされて一度ボイルされ、昨日から一昼夜ローカル・レモン、タマネギ、ショウユに漬けこまれたポークの切り身が並べられる。右の写真は買ったばかりの後ろ足片側部位。ローカル・ポークは半分以上が脂身なので、バーベキューにする前に少量の水で一度湯で(ここで取れるラードもキープ。今回ラードはポークのプロセスを担当したタマ家が役得としてキープしているはず。女たちが焼係を担当するのを監督するチョメの真剣な後姿(写真左)をご覧あれ。わたしが手伝おうとするとアウト!だって。そうです、わたしじゃ猫の手にもならないでしょう…(笑)。

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そこで子供らはどうしているかと巡回すると、アジト(左)の中では若い女子らがおしゃべりに花を咲かせ、小さい子供らはみんな海の中、あるいは、あちこちで壮大なお城を建設中(笑)。

この時点でピクニックは完全に3つのエイジ・グループへと分化を遂げていた。ひとつはバーベキュー・ピットのそばの小屋で大人の場。ここでは大人の会話がはずみビールの空き缶が増えていく。まだ20代のG嬢はこのグループに入れない。彼女の一家は40代後半の母親と妹2人弟1人従妹1人に妹らの子供3人で来ていたのだが、ここに参加するのは彼女の母親だけである。

a0043520_9212649.jpgG嬢の妹ら(3人の幼児の母親たち)が同じ年代の女子どもと話に熱中している間、面倒見の良い長女のG嬢は幼い甥っ子姪っ子の世話でてんてこ舞い(写真中:ヤップでは子供も大人も服を着たまま海に入ります)。

a0043520_921584.jpg可愛そうだったのは高校生のG嬢の弟で、早朝から遠くの水場まで洗車に行き(母親や姉たちから、どうしてビーチに行くに車を洗う必要があるの?と言われながら)、ついでに自分も洗ってくるほど意気込んできたのに、同年代の女の子どころか男子もおらず(ということはシャイな彼には話し相手も行き場もなく)、ずっと車の中でラジオ・ミュージックを聞いていた。

a0043520_9223858.jpgだんだんオイシイ匂いがビーチを包み、どこからかワンコまでやってきて、子供らもだいぶんお腹を空かせてきたようだ。用意した肉の7割ほどが焼きあがったところで、大人グループの女らから、そろそろ食べ物を配りましょうと声がかかった。

由緒正しく育ったヤップ人の美点のひとつに口のきれいさがある。ビールを飲みながら、わたしのお腹はとっくの昔からクウクウ鳴っていたのだが、おいしそうな匂いをさせてどんどん焼きあがっていく肉をつまみに来る奴なんかひとりもいない。大人らはひたすらビールを飲んで話に花を咲かせ、子供らはひたすら遊びまわり、若い女子らは花を摘みながらおしゃべりに興じて、延々と食べ物が取り分けられる時を待つ。実は食べ物が取り分けられる前までのプロセス(おしゃべりなり、スピーチなり)がパーティの目玉であって、オモシロクないお仕着せのパーティなんかだと、食べ物が取り分けられた途端にみんなサーッと帰ってしまうという現象も起きる(笑)。

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さあ、いよいよ食べ物が配られる時間だ。大人の女たちが若い女子らを呼び寄せ、それぞれのファミリーが持ち寄ったサラダ1品と主食1品ずつ、それにタマちゃん家が気張った他のポーク料理数品、男衆が捕ってきてピナが揚げたサカナなどが並ぶフード・スタンドの前の配置につき(写真左)、まず子供らが順番に並んでお皿をもらう(写真右)。今回は子供から先に食べ物を配り始めたが、フォーマルなパーティだと、もちろん席次順である。子供のあとは大人の小屋で飲んだくれている男衆の皿を、それぞれのカミサンやそれに準ずる女がよそって配る(こんな習慣を簡単に男尊女卑なんて言わないように。一家の陰の実権はカミサンのほうにあったりするんだから-笑)

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それはさておき、集まったレシピを見てみよう。まずは元祖ヤップの主食たんぼのタロイモ・ラック。丸ごとやら(↑写真左)、切り分けたものやら(↑写真右)、

a0043520_1013217.jpgややや、誰だ、人口着色料ゴッテリのタピオカ餅とラック芋を用意したのは…?(←写真)。

今回は文書で持ち寄りフードの指定をしなかったから、主催者であるわたしの方針をよく理解しない家族の中には、まだ平気でこんな毒物を使ってしまうのがいる(悲)。(次回への反省点その1

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次は手の込んだヤップ風チマキ。↑左が切り分ける前で、↑右が切り分けた中身。色の白っぽいのは炊いたタイヘイヨウグルミ(ヤップ語でブオイ)を削ったものとコプラ、黄色っぽいのは炊いたラック芋を削ったものとコプラで、これらをリチと呼ばれる葉でチマキ状に包んで再び茹でたものだ。

a0043520_10152751.jpgこちらはサラダ3種。まず写真左はカンクン(空芯菜)のキムチベース和え、ヤップで一般的な野菜カンクンをさっと茹でて桃屋のキムチベースで和えてある。
a0043520_10242087.jpg写真→はヤップならではのパパイヤのキムチ、青いパパイヤを細かい千切りにして軽く塩を振って絞り、やはり桃屋のキムチベースで和えてある。
a0043520_10163511.jpgそれに左のマカロニ・サラダ。マカロニが水分を吸ってくれるので、野菜をマカロニとミックスするサラダは、こういう集まり料理に便利だね。

わたしが主催する集まりでは、できるだけ使い捨て容器を使わないローカルな食材にこだわるをモットーにしている。これも書面のお触れを出さなかったわたしの落ち度だけど、パパイヤ・キムチがサンドイッチバッグに小分けされていたり、ローカル食材が何も入ってないマカロニ・サラダが出てきたのは残念だった。(次回への反省点その2

a0043520_10171083.jpgこちらの3品はタマちゃん家作製のポーク料理なり~♪

まずは写真→の豚足入りカレー風味と、
a0043520_10174656.jpg←八宝菜風、ポーク以外はふんだんに輸入野菜が使ってありますなあ(笑)。
a0043520_10181875.jpgそして、こちら→は豚足の揚げ煮醤油風味。

それにしても片足腿肉そっくりを裁断、ボイルから始めて大仕事だっただろうなあ…(いくらラードやクズ肉の役得付きとはいえ)。実はタマのオクサンは、両親が2人とも病気で倒れて里帰り中なのだ。だから今回これらの料理に奮闘したのはタマシスターとそのオットさんなのだ。ありがとう!

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そしてこちら(写真左)が焼きあがったバーベキュー・ポーク。バーベキュー用のでっかいフォークをわたしが忘れてきてしまったので、急遽パパイヤの軸で作った即席のフォークと刷毛がついてます。右はサカナのフライ。40匹近いサカナのウロコと内臓を取って油で揚げるのは、やはり相当の手間だったろう。ピナ、ありがとう!

a0043520_10195740.jpgそして、わたしのところに来たお皿がこれ。写真じゃわからないけれど、お皿は標高15センチくらいまで食べ物で盛り上がってます(笑)。できるだけ使い捨て容器を使わないがモットーの弊社では、食べ物は普通のお皿に取り分けて、フォークも提供しませんので手食でどうぞ(笑)。

今回初めて参加したG嬢の弟は、今どきのヤップでは稀有なこういう方式に驚いたらしく、姉ちゃん、どうしてスーはフォークも出さないんだい?と聞いたとか。対してG嬢は、だって使い捨ての皿やフォークはゴミを増やして、島の環境を壊すばかりでしょ?といなすと、なるほど、良い考えだと納得したそうだ。G姉ちゃん、あんたは弊社スタッフの鏡です!

それはさておき、ヤップ(+ミクロネシアの島々)のパーティでは、食べ物が取り分けられると、再びそれぞれが属するエイジ・グループごとに分かれて食べる。というか厳密には、大人のグループはその場では本格的には食べない。取り分けられた食べ物を、そそくさと自分の容器に移し変える者、ビールのつまみにする分だけ手元に置いて、あとは早速自分の車にしまう者、子供の食べ残しをせっせと寄せ集める親たち(笑)。そして延々と大人の話は続き、累々とビールの空き缶が増える…。そんな中で黙々と食べ続け、もらった皿のほとんどを平らげたのはわたしだけ。だって、お腹が空きすぎてはビールが飲めない体質なんだもん(笑)。

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by suyap | 2007-12-30 23:05 | ヤップな日々

ハイビスカス・ティー

明日は弊社の盛大な忘年ピクニック!6~7家族の大人と子供総勢30人以上と飛び入り(?)が、ヤップのとあるビーチに行ってBBQすることになっている。わたしの役目は主食とサラダとサカナ以外の食料確保、つまりローカル・ポーク27キロ、冷えたビール(10ダース!)、子供用のデザートのケーキと飲み物の用意だ。

a0043520_0531388.jpgヤップのパーティでは、子供やビールを飲まない人用の飲み物はクール・エイドというアメリカ製の人口着色料と砂糖がゴテゴテの粉末ジュースの素で作った飲み物か、これまた甘~い缶入り飲料を用意するのが普通だ。でも今回はそれを止めて、ハイビスカスの仲間のオオハマボウHibiscus tiliaceus)で、ローカル風の健康飲料を作ることにした。

a0043520_0534885.jpgまずは直径8センチくらいの枝を取ってきて、皮を剥く。オオハマボウ(ヤップ語ではガル、沖縄ではユウナと呼ばれる)の木は柔らかく、その繊維は女の腰みのや男のフンドシの飾りや紐の材料になるくらいだから、小さなナイフで簡単に表皮を剥きとることができる。

a0043520_0543011.jpg次の作業は、表皮の下の厚さ数ミリ部分(大昔に理科で習ったような記憶があるが、名前が出てきません)を削っていく。これも小さなナイフで作業OK。なんだか漢方薬を作っているような雰囲気になってきた(笑)。実際にハイビスカスの薬効成分はほてった身体の熱を冷ますというから、炎天下のビーチで遊ぶ子供には最適かもしれない。

a0043520_0551137.jpgさて次はそれを煎じるわけだが、日頃缶入り飲料やクール・エイドの甘い飲み物に慣れてしまったヤップの子供たちは、色のついた水が甘くないと飲んでくれない。かといって諸悪の根源・白砂糖は絶対に買いたくないし使いたくないし...

というわたしの思いから、ニホンでいうところの三温糖くらいの、ヤップで手に入る一番黒に近い砂糖(笑)を使うことにした。値段は白砂糖の3倍もする!

a0043520_0554551.jpg約9リットルの水で煎じたオオハマボウに約300グラムの三温糖を加えて出来上がったのが←これ。なかなか美味しい飲み物になった。

さて、あとは子供たちに受け入れられるかどうかだが、うちのスタッフの子供たちはみんな素朴に甘やかされずに育っているから、たぶん大丈夫だろう。これが嫌な子は水を飲めっていうことになっているし(笑)。ヤップのこういう集まりでは、子供は放っておいて勝手に遊ばせておくもの、主役は大人なんだからっ!(そのために、わざわざ遠くのビーチまで行って、年齢の異なる大勢の子供を放し飼いできる場所にしたのだ)



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by suyap | 2007-12-29 23:46 | ヤップの伝統食

ブダイのお弁当

a0043520_041658.jpgクリスマス・イブにもらってきたイモやサカナなどの食材がたくさんあるので、きょうのスタッフ・ランチはわたしのお手製。手前味噌だけどマズマズの出来だった。

写真の左端から、ヤップの元祖水田のタロイモであるラック、いまがシーズンのヤムイモ・ライ、それからオビブダイScalus schlegeli)の煮付。

a0043520_0423270.jpg南のサカナは身に水分が多いから、ニホン式に煮付けたのではパサパサして美味しくない。やはり「地」のものは、その土地の人の料理法が一番だ。

ヤップ島の人が日常食べる、サシミなど生食以外のサカナの料理法は、油でカラッと揚げるココナツ・ミルクをたっぷり入れて煮る炭火焼などがメインだが、実は醤油で煮付ける方法もある。コツは油を入れることと、煮汁を極少にすること。鍋に並べたときにサカナが1/5くらい漬かるの量の油1にしょうゆ2、水4くらいの汁を煮立て、サカナを入れて再び煮立ったら裏返し、火を弱め、サカナの中までよく火を通して出来上がり。



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by suyap | 2007-12-28 23:38 | ヤップの伝統食

[911の真実] それでも王様は裸だ!(笑)<追記あり><さらに変更あり(笑)>

2001年9月11日にアメリカで起きた事件について、米政府公式報告書は眉唾だと思い始めている人が世界中で増えている中、昨今のニホンではそういう見方をする人を陰謀論者と決めつけて叩くことが流行っているらしい。他のことではリベラルな意見を持っている人でも、こと9.11に関しては陰謀論はポピュリズムにつながるなんて書いているのを見るとお気の毒になあと思う。

9.11事件の真相をマジメに検証している文献でニホン語になっているものがまだ少ないせいか、陰謀「論」(conspiracy theory)という意図的なレッテル貼りに乗せられてか、あるいは単純にゆっくり考える時間がないためか、米政府公式報告以外の可能性を考えること自体を、陰謀「論」と切り捨て、自分で深く考えることを放棄している人が多いのは嘆かわしい。

陰謀(conspiracy)とはそもそも陰れた謀りごと/計画を意味しており、男の気を引くための女の嘘も含めて(笑)、人の世の出来事の多くは陰謀によるものともいえる。その嘘を見抜くことは2度と騙されないためには大事なことだが、なんせ陰謀=陰れた謀りごとだから、真相の追求は容易なことではないし、その証拠を握り潰せる側が握っていると、100%の解明は不可能に近い(浮気の証拠を消す亭主みたいに-笑)。

だから、9.11やったのはアルカイダのテロリストだ!と事件発生から数時間もしないうちに発表した米国政府ってのは、なんだかな~と今では思うのが、当時はあまりのことに世界中が催眠術にかかったようになってて-映像音声という形で(まるで映画を見ているように)、右脳に直接インプットされた印象のサブリミナル効果は絶大だった-事件から半年たってヨーロッパ人から911検証サイトがいっぱい出ていることを教えられるまで、わたしも米政府の発表やレポートを垂れ流す大手メディアの言うことを、そんなもんかな~と信じていたものだ。

しかし、いったん催眠術から抜け出してみると、事件当時に大手メディアで流された写真や記事からでも、米政府公式レポートの眉唾性が、ざくざく透けて見えるようになる。この際、ど素人が専門家のまねをして「科学的に論じたつもり」になるのは不毛である。へたな知識や空疎な論理をこねくりまわすより、王様は裸だ!と叫んだ子供のような素直な感性(直感)で、誰かのためではなく自分のために、いろいろな物事の本質を探究しつづけることが大切なのだ。この世の中をより良く深く理解するためにはね。

前置きはこれくらいにして、今回の記事では、そういう不思議な映像をちょろっと挙げて、王様は裸だ!と叫んでみようと思う。

a0043520_027101.jpgまずは広く知られた左の写真。WTC北棟に1機目が突っこんだ後、煙がもくもく出ているところに2機目が飛来して...、まるでハリウッド映画を見ているようなシーンだ。当時は28kbpsしか出なかった電話回線接続のインターネットで、わたしはかじりつくようにCNNのニュース配信をあさっていたものだ。あの頃のヤップ島にはアナログのテレビ放送が1局あるにはあったが、サンフランシスコの放送局から送られてくる放映後の番組を録画したカセット・テープを2週間遅れで流すだけだった。しかも事件後にズタズタになったフライト・スケジュールのため航空貨物も大幅に遅れたので、ヤップ島で9.11の様々なTV映像が流れたのは10月も半ばになっていたと思う。

写真ソース:
http://www.pittsburghlive.com/images/
static/terrorism/photogallery/tradecenter4.html


a0043520_0275765.jpgところで、この北棟に機体が突っ込んだ跡はどうなっているのだろう?突っこんだのが本当に「テロリスト」に操縦されたボーイング767型機だったのなら、エンジンや翼が全く欠損しないで、こんなにうまくはまるものかという疑問は残るが、右の拡大写真では、きれいに両翼ともにビルに入り込んだ跡が見える。多くのビデオや写真で残っているこのシーンの中では特に、
Waving From The Plane Shape Hole
http://www.thewebfairy.com/911/humanwaving/
は衝撃的だ。飛行物体が突っこんだ穴から助けを求めている女性が見える。この件は米国標準技術研究所(NIST)の見解でも否定していない(できない)。

(その他の参考サイト)
If It's Not a Whatzit, It's a Flying Pig
http://thewebfairy.com/911/flyingpig/index.htm
見逃されていた9.11の驚くべき証拠
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/leonard_spencer.html
9.11翌日NYポストWTC南館突入前噴火写真掲載~
http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku674.html

a0043520_0283810.jpgこちらは事件の8ヶ月前に撮影されたペンタゴンの衛星写真。ペンタゴンにはアメリカン航空77便が突っこんだとなっているが、突入場所は写真右上の正方形(ヘリパッド)の左側という。

写真ソース:
http://www.pittsburghlive.com/images/static/
terrorism/photogallery/pentagon01.html


a0043520_0423026.jpgボーイング757型機とペンタゴンを実寸どおりに縮小し、建物の前に推定どおりの進入角度で機体を置いてみると、右のような感じになるらしい。

写真ソース:
http://0911.site.voila.fr/index.htm

a0043520_0292157.jpgこちらは突入直後の消火作業の様子。ペンタゴンの建物は、突入があってしばらく後に大きく崩壊したことは、既に報道されている通り。それでは、突入直後にはどのくらいの穴が開いていたのかと見れば... 唖然でしょ(笑)。ちなみにこの写真の撮影者は、U.S. Marine Corps photo by Cpl. Jason Ingersoll(ジェイソン・インガソル伍長 米海兵隊)とのこと。

写真ソース:
http://0911.site.voila.fr/index1.htm
(赤いマークは上記サイト管理者が挿入したものと思われるが、上方の矢印はwindow(窓)を指している。つまり、でっかい飛行機が突っこんで火が出ているのに、しっかり窓が見えてるっていう不思議を指している)

a0043520_030048.jpgそのあとで建物の上階部分が崩壊してこうなった。ちなみに、この写真も上掲の突入直後の写真も、そのひとつ前のペンタゴンとボーイング757を並べた写真でいうと、757機のノーズが向いている部分にあたる。

それでは、もう1度、1番上と2番目にあげたWTC北棟の写真を見てみよう。こちらも機体は完全に建物の中に消えているが、突っこんだ穴からは、それなりに胴体、エンジン、両翼が入ったと思われる跡が見える。それがペンタゴンでは... それぞれの写真を見比べながら、ほんとうに757機がペンタゴンに突っこむ様子をイメージできるだろうか?

写真ソース:
http://www.pittsburghlive.com/images/
static/terrorism/photogallery/pentagon00.html


a0043520_0305084.jpg左は、上のペンタゴン崩壊後の写真の左側部分を切り取って、わたしの下手な技術でコントラストを上げてみたものだ。スッポリ切断されたように右側が崩落しているが、残った側の内部には事務機器らしきものも見える?

米西海岸へ飛ぶはずのAA77便には、まだ燃料がたっぷりあったはず。そして公式レポートのいうように機体もろとも建物に突っこんで、その燃料が燃焼する熱で、機体も遺体もほぼ灰になったのなら、事務機器がこんな形で残れるだろうか?それに機体のサイズや位置からすると、この残った部分はもろノーズと左翼の付け根が突っこんでいなければおかしい。

しかも高温で灰になってしまった遺体のDNAから、テロリストと乗客1人を除いて全員の身元が1ヶ月半という異常なスピードで確認されたという。これが専門家にとっては異常らしいころは、横田めぐみさんの遺骨鑑定のどさくさを思い出しても想像がつく。

(参考サイト)
ペンタゴン突入機の謎
http://www.911myreport.com/sub3.html



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by suyap | 2007-12-27 12:48 | 戦争はビジネス(怒)

イエズス・キリストスのお誕生祝い

a0043520_343476.jpgというような事情で、ギリギリまで迷ったが、ついに行ってきました、カソリック教会のクリスマス深夜ミサ。

まずはカソリック教会へ行く途中で撮った、去年と全く同じにライトアップされたエバンジェリカ(Evangelical Church 福音派)教会。プロテスタント系は深夜のミサはないみたい。

以前にも書いたとおり、電気代のべらぼうな値上がりで、今年のクリスマス・イルミネーションは去年にも増して地味だ。ホテルやレストラン関係も全く電飾なしか、あってもミニマム。このように省エネに励むのは、島や地球にとっては良いことだ。

a0043520_35228.jpgそしてこちらが、1891年に建立されたヤップで一番古いセント・メリー(Saint Mary カソリック)教会の中の様子。屋外のライト・アップはやはり去年と全く同じだったけれど、わたしが到着したのはミサの始まる直前で人出も多く、写真の撮影は控えた。

教会内の撮影も、実はやって良いものかどうかドキドキしながらカメラをバスケットの中に忍ばせて行ったのだけれど、誰かに尋ねる勇気もなく、頼みのTおばあちゃんに会いに行く時間も無くで、既に人で埋まった教会の最後尾の一番隅っこに身体を滑り込ませた。セメントを流した床の上に履物を脱いで直に座る。屋内には300人位いただろうか。中に入らず屋外に留まった人も相当いた。

やがて、教会に捧げる踊りのチーム(10代の女の子たち-全員、晴れ着用の腰蓑を着てトップレスの正装だ。教会の中で堂々とトップレスを許すところなどは、わたしがプロテスタント系よりカソリックに親近感を持つ理由のひとつである)が入場してきた。この踊りの作者であり、お師匠さんでもあるTおばあちゃんも一緒だ。すると、さっきから気になっていた数列前の東洋系の3人の若い女性たち(ひとりは青年海外協力隊員、あとひとりは某日本人ワーカーと観光客?全員パンツ姿で、そのひとりはタンク・トップ!-教会に行くときは男は襟付きシャツ、女はドレスあるいはスカートが原則なのに)、それらがいっせいにデジカメで撮影を始めた。彼らの後ろにいる人々からは丸見えだ。と、前方のヤップ人の席からも何個か控えめなフラッシュが飛んだので、わたしもどさくさにまぎれてフラッシュなしで撮っちゃったのが右上の写真。

そしてフンドシ姿の可愛い男の子2人に先導されてパドレ(Paedrey、司祭)が入場。ミサの手順は、法事のときとそんなに変わらないみたいだ。島中の人々から愛されたヤップ人のパドレが2年前に突然亡くなり、現在セント・メリー教会に仕えるのはアメリカ人のパドレだ。この人は以前も長いことヤップにいたので、おかしなアクセントだけどミサはすべてヤップ語で仕切る。イエズス会の宣教師のそういう現地順応性は、すごいと思う。

教会楽団の伴奏にのって聖書のフレーズを司祭が述べ、一同唱和したり、十字を切ったり、まあ度し難い衆生のわたしはここでも十字も切らず唱和もせず、ボーっと成り行きを見て色々なことを考えていたわけで...(そういう意味で最後列の隅っこの席は安住できた-笑)。
やっぱり老舗宗教はエンターテインメント性に危なげがないなー、あら、両手を広げてローマ法王みたい、わたしもやってみよう... うん、パドレを通して宇宙のエネルギーを分けてもらえるのかな?パドレはこの演技をどういう気持でやってるんだろうか?確かにパドレを見て「気持ちよくなる」人もいるだろうから、まあ、それはそれで良いか... 真の宗教家って何だろう?それぞれのニンゲンの「聖性」とか「霊性」とかはあるみたい。このパドレもさすがにそういうパワーは高い人なのだろう...亡くなったパドレのミサも見てみたかったなあ...

a0043520_364229.jpgやがて踊りが始まった。
これはタヨル(Tayoer)という形式の踊りで、イエス・キリストの出生を祝って教会に奉納されるものである。ただタヨルの中には「物乞い」の踊りもあるので、フレーズによっては聴衆から掛け合いの合いの手が飛び、それに教会の外にいる若者の何人かが過剰に反応して大騒ぎをする-という場面も繰り返された。騒いでいる若者たちは明らかにテレビやビデオで見るショーの影響で、受けを狙って馬鹿騒ぎしているのだが、誰もたしなめに行く大人がいなかったことには驚いた。(かくいうわたしも、再びドサクサにまぎれて、今度はフラッシュを使って写真を撮ってしまったけど...いまだに後味が悪いなあ)。

もうひとつ驚いたのは、ミサの最後の方で登場した数人の男女による、イエズス・キリストス(Yeesus Kiriistuus)へのプリゼンテーション。それぞれが、それぞれのギフトを持ってマイクの前に立ち、イエズス・タム!と口を切った。それはどう聞いてもYeesus tamと聞こえ、tamというのは小さな男の子の名前を呼ぶときにつける「ちゃん」のようなものなので、これは小さなイエスちゃんと言っていることになる。産まれたばかりの小さなイエスちゃんは、彼らからミニチュアの家、竹筏、お父さんのヨセフへの斧、食べ物を入れるバスケットなど、とりあえずヤップで生きていくために必要なグッズを提供された。

あとでTおばあちゃん小さなイエスちゃんという呼び方について聞いてみると、
1) そんなに昔のことではないけれど、いつの頃からか、こんな呼びかけをするようになった。子供が産まれたばかりのイエズスを呼ぶときにはイエズス・ト(Yeesus toq トは親しい子供同士で使う)と呼ぶ。
2) 亡くなったヤップ人のパドレのときは、やらなかった。またメリケン(アメリカ人)のパドレになって復活した。
3) 小さな産まれたばかりのイエズスを親しみを込めて呼ぶのだから、良いでしょう?
という感じ。

この件は、わたしの好奇心をあまりにもくすぐったので、スタッフのチョメ(セント・メリー教会付属小学校の先生を10年もやってたのに、絶対に教会には行かない奴!)に聞いてみると、「そんな呼び方、聞いたことねえっ」。

アメリカ発祥のプロテスタント系SDA(Seventh Day Adventist、三育教会)に通うG嬢に聞くと、「なんだか滑稽(funny)ね。うちの教会じゃそんな呼び方しないよ。それにジーザスの誕生日は12月25日じゃないって言われてるわ」。はいはい、ジーザス・クライスト様はたくさん誕生日をお持ちのようで... 

同じカソリックでも別の地域の教会に通うタマちゃんにも聞くと、「いや聞いたことないね、うちの教会じゃ」だって。どうやら、小さなイエズスちゃんは、コロニアのセント・メリー教会だけにお住まいのようだ。

そんなこんなでミサがすべて終了したのは午前2時をまわった頃。Tおばあちゃんと甥の息子ジョン君を送っていく道中での会話:
Tおばあちゃん: バビロンは今、どこの国にありますか?

suyap: さあ、どこでしょう?イラン?

Tおばあちゃん: いや、イランじゃないよ、えーとどこだったか... ああ、年をとるとすぐに忘れてしまうから、困ったねえ。

suyap: ジョン、バビロンってどこか知ってる?

ジョン: さあな、イラクじゃないのか?

Tおばあちゃん: バビロンの人はユダヤの人を捕まえたから...ブツブツブツ...(意味不明)

Tおばあちゃん: インドとインディアは同じ国?どこにありますか?島ですか?

suyap: インドは中国の南、陸続きです。大きな国ですよ。

Tおばあちゃん: えっ、中国と陸続きですか?それでは満州は今はどこ?

suyap: 昔、ニホンが占領していた満州、英語のマンチュリアは、一部が中国になって、その大部分がモンゴルという国になっていると思います。

(追記)
ごれも大間違いでした(汗)。ゴンベイさん、ご指摘ありがとうございました。
これは間違いですね。ごく一部が内モンゴル自治区で、他の大部分が東北三省と、全部が中国になっています。ロシアやモンゴルに領地の異動はありません。(by ゴンベイさん)
Tおばあちゃん: マンチュリアは満州のことですか?ああ、知らなかったよ、今まで...

ちなみに、わたしとTおばあちゃんの会話はほとんどニホン語である。たまにヤップ語になることもあるが、おばあちゃんはすぐにわたしのヤップ語能力の低さにじれて、ニホン語に切り替えてしまう。今でもバリバリのニホン語の使い手であるおばあちゃんはまた、戦後アメリカの研修を受けて英語もできる。しかし、インド=インディア、満州=マンチュリアなど、ニホン語と大きく違う地名などは、ニホン時代の学校で習った地図とはっきりと重ならないのかもしれない。今度、大きな世界地図を見つけて持っていってあげよう。


(追記)
あとでバビロン(今のイラクにあったようだ)のことを少し調べて、あらためてTおばあちゃんとの前日の会話と繋げてみると、なかなか意味深いものであることに気がついた。あれからずっと、イラクの戦争のことや、どうして戦争がなくならないかということを、おばちゃんなりに考え続けているのだろうか。



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by suyap | 2007-12-25 12:46 | ヤップな日々

サンタさんな日

a0043520_2121529.jpga0043520_21223178.jpg
準備完了!
毎年12月24日には世話になってるヤップのファミリーをまわって、ささやかなギフトを届けることにしている。ニホンでいうと「お歳暮」のようなものだ。毎回どんな品物にしようかと悩むが、数年前から子供のたくさんいる2つのファミリーへは、写真のような特製ケーキを届けることにした。といっても自分で焼くわけではないけどね(笑)。

a0043520_21271614.jpgそして左の写真はスタッフや親戚へ配るギフトの山。これも絶対に便利に使ってもらえて、いくらあっても困らないものという視点で、大人へはアメリカ製の厚手のバスタオル、浴用石鹸、サラックスのセット、子供へは学用品セット、と決めている。ただし離島の友人宛(下のダインボール箱)のは、コーヒーやらビスケットやらタバコやらの雑貨も入るけど。

こうしておくと、後で何やかやと食材などが届くわけ。特に離島から届くギフトがヤシガニだったりすると、すごく嬉しい(笑)。わたしの場合はほんのささやかなもんだけど、島の生活はこんな持ちつ持たれつでまわっているみたい。

それでサンタ巡業の最後に立ち寄ったTおばあちゃんの家でちょうどお昼になったので、おばあちゃんと一緒にご飯をいただくことになった。86歳のTおばあちゃんは現在一人暮らしで、実の息子夫婦と孫たちはグアムに住んでいるが、まわり中の親戚縁者がそれとなくスープの冷めない距離を保ちながらケアしている。昼間はいないが、夜には甥の息子が泊まりにやって来る。

Tおばあちゃんはヤップで最高齢の現役の踊りのお師匠さんだから、踊りの指導があるときや、ちょっとした買い物や教会にお参りするときには、今でもスタスタ外出している。何にでも好奇心旺盛で考えも若々しく、なおかつ長年の敬虔なカソリック信者でもある。

以下はお昼を食べながらのTおばあちゃんとの会話の一部である。ニホンの人には想像できないかもしれなが、米軍に入っている若者の誰か彼かが身近におり、イラクにも行っている者もいる状況では、テレビも見ないお年寄りといえども、島のラジオ・ニュースで毎日、世界情勢を欠かさず聞いている。
Tおばあちゃん: たくさんの人が殺された、このあいだのテロリストの爆発はどこの国であったのですか?

suyap: ごめんなさい、わたしはそのニュースをまだよく見ていないのですが。あちこちで殺し合いやってますからね。(あとで調べてみると、どうやらパキスタンの爆弾テロのことらしい)

Tおばあちゃん: どうしてテロリストはあんなに人を殺しますか?だからアメリカのピルング(ヤップ語で長老、この場合は大統領の意味)は、デモクラシーをこの人たちに教えようとしてイラクに兵隊を送ったのですね?
(おばあちゃんの情報源はVOAを元にした島のラジオ・ニュースだけである)

suyap: いや、そうではないと思います。アメリカのピルングが、どうして地球の反対側の他国に自分の国の兵隊を送って、たくさんの人殺しをしなければならないのでしょうか?もし日本やアメリカが、ヤップのやり方が気に食わないからと勝手に兵隊を送ってきてヤップ人を殺し始めたら、どんな気持ちがしますか?人を殺してデモクラシーが作れるでしょうか?

Tおばあちゃん: (太平洋戦争中のことを思い出している様子)人殺しや戦争はいけないよ。でもテロリストを成敗しなければ、イラクの人も困るのでしょう?どうして(テロリストは)爆弾や鉄砲で人を殺しますか?

suyap: いまテロリストと言われている人たちはね、みんな貧しい人たちのようですよ。そういう貧しい人たちが、どうして鉄砲や爆弾を持っているのでしょう?それはね、アメリカや大きな国の大金持ち一味が、陰でこっそりテロリストに武器を売っているからです。ドラッグも売ってるよ。

それで実際に戦争にやられて死んでいくのは、敵も味方も、みんな貧しい者たちです。ヤップの人もたくさんアメリカに行って働いているけど、みんな貧しい。アメリカの人もほとんどが貧しい。イラクの人も貧しい。でも、世界のほんの少しの大金持ちが、金儲けのために武器を売り、ドラッグを売り、石油を売って、銀行を作って金儲けしているのです。そういう奴らは、金儲けのために戦争がずーっと続くように望んでいるのです。これが戦争がなくならない理由です。

Tおばあちゃん: それでは、アメリカのピルングのブッシュもそういう人ですか。ブッシュがそれをやらせていますか?

suyap: 誰かに騙されているのか、わかってやっているのか、わたしはブッシュに会ったことがないからわかりませんが、とにかく戦争で世界中の貧乏人をたくさん殺している連中のひとりには違いないですね。戦争で金儲けしている連中から褒美をもらっているのでしょう。

Tおばあちゃん: (ローカルな政情を思い出しながら納得した様子で)ああ...駄目だねえ。みんな金や欲に目がくらんで、ピルングまでも金に目がくらんで... それでは世界はほんとうに駄目になるよ。ヤップも駄目になっている... どうしてそんなことが出来る?どうやったら人殺しを止めさせられるのですか?

suyap: さあ...、わたしたちは力のない貧乏人です。彼らは聖書に出てくるデビルのような奴らだと思います。わたしたちが今すぐできることは、世界がもっと平和になるように、お祈りすることではないでしょうか?(と、おばあちゃんが安心できるような言葉を選んだと思って、ちょっと得意なわたし...)

Tおばあちゃん: (そんなわたしの言葉の中に「聖書」と「お祈り」という文句を見つけて、目をパーッと輝かせながら) そうですね!!!アダムとイブが間違いを犯して追放されてから、世はデビルでいっぱいになり、神は天国の門を閉ざされた。それからイエススを使わされて、神の子であるイエスス・キリストスを信じる者のみ、天国の門をくぐることが出来るようになった-と聖書にはあります。スーさん、そこまでわかっているのなら、あなたも早くクリスチャンになりなさい。死んだとき天国の門をくぐれるのは、クリスチャンだけなのですから。

suyap: あっ、はっ、はい... まあ、そのうちに...、まだ罪の多い身ですから... (門のところで迎えてくれる人があるなら、わたしとしてはお釈迦さんのほうが良いな、いや、もっと身近で愛してくれた人のほうが良いな...なんて不謹慎ことは、Tおばあちゃんの前では言わない-笑)

Tおばあちゃん: 誰でもたくさんの罪はあります。それをイエスス様は救ってくださるのです。人は誰でも最後には死ぬ。そのときにクリスチャンであれば、イエスス様が天国の門のところで迎えてくださいます。そうでなければ、門をくぐれない魂はずーっとずーっと、さ迷い続けなければならないそうです。スーさんも、これからよーく考えて、早くクリスチャンになりなさい。

そうそう、明日の朝は仕事ではないんでしょう?それなら、今夜のミサに行きましょう!わたしは11時からセント・ジョセフ(コロニアの教会横の建物)に行っているから、必ず来たらいい!

suyap: (心の中で) うへ~~~!

小学校に入学した頃から、わたしは毎晩、就寝前に祖母と一緒に仏壇に線香をあげて手を合わせるようになった。最初は真似事が面白くてやっているうちに、そうすれば祖母が喜び褒めてくれ、叔母どもが「あの子は違うね」と囁きあい、ちょっと得意な気分になれたのと、あまりにも習慣化したので、1日でも欠かすと罰が当たるんじゃないか-と恐かったからだ。毎日けっこう長いこと手を合わせていたが、お経を唱えているわけではなく、頭の中では「(亡くなった)おじいちゃん、どうかあの子と友達にならせてください。早く大きな家に引っ越せますように」などと、もっぱら現世利益を願っていたわけだ(笑)。その習慣は小学校高学年まで続いた。

それから疾風と怒涛の(笑)ティーンエージを迎え、いろいろ悩む(爆)ことあって、20歳頃から禅寺に通うようになった。専用の袴までそろえ、毎週末北鎌倉まで通ったものだ。数年そうしてみたけれど、な~んにも悟れなかったし、坐っている自分を嘘くせ~~っと冷ややかにみている何かを、いつも自分の背中に感じていた。まっ、思春期特有の自意識過剰とでも言いませうか(爆)

それから、あーだかーだ人生いろいろありまして(笑)、いつの間にか親の法事を仕切る立場にもなり... まだ元気な叔母どもからは、服装、数珠の持ち方、焼香のやり方、線香の立て方(わたしが幼少の頃と違って、線香を立ててはいけないとお寺の指導が厳しいらしい)、お布施の作法まで、「違うっ」と厳しい叱責指導が毎回飛んでくる。わたしとそんなに歳の違わない僧侶のお経もボーっと聞き流し(配られた経文を開きもせず)、
宗教ってのはエンターテイメントの要素がなけりゃ、広まらないよなあ。そうだ、新興宗教と老舗宗教の違いは、やっぱエンターテイメントのプロとしての熟練度の差かなあ...お説教聴いて、坊主のパーフォーマンスによって気持よく前向きになれた人はその場で救われてるんだし... どんな宗教にハマルかは、やはり人次第だなあ... 衆生みんなが哲学者になるわけじゃなし、哲学が魂を救えるわけじゃなし、救いを求めない者にはその必要はなし...、やっぱ既成仏教の僧侶も宗教家としての目覚めが必要だなあ、これじゃ檀家も減るばかりだろう... そうだ、檀家/檀那寺制度から見直さないとなあ... でも、叔母ちゃんたちのいる間はこれは禁句だよなあ...etc.
なんて不謹慎なことを考えているわけである。

それくらい、どの宗教によっても度し難い性格のわたしであるので、いままでヤップの葬式や法事は何度も経験したけれど、教会のミサには一度も参列したことがなかった。興味はあったが、やはり信者でもなく信者になる気もないのにノコノコ覗きに行くのは、ほんとうの信者さんに失礼なような気がしていたからだ。

でもまあ今回のような流れができたので、せっかくのTおばあちゃんのお誘いでもあるし、クリスマス・イブのミサには行ってみようかな...という気になった。友人/パート・スタッフのタマちゃんに相談すると、キャッキャッと大笑いされ、そりゃ~グッド・アイディアだよ。スーも明日からはピュリファイド(purified:清らかになる)だ、わっはっはだって。


a0043520_2124191.jpga0043520_21245641.jpg
それはさておき、左右の写真は今日のサンタ巡業で集まったお返しの品々。サカナは捕りたて、ヤムイモも掘りたて、でっかいパイナップルに完熟直前のバナナ、それにTおばあちゃんからもらった調理済みのイモやサカナ... ありがたし、ありがたし。



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by suyap | 2007-12-24 22:52 | ヤップな日々

ドナドナドーナ、ド~ナ♪

a0043520_2116233.jpga0043520_21163628.jpgある村に行って帰りを急いでいると、ひとつ前をいく軽トラがやけにノロノロ運転していた。それに続く乗用車も追い越す気はないようで、一緒になってノロノロ動いているではないか。

う~ん、もお~~!こっちは忙しいんだからあ...とイラついてもこういう場合はどうしようもないので、なにげなく軽トラの茶色い荷物を見やったら、動いた!

a0043520_21171026.jpgはは~ん、そういうことだったのね。クリスマスも近いし...

ヤップでは豚は食べるために飼われているので、当然、時期が来たら(たいていは1年以内に)屠られる。別に屠殺場があるわけではなく、それぞれの家の男たちの手ですべてが行われ、肉や血の一滴に至るまで余すところなく利用される。

それにしても、この豚はずいぶん大きいし落ち着いているなあ...
(たいていのブタは、屠殺される前には運命を察して騒ぐというが)。
もしかしたら食用ではなく種豚で、どこかへ「お仕事」に行く途中かもしれない。



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by suyap | 2007-12-23 23:13 | ヤップの伝統食

浴用タオルのSALUX

a0043520_2217089.jpgヤップの人たちにも愛され(?)活用されている日本製品を、これまでにも色々と取り上げてきたが、新たに作成したヤップの日本製品というカテゴリーにこれらをまとめた。これからも新しい製品を随時紹介していきたい。

さてヤップで売られている外国製品の中には、これは絶対に日本製だと疑いもしないでいると実は東南アジアや中国製だったり、どうせ東南アジア製だろうと思って使っていたものが日本製だったりして驚かされるものがある。左の写真のBEAUTY SKIN CLOTH SALUXはその後者のほうで、下の写真のとおり、堂々のMADE IN JAPANだった!

ヤップ人の5人にひとりはこれを使っているんじゃないか?と思えるくらい、どこに行ってもこの製品を見かけるし、どうやらこれでゴシゴシ身体を洗うのが大好きな人が多いらしい。そういうわたしもニホンにいるときからナイロンの浴用タオル愛好者で、ヤップに来て「同じもの」を見つけたときは嬉しかった。
現在の値段、1枚$1.25(約150円)也。

a0043520_22181363.jpgこれはもしかして、カニヤのSHIP BISCUITのような良質の製品を、こつこつと地道に世に送り出し続けている製造業者さんをまた発見できるかも...?と期待して、SALUXでググッてみると...

ありました!浴用タオルのパイオニア サラックスさん!

a0043520_22185188.jpgSALUXはサラックスと読むのかあ... そして、ここの会社概要がなかなかオモシロイ:
パイオニアカンパニーとして
“サラックス”浴用ナイロンタオルは、「売れない糸の処分」から 誕生しました。
1966年 分繊不能糸という太いナイロン糸が化粧パフ製造販売をしている当社に持ち込まれました。
当時、ナイロン糸はストッキング、女性の肌着、釣り糸、自動車内装部品の一部等細い糸しか用途がなく、この太い糸はどうしようもない「売れない糸」でした。しかし、細いナイロン糸の生産工程でどうしてもこの太い糸が発生してしまいます。 それで、初代社長が考え出したのがこの浴用ナイロンタオルです。
実績(自慢話)を、下記に列記致します。
~中略~
この発明から40年過ぎた今も、「浴用ナイロンタオル屋」をやっていられる当社は、単品の日用雑貨では珍しい会社だとよく言われていますが、品質と技術だけの頑固なメーカーとも言われいつも反省しております。
品質と技術だけの頑固なメーカーで良いではないですか!

頑張れ、ニホンの中小製造業者さん!!!



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by suyap | 2007-12-22 23:12 | ヤップで頑張る日本製品

[ダイビング]マンタもクリスマス?

a0043520_2251547.jpg原油価格の高騰のせいで、島のガソリン代も電気代もベラボーな値上がりを続けている。そのせいか今年のクリスマス・イルミネーションは去年よりももっと地味というか、何にもしないところが増えた。

マンタもそれだからというわけじゃないだろうが(笑)、なんとなく地味な登場のしかたをしている。貿易風が強まったので、マンタ・ダイブはどこのサービスもミル・チャネルで潜っているが、かつてのようにクリーニング・ステーションでじっと待っていればマンタがやってくるということが少なくなった。それでもラッキーなゲストはマンタのほうから超接近してきてくれる。



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by suyap | 2007-12-21 22:42 | ヤップの自然・海