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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

suyap.exblog.jp

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[辺野古]緊急:注目お願いします!

a0043520_0462420.gif防衛施設庁と海上保安庁は、辺野古に物量作戦をしかけているようです。

辺野古から緊急情報
http://henoko.jp/info/

駆けつけられる人は短時間でも行ってあげてください。
引き続きカンパもよろしくお願いします。
「辺野古阻止行動・ゴムボート購入カンパ」

通信欄に必ず「ゴムボート代」と書いてください
振込先 郵便振替口座 01700-7-66142
加入者名  ヘリ基地反対協議会
(右上のバナーは「雑談日記」SOBAさんからお借りしてます)

以下は沖縄リーフチェック研究会の安部真理子会長、ジュゴン保護基金委員会の東恩名琢磨事務局長、ジュゴンネットワーク沖縄の土田武信事務局長が、6月19日に那覇防衛施設局を訪れたときのやりとりです:
リーフチェッカー’さめ’の日記「あきれる○○の実態」より引用
***********6/19施設局とのやり取り************
(防は那覇防衛施設局、Qは訪問者側です)

Q:設置機材によるサンゴの損傷状況を施設局独自で調査実施すると前回おっしゃってましたが、終わりましたか?

防:いえ、まださまざまな方面から慎重に確認中でして・・・

Q:いつ終わるんですか?

防:それはちょっと申し上げられません。確認中ですのでご理解ください。

Q:サンゴの着床機材だけですとたったの39箇所ですよね?

防:たったの39箇所と申しますか、39箇所もあると申しますかその辺は物事の捉えようという感じでして。とにかく慎重に誠意をもって対処して参りたい所存で現在確認をしている段階です。

Q:1箇所につき機材の足が8本。39×8箇所を調べればいいだけですよね?あれだけの数のダイバーがいれば半日でも1日でも終わるんじゃないですか?

防:その辺はこの場では申し上げられないのですが誠意を持って慎重に対処しておりますのでご理解いただくしかありません。

Q:設置するのに2日間だったら調査するのも2日間ですむんじゃないですか?論理的に言えばそうですよね?

防:いえ、この場では何とも。確認中としか申し上げられませんのでご理解ください。

Q:大体、工事の現場では設置前の写真と設置直後の写真を撮るはずです。これから海に潜らなくても設置時の写真を見返せばよいだけの話ですよね?それとも設置前&直後の写真を撮影されていない?

防:いえ。そのような写真は確かにあったように記憶しておりますが、その辺も含めてただいま確認中でございまして、とにかくご理解を・・・

Q:写真の見直しもしないというのは要はやる気がないということじゃないですか?

防:とんでもございません。現在確認中ですのでこれはもうご理解いただくしか・・・

Q:39箇所だったら(写真確認作業は)半日&1日仕事ですよね?もう1ヶ月も経っています。

防:その辺はとにかく慎重に確認しておりますのでなにとぞご理解を。

Q:5/21に撮影した写真(キクメイシの上に着床機材が設置されている写真)の地点はもう調査したのですか?

防:いえ、Hさんのおっしゃる場所と我々が見ている場所が同じかどうかの確認が取れておりませんので・・・

Q:いつ取るんですか?あれからもう1カ月経っているんですよ?

防:何とも申し上げられません。確認中でございます。

Q:じゃ、一緒に行きましょうよ。あなた潜れるって言っていましたよね。見ているものが同じかどうか一緒に行けば一番話が早い。

防:いえ。制度上そういうわけには参りませんので。

Q:第三者の立会いの下じゃないと公正とは言えないですよね。では、県と一緒に行ってもらえますか?

防: ・・・・・(少し考えている様子)・・・

Q:大体、この辺は海況が荒いので日が経てば経つほど壊されたサンゴのかけらは流されていってしまうし、藻も生えてきて損傷状況がわからなくなります。調べるのなら早く調べないとわからなくなりますよ。

防:それも含めて慎重に対処しておりますのでなにとぞご理解を。確認中でございます。

Q:藻が生えてわからなくなるのを狙っているのでは?

防:そんなことはございません。とにかく確認中としか申し上げられません。

Q:では話を変えましょう。報道に施設局の作業中止(5月中旬から作業再開6/9-10までのこと)の理由は「サンゴの産卵に配慮して作業を一時中止した」とありますが、近年の沖縄島周辺海域のミドリイシ類の産卵状況はご存知なのでしょうか?

防:・・・(心当たりのない様子)・・・(新聞報道って何だっけ?って顔に書いてある)・・・

Q:私たちでわかる限りの沖縄島周辺域のミドリイシの産卵日をこのように表にしてみましたが、今年は多くのミドリイシの産卵は6/3-6/10に行われています。大昔の教科書通りに満月(6/1)の夜に産卵と考えられたのかもしれませんが、昨年もミドリイシの産卵は満月より2週間遅くなりました。今年も 6/1よりは遅くなることは聞き取り調査程度のことをされれば予測できたはず。各種研究機関に聞けば近年の産卵状況くらいわかることですよ。本気で知りたいのならばその程度の努力はできたはず。

防:・・・・・・

Q:サンゴの産卵日だったかもしれない日(6/9-10)にあえて作業を再開するとはいったいどのような配慮を行ったのでしょうか?何をどう配慮しているのでしょうか?

防 :・・・・・・と言いますと?

Q:前回の沿岸案のときは環境への配慮事項に「夜間には作業しない」とありましたが、今回は配慮事項にそのような記述がありませんし、実際夜間に作業されているようなのでそうすると調査結果に影響が出た可能性もあります。

防:・・・・・・・

Q:サンゴの着床状況を調べるといいながらサンゴの産卵日に作業したら正確に産卵の様子を測ることは不可能ですよね。もっともそもそもこの調査が何を狙っているのかその目的がわからないのですが。何の調査をされてどのような結果が出たらどう判断をくだすつもりなのでしょうか?サンゴの上にサンゴ用の機材を設置する等、やっていることが支離滅裂です。

防:・・・その辺も含めて専門家と相談しながら慎重に確認していきたいと思いますのでご理解をいただきたく。

Q:サンゴの上に着床機材を設置したときも夜間に作業したんですか?

防:それは申し上げられませんが、誠意を持って確認しておりますのでご理解をいただきたく・・・

Q:大体が前回の作業方法に問題がある場合は常識的に考えて、全ての作業をいったん中止して振り返るのが普通なのではないですか?

防:その辺もご理解いただくしか。誠意を持って対処しておりますので。

あとは同じところを堂々めぐり。「いつまでに調査するんですか?」「申し上げられません」、「大体の目安を教えてください」「教えられません」と「情報を公開してください」「出来ません」、「専門家って誰ですか?」「教えられません」と一方的な理解を求められたのみでした。
******************************************

一行が那覇防衛施設局に以下の要請文書を手渡しました:
サンゴ損傷等調査(防衛省が設置した各種調査機材によるサンゴの損傷状況の調査)、『現況調査(事前調査)』に関する全面的情報公開を求める要請文書
http://reefcheck.net/pdf/070619appeal.pdf
全文をぜひお読みください。

こちらへもぜひ:
リーフチェッカー’さめ’の日記「あきれる○○の実態」
http://shark.ti-da.net/e1628541.html




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by suyap | 2007-06-30 11:35 | 戦争はビジネス(怒)

[ダイビング]ハマサンゴのピンクスポット

a0043520_1011627.jpg海の中は見れば見るほど不思議だらけ。そして今日の不思議は、ヤップのハマサンゴによく見かけるピンクスポット-といっても、変な意味じゃないですよ(笑)。

これが何モノかとインターネットで検索しても、スパッとした答えがなかなか見つからない。

AUNJ(アンダーウォーター・ナチュラリスト協会)のハマサンゴのサイト
http://www.aunj.org/porites.html
がそれなりの説明を試みているが、なぜか繋がらないのでキャッシュで:
「コブハマサンゴのピンクの粒々の正体は?」
これはどうも定着性のゴカイ、イバラカンザシ自身の色ではなく、コブハマサンゴ自身がピンクの物質を出しているのではないかと思われる。つまり、コブハマサンゴ自身が他の動植物が取り付くことを嫌って出す物質ではないだろうか?(by 屋久島野外活動総合センター(YNAC):松本 毅さん)
~中略~
サンゴがスイーパー触手を使った攻撃を受けた場所にもピンクの不定形の部分ができます。(by 琉球大学:山口正士先生)
なあ~るほど...
とすると、右上の写真はゴカイやイバラカンザシの姿が見えないので、スイーパー攻撃(長い攻撃専用の触手のことをスイーパー触手と言い、水流にのってゆらゆら漂いながら、まわりのサンゴを攻撃する。その攻撃を受けると死んでしまうサンゴもある)を受けた跡か?あるいは、扁虫(Trematode)の一種の寄生虫という説もあるようだ。

a0043520_102583.jpgこっちのピンクスポットには、真ん中に誰かさんが住み始めているのが見える。たぶんこれがもう少し成長すると、こんな風な生活もなさるんだと思う。
小野にぃにぃの海と島んちゅ生活:土砂崩れ 3 寄生虫のうんこ
http://ononini.exblog.jp/5663073
毎度、美しい写真をありがとうございます>小野にぃにぃ



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by suyap | 2007-06-29 23:57 | ヤップの自然・海

自由??への逃亡(追記あり)

a0043520_914344.jpg先週は晴れ雲り雨と変わりやすく雲の厚い日の多かったが、やっと少しずつ天気が回復してきた。それでもまだ北東の風が例年より強く、海もベタ凪ぎとはいかない。

そんな中を月曜日(6月25日)の夕方、小さな船外機をつけたボートが、こっそりヤップから出て行った。

ボートに乗っていたのは2人のベトナム人。
彼らは10年近く前、インドネシアのベトナム難民キャンプからやはり小さな船で出奔し、ヤップにたどりついた3人の男のうちの2人だった。最初はパラオの離島に入国しようとしたが、米国の意向を受けたパラオ政府から入国を拒否され、ヤップまでやってきた。

当然ヤップのミクロネシア連邦政府入国管理局も入国を認めようとはしなかったが、彼らの乗ってきた貧弱で小さなボートを見たヤップ人は、感嘆し同情した。ほとんどのヤップ人が「追い出すのは可愛そうではないか」と同情し、彼らを「養子」として引き受ける人まで出てきて、その里親と連邦政府との間で何度も聴聞会が開かれた。それはいまだに決着がついていないけど、彼らはノー・ステイタスつまり国籍も旅券も持っていない、ほんとうはこの国に居ないことになっている立場として、ヤップに居続けた。旅券がないのだからヤップを出たらアウトである。もちろん飛行機にも乗せてもらえない。


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by suyap | 2007-06-28 09:14 | ヤップな日々

いま沖縄を考え続けなければならないわけ

a0043520_935378.jpgきょうの写真は、海中のハマサンゴの上に生息するイバラカンザシSpirobranchus giganteus, Christmas tree worm)という生物です。本文とは関係ありませんが...

沖縄の状況が信じられない速さで切迫してきた。辺野古に海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」を出動させたかと思えば、次に久間防衛相は、宮古島の下地島空港を日米共同で軍事利用することに言及:
【宮古島】参院選の応援のため就任後初めて宮古島市入りした久間章生防衛相は24日、同市内で記者会見し、下地島空港の自衛隊利用について「下地島は良い場所だ」と地理的な利用価値を指摘、地元の同意が得られるなら使用したいとの意向をにじませた。(琉球新報

この発言の裏にはこういう意図が隠されてるようだ:
(ランド研究所は)中台紛争に備え、3000メートルの滑走路を持つ下地島空港を米空軍基地として使用できれば、海兵隊削減の代替になりうるとも提言した。(2004年1月27日の琉球新報
a0043520_944480.jpgそんな中で米掃海艦2隻が日米地位協定タテに与那国寄港を強行した:
外間守吉町長は寄港反対、県は自粛の考えを伝えたが、在日米海軍は通告だけで日本の港湾施設を使用できると定めた日米地位協定第5条を根拠に、町長や県の意向を押し切って入港を強行した(八重山毎日オンライン
これは港内の海底地形や陸上部の施設について調査が目的と見られる。上記事には「今年初めには八重山寄港の観測が流れ始め」とあるから、一連の米軍再編のなかの予定行動であることは疑いないだろう。

こうして沖縄を粛々と軍事要塞化していく動きを、日本国民は許していいのだろうか?この流れは、本土決戦を防ぐ(遅らせる)ために沖縄を戦場にし、住民の4分の3を殺した作戦と全く同じではないか?



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by suyap | 2007-06-27 23:59 | 戦争はビジネス(怒)

きょうのランチとワンコたち

a0043520_8535736.jpg左の写真は、島内観光中のベチヤル村で食べた今日のランチ。左下からサツマイモ、かりっと揚げたリーフ・フィッシュ(ノコギリダイミナミイスズミ)、そらの下にあるピンクに見えるのが煮たバナナ(カロチンの多い品種)、その上の黄色っぽいのがラック芋(田んぼのタロイモ)。うーん、美味美味!

うちでは土に返らないゴミになるだけの使い捨てフォークなどは出さないから、もちろん手食。食物をしっかり芯から味わうには、手食が一番デス!

a0043520_8544388.jpgところでヤップの屋外で物を食べ始めると、必ず集まってくるのがイヌ、ネコ、ニワトリたち。そこでニンゲンは、自分の口に運んだものの余り、身の少しついてるサカナの骨とかイモのかけらとかご飯粒とかを、ポイッポイッと与えたい相手に向かって投げてやる。この施しは弱いもの小さいものが優先で、ニワトリやネコの邪魔をしたり先に飛びつくようなイヌは激しく叱責されて追放されるから、ヤップのイヌはみんなお行儀が良い。



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by suyap | 2007-06-26 23:51 | ヤップな日々

映画Death of A President(大統領暗殺)を観た

ヤップでは2年も前から地上波デジタル放送が始まり、契約料を月25ドル払えばNHKワールドをはじめ20チャネルが24時間ずっと見られるらしいのに、わたしの家にはテレビがない。理由は、テレビに対する自分のだらしなさが怖いからである。

そう、ほんとうはわたし、テレビっ子なんです(爆)
まあ、家でテレビ見るような暇な生活やってないしさ...

台風でアナログ放送設備がぶっ飛んで実質テレビ放送が1年途絶えたあと、地デジが始まったときにはみんな並んで契約してたけど、それからいくらもしないうちに、やっぱりや~めた!というローカルも増えた。どうやら、あまり番組が変わらないらしい(全く見てないので実際はわからないけど)。だから、一時衰退したレンタルDVD屋が、最近また繁盛している。

しかしレンタル屋に置いている映画は、ほとんどがハリウッドB級ドンパチ、アクション、宗教、メロドラマばかり。まあ宗主国-アメリカさまのお家の事情を現しているわけで、ユナイテッド93なんかが並んでるのを見ると腹立たしいから、あまりビデオ屋には出入りしないんだけど、たまに掘り出し物もある。

a0043520_22584571.jpgそうして見つけたのが、去年のトロント映画祭で話題を呼んでいたDeath of A President、ニホンでは邦題をめぐって映倫ともめる経緯があったらしく、やっと「大統領暗殺」というタイトルに落ち着いて、この10月に一般公開されるという。

ホンモノのブッシュ大統領の演説シーンを挿入したりCG合成を駆使して制作され、衝撃的な暗殺シーンの写真が世界を駆け巡ったが、それ以外に何の予備知識もなく観たわたしの感想は、こらっ、最後の詰めが甘すぎじゃん!


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by suyap | 2007-06-25 00:15 | 戦争はビジネス(怒)

流行病の正体

a0043520_17331693.gif6月15日の記事再びデング熱?で書いたとおり、ヤップでは今、手足が突然むくんだり、関節痛、発疹がでる病気が流行っている。

症状はデング熱にそっくりなのだけど、「熱」がほとんど出ないから、医者は長いことデング熱と発表するのをためらっていたが、やっと、

Zika fever(ジカ熱)と診断されました~!

(ネッタイシマカの写真は感染症情報センターこちらのページより借用しました)

グアムの新聞パシフィック・デイリー・ニュース(Pacific Daily News)の本日(07/06/24)付記事から:
Zika virus outbreak hits Yap
ヤップでジカ・ウィルス発生

A mosquito-borne virus, which was first isolated in Africa and is similar to dengue, has found its way to Micronesia.
デング熱に似て蚊が媒介するウィルス-アフリカで初めて分離培養された-が、とうとうミクロネシアにやってきた。

"An outbreak of illness on the island of Yap in the Federated States of Micronesia caused by the Zika virus has been confirmed," according to a World Health Organization statement made on behalf of Dr. Marcus Samo of the FSM national government and Dr. Martin Bel of Yap State.
「ミクロネシア連邦ヤップ島でジカ・ウィルスによる病気が発生したことが確認された」-ミクロネシア連邦政府のDr. Marcus Samoとヤップ州(政府)のDr. Martin Belの報告に基づき発表された世界保健機構(WHO)の声明による。

~~中略~~

Symptoms of Zika fever include a skin rash that starts on the face and then spreads throughout the body, conjunctivitis, more commonly known as Pink Eye; and pain in the smaller joints of the hands and feet, according to WHO officials.
WHO当局の話では、ジカ熱の症状には、顔から始まって体中に広がる発疹、一般には「ピンク・アイ」として知られている結膜炎、手や足の小さな関節の痛み、などが含まれるという。

As of Friday, 73 patients who were processed by the outpatient department at Yap's public hospital exhibited at least two of the three symptoms of Zika fever.
金曜日(6月22日)の時点で、ヤップ州立病院の外来で診療された患者の73人が、ジカ熱の3つのうち少なくとも2つの症状を呈している。

Control measures similar to those for dengue are already being taken in Yap. Officials said quarantine measures are not necessary since this is a milder form of dengue.
ヤップではデング熱と同様の管理対策がすでに取られている。当局の話では、これはデング熱を軽くした型なので隔離の必要はないという。

a0043520_17361772.gif(ヒトスジシマカの写真は感染症情報センターこちらのページより借用しました)
Zika, named after the forest in Uganda where the virus was first isolated, is a flavivirus similar to the dengue virus. Zika causes similar but milder symptoms, according to WHO's Office for the South Pacific. While commonly found in Africa, the Zika virus has also been found in Malaysia.
初めて分離(隔離)培養されたウガンダの森の名前から命名されたジカは、デング・ウィルスと同様、フラビ・ウィルスの仲間だ。WHOの南太平洋オフィスによると、ジカはデングと同じだがより軽い症状をおこすという。ジカはアフリカではごく普通に見られるが、マレーシアでも見つかっている。

The outbreak in Yap reportedly started in April and peaked in late May. Zika fever symptoms are mild, according to WHO, and generally last for two to four days.
報告によるとヤップでの発生は4月に始まり、5月下旬にピークに達した。WHOによると、ジカ熱の症状は一般的に軽く、2日から4日続く。

"Some (Yap) patients also have low grade fever," according to the WHO statement. "No patients had to be admitted to the hospital and there have been no deaths. Because the disease is mild, many more infections are thought to have occurred in the community that did not seek medical attention. An initial assessment in the community indicates that a significant proportion of the population has been affected. Geographically, cases have occurred all over the island."
「(ヤップの)患者には微熱の出るものもいる」とWHOの声明はいう。「入院が必要な患者はおらず死亡者もいない。症状が軽いので病院に来なかった相当数の感染例の存在が考えられる。すでに人口のかなりの割合が感染したことを、最初に行われた調査も示唆している。地理的に見ても、症例はヤップ中でくまなく発生している。

Public Health officials said a joint investigation is being carried out by the public health authorities of Yap State and the FSM national government, the U.S. Centers for Disease Control and WHO.
公衆衛生当局の話では、ヤップ州とミクロネシア連邦の公衆衛生関係者、米国疾病予防管理センターならびにWHOによる共同調査が行われているそうだ。

"The investigation is continuing to better characterize the clinical presentation of the illness, the magnitude of the outbreak and the mode of transmission in order to determine the best control measures," the WHO statement said. "We continue to see new cases, and the neighboring islands are under active surveillance."
「この病気の臨床的所見、伝染の規模や伝染経路をより明らかにし、もっとも適した管理方法を決定するために、調査は続けれらている」とWHOの声明は述べる。「まだ新しい患者が続いており、近隣諸島も監視体制にはいっている」
というわけだけど、ジカ・ウィルスはアフリカ、マレーシアからピョンピョンと飛び火していきなりヤップに来たわけじゃないと思う。症状がマイルドだし、かかったときに媒介する蚊に刺されて、その蚊がまた誰かを刺さなければウィルスはそこでチョンになるから、今までに何人もの人が感染しながら世界中を行き来してたけど、たまたま今回ヤップで一気にブレークしちゃった-ということだろう。

わたしはデング熱にもジカ熱にもかかってみたからわかるけど、ジカにかかった体内実感というのは、ほんとうにデングに似ていた。高熱がないのと手足の浮腫みがきたのを別にすれば、ジカはデングの兄弟分、デングがティーンエージャーの暴れん坊のお兄ちゃんとすると、ジカは小学校に入ったばかりの弟って感じだ(笑)。

媒介する蚊も同じ、ネッタイシマカヒトスジシマカ、ニホンではヤブ蚊といわれている蚊だ。それでもわかるとおり、これらの蚊は朝方や夕方のまだ明るいうちがお食事時で、日中でも薄暗い湿気のあるところにたむろして餌の血が来るのを待っている。

驚いたことに、ネッタイシマカの原産地はアフリカで、西洋人の大航海時代に人と共に船に乗ってアジアや世界中に広まり、ニホンにも熊本県天草地方や沖縄にもいたらしいが、1970年以降は見つかっていないという。一方、ヒトスジシマカのほうは東南アジア原産で、ニホンでは沖縄から東北地方まで分布しているが、1980年代から北米、中米、南米、オーストラリア、ニュージーランド、地中海沿岸地域、マダガスカル、アフリカという具合に、かなり広範に分布を拡大し続けている-という。
参考:デング熱媒介蚊の生態(東南アジアを例として)-感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/iasr/25/288/dj2887.html
これらの事実からわかることは、交通機関の発達でニンゲンの往来が地球規模で広がり、頻繁になるにしたがって、これらの病気を運ぶ蚊などの動物も移動して伝染が広まっている-ということ、悪いのは病気やそれを媒介する動物たちじゃなくて、それらが広まる元をつくってるのは結局ニンゲンだってことだね。

熱帯の伝染病というと過剰反応してしまう人が多いけど、ジカ熱より症状の重いデング熱にしたって、適切な処置をすれば、そんなに心配な病気じゃない。こちらのサイトが、デング熱への対策と心構えをわかりやすく述べていると思うので紹介しておく:
デング熱の話
http://www7a.biglobe.ne.jp/~doctorn/hakajyo/dengue.html
というわけで、ジカ熱にはかかりたくないけどヤップには行くぞという殊勝な方々は、しばらくは万全なヤブ蚊対策をお願いしま~す。

まっ、そのうえでジカ熱にかかっても、「珍しい病気にかかって良い体験したなあ」くらいに思って楽しんでください。デング熱のようにはつらくないから、どうかお気楽に(笑)。


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ヤップのマンタ:
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by suyap | 2007-06-24 17:39 | ヤップな日々

[ダイビング]瞬間!

a0043520_2246273.jpg体長15センチくらいのリーフリザードフィッシュSynodus variegatus, エソの仲間)が、自分の身体の半分くらいありそうなナガニザの幼魚をがぶりと丸のみの瞬間を見た!

リーフリザードフィッシュの口端からのぞいている丸い部分は、ナガニザの口、飲み込まれてもまだ生きていて、懸命に呼吸していた。

弱肉強食というけれど、ニンゲン以外の自然界の生き物は、自分の命をつなぐのに必要最低限の捕食しかしない。餌付けorニンゲンが飼ったりしない限り、自然界に肥満体はいないでしょ。それに奪った命は必ず「丸ごと」食べる(一物全体食)。こういうのを見ると、いかに今のニンゲンの食生活が狂っているか、しみじみ感じることができる。

a0043520_22471037.jpg今は小潮の真っ最中で、しかも雨が降ったので水路の中の透明度は低い。しかしゴフヌー・チャネルでは7匹のマンタを見ることができた。

マンタにも気分や性格があるようで、いま頻繁に出てきているマンタたちはダイバー慣れしているようだ。最近はダイバーの吐く空気の泡で遊ぶことも覚えた模様。海底に横たわって静かにしていると、1匹のメス・マンタがわたしの真上をこするようにゆっくりと通っていった。

マンタはお腹の模様で個体識別できる。うちのファイルでは-060になっている彼女との付き合いも、ずいぶん長い。同じマンタがずっとヤップに居ついているわけじゃなく、彼らは広く大洋を回遊していると思う。長い間をあけておなじみさんに会うと、「やあ、お久しぶり!」と言いたくなるもんだ。それにしても、マンタはどのくらい生きるんだろう?



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by suyap | 2007-06-23 22:44 | ヤップの自然・海

ヤップ行/発の航空貨物が停止されました

a0043520_22401913.jpg格差社会だとか新自由主義だとか、ムズカシイ言葉がいっぱい叫ばれている昨今だけど、ヤップのような僻地は、世界情勢の波をよりダイレクトに被りやすい。

この6月15日より、ヤップ行ならびにヤップ発の航空貨物が一切停止された。

ヤップを含めてグアムから先のミクロネシア地域を飛んでいるのは、コンチネンタル航空のみ。そのコンチネンタル航空が、ヤップだけ、航空貨物、乗客の超過荷物ならびに生鮮食品を受け付けないという方針を実行に移した。

グアムとヤップの間はジェット機でたった1時間半なのに、現在は週1便がダイレクト、あとの2便はヤップの上を飛び越えてパラオに先に行ってヤップに折り返してくる。このフライトだとグアムを出発してから(パラオで4時間の待ち合わせを入れて)7時間半、ヤップ到着は午前2時30分だ。こんな超不便なフライトにも耐えていたところに、この貨物停止措置。まるでヤクザにつかまって両頬をひっぱたかれているようなもんだ。

1997年7月まで、ミクロネシア地域のフライト・スケジュールはわりと安定していた。回数は今と同じ週3回だけど、明るいうちに離発着してくれた。グアムでの乗り継ぎも今よりよほど便利だった。

それが、1997年8月から急に週2便に減らされ(コンチネンタル航空は最初ヤップには週1便で良いと言っていた)、2001年から夜中の不便な時間帯に移動し、ついにパラオまわりというフライトが出現した。コンチネンタル航空はその理由を、ヤップの燃油給油設備の老朽化のせいにするのだが...



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by suyap | 2007-06-22 22:38 | ヤップな日々

ふたたび緑のトカゲ

a0043520_21113072.jpg6月はこんな天気になることも多いのだけど、きょうも曇ときどき晴ときどき雨。ちょいと晴れ間ののぞいた夕方、家の裏で緑のトカゲを見かけた。うまく周囲の緑と同化している。

ヤップでは緑のトカゲはアットラウ(Qatraaw)と呼んで、茶色の小さなトカゲアッティルゴグ(Qatilgog)と区別している。

a0043520_2112882.jpg

そういえば、1年前のこんな天気の日にも、このトカゲのことを書いたっけ:
緑のトカゲ
http://suyap.exblog.jp/3580223/

このトカゲを見るたびに、わたしはあるニホン人のおじいさんから聞いた話を思い出す。彼は太平洋戦争末期、ヤップ島守備についていた日本陸軍の兵士だった。
この島はね、他の戦地に比べりゃまだマシだったとはいえ、それでも兵隊はみんな腹を空かせていた。苦労してやっとサツマイモが収穫できるようになったんで、炊事班だったわたしらは、米の飯がわりに芋を茹でて丸のまま配ったんだ。ところが、その芋の大小を巡って、大のオトナの男がだよ、取っ組み合いのけんかをするんだ。仕方ないから、次からは茹でた芋を突き潰して、飯椀で測って配るようにした。

この緑のトカゲはね、旨かった。
飢えると感覚が鋭くなるのかもしれないが、ジャングルの中でこいつを見つけると、手づかみで捕まえた。それをそこら辺の蔓で目刺しにして、腰にぶら下げて歩くんだ。臭いけどね。それが何匹か集まってちょうど良い具合に干からびてきたところで、火であぶって食った。ほんとうにメザシの味がしたよ。




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by suyap | 2007-06-21 21:09 | ヤップの自然・陸