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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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[ダイビング]マンタのバブルバス

a0043520_22561731.jpgダイビングや陸上のアテンドで、まだ少し忙しい日が続いている。ブログどころか、日課だったネットでのニュース・チェックさえ出来ずにバタン・キューで床に就く日も多く、わたしの頭はすでに世界の孤島になっているかも?その間、トラックバックのお返しもロクにできず、ほんとうにごめんなさい。

それでも、お天気に恵まれない中、マンタだけは頑張って(?)顔を見せてくれていたから、助かった。これを書いているのは既に12月1日なのだけど、とりあえず、11月29日の海の様子を11月30日分としてアップすることにした。あまりにも11月は更新をサボってしまったもんね。

a0043520_22573473.jpgさて降っても雲っても調子よく出てきてくれたマンタなのに、そしてエントリー前にボートの下を通っていく姿も見えたのに、この日(29日)の1ダイブ目だけは、水中でマンタに会うことができなかった。ずいぶん静まってきたとはいっても、ヤップの西方に熱低が3つもいるのに、西側のミル・チャネルに潜ったのが早すぎたのかもしれない。

こんな複雑な状況のとき、ガイドとしては両方の水路を潜り比べたいという下心が湧くのだけど、マンタを見られないのではゲストに申し訳ない。2ダイブ目は急いで東側のゴフヌー・チャネルに移動した。そこでは既に潮はかなり強く流れ出していたけれど、その前日、前々日と同様の4匹のマンタが迎えてくれた。




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by suyap | 2007-11-30 22:47 | ヤップの自然・海

台風23号Mitagはミタグと読みます!

a0043520_2019424.jpg毎日、毎日、雨、雨、雨... そして、こんなときに限って毎日ダイビングが続いたりする。

前回のゲストも晴れ運に相当恵まれた人たちだったけど、現在のゲストもそれに負けないくらいの晴れパワーの持ち主ぞろいのようで、左の衛星写真も天気予報も大雨間違いなしの状況なのに、ダイビングに出かけている間だけ止んだり小降りになってくれるので助かっている。ちなみに厚い雲に覆われた赤い星マークがヤップ島だ。

緑の星マークは、今日の午後に発生した熱帯低気圧(25W)。これから本州南海上と小笠原諸島の間を東北東に進む予想だ。もし台風になればNoguriという韓国名がつけられるのかな?(気象庁|台風の番号と名前

青の星マークは、数日前にこちらでも話題にした台風23号Mitag(24W)で、フィリピンの東海上で停滞してかなりの被害を出したあと、どうやら北上東進を始めたようだ。それで沖縄方面も影響圏に入ってきたので、このヤップ語のMitagという名前を冠した台風が、これからニホンのニュースでも流れるようになるだろう。そこで再び声を大にして言いたいのは、Mitagは、現地ではと発音するということだ。こちらこちらの表記は間違ってま~す!

と、いくらミクロネシアの片隅から声を大にして叫んでも、ニホンの気象庁さまや気象協会さまは気にもしてくださらないだろうけど、それでも駄目元、何回でも何年でも叫び続けることにした(笑)。ニホン語を母語とする人なら、外国のお天気ニュースで、「この台風には『クッシーラッ』という名前がつけられました。ニホン語でクジラという意味だそうです」なんていってたら、良い気持ちはしないでしょ?ミタグのことをミートクだなんて、ヤップ語へのボートクだ、なんちゃって(笑)。

ところで、Mitag(Mitaeg-ミタグ)というのは、ヤップの古い言葉で「わたしの目」という意味だ-というのは前回も書いたけど、このコトバを分解すると、「目」とか「中心」という意味のMiitと、一人称単数所有をあらわす(a)egになる。同様に「あなた(単数)の目」はMitaem、「彼(単数)の目」はMitaenとなるともいえるが、現代ヤップ語では「彼の目」はLaanmiit(ランミット)だし、若いヤップ人に「目はなんて言うの?」と聞くと、ほとんどがQowchean(オウチャン)と答える。Qawchean(アウチャン)は「顔」なので、ヤップ人の感覚では案外、「顔=目」なのかもしれない。その中心がMiitなわけだが、ずばり中心を指す言い方を避けて「顔」を「目」の代用としているうちに、だんだん本来の意味が忘れられて「顔=目」になってしまったのかも...?

とまあ、外の激しい雨の音を聞きながら夢想にふけってみたりした(ヤップに関係ない人には、どうでもいい話ですみません)。果てさて、明日の天気がどうなりますことやら...


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a0043520_13544829.gif柏崎刈羽原発の運転再開は危険です!

a0043520_20152150.jpg沖縄はもうだまされない
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やんばる東村 高江の現状
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「やんばる」の森にヘリパッドはいらない
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a0043520_0462420.gifジュゴンの海を海洋保護区に!
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by suyap | 2007-11-26 23:23 | ヤップな日々

[ダイビング]あっちも大波、こっちも大波、だからウミウシで癒しです(笑)

ひゃ~、ヤップのマンタの見せ所、ミル・チャネルゴフヌー・チャネルも、外海の高波と潮まわりのせいで濁った水が強く流れ出し、きょうはミル・チャネルで2回潜ったけど、マンタは影も見えなかった。ゴフヌー・チャネルでもちらっと1匹出ただけの模様。一番静かな南東側のアウトリーフでさえ、うねりが入ってて水中はもやっとした透明度、あまり落ち着いて潜れるコンディションではなかった。

以下のウミウシは以前に撮ったものだけど、せめて綺麗な彼らの写真を眺めながら、海が静まるのをじっと待つしかないなあ...(笑)

a0043520_21395965.jpg撮影場所:ガリム
水深:10m
名前:アデヤカミノウミウシ(Flabellina exoptata
体長:2cm
名前のとおりアデヤカな衣装をまとった数センチの生き物。ヤップ島南東のアウター・リーフ、水深5mの波の影響を受けやすいところに、必死にしがみついていた。

a0043520_2140479.jpg撮影場所:ミル・チャネル
水深:6m
名前:トサカリュウグウウミウシ(Nembrotha cristata
体長:6cm
特定の群体ボヤを食べるため、それらが生育する場所に生育する時期にだけ出現する。ミル・チャネルのある場所に行けばかなりの個体を見つけることができるが、あるとき突然「消える」のは、餌のホヤがなくなったせいか?そうして、しばらく「消え」ていたトサカリュウグウウミウシが、また戻って来始めた。

a0043520_2141365.jpg撮影場所:ミル・チャネル
水深:20m
名前:アミメイボウミウシ(Phyllidiopsis krempfi
体長:7cm
ミル・チャネルのヤギにとまっていたアミメイボウミウシ。こんなにデカイのが上のほうにしがみついていると、あたりによほど食べ物が少ないのかなと思ってしまう。



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by suyap | 2007-11-22 21:34 | ヤップの自然・海

[ダイビング]嵐のあとは...

a0043520_0131168.jpgきょうの予報では雨がかなり残りそうだったのに、どこに行っても晴れを呼ぶお客さま(!)のおかげで、お昼ごろには青空も見えるようになった。台風ミタグはやや勢力が衰えながら、どんどんヤップから遠ざかっている。それでは海への影響は...?

風が南西だったので、北西のゴフヌー・チャネルで潜ったら、かろうじて1匹だけ出てきてくれたマンタは、こんな感じで通り過ぎ、これじゃ個体識別もできません(笑)。リーフの外ではサーフィンに最高の波が打ち寄せ、お陰でチャネルの中はかなりの流れで、透明度も10m程度、ああ...

a0043520_0184045.jpgどんなに強い流れの中でも、大きのも小さいのも、サカナたちはみんな平気な顔して泳いでる。このカンムリブダイのメスは、バリバリと音を立ててサンゴをかじるのに夢中で、わたしたちが目と鼻の先まで近寄っても全く知らん顔。こんな流れのなかじゃ、あなたたち、どうせ、あたしに手出しなんかできないでしょ、あっはっは...なんて見透かされているのかもしれない。



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by suyap | 2007-11-21 21:35 | ヤップの自然・海

熱低から台風ミタグへ

長いこと気になっていた仕事部屋の大掃除や模様替えなぞに手をつけたら、かえって収拾不可能な状態になってしまった。いまだに何をどこに置いたやら、迷っている時間のほうが長い。一部のケーブルを燃やした(笑)パソコンが、かえってサクサク動くようになったのは怪我の巧妙。ついでにデータのバックアップの仕方を変えて、次回からの事故に備えた。

a0043520_618496.jpgそんなわけで、またブログ更新に間があいてしまったが、ヤップの空模様もこのところ崩れ気味だ。本日、前回とはまた別の熱帯低気圧が、ヤップのすぐ北で発生した。

右はヤップ時間午後1時(日本時間正午)の衛星写真。印が熱低の中心で、がヤップ島の位置。この時点ではまだ「熱低」とは呼ばれておらず、FORMATION ALERTの状態だった。



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by suyap | 2007-11-20 23:15 | ヤップな日々

モリヤ劇場の楽しみ方(追記あり)

a0043520_21394972.jpg11月も半ばだというのに、ヤップは相変わらず降ったり照ったり曇ったりの忙しいお天気だ。きょうの衛星写真を見ると、赤道の北に厚い雲の層ができてて、ニホンとの間に黒い川が流れてた。貿易風も強くなろうか、どうしようか、悩んでいる様子だね。

悩みといえば、ミヤザキ山田洋行元専務が逮捕されたり、モリヤ前防衛事務次官が証人喚問されたりで、キューマ元防衛大臣やヌカガ財務大臣をはじめ、何かと悩みも多かろう政治家センセー方には心よりおよろこびお悔やみ申し上げたい(笑)。いまだに雑然としたデスクの前で、わたしもとらちゃんのところや、あちこちのブログのお世話になりながら、モリヤ劇場を鑑賞しているところ。とはいっても、動画で見るなんて50kbpsの世界では空恐ろしいので、
証人喚問:モリヤ前次官(全文掲載・映像ノーカットで)
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/51100894.html
には、たいへんお世話になりました。いつもありがとう>とらちゃん。

a0043520_2049748.jpgはるか遠い昔にもさんざん聞かされた「記憶にございません」というフレーズとともに、老害ダンゴ3兄弟の悪行を思い出しながら不ぞろいな3本のココヤシの木を見てたら、不安定なお天気とも相まって、どんどんイラついてきた。ああ、きょうは16日の金曜日だ(笑)

検察の捜査も証人喚問も、おおかた出来レースだろう。これまでさんざん甘い汁を吸いまくった黒幕たちは、ニホンの武器商社のうちでも新参者の山田洋行と日本ミライズのゴタゴタを利用して、モリヤ(防衛省)、キューマ&ヌカガ(自民党)、ミスターX(民主党)らを人身御供に、まんまと逃げ切るつもりだ。きっこちゃんがその辺をズバリと書いている:
アメリカにシッポを振り続ける自民党
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/11/post_9d05.html
それで、このモリヤ劇場を見るのにニホン国に税金を払っている人たちがぜ~ったいに忘れちゃならないことは、この問題は、ニホンの政治家とニホンの武器商社の斡旋収賄問題というチンケなものじゃなく、戦後50年以上続いている日米軍事同盟の本質にかかわる問題なのだということだ。もっと平たく言えば、なんでニホンの軍事防衛予算がこんなに大きいのかとか、アメリカの軍人とそのご家族のために市価の5倍もする家を建ててあげようとしているのかとか、辺野古のジュゴンやアオサンゴややんばるのヤンバルクイナたちを絶滅させて巨大な軍事基地を造ろうとしているのかとか、アメリカ~がアフガニスタンやイラクで盛大な人殺しと資源の無駄遣いをがんがんやってられるのも、ぜんぶ・ぜんぶ・ぜえ~んぶ、かかわってくる問題なのだ。

ニホンという国の政治家を選ぶ権利を持っている人々はいま、モリヤや、キューマや、ヌカガの後ろにいる政治家と、そのまた後ろにいるアメリカの影を、しっかり目を開いて見ておかなければならない。


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by suyap | 2007-11-16 23:46 | ヤップでつらつら政治など

コスラエのみかん

※ご心配おかけしたパソコンの火災は、幸いマザー・ボードもハード・ディスクも損傷から免れ、オーディオ・ケーブル類などをメロメロに焼いた程度ですみました。モデムもカードを抜いて差しなおすことで認識するようになりました。パソコンの中にまでクモの巣づくり(ヤモリの卵はさすがに箱の下の隙間でしたが)を許してしまった仕事部屋のワイルドさを心より反省して、ただいま大掃除を開始しました...が、今度はいつになったら片づき終わるのやら、以前より雑然となった部屋で呆然としています。

a0043520_6455711.jpgあるホテルのフロントに用事があって行ったら、係りの女性がなにやらもぞもぞと取り出してきた。あっタンジェリンだ!
スーにも少しあげるわね。
コスラエからきたゲストがヤップの親戚にって持ってきたんだけど、たくさんあるからっておすそ分けしてくれたのよ。
オイオイオ~イ、それって、ちゃんと植物検疫を通したのお?(笑)
さあ、どうだかね~、
だから早くたべたほうが良いと思うよ。
・・・・・
だけど、調べたらコスラエでは空港でも売ってるらしいから、たぶん病害虫の心配はないんだろう、たぶん...

a0043520_6463237.jpgミクロネシア連邦のいちばん東の端にあるコスラエ州(ヤップ州は西の端)は、このタンジェリン・オレンジ(ウンシュウミカンの仲間、Citrus reticulata)の産地として有名だ。皮がむきやすくて、中身はとても甘~い。

ところで、ウィキペディアのマンダリンにはこうある:
マンダリンの原産地はインドのアッサム地方で、これが交雑などで変化しながら世界各地に伝播したものと考えられている。中国経由で日本に伝わったものからウンシュウミカン、一方中東を経て地中海沿岸に伝わったものから地中海マンダリンやクレメンティン、さらにモロッコからフロリダに伝わったものからダンシータンジェリンといった栽培種が発生している。タンジェリンはマンダリンよりも実が大きく味は薄いが、香りが強い。

マンダリンとタンジェリン(Tangerins)は植物学上は同一分類のCitrus Reticulata種に属し、成熟した果実の果皮の色が黄色~橙色のものをマンダリン、橙色~赤色のものをタンジェリンと呼ぶ。
へえ~、それじゃコスラエの「みかん」は、「モロッコからフロリダに伝わったもの」が、アメリカの宣教師によってもたらされたんだろうか?ヤップよりずっと東のハワイに近いコスラエでは、19世紀からアメリカの捕鯨船が多く立ち寄り、あらゆる病気も撒き散らして人口が激減(一説では300人にまで減少)した。その後、やはりアメリカ系のプロテスタント・ミッションが入ってきて布教に努めた結果、いまでは日曜日にはあらゆる仕事もレストランもツアー会社も「お休み」して教会に行く「安息日」となっている。

でも皮は橙色や赤っぽくないな~、実も小さいし...
わたし的には、野生っぽいウンシュウミカンといったほうがぴったりするんだけど。

このタイプのみかんはヤップにもあるが、とても数が少なく珍重される。ヤップでもこれから各種オレンジのシーズンだが、今年はなんとなく数が少ないような気もしている。


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by suyap | 2007-11-15 23:44 | ヤップな日々

火災発生!

といっても、わたしのパソコンの話です。

昨夜から家のデスクトップが突然モデムを認識しなくなり、あーだかーだ無い知恵を絞りながら6時間近く復旧に努めましたがすべて徒労におわり、モデムの夢を見ながら寝つきました。その夢のお告げにより(笑)、「きっと箱の中が埃でよごれてるせいだ」と信じて、今朝から意を決してその箱(笑)を開け、固く絞った濡れふきんで、くもの巣やヤモリの卵(冗談じゃなくホントの話)の除去に努め、念のために少し待ってから箱を開けたまま電源を入れました。

ピッピッ(通常の電源オンの音)
ピチピチピチ(なにやら光ったぞ)
モクモクモク(白い煙で箱の中が見えなくなる)
コホコホコホ(わたしのせきの音)

一瞬の出来事でした。震える手でコンセントからパワーサプライのコードを抜いて白い煙の発生は止まりましたが、すでに小さな家中に煙は広がっていました。いまでも焦げ臭いです。

ここんとこあまりトラブルもなかったのでバックアップを怠ったものが多く(とくにメイル類)、実はまだ頭の中はパニック中、とりあえず「箱」からすべての周辺機を取り除き、あとでパソコン・オタクのアメリカ人のところに持ち込む予定。わたしにはそれが何からつながっていたのかわかりませんが、ケーブルが1本丸まる溶けてグニャグニャになってます。マザーボードまで逝っちゃったかどうか、ドント アースク ミー(涙)。

というわけで、急遽、旅用の小さなノートを立ち上げてこれを書いてますが、しばらく更新が遅れるかもしれません。あ~あ~あ~、わたし馬鹿よね、お馬鹿さんよね♪という歌詞が頭の中を堂々巡りしていますぅ…

PS:これは仕事用のメイン機でもありますので、そちら方面でもご迷惑をおかけすると思いますが、お許しください。
by suyap | 2007-11-13 09:26 | 番外

C・ダグラス・ラミスさんのお話

mixiで知り合ったヤマボウシさんの日記で、JanJanに掲載されたC・ダグラス・ラミスさんの講演会報告を教えていただいた。
「護憲運動の重要性と限界」
http://www.news.janjan.jp/area/0711/0711055229/1.php
お恥ずかしいことに、わたしは今までダグラス・ラミス(C. Douglas Lammis)さんのことは何も(「世界がもし100人の村だったら」という本の著者のひとりだということすら)、知らなかった。だから、この米海兵隊あがりでニホン>沖縄在住の政治学者の言ってることのマトモさと明快さに、マジ、ぶっ飛んだ。そして気分が良くなった。

a0043520_05170.jpgあまりにも感動したので、庭先になる元気の素ノニの写真も添えながら、一部をここに書き留めておきたい。JanJanさん、許してネ。(文中の一部を太線や下線で強調した)
「われら」が政府に憲法を押し付けた
今の憲法は「押し付け憲法」だという言い方がされています。それに対して、憲法草案を作る過程で日本国民が参加した、日本のアイデアを取り入れたから「押し付け」ではないという反論があります。しかし、私から言えば「押し付け」を完全に否定するものではないと思います。というよりも、主権在民の憲法はすべて押し付けで、政府の権力を制限するものです。
さすが、主語を省略しない論理言語の国の人だ。法律とは本来こういう論理で考えなければならないもの。「われら=(日本)国民」と「(日本)政府」は対立するものであって、そこを混同してはいけない。
憲法を改正したい人はアメリカが日本に押し付けたと言っています。そう言われればいやな気持になりますが、この言い方は乱暴すぎで、実際はもっと複雑でした。戦争直後、GHQは日本国民を仲間と考えていて、憲法はGHQと国民とが一緒に政府に押し付けたのです。政府は押し付けられたと思って当然です。当時、GHQと国民のほとんどはこの政府は権力が大きすぎる、減らさなければと思っていました。両者の結論は同じでした、だから非常に珍しい立派な憲法ができたのです。
      ~中略~
憲法改正草案要綱ができたのは1946年3月6日、その2ヵ月後の5月には、冷戦による「逆コース」が始まり、GHQ=アメリカ政府は考えが変わりました。もし、GHQだけに押し付けられたものだったならば、数ヶ月間でなくなったはずです。どうしてなくならなかったのか? アメリカが「変えたい」と言っているのに、どうしていまだにできないのか? その答えは護憲運動があったからです。「われら」は押し付け続けている。今日も押し付けに参加している、そう考えると元気が出ますね。

a0043520_055875.jpg
自民党はどういう日本を作りたいか
95条に1つの地方公共団体のみに適用される特別法は、その地方公共団体の住民の過半数の同意を得なければ、国会は制定できないとありますが、これが削除されています。どの地域に特別法を作りたいんだろうと考えると、答えは沖縄です。ご存じだと思いますが、沖縄には今も外務省の代表である沖縄大使がいます。沖縄は歴史的に植民地なのです。
そういえば、ニホンのODAの構図は沖縄から始まったという。いまも「新基地」利権をめぐって政府・企業・地元が醜くうごめいている。
闘って闘って憲法を自分のものにした沖縄
日本国憲法の「われら」に沖縄は入っていませんでした。~中略~
沖縄はだから、その後、闘って闘ってやっと自分のものにしたのです。つまり復帰運動によって。闘って憲法を自分のものにしたのは日本中で沖縄だけです。沖縄は大和民族が大好きというよりは憲法がほしかったのです。復帰の日、憲法全文が新聞に載りました。だから、もしこの憲法がなくなったら、沖縄は日本と付き合い続ける理由があるでしょうか?

ごもっとも、です。沖縄だけでなく、もしこの憲法がなくなったら、日本国民を続ける理由があるでしょうか?
護憲運動の限界は安保条約に触れないこと
(30、40年前なら)平和運動をする際の最初の言葉が安保反対でした。デモがあれば安保粉砕でした。日本の政治を理解しようと思えば、必ず最初が安保だったのです。ベ平連の雑誌も「週刊アンポ」でした。現在、9条の運動はかなりさかんで、安倍政権がつぶれたのもそれだけじゃないが、それも影響があったと思います。勝っているかもしれません。9条の運動はさまざまあります。しかし、安保反対運動はどうでしょう? 存在はしていますが、あまりありません。9条を語る中で安保を口にしないことが多いと思います。
    ~中略~
多くの人にとって米軍基地は遠い沖縄にあり、その問題を「沖縄問題」と名づけ、ここは平和憲法の日本だと思っているのです。そういう構造ができているのではないでしょうか?
安保体制があるからこそ、いまの基地問題があり、インド洋無料ガソリン・スタンドなぞを開設する言い訳を政府に許してしまう。かつてのアンポ反対の意思表示はいま、ささやかに反・対米従属として生きながらえてはいるが、ダグラス・ラミスさんのいうとおり、このままでは「安保」の存在も知らない護憲な人が増えていくかもしれない。ただ「護憲」を叫ぶだけではなく、いかに対米従属から抜け出すか、はっきりしたロードマップをひとりひとりが持たなければ。a0043520_064621.jpg
9条と基地は表裏一体
世界の中でなんでもかんでもアメリカ支持は日本だけです。それでうまくいっていると思っているようですが、アメリカのことを理解していません。理解していないからずっと付き合っているとも言えると思います。アメリカは人類の歴史上最高の軍隊を持っています。アメリカを除く世界全体の軍隊よりも大きいのです。そのような軍事力を持ってして、なぜ戦争に勝てないのかを考えた方がいいでしょう。
     ~中略~
日本国憲法は1、2年かけて書こうと思えば、冷戦が始まり、今の憲法はできませんでした。戦争が終わった瞬間にできた未来への贈り物なのです。

ここに挙げた抜粋だけでなく、ぜひこちらの全文をじっくりどうぞ。読後はアタマの中がすっきりサワヤカになって、じわじわ元気も出てくることでしょう:
「護憲運動の重要性と限界」
http://www.news.janjan.jp/area/0711/0711055229/1.php

(参考)
沖縄と9条と日米安保
http://www.magazine9.jp/interv/lummis/lummis1.php
「無関心」が許されない時代がくる
http://www.magazine9.jp/interv/lummis/lummis2.php



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by suyap | 2007-11-11 21:43 | ヤップでつらつら政治など

[ダイビング] スレンダー リーフ ダムゼル?

a0043520_8283342.jpgヤップの南東側、ガリムというダイブ・サイトの浅場で、ちょっと変わったサカナを見かけた。

形や動きはどうもスズメダイ系なので各図鑑にあたってみたが、日本の海水魚(山と渓谷社)にも日本産魚類生態大図鑑(東海大学出版会)には載っておらず、Robert F. MyersサンのMicronesian Reef Fishesの図版によって、どうやらSlender Reef Damsel(Pomachromis exilis)らしいということがわかった。

a0043520_8292411.jpgところで上記図鑑では、このサカナの生息域はなんとチュークとエニウェトクとしか出ていない。ウエブで検索しても詳しい情報はなく、せいぜい西カロリン諸島の固有種らしい-くらいしかわからない。もしかしてヤップでは初出?(そんなこたあ、ないだろうけどね-笑)。

ニホンでは発見されていないから和名はないが、オキナワスズメダイPomachromis richardosoni)とはイトコ関係(笑)。他にグアム リーフ ダムゼルPomachromis guamensis)というのもいるから、Pomachromisの仲間は地域で固有化しやすいのかもしれない?



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by suyap | 2007-11-10 06:21 | ヤップの自然・海