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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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元米兵士との会話

a0043520_13250.jpgミル・チャネルで潜ることの多くなった今日この頃のマンタリッジで、通りかかった1匹のマンタに迫って激写しているダイバー。こんなことをする人がいるから、マンタがダイバーを避けるようになるんだよねー(怒)。

それはともかく、きょうも時間がないのでサラッと。
久しぶりに会ったグアム在住ハワイアン(もちろん米国籍)の友人"J"との会話が気になったので、忘れないうちに書き留めておきます。現在40代半ばの彼は、若いとき6年間米軍に在籍していました。あまり裕福でない家庭の子弟にとって、米軍志願は継続教育と職業訓練、それに(彼らがつける他の職より)高収入が得られるのは魅力でした...

suyap グアムはこれから沖縄から引き上げてくる8000人の海兵隊と9000人の家族で賑わうようね。

"J" いや、家族や軍属はそんな数じゃきかないだろう。海兵隊ひとりあたり最低は3人はついてくると思うよ。



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by suyap | 2007-10-31 23:56 | 戦争はビジネス(怒)

これはすごい!

a0043520_2305861.jpg左←も→みぎも夕日ですみません。きょうは時間がないけれど、どうしても記録しておきたいブログ記事があったので、リンクだけ紹介します。

ところで、exblogの調子が悪いのかどうしたのか、最近またTBが通りにくいようです。こちらからのTBも届かないサイトもあるみたいです。こちらでリンクさせていただいた記事には必ずTBをお送りしているのですが、届いてない場合もあるかもしれません。TBについて不審なことがありましたら、コメントなりDMなりでお知らせいただければ幸いです。

それで、きょうの「保存版」は:

反戦な家づくり
人類総家畜化計画=「CO2脅威論」
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-448.html
大洋に浮かぶ小さな島で、10年以上のスパンで海の動きを身近に見て暮らしていると、「地球温暖化による海水面上昇なんたらかんたら」がヒジョーに胡散臭いものであることがよくわかります。猫も杓子も「地球温暖化」のこのご時世、ましてや不都合な真実のアル・ゴアさんが原子力発電推進にまわったり...なんてのを見てると、ぜ~ったいに裏があるぜと思ってたけれど、この記事で明月さんが「CO2脅威論」(地球温暖化)のまやかしをきっぱり説明してくださいました。これから「地球温暖化による海水面上昇の証拠を見たい」なんて人がきたら、この記事を元にしっかり説明してあげられそうです(笑)。

※最近の猫も杓子も地球温暖化現象は、学者先生の研究助成費も「地球温暖化」をひと言入れると通りやすい-というところまできています。「ヤップのタロイモ田と地球温暖化の影響」な~んちゃってね(笑)。それで、ヤップに来て海岸で温暖化とは何の関係もなく倒れたココヤシの写真を撮って論文に使えば、立派な「温暖化レポート」になるらしい(爆)。



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by suyap | 2007-10-29 22:51 | ちょっと情報

[ダイビング]エビ床

a0043520_2245326.jpg10月もあとわずか、ヤップでは貿易風の第一陣ともいえる北東風が吹き始めた。この風はまだこれから弱まったり、風向きが変わったりを繰り返しながら、12月に入ると本格的な貿易風シーズンに入るだろう。水温はいまのところ28~29度のやや高止まり、ハマサンゴ類の白化も広がらず収まらずといったところ。

風が北東に安定してくると、ダイビングは(とくにマンタねらいのダイビングは)ミル・チャネルがおもしろくなる。きょうも早速2匹のマンタにしっかり遊んでもらって、ゲストに喜んでいただけた。

a0043520_22461691.jpgマンタさえ登場してくれれば、その後のガイドは気が楽だ(笑)。ルンルン気分でとっておきの見どころをあちこち丹念にまわる。

ややっ!
わたしのそんなとっておきのひとつで、サザナミトサカハギ(♂)がなにやら恍惚の表情をしていた。はっは~ん、気持ち良いのねん!



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by suyap | 2007-10-28 23:48 | ヤップの自然・海

ナンヨウリュウビンタイの香り

a0043520_2341236.jpgヤップの人は男も女も香りを楽しむのが大好きだ。G嬢の頭に載せているのはナンヨウリュウビンタイAngiopteris palmiformis)というシダの仲間で、ヤップ語ではモンと呼ばれている。こうして頭に載せておくだけで甘くさわやかな香りがするので、グチョル(うこん)とともに、ヤップ人のヌーヌー(レイ)の筆頭格だ。

モンは湿り気の多い樹木の陰になったような場所で、直径が40cmぐらいにもなる塊状の根茎をもち葉の高さは3~4mにもなる大型のシダ類だ。いろいろな伝統薬に使われる大切な薬草のひとつで、消炎、鎮痛、解熱などに効くとされている。根茎や葉などを用途に応じて調合するヒミツの処方のほか、この葉を敷いて寝ると腰痛に効くのだそうだ。こんな素敵な匂いのフトンなら、ぐっすり眠れそうだ。

葉軸を石かなにかでたたいて柔らかくし、2つの葉片を適当な長さに切って結び合わせると、頭や首にかけるレイになる。あるいは小葉片を切り取って、他の香りの良い花と組み合わせてレイに織りこんでも良い。葉が乾燥しても匂いはかなり残るので、体につけて楽しんだあとは部屋の中にかけておいても良い。

この記事を書くために、このシダの和名を捜して検索したのだけれど、ナンヨウリュウビンタイやその他のシダの「匂い」について触れているサイトはなかった。こちらでは、この植物が沖縄ではシシバー(獅子葉)とかンマパイバラピ(馬の蹄)と呼ばれることを知ったが、やはり香りのことは書いてない。こんなマイルドな匂いには気づかないほどニホン人の生活が忙しいのか、ヤップ人の匂いのセンスが格別に繊細なのか...


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by suyap | 2007-10-26 23:39 | ヤップの自然・陸

あした天気になあれ

a0043520_2322141.jpgヤップ・マリーナから眺めたきょうの夕日。右が西の空で、左下が南の空。1日に何度かスコールがやってくるが、今日はおおむね晴れの良い天気だった。貿易風が強くなりはじめる来月の末あたりまで、季節の変わり目のこれからはこんな日が続くだろう。

ところで、心配していたミクロネシア連邦の油事情だけど、先月末までに国会でミクロネシア連邦石油公社(FSMPC)を設立する法案が可決され、モービル・ミクロネシア(MOMI)が5年間独占的に油の供給を行うこととして、契約を交わした。

a0043520_23232521.jpgその後、各州ごとの承認・契約作業に移ったが、チューク州とコスラエ州は早々と契約終了し、ポンペイ州は異議を申し立てた。それで残るヤップの動向が注目されていたが、10月12日がタイムリミットだったようで、それまでに契約を承認しなければ今後の油代はベラボーに高くなるぞ、安定した供給も保証できないぞという非公式な脅しが、MOMI筋から州政府や州議会にかかっていたという。

他にオプションがないし時間切れなので、とりあえずMOMIの言うとおりにするしかない-という判断で、査定では二束三文の値もつかなかったMOMIの施設を高値で買い取り、5年間はMOMIから相手の言い値で油の供給を受けることにヤップ州も同意した。このように、ジリ貧のアメリカ系の油会社はいま、太平洋の弱小国を相手になりふりかまわぬ利益の囲い込みをやっている。これからも油代はもっと値上がりを続けるだろう。やれやれ…



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by suyap | 2007-10-25 23:19 | ヤップな日々

海辺のココヤシ VS 山のココヤシ

a0043520_2247334.jpgココヤシの実(ココナッツ)の味には、いろんなバリエーションがあることをご存知だろうか?

ちょっと前までのヤップには、来客があるとまずココナッツを出す-ニホンでお茶を出すようなもの-という習慣があった。年配者の言いつけで若者がひょいっと木に登るという姿が消えつつある現在ではあまり行われていないが、それでもフォーマルな会合や接待には必ず用意される。そうして提供されるココナッツ(ヤップ語ではウチュブ)を、これはね、どこそこのだから美味しいでしょと、主(あるじ)が嬉しそうに遠来のゲストに話すこともある。

ヤップの人はみんな大地主だから、自分の土地にココヤシの木もたくさん持っているのだけど、その木のうちで、どれが美味しくて、どれがまあまあの味か、ちゃんとわきまえているようだ。一般的に言うと、海岸のココヤシよりも山の上のココヤシのほうが断然おいしい!のだそうだ。

a0043520_2248188.jpgまたココナッツの味は実の成長段階によっても全く違う。←の写真の右端から左にかけて、若い実からだんだん色づいて成長した実になっているのだけど、若い緑のうちは甘みが少なく水代わりに飲める感じで、成長にしたがって甘みが増しやや炭酸味も加わってくる。ジュースを飲んだあとの果肉は、若い実はスプーンですくえるくらい薄く、プルプルのイカ刺しのような味で、成長にしたがって果肉は固く分厚くなっていく。自分で木に登ってとってくるときは、そのときの好みで実(味)を選べば良いわけだ。




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by suyap | 2007-10-24 23:47 | ヤップの伝統食

対米従属でっちあげ(冤罪)天国(追記あり)

a0043520_2233163.jpg今回はちょっと変わったピンクの花をそえながら、またニホンの話です。ところでこの花(木)、葉の形からマメ科だと思うのですが、名前がわかりません。どなたか教えてくださいませんか?花は6~8センチ、木は数メートルくらいになります。

このところ、赤福餅だのミートホープだの食品会社のどうしようもないゴマカシが大きく報道されているようですが、ほんらい日持ちのしない生モノがいたるところで目につく買える状態でありながら、なんの生産調整(つくりおき)もしてないほうがおかしい-とは思いませんか?これを機会に、やはり「生産者の顔の見えない大手の食品は避ける」とか「肉は食べない」とか、そろそろ「食」について真剣に考えるべきでしょう。それよりも、こんなことが、なぜ「」こんなに騒がれているのでしょうか?政府が国民の目から何かを隠したいときに限って、マスコミは他のどうでも良いことで騒ぎだすような…

a0043520_22355210.jpgおりしも国怪国会では「給油新法(補給支援特別措置法)」の審議がスタートしたようですけど、今月いっぱいの成立は完全に時間切れ。まあ、アメリカ企業から買った高い油をアメリカ艦船にインド洋で給油してイラクでバンバン使ってもらって儲けたいのは、おもにニホンの誰かさんたちだろうから、アメリカ様としちゃあ、この件に関してはそんなに気にしてないみたい。それよりも何よりも、アメリカ様がもっとも強く望んでいるのは、属国ニホンをもっと絞り上げるための郵政民営化と、日本国内(その大半は沖縄)の基地と自衛隊を自国同然に使いまわせるようにするための(日)米軍再編の推進です。だから、今年も堂々とこんなもんを押しつけてきました。
日米年次規制改革要望書(2007年10月18日付け)
(英語名:Annual Reform Recommendations from the Government of the United States to the Government of Japan under the U.S.-Japan Regulatory Reform and Competition Policy Initiative)
ダウンロードURL
http://www.ustr.gov/assets/Document_Library/
Reports_Publications/2007/asset_upload_file751_13383.pdf
英語のタイトルだけみても高飛車ですが(どうして他国の政策に「推奨」なんて押しつけてくるんだよっ)、この50ページにわたる文章全て細部にいたるまで、高所からニホンを見下ろしてる感じで、これを読むと、ああ、ニホンてやっぱりアメリカ~の植民地だったんだ…ということが、よ~くわかります。

そして、郵政民営化など過去のニホンの重大な政策は、すべてこの「日米年次規制改革要望書」に従って行われていることを、ほとんどの日本人は知らされていません。



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by suyap | 2007-10-23 23:15 | 新聞捨ててテレビを消そう

カカオだあ!

ある目的があって、オカウ村のジャングルの中にわけ入った。今はほとんど人も来ない場所だが、昔はこの土地の持ち主の手がちゃんと入っていたらしい。うっそうとした潅木のあいだで、カカオの赤い実が目を引いた。

a0043520_2122133.jpga0043520_213023.jpg
そう、これがチョコレートやココアの原料になるカカオノキTheobroma cacao)の実だ。左上の写真はまだ未熟なもの、右上の黄色くなった実が熟れたものだそうだ。(注意:ヤップの土地はジャングルといえども私有地です。土地の持ち主に無断で入ることはできません。ジャングル探検もかならず現地ガイドをつけましょう)

ヤップ語でもカカオというから、この植物がヤップに入ってきたのはそんなに前のことではないだろう。せいぜい日本統治時代か、ひょっとしたら戦後のことかもしれない。原産地は南米・アマゾン河流域、ベネズエラ・オリノコ河流域という。

北海道のチョコレート会社ロイズのサイトで、興味深いチョコレートの歴史を見つけた。
http://www.e-royce.com/corporate/choco_history/index.html

なあるほど... かつてインディオたちはカカオをすりつぶしたものを薬として飲用していたのなら、わたしもすりつぶして自家製チョコレートを作ってみようかな。いまのヤップのカカオノキは、かつて誰かが栽培しようとしたものがジャングルの中で細々自生しているだけだ。その分布も、かつて植えた人がいた地域に偏っている。そういや、うちのじいさんがカカオの実をすりつぶして何か飲み物つくっていたような気がするけど、作り方はしらんなあというのが、すでに中年を過ぎた孫の世代の記憶。

a0043520_2133399.jpga0043520_214241.jpg
そういう連中でも、ジャングルの中でカカオを見つけると、実を採っておやつがわりにしゃぶる。熟れた実(左上)を割ると(右上)、中に白い果肉に包まれた種がお行儀よく並んでいるので、それをほぐして口に入れて、甘酸っぱい果肉をしゃぶりとる。いまのヤップの人にとって、カカオはこうして食べるローカル・フルーツであって、チョコレートやココアは店で買うもの、なのだ。

再び北海道のロイズさんのサイトをみると、カカオ豆の焙煎法が出ていた。
http://www.e-royce.com/corporate/howto/howto_02.html
たった2つの実から取ったカカオ豆しか手元にないけれど(しかも果肉をしゃぶったあと-笑)、ザルに入れてバナナの葉をかぶせて吊るしてみた。やっぱり果肉がついてないと、ダメかなあ...(笑)



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by suyap | 2007-10-22 21:00 | ヤップの自然・陸

デング熱の話

a0043520_23454226.jpgちょっと忙しくしていて、落ち着いて新しい記事を書く時間をなかなか持てなかった。せいぜい前記事についてる嫌がらせTBとコメントを定期的に掃除するのが精一杯の状態だったけど、これも想定内のことだから楽しんでやってた(笑)。それにしても「被害者」とか「女子高校生」とかいうだけで同情(したふり)をしなきゃならない雰囲気の今のニホンて、おかしいと思う。誰でも何かの被害者になる可能性があり、同時に加害者になる可能性もあることを考えれば、「被害者」であることだけを振りかざすのはエゴ以外のなにものでもない。そうすることによって本人の精神的成長もそこで止まってしまうし、事象の根源を見通す努力を放棄してしまう。そんな浅薄な世論の陰で笑うのは誰だろうか?

それはさておき、今回はヤップで少し流行っているデング熱のことを書いておきたい。このことをあまり公言したくない観光業者がヤップにもいるようだけれど、いまやデング熱は世界中の熱帯~亜熱帯地域に蔓延している病気だし、旅行者ひとりひとりがちゃんとした知識を持って感染を予防し、万一症状が出たときも適切な対応ができるようになっておくのも大切なことだ。

4月から6月にかけてヤップで流行ったジカ熱は7月には収束したが、同月に今度はデング熱らしい症状を訴えるケースが3例見つかった。しかしそれ以上は広がらず8月はゼロ・ケース。ところが9月に入って毎週、複数のケースが発生するようになり、それが徐々に増加してきた。そこで先週ついに、ヤップ州立病院のロビーにもデング熱掲示板が置かれるようになった(写真左上)。

a0043520_23462388.jpgデング熱は、ネッタイシマカヒトスジシマカが媒介するウイルスに感染することによって起きる病気で、非常な高熱と頭痛、関節痛、筋肉痛、疲労感などの症状がでる。現在わかっているデング・ウイルスには4種類あり、感染するとそれぞれのタイプごとに一生免疫ができる。ヤップでは3年前に1型の大流行、2年前に4型の小流行をみたが、現在ヤップで流行っているのは2型なのだそうだ。だから以前に1型や4型に感染した人でも、今回の2型には免疫がないから気をつける必要がある。

ヤップの隣にあるパラオでは、今年6月ころから2型のデング熱がかなり流行しているので、今回の感染経路もパラオからとみられている。右上のチャートはヤップの患者分布図で、オレンジ色は血液検査で2型とはっきりわかったケース、緑色はデング熱の抗体は見つかったけれど(おそらく検査した時期が遅くて)型まで分析できなかったケース、赤色は出血熱までいったケース。患者の分布が島の東側に偏っているのは、今年は多雨で湿度が高いうえ、ずっと南西の風が続いており、山に風を遮られた島の東側で特に風のないむっとする日和が多かったせいか-とわたしなりに分析している。デング熱を媒介するのは、いわゆるヤブ蚊のネッタイシマカヒトスジシマカだけれど、彼らは風が吹き抜けるところでは飛ばない。ヤップも来月に入ると貿易風が強まるので、今回のデング熱流行も、この先そんなに長くは続かないだろうと思われる。

※この記事の最後にデング熱(Dengue Fever)関連情報をリンクしてあります。

a0043520_2347394.jpg←こちらのチャートは、病院が把握した7月からの患者数を時系列で棒グラフにしたもの。先週末までの15週間で45ケースを記録している。感染してても症状が出ない人や軽い人は病院に来ないので、実際の感染者はこの何倍もいると想定される。9月後半からのコンスタントな患者数の増加、とくに10月第1週の急激な増加に病院では警戒感を強めて、デング熱情報の普及と予防措置の徹底にのりだした。

a0043520_23481785.jpg掲示板に出ていた蚊のライフ・サイクル。ネッタイシマカヒトスジシマカは「家のまわり」のちょっとした水たまりに卵を産み、それは1週間ちょっとで成虫になる。デング熱のひとつの予防法は、家のまわりから「水たまり」を無くすことだ。といっても、転がっているココヤシの実の殻やバケツにちょこっとたまった雨水にもすぐに卵を産むので、1週間に1度は家周りをチェックして水溜りをなくす必要がある。

いちばん効果的な予防法は、蚊に刺されないこと。モノの良し悪しは別にして、虫除けローションをたっぷりぬっておくと、ほんとうに蚊は寄ってこなくなる。あと部屋の戸を不用意に開け放たないことも大切だ。ヤップのホテルの窓にはほとんど防虫ネットがはってあるので、冷房が嫌な人は窓を開けて風を入れることができるけど、防虫ネットまで開けてしまわないように。夕方には部屋の中で蚊取り線香を焚いて、蚊を入れないようにするのも良い。ネッタイシマカヒトスジシマカの活動時間帯は日中とくに朝夕の風が止むころで、夜間は飛んでこない。だから夜寝ている間に刺される心配はまずない。

a0043520_23525264.jpg左の写真は顕微鏡でみたデング・ウィルス。なんだかコンペイトウみたい。わたしも3年前に1型のデング熱を経験したけれど、とにかく高熱が出て、体中を得体のしれない「異質な物体」に占拠されてしまったような感覚にとらわれた。こいつだったのか...

デング熱の流行っている地域に旅行して数日以内に突然の高熱に襲われたら、いちおうデング熱も疑ったほうがいい。症状が出たら:
①安静にして
②まわりにウイルスを振りまかないように自身にも虫除けローションをしっかり塗って
③できるだけ経口でも水分の補給に努め
④早めに受診して(点滴などで)体液管理をしてもらう

ことが大切。自分で解熱剤などを勝手に服用するのは危険だ。アスピリンなど血液溶解を高める解熱剤は、出血熱を招くおそれがある。

典型的なケースでは、デング・ウイルスが体を駆け巡っているのを感じながら数日ゴロゴロしていると、発症して3日から4日目あたりを峠に、やっと自分の白血球防衛隊が優勢になってくるのを感じることができるようになる。5目にはかなり熱が下がり6日目には平熱から微熱程度、7日目にはほぼ回復、といった感じ。その人の免疫能力によって、ウイルスに感染しても全く症状が出なかったり、出ても上記のプロセスを最短でクリアしたり、逆に長引かせたり、たまに出血熱までいってしまったりもする。体が快方にむかって2日後からは、その人から感染が広がる恐れはなくなる。

こんなことを書くとまた誤解を招くかもしれないが、デング熱が怖いとか〇〇病が怖いとかいう前に、まず自分の体を免疫力の高いものに作り上げることが大切だと思う。その方法は全く簡単、甘いものと肉食や添加物食(コンビニ系もね)を避け、ビタミン・ミネラル豊富な野菜とあまり精白してない穀物・炭水化物をよく噛んで食べるだけ。そしてデング熱のように感染の仕組みがわかっているものには、特定の蚊に刺されないようにするとか、いろいろ有効な対策も打てる。

それでも病気になったら、免疫力を向上させるための努力を怠ったことをまず自分の体に詫び(笑)、それから白血球防衛隊を心から応援してあげること。デング熱にかかって、それを蚊のせいにしたり、ヤップのせいにしたり(笑)、旅行会社のせいにしても、何の解決にもならない。ヤップを含めて伝染地域への旅行を取りやめても、あちこちでデング熱に感染して日本に帰ってくる旅行者は増えているし、媒介するヒトスジシマカは日本にもいるから、夏場の蒸し暑い季節には日本で伝染することだってあるわけだ。

そういうことを考えると、免疫能力を高めて軽い感染で自分の体に早めに抗体をつくり、デング熱フリーな体にしておくのも手かもしれない。これはデング熱だけでなく感染性のすべての病気にいえることで、そもそもバイ菌やウイルスが悪いのではなくて、それらの異物が入っても抵抗する力のない体のほうをなんとかしなけりゃならないのだ、ほんとうは。バイ菌やウイルスを抹殺せず、それらと共生できる体の環境をもつことの大事さに気づけば、人間の社会も再び多種多様な「他人」との共生をめざせるようになると思ったりもしている。



デング熱について:
外務省>渡航関連情報>在外公館医務官情報>各論3 デング熱
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/kakuron03.html
厚生労働省検疫所FORTH:デング熱
http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/09_dengu.html
デング熱の話
http://www7a.biglobe.ne.jp/~doctorn/hakajyo/dengue.html

関連記事:
再びデング熱?
http://suyap.exblog.jp/5743662
流行病の正体
http://suyap.exblog.jp/5781537
ヤップのジカ熱(ジカ・フィーバー/zika fever)について
http://suyap.exblog.jp/5837248



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by suyap | 2007-10-19 23:34 | ヤップな日々

じょうだんじゃないっ☆日本は司法も死んだ☆植草さんは無実です

a0043520_19753.jpg朝から一日中いそがしく動きまわって、午後8時すぎてお腹空かせて帰宅。ああ、洗濯もしなきゃと思いつつ、夕飯はとっておきの日本蕎麦にすることにしてお湯を沸かしつつ、パソコンを立ち上げて、お湯が沸くまでのあいだに気軽に読めるミクシィにつないでマイミクさんの記事をチェック。

なななんだぁ~~~~

なんでヤップのわたしがここまで植草さんのことを気にするのかと、不思議に思う人も多いかもしれませんが、これはとても大変なことだからです。きょうの写真は、わたしの車に巣を作りかけてた女(たぶん)蜘蛛です。

a0043520_1101058.jpgそれでは、世の全ての女性に聞きます!
 本件車両内は、席が埋まり、多くの人が立っていたが、ある程度、乗客どうしの間に距離が取れる状態であったので、自分と背後の人物との距離は明らかに不自然だったため、確信はできないまでも痴漢かと思った。
(被害者の供述要旨判決要旨(産経新聞Webサイトより)
こういうとき、あなたは2分間もその場にいて触らせますか?
半歩さりげなく動けばすむこと。それに、ふつう痴漢事件は身動きできない車内で起きます。 

その後、この怖さや焦り、これからどうしようという気持ちでいっぱいで、体を移動させたり、痴漢をやめさせたりする行為はとれなかった自称「女子高校生」は、一転、なで回している犯人の右手を確認しようとしたり、体や腕は動かさないで、首だけ傾けて視線を下に向け、触っている左手を確認したり、見えた左手の手首には、厚みのある茶色の木製のものが掛かっていた。そのときははっきりと何かは分からなかったが、今では傘の取っ手だったと思うところまで冷静に観察しているわけです。当日の植草さんは左手に傘を持ち、重いかばんを右肩にかけていたそうです。そんな状態で両手で痴漢ができるでしょうか?しかも、乗客どうしの間に距離が取れる状態の電車内で。

そして、乗客どうしの間に距離が取れる状態の電車内で次に起きたことは、
犯人の右手の指先が皮膚に触る感触と、足下がスースーする感覚で、犯人の右手でスカートがたくし上げられていることが分かった。そして、下着の上から、臀部付近をなで回され
(被害者の供述要旨判決要旨(産経新聞Webサイトより)
だそうです。すると、この女は突然「やめてください」、「恥ずかしくないんですか、子供たちの前で」と叫んだという... なんとまあ、理路整然とした反応だこと!こういうセッパつまったときに、ふつう口から出るのは、「きゃー」とか、「いや~!」とか、「痴漢!」とか、「助けて~!」とかじゃないの?おかあさんがイタズラしたおとうさんを叱ってるんじゃないんだから。

こんな女が存在すると思えますか?

つぎに、世の全ての男性に聞きます! 
植草さん事件を心の中では「これはおかしい」とか、「かわいそうに」とか、「もしかしてえん罪かも」とか思っていても、それをはっきりと公言するのはそんなに怖いことですか?コイズミやアベシンゾーの政治不正を論法鋭く語れる人でも、なぜか植草さんに関しては「確信はありませんが」と前置きする...なぜ?痴漢事件なんてのを話題にすることは、レベルが低すぎますか?植草さんに関しては、あなたもニヤニヤして、それで終わりですか?

そんな貴男こそ、チカンチキン・ハート野郎だわ!

a0043520_1115052.jpgこのわたしの暴言にムッとしたら、前回の記事にリンクしてある今までの経緯をすべて読み、
判決要旨(産経新聞Webサイトより)
と照らし合わせてみてください。
じぶんは男でも女でもない、あるいはどっちでもいいと思っている人のことには言及しません。ジェンダーと社会のかかわりに敏感な人たちほど、植草さんの事件がえん罪であることを生理的に察知していると信じるからです。)

わたしよりもずっと温厚な喜八さんですが、こう書いておられます:
日本の刑事司法制度は問題点だらけでしょう。素人の私であっても、ただちに以下のような弊害を指摘することができます。

* 被疑者の取調べに弁護士が同席できない。
* 取調べは録画・録音されることもなく密室で行なわれる。
* 容疑者が罪を認めなければ保釈を認めない「人質司法」の横行。
* 自白偏重主義。
* 代用監獄制度。

その結果としての「有罪率99.9パーセント」。それでいて死刑制度はある。「はっきり言って無茶苦茶だ」というのが私(喜八)の正直な感想ですね。
そう、こんな日本では、運悪く何かの間違いで逮捕されても、99.9パーセントの確率であなたも有罪にされてしまうのです。

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by suyap | 2007-10-16 23:02 | 新聞捨ててテレビを消そう