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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その四-使い捨て皿にプラ・フォーク?!

a0043520_85293.jpg元・日本国首相の森喜朗閣下肝入りの※お騒がせ※お子様団体旅行2006/現地活動報告第2弾。

ヤップ島の中心地・コロニアのホテルで2泊したお子様たちは、今年は島の北に位置するマアプ地区の小学校で「キャンプ」なさったあと、本日無事にコロニアにお帰りになりました。(マアプでの活動報告は追ってご報告するつもりです)。それで、夕方6時過ぎ、徒歩で夕食に向かわれるところに出くわしましたので、ちょっと遠景写真をいただきました。これは第1陣ですが、緊張しきった顔に引きつった笑顔を浮かべて先頭を行くのが、ヤップに来るのも初めての新顔コーディネーターさんとお見受けしました。それにしても、この団体のコーディネーターとか通訳とかで雇われる女性は、みな似通ったタイプだなぁ。うん、はっきりいって可愛い系、モノゴトを追求しないタイプ、自己主張しないタイプ、で、役割に「なりきれる」タイプ...わたしじゃ応募しても採用はムリだわねぇ(爆)。

ところで子供さんたち、どうして皆なうつむいて歩いているんでしょう?よそ見しないでわき目もふらず、黙々と行軍?そっか~、来るべきときに備えて、今から〇事教練なんだもんねぇ?ヤップでも余計なものを見ちゃいけないよ。言われたものだけ、見るんだよぉ~(笑)。

(ご注意)
「続きを読む」をクリックしてやろうという殊勝なお方で、まだ下記の記事を読んでない方は、ぜひこちらから順番に見てやってくださいませ。
1)いきなり、ぶっちまけ
2)ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その壱
3)ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その弐-(財)モラロジー研究所との絡みは何だ?
4)ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その参-ご到着1日目

a0043520_8531961.jpg第1陣に後れること約50mで、第2陣がやってきました。ちょっと写真が暗くて見えづらいですが、右端にヤップ州離島出身のフンドシ姿のおじさんが、道をふさがれてビックリ立ち止まっています。

こんなに多くの人間が固まって動くというのは、ヤップではコロニアといえども「異常」な光景です。また、何人かが固まって移動する場合には、必ず1列縦隊になるという慣習があります。デート中の男女でも、公衆の面前では前と後ろになって歩きます(最近はメリケン・ナイズされて突っ張ってる若い子も出てきたけどさ)。それは、昔ながらの村の道は細いので並んで歩くと、すれ違うときに邪魔くさいのと、横に並んでいると、なんだか「徒党を組む」みたいで不穏な空気をかもし出す、からだと思います。だから、こんなにまとまった人数に「徒党を組ま」れると、このおじさんのようにフリーズしちゃうんですよね。

こちらの習慣では、向こうから人が来るのを見たら、先に避けて道を譲ってあげるのが謙譲の美徳、という雰囲気があります。年齢や立場などでランクが明らかに違う場合には、下の方がさっと避けますし、どっちかなあって関係の場合は、謙譲しあうか、優位を主張したい方が避けないでゴーします。見ている分には面白いですけど、自分の番になると咄嗟に身体が反応せず、「あの人には道を譲っておくべきだったなあ」と後悔することが多いです。小さな島の中での自分の位置づけを始終意識して生きている人たちと、のほほ~んと暮してきた異国者じゃ、無意識のレスポンスが違うんですよね。ここら辺も、小さな社会に異分子が混じった場合に引き起こす波紋、という面で見ていくと面白いのですが。それはさておき、ここは日中は車もガンガン通る、東京で言えば環7みたいな通りです。こんなに広がってちゃ危ないわ、それも交差点の手前で(笑)。

わたしは反対車線の横の空き地で人待ちしてて、車中から上の写真を撮ったのですが、お子様たちの追っかけをするほど暇じゃありませんので、仕事場に戻ってきました。それでやり残したデスクワークを見て、「ああ今日は残業だなぁ、お腹、空いたぞぅ」だったので、店から徒歩5分のガニール・レストランに、イカ・フライ&ライス(こちらでの名前はフライド・カラマリ)をテイクアウトしに弁当箱さげて行ったわけです。そしたら、なななな、ナント(笑)、あのお子様団体がテラス席でお食事中だと言うではないですか!?室内席からもその喧騒が聞こえてきますし、レストランのオカミさんは椅子やショウユを持って走ったりしてて、大忙しのようでした。

a0043520_13182960.jpgオーダーしたテイクアウトが出来上がるのを待つ間、レストランの従業員やご主人と話したりしてたわけですが、いきなり外から例のコーディネーターらしき女性が入ってきて、わたしの目の前を通り過ぎざま、なおかつ彼女の目は真っ直ぐ前を見詰めたままで、声高く、「こんにちわ~」と発声したわけです。これは異常事態です(笑)。

第一、わたしは彼女と全く面識がない!
第二、彼女はわたしを日本人と認識している!
自慢じゃありませんが、初対面でわたしのことを一目で「日本語を解する人間」と認識してくださる方は、10人に1人もおられません(笑)。万が一、彼女がその10人に1人だったとしても、面識もない人間に、自己紹介のつもりもなく、目もあわせないで、通りすがりざま、挨拶、するでしょうか?彼女は、わたしのこと(顔やいでたち)を「あらかじめ知っていた」という印象を強く受けました。

余談ですが、わたしはこういうアクの強い人間ですし、ヤップに来てまで日本人だけでつるむこたぁなかろと思いますので、個人的にたいへん親しくおつきあい頂いている方は何人もおられますが、ヤップの日本人会的なものとのおつきあいは、ずっと固辞してきています。それでも、わたしよりも前からヤップに住んでおられた日本人の方々には、住み始めてから日を置かずにご挨拶に伺いましたよ。これは、犬や猿だってやっている、つきあいを始める上での仁義です。その後で、親しくおつきあいするも、疎くおつきあいするも(笑)、なんら支障はないわけです。ところが、最近やってきた若い人たちの中には、最初の仁義もきらないで、「スーにコンニチワと言っても、挨拶が返ってこなかった」って陰で文句を言ってるのが居るようです。しかし、わたしには面識もない人間に、自己紹介もされず、目もあわせないで、通りすがりざま、何かを発声されても、それを挨拶とは認められないわけです。ところが「挨拶」を返してもらえなかったとすねて(笑)受け取る彼らは、「スーさんは変わってますねえ」とか、「とにかく難しい人ですよ」とか、「誰からも嫌われてますよ」とかいう彼らのわたしへの評価を、いっそう新たにするのでした(笑)。ところで、この「通りすがりに奇声を発する」というのは、いまのニホンの新しい仁義の切り方なのでしょうか?敵か見方か確認するためだけの...?

それで、例のコーディネーターの彼女、わたしの前を緊張して通り過ぎてカウンターのほうへ行ったと思ったら、何をするでもなく引き返してきて、足早にわたしの前を(今度は無言で)通って外に戻って行きました。あんたねえ、何しに来たのサ?偵察かい?

そのうち子供達のテーブルが一段落ついて、オカミさんが戻ってきました。
わたし: ねえ、彼ら何食べてるの?儲かった?
オカミ: それがねえ、ビールのハーフ・ケース(※)に料理を詰めて出してくれって言われてねえ(苦笑)。それも安い料理ばかりで...33人分で飲み物つけても、売り上げは300ドルをう~んと下まわるのよ。
わたし: 負けてくれって、しつこく頼まれたんじゃない?
オカミ: そうなのよ。あの人たち(前年も来ている)、いつもそうよ。
わたし: それで、ほんとうにハーフ・ケースで料理出したの?どうやって食べてるの?
オカミ: そりゃ、言われるとおりにしたわよ。みんなプラスティックの使い捨て皿とフォークで取り分けて食べてるわ。うちの取り皿を出すって言ったのに、コーディネーターがいらないって言うんだもの。あんな食べ方させちゃ、子供たちがかわいそうねえ。

(※)ビールのハーフ・ケース
缶ビールや缶入り清涼飲料の1ダース箱を横に並べて2つにまとめるための薄くて浅いダンボールの箱。各商店に行けばタダで分けてくれるので、大人数のパーティ料理を出すのによく使われる。もちろん箱の上にラップやアルミホイル、またはバナナの葉を敷いて料理を盛ってある。

そこで思わずドアのガラス越しに覗いて見ると...

ほんとうだぁ。まるでヤップの野外パーティのように、真ん中のテーブルに並んだ箱入りの料理を、ペラペラのポリ樹脂製使い捨て皿に、各自、好きなものを好きなだけ取ってきて、プラスティック・フォークで食べにくそうに口に運ぶ子供たち。ドア近くにはあの女性のコーディネーターと、もうひとり大きな男性が座っていて、両人でこっちをキッと睨んだので、速攻で観察中止して退散しましたけど(笑)。

これじゃ、レストランとしても見てられないだろうな。そのためにコストが下がるわけじゃなし(使い捨て皿&フォーク代が別にかかる)、第一、他のお客から見ても格好が悪いので迷惑でしょう。どうしてお子様団体は箱入り料理と使い捨て皿&フォークでの食事にこだわるのかな?ただひとつ想像できるのは、このキー・ワード、「ミクロネシア諸島自然体験」。そうだ、自然体験>>キャンプらしい食事>>ヤップでは野外パーティはビールのハーフ・ケースを使うから、ハーフ・ケースで料理を出して、使い捨て皿&フォークで食べさせれば、キャンプらしくなる!というお馬鹿な発想、これしかありません(爆)。

そんなにキャンプにこだわるのなら、コロニアのホテルなんかに泊まらないで最初から最後までどっかでキャンプをすれば良いのに。自分達で鍋釜・食材も運んで3食を自炊すれば?そして世話になったヤップの人たちを自分らで作った食事に招待すれば?そうしてこそ、ヤップの人たちも、美味しいローカル・フードをハーフ・ケースに満載して持ってきてくれて、本物の交流食事会ができるというのものです。実はいま、ニホンから来た全く別口の小さなNPOグループが、そういう生活をヤップのある村で送っています。こっちは大人・子供あわせて、たった9人ですけど。

形ばかりまねて、コロニアのレストランで、レストランの作った料理を箱に詰めて、レストラン内で、使い捨て皿&フォークで、日本人だけでご飯を食べたって、何の意味もないでしょう。それどころか、こういう場で、このような食べ方を子供に体験させるというのは、しつけ教育上もよろしくないと思います。食事のマナーというのはTPOがついてまわるもので、ちゃんとしたレストランで、わざわざ使い捨て皿&フォークじゃ、感受性の高い子供なら、きっと恥ずかしく思うでしょう。

それに、この使い捨て皿とフォークには、もうひとつ大きな問題があります。
ヤップのように小さな島でのゴミ問題はとっても深刻です。昔は放っておけばすぐに自然に返るゴミしかなかった島が、今は自然に返らないゴミでどんどん埋め尽くされているのです。ゴミ大国であると同時に多少はゴミ処理先進国でもあるニホンから来て、平気でポリ樹脂製の使い捨て皿とプラスティック製の使い捨てフォークを(使わなくてもすむ状況なのに)敢えて使う神経が信じられません。彼らが使い捨てた皿とフォークが、これから何百年もヤップの土を汚していくということを考えたことはないのでしょうか?それを使わせられる子供たちにも、このままではゴミ問題への意識は永遠に育たないでしょう。アメリカの消費経済の荒波に押し流されて、無批判にこういうゴミ製品の使用を続けているヤップの人たちに、ゴミ問題への意識が多少は高まっているニホンから来た人たちができる大事なことは、ヤップの人たちと、こういう使い捨て製品が島を荒らすという情報を分かち合うことなのに、自ら大量のゴミを排出してちゃねぇ...それに、ポリ樹脂皿の安全性も問題だしぃ...

今年も大量に、飛ぶ鳥後を汚して、お帰りになりますか?


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(参照:森喜朗@ミクロネシア)
いきなり、ぶっちまけ
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ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その壱
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ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その弐-(財)モラロジー研究所との絡みは何だ?
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ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その参-ご到着1日目
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ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その五-やっぱり・・・
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ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-幕開け
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ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-島内散策
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ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-異文化交流
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ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-海辺の活動
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ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-現地州政府はツアー・オペレーターか?
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ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-ヤップでの(推定)支出額
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新型インフルエンザもなんのその、今年もやってきたミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流
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余ったヤシノミ・ジュースは海に捨てましょう!?-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流
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怪しい会計報告書-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流
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はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流
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by suyap | 2006-07-31 23:14 | ヤップと恥ずかしいニホン

ハマユウも米国産狂牛肉輸入再開に反対なのだ!

a0043520_2344458.jpg北海道を除く日本列島では梅雨明けらしい。今の時期、ニホンから来た人に驚かれるのはヤップの涼しさ(笑)。こちらでは年間を通して最高気温が32℃を越すことはまずない。小学校の頃、夏休み日記というのがあって、それには天候や気温を書く欄もあったので覚えているが、当時(ウン10年前か-笑)のヒロシマは今のヤップと同じで、最高でも31度、朝9時頃に気温を測っていたから、たいていは26度とか27度というのが多かった。ずいぶん前にニホンを離れたので体温より高い気温なんて経験したこともないわたしですが…暑中、お見舞い申し上げます。

それで、今日は涼しげなハマユウ(ハマオモト)の写真をちょっとご紹介。

a0043520_2353949.jpgウィキペディアによると、ハマユウはニホンの海岸にもたくさん分布していて、種子が海流に乗って伝播するから指標植物のひとつとされているらしい。写真を比較するとヤップのは花がでっかいような気がするから、タイワンハマオモトCrinum asiaticum L. var. sinicumといわれる品種だろうか。ニホンの海岸で多く見られるのはCrinum asiaticum L. var. jpaonicumだから、どうせならヤップのはCrinum asiaticum L. var. yapicumとでも命名できる固有種であってほしいなあ。

ハマユウは夜間に開花して良い香りを放つ。この写真を撮ったのは午後遅かったから花はすでにしおれ気味だけど、この清楚な白さは日中でも涼しげだからか、ヤップでもよく生垣に植わっている。

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by suyap | 2006-07-30 22:58 | ヤップの自然・陸

ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その参-ご到着1日目

お待たせしました~!

われらが敬愛するサメことシンキロウ(森喜朗)先生、ならびに今をときめくテポドン迎撃ミサイル・ラバーのヌカミソ、じゃなくて、シラガ、でもなくて、まあそれに近いお名前の先生が熱く、深く、ガッポリ、かかわっておられる「ミクロネシア諸島自然体験‐少年少女自然体験交流」、今年もニホンを代表する良い子たちを引き連れて、めでたくヤップにご到着になりました!

不肖わたくしめの忠告をよく聞き入れてくださったと見えて、本年はお子様24名、大人9名の規模となっております。↓ ↓の写真は、本日午後1時よりヤップ島はコロニア、コミュニティー・センターで執り行われました歓迎式典の模様であります。なおこれは、不肖わたくしめが海上よりコロニア風景を撮った画の中に、偶然含まれていたシーンであるため(笑)、画像が鮮明でないことをお詫びしておきます。
a0043520_18485498.jpg

さすがですねえ。噂の通りモラロジー研究所の素晴らしい教えに従って、幼いうちから「旗を敬う心」を養うように努めておられるのですね。偉大なるサメことシンキロウ先生も、ニホンの子供達がミクロネシア連邦旗とヤップ州旗(写真中の赤い矢印の先をご覧ください)に敬意を払うこのような姿をご覧になれば、さぞお喜びになることでございませう。かの有名な白地に赤丸の旗は、残念ながら、わたしの位置からではカメラがとらえきれませんでしたが、きっとどこかに、すっくと立っていたことと信じます。それとも荷物に入れ忘れておいでになったのでせうか?

「いや~、お蔭で2ポンド(ほぼ1キロ)減量ができたよ。」 (州知事室から州旗ならびにミクロネシア連邦旗をコミュニティー・センターに運んだ職員・談) また、外の空気に触れるチャンスのほとんど無い旗たちにとっても、いい気晴らしだったようです。「わたしたちを外に連れ出すよう要請してくださったニホンのコーディネーターの方々に感謝の意を表します」とのことでした。

※この記事は、不肖わたくしsuyapと、サメことシンキロウ先生との、長年にわたる因縁、じゃなくて、蒸暑い交友の歴史を踏まえて書かれておりますので、初めての方には、「続きを読む」をポチッしていただいて、本記事末に掲載しております(関連記事)のリンクからお読みいただくことをお薦めします。

それでは、盛大かつ壮麗な歓迎式典が3時間近くにわたって執り行われましたコロニアのコミュニティー・センターがどういう施設であるのか、下に掲げる写真でご覧に入れましょう。おまけにヤップ古来の男の立ち踊りの様子もご紹介しちゃいます。(あっ、下の写真・催しとサメことシンキロウ先生のお子様団体旅行とは、何の関連もございませんよ。ただ場所の大きさと人々の反応の違いを見てもらいたいわけです)
a0043520_18494766.jpg

この写真が撮られたのは本年3月2日、ヤップデイという祭りの最終日、40年ぶりに復活したこの踊りを見るために、ヤップの人口の1/4がこの夜ここに集まりました。写真では見えませんが、踊り手の前方の床はびっしりと聴衆で埋め尽くされ、なお入りきらない人々によってコミュニティー・センターは2重にも3重にも取り囲まれていたのでございました。そのときの模様はこちらに紹介しております。

a0043520_18501435.jpg 一方←(左の写真)は、本日のコミュニティー・センターの遠景です。ご覧のように式典はセンターの中の柱2本半分のスペースを使って、静かにしめやかに執り行われた模様です。

先にも述べたように、今年のご一行様は大人・子供あわせて33名ですので、人質に借り出されたヤップの子供10人くらいと、忙しいのを無理やり出席させられたヤップ州職員&高官を入れても、こんなもんかな、って感じの素晴らしい式典のように見受けられました。ニホンの子供さんたちは、始終ずっと体育座りでおとなしく耐えておられたようです。前夜の疲れからコックリ・コックリしてた子もいたかもしれません(笑)。コミュニティ・センターのまわりを行きかう人々は、「あっ、何かやってんのね」くらいのもので、何の関心も示しておりませんでした。

実は、ヤップ州職員と州知事以下高官の方々は、ただいま大忙しです。というのは、同じ時期に、パラオ、グアム、北マリアナ諸島の知事、議員とそのご家族が、西部北太平洋諸島会議(サミット)のためにご来島中なのです。州行政としては、そちらの会議の方がよほど大事なので、ニホンのお子様団体旅行のために高官の時間など割きたくない、そんなのは下っ端職員をつけるから、勝手にやってくれ、という心情でしょうが、われらがサメことシンキロウ先生が後ろに控えておられるお子様団体としましては、それでは満足できないのでしょう。なんたって「旗の下での式典」の証拠写真を撮らなきゃならないし(笑)。

この後お子様たちは、ヤップ州教育省が運転手つきで提供した3台のハイエース・クラスのバン(ニホンではワンボックス・カーというのでしょうか)に分乗して、午後3時30分に式典会場をご出発になりました。入手した情報によりますと、お子様達はホテルには戻らず、そのまま「ハイキング・トレイル」を歩くツアー(全行程1時間半から2時間)に参加された模様です。日中3時半といえばまだ日は高く、本日午後も良い天気でしたので、さぞかし良い日焼けができたことでしょう。ちなみに、不肖わたくしを含めヤップのちゃんとしたガイドが開催するツアーでは、これらのトレイル・ウォーキングはうんと早朝か、夕方に行います。北緯9度の日差しは、ニホンから来る方々には想像もできないくらい強いものだからです。十分な水分の補給と日陰での休憩を入れないと、誰でも日射病の危険にさらされます。

炎天下のトレイル・ウォーキングを終え、そのままどこかに行っておられたお子様ご一行が、やっとホテルに戻られたのは、なんと午後9時半!お昼過ぎ12時半にホテルを出られて以来、なんと9時間を経過しておりました。午後10時過ぎにホテル前を通りかかった不肖わたくし自身が目撃したところ、ニホンのビジネス・ホテル・サイズのツインの部屋に3人ずつ泊められているお子様たちが、まだ盛んにバタバタと部屋を行き来しておられました。くれぐれも他の宿泊客に迷惑にならないよう、祈るばかりでございました。

5日前にヤップ入りした毎度おなじみの旅行会社添乗員氏と、またしても新人のコーディネーター男女2人(初めてヤップに来た連中に何を”コーディネート”できるゆうねん?)を除く、ご一行24人は、27日午前成田を発って、グアム、パラオ乗換え(空港内待機)を経て、本日28日午前2時30分ヤップに到着、ホテルにチェックインした時点で午前3時半をまわっていました。そこでまた本日のスケジュールなどを先着のコーディネーター氏から説明を受け、部屋に入ったのは4時近くなっていたそうです。それでなくても慣れない海外旅行(初めての子供もいたでしょう)、緊張と断続的な深夜の移動に体内時計をぐちゃぐちゃにされた上、いくら8時間の休養を取ったといえ、その後引き続き9時間に及ぶ炎天下の歩行を含む強行軍、いやはや、旗の下に行動する、というのは、子供でも疲れるもんなんですねぇ(笑)。


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(参照:森喜朗@ミクロネシア)
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by suyap | 2006-07-28 23:21 | ヤップと恥ずかしいニホン

ヤップの雑草&じわじわ締められるニホンの民草

YouTubeについて、初期の投稿を大修正しました(恥)


a0043520_0442818.jpg今回はヤップの名もない雑草(こんなこというと、ヒロヒトさんに怒られちゃうね。「雑草という草はない」って)の写真を載せて、アカンボウ(安●官房●●)のメディア工作についての雑感など…

YouTubeサイトがあちこちでリンクされてて、話題の動画を簡単にダウンロードして見られるようになっているのに気づいたのはつい最近のことだ。わたしのPC環境がDVDや動画を受け入れられるようになったのは半年前で、それ以前からYouTubeはあったのかもしれないが、知らなかった。それでも50kbpsがやっとこの電話回線しかない環境では、そうそう気軽に重い動画を降ろす気にはならない。それが7月22日、TBS・731部隊・安倍・サブリミナル効果のキーワードに興味を覚えてダウン・ロードしてみた。数十分(!)かかったが、途中でギブアップしなかったのは、他の作業に没頭していたせいかも。

a0043520_045138.jpgそれで話題になっている部分を何度も見たが、確かに不自然。うっかり者のわたしには言われなきゃアカンボウとは気づかなかっただろうけど、カメラが動いて画面が大きく揺れる冒頭の数秒は、いかにも唐突で後の流れから孤立していた。だから、わたしはアカンボウ・ヨイショのサブリミナルかと思っちゃた。


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by suyap | 2006-07-27 23:41 | ヤップな日々

フジテレビ「カスぺ! 南極!北極!自分の足で答えを探せ!世界一過酷な冒険クイズ」を斬る-その弐

a0043520_093893.jpgお待たせしました!フジテレビ5月9日放映「カスぺ! 南極!北極!自分の足で答えを探せ!世界一過酷な冒険クイズ」を斬るの第2弾。
←ヤップの海を知るダイバーの間で、「長いこと海中にあったというのに石貨には全くサンゴが付着していなかったので、一発でこれはヤラセだとわかった」と話題になった、フジテレビ・ヤラセ海中石貨

本題に入る前にひとつ告白しておこう。その壱でこの件を取り上げたとき、なんとわたしは「カスペ」が火曜スペシャルのことだって知らなかったのだ(爆)。だから何度もカスかカスか見極めようとしたけど、パソコン画面でははっきりわからなかったので、番組ウエブサイトからコピペしてタイトルにした訳。それにしてもこういう略語化が、どんどん言葉を空疎なものにしていくんだよなぁ。あっ、コピペもその類か?

さて、この番組の録画入手は困難を極めた。ヤップに来たことのある人が、「おっ、ヤップの番組だ!」と楽しみにして録画予約までしてたのに、あまりにもひどい内容なので頭にきて、せっかく録画したのを消しちゃった、とか、そういう話ばかり。ヤップの部分は20分ちょいだったらしいのだけど、やっと後半の12分を録画した人が見つかって、郵送でカセット・テープが私の手元に届いたのが1ヶ月前。それから皆んなに配るためにDVDのコピー作ったり、すべての台詞とナレーション、キャプションの英訳を作ったり、関係者やコミュニティーに相談したり、いろいろしてたので、「その弐」が遅くなってしまった。

a0043520_0113372.jpgそれにしても、あまりにもひどいヤラセと傲慢なやり口に、ビックル10本いっき飲み(by きっこさん)してもまだ足りないくらいで、おまけにDVD作ったりビデオ起こしして翻訳したりコメント書いたりという作業をする度に、何度も何度も何度も嫌な映像を見なきゃならなかったので、ヤップにはビックルがないのでレッドブルでお腹がパンパン、頭がギンギンになってしまった今日この頃、みなさん、いかがお過ごしですか(笑)。


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by suyap | 2006-07-26 23:26 | ヤップと日本のメディア

タカセ貝を料理する

このブログは前半部分でヤップのこと、後半部分で時事問題を書いてます。


a0043520_0264367.jpg昨日買ってきた1キロのタカセ貝は、まず真水できれいに洗って水を切り、すぐ料理する分を除いて残りは小分けして冷凍した。これでしばらくは食いつなげるぞ(笑)。それでとりあえず何か作ろうと思って冷蔵庫をあさると、あった野菜は輸入物のタマネギ、輸入物のニンニク、ヤップ産ナスだけ。えぇい、ままよ、なんかできるさ!(写真は洗ってザルにあげた生の貝)

a0043520_027262.jpgそこで材料の下ごしらえ。タカセ貝を下茹でする。時間は中にさっと火が通るくらい、沸騰して2~3分というところか?それで茹汁は捨てないように中身をザルに受け、あら熱がとれたら貝の蓋と内臓を取り除く。すでに身の先っちょのワタは取り除いてあるのだけど、内臓は貝の身の奥深くまで通ってて、気にしないで食べてもいいが、汁物にしたりするとシャリシャリとサンゴを噛んでいるような舌触りになる。だから、いちおう入念に取り除くのがコツ。(写真は茹で上げた貝)

a0043520_0275876.jpgところでタカセ貝の蓋は意外にきれいだ。厚さはクリアー・ファイル程度というと想像しやすいかな? 大きな貝の蓋としては極薄だけど、サザエの蓋同様、薄くてもちゃんと渦を巻いている。この蓋もアクセサリー材料として売れると聞いたことがあるが、作業が面倒なせいか、今まで買っているバイヤーをヤップでは見たことがない。食べたあとも生ゴミと一緒にポイで終わりだ。何か工夫できないものだろうか。

a0043520_0292614.jpgさて、料理開始だ。タマネギ、ニンニク、ナスを大目の油でよく炒め、ぶつ切りにしたタカセ貝を加えてさらに炒め、みりん、自家製トウガラシ酢を加えて煮詰めて、最後にショウユをまわしかけたのが、これ。トウガラシの辛さが適度に利いていて、おお、これはビールが進みそうだ(笑)。

a0043520_0303436.jpg次は本日の本命、トロコス(タカセ貝のこと)・ココナツ・チャウダー。チャウダー(chowder)というのは「魚介類と野菜を牛乳で煮込んだアメリカ風のスープ」ということなので、牛乳がココナツ・ミルクなのを除けば、立派にチャウダーだ(笑)。下茹でした煮汁を漉したものを煮立てて、味噌汁を作る要領で野菜を順次入れていく。あるいは極少量の油で野菜をさっと炒めてから、煮汁を加えてもいい。野菜に火が通ったら薄切りにしたタカセ貝を加えて煮込み、塩を加えて「濃い目」に味を整えて、最後にココナツ・ミルクを加え、ひと煮立ちしたら火を止める。ココナツ・ミルクは、その都度コプラを開けて削って作るのが最高においしいのだけど、今回はチョンボして缶詰を使用。またココナツ・ミルクを加えたあと煮過ぎると油が分離してくるので、スープにする場合は味噌汁同様、煮立てすぎないのがコツ。あと最後に極細千切りにしたレモンの葉を加えると最高の味になるのだけど、これもまた材料不在のためにボツ。でもまあ、なんとか美味しいチャウダーが出来上がった。熱々よりも冷めたほうが味に深みが出ると思うのは、わたしがネコ年&ネコ舌だからだろうか?←ヤップでは出来立てホヤホヤのまだ熱い食べ物を出すのは失礼なのだ。

今回はヤップらしい料理をと思ってココナツ・ミルクでチャウダー風にしたが、タカセ貝は味噌汁にしても美味しい。上記の「ココナツ・ミルク」を、そのまま「味噌」に置き換えれば(あっ、塩は入れないでね)、美味しいタカセ貝の味噌汁が出来上がる。タカセ貝自体が淡白な味なので、濃厚なココナツ・ミルクや油、醤油、味噌などで濃度を加えると良いのかもしれない。そうだ、明日は味噌汁にしよう、そしてあさってはカレー・・・(笑)。


◆7月25日20時50分現在のヤップ気象データ
天候: 曇
風向: 南南東
風力: 8ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 82%
気温: 27.4℃
過去24時間の最高気温: 30℃
過去24時間の最低気温: 22.8℃
(注)「天候」「気温」に関しては、観測時間によってデータに大きく差がでます。一般的に夜は雲が多く気温も低いです。

◆世界のニュース・ウォッチ
今日はアメリカ人カップルを島内観光に案内した。色の黄色い黒いヤップ人でもない元敵性外人Japのオバサンがガイドでも違和感=緊張感なく受け入れてもらえたのは、出身が東部や南部じゃなくカリフォルニアだからだろうな、と思いつつ楽しくガイドさせてもらってて、何かの拍子にイスラエルのレバノン爆撃の話になった。

職業はライターだという彼氏「おれ、現政権が何かの解決をできるとは思わないけど、爆弾を巻いたパレスチナの女の子が微笑みながら近寄ってきて自爆して30人も殺した、というようなニュースを聞くと、もう本当にどうして良いかわからなくなるんだよ。ほんとうに中東のことは訳がわからない。おれ達にいったい何ができるというんだ?どうして奴ら(おそらくパレスチナ人&イスラム過激派のこと)はあんなことをするんだ?だから、おれは極力ポリティクスのことは考えないようにしてるんだ。考えても堂々巡りで気が滅入るばかりだから。」
彼女「もうやめましょうよ。わたしたちは天国のようなヤップにいるのよ。いま楽しめることを存分楽しみましょうよ」
それで、この件の会話はチョン。

多くの日本人もそうだけど、今のアメリカ人の世界音痴は甚だしい。それもこれも陰の力の長年にわたる目に見えない情報コントロールの結果なんだろうな。「爆弾を巻いてスマイルしながら30人もぶっ飛ばしながら自爆した女の子」がどうして生まれたのか、そもそも、その情報元はどこなのか、中東の置かれた現実とそうなってしまった過去の歴史を、ちゃんと掘り下げて考えて答を探そうという意志を持つ機会さえも、封鎖されている。怖いことだ。どうすれば、こういう人たちに目を覚ましてもらえるのだろう。いつもならアメリカ人に挑みたくなる性情のわたしだが、今日の彼の「悩み&逃避」の姿は痛々しかった。アメリカに帰らないでヤップから世界を眺めたほうが、いいかもね、とは言わなかったけど。

田中宇:戦争とマスコミ

<引用ここから>
 イスラエル右派系の過激な活動家たちが標的にしているのはマスコミだけでなく、中東問題を教える大学の教官や、中東に対する外交政策を討論する政治家などに対しても、さかんに行われている。私が2000年にアメリカの大学で中東の地域学の授業を聴講していたとき、すでに教室の最前列にはキッパ帽をかぶったイスラエル系アメリカ人の学生が陣取り、教官がイスラエルについて批判的なことを言わないよう監視していた。

 すでにアメリカでは、中東問題に関する報道は歪曲が定着し、学者もきちんとした研究ができず、政治家はイスラエルを批判することが不可能になっている。中東問題に関しては、ジャーナリズムも、アカデミズムも、民主主義も、すでに死滅している。

~中略~

 日本国内で、イスラエル右派のやり方を学んだのではないかと思えるのは、北朝鮮の拉致問題に取り組む勢力の中の一部である。拉致問題に取り組む団体の活動家から脅しを受け、記事の論調を書き直させられたという、数人の雑誌編集者や記者から話を聞いたことがある。

~中略~

 人々が、マスコミによるイメージ作りに簡単にだまされてしまう状況も、105年間、ほとんど変わっていない。むしろテレビがお茶の間を席巻した分、昔より今の方が、人々は世界的に、より簡単にだまされてしまう状況になっている。

<引用終わり>


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by suyap | 2006-07-25 22:12 | ヤップの伝統食

タカセ貝買い付けデッドヒート

a0043520_045977.jpg先日レポートしたタカセ貝漁のその後。海洋資源局に確認したところ、今朝(24日)の時点で収穫量は64トンに達したという。6年前の解禁のときには3日で75トンの上限に達しているから、漁に出ている人数が増加しているにもかかわらず、1週間経ってもまだ64トンというのは、やはり資源がそんなに多くないことを物語っている。

a0043520_06747.jpgいまだにどの役所や会社も出てきている男は少ない(笑)。どうしてもはずせない仕事や責任のある連中だけが働いている感じ。そのうちのひとりCさんと今年のタカセ貝漁の話になった。

わたし: タカセ貝採りに行かないの?

Bさん: 週末には行ったよ。でも、もう嫌になった。今年はひどいよ。これじゃ、ヤップからタカセ貝がいなくなっちゃうだろう。それじゃなくても量が少なかったんだから、もうみんな必死で規格外の貝も取っている。

わたし: だって規格外は買ってくれないでしょう?

Bさん: ところが、そうじゃないんだよ。俺が売りにいったとき、(政府の)監視係はね、海を見てるんだよ、貝じゃなくて。それでバイヤーのAも貝なんか見ないで、監視係の方を見て、OK、OK?と言うんだ。そうしたら監視係も貝を見ないままOKと言うんだ。

わたし: えーっ?先週はそうじゃなかったみたいだよ。

Bさん: それに昨日からバイヤーが2人になった。それで買値が競りあがって、今日あたり多分1ポンド(454グラム)$1.45になっているはずだよ。
a0043520_065626.jpg今までは過当な競争を避けるためか、政府が入札でバイヤーを1社に絞っていた。それが今日仕入れた情報では、「ヤップ州のタカセ貝資源管理条例にはバイヤーを1社に制限するという条項がない」ということが(なぜか突然)わかり、今年は入札をせず、所定の手続きをして登録料を払えば(ビジネス・ライセンス、輸出ライセンス、並びに外国人バイヤーの場合は外国資本投資許可の取得とタカセ貝バイヤー・フィーの納付)、誰でもバイヤーになれる、らしい。

a0043520_072757.jpgそれで、昨日から新たに到着した韓国人バイヤーBが参入して、既に口開け初日から買い付けていたバイヤーAとの競争が始まったという。両人とも韓国人で、しかも苗字が同じなので、ローカル雀は面白がって観戦している。そうなったら、わたしも観戦に行かない手はない。再び買いつけ場に駆けつけた。

(写真の説明)
上から新しいバイヤーの買い付けテント >> 新しいバイヤーの処理場 >> 貝の身取り出し作業員 >> 黙々と作業する手元

a0043520_081915.jpg買い付け場は港の先の埋立地なのだけど、後着のバイヤーはその突先に陣を構えていた。そこにたどり着くためには先着バイヤー◎◎Aさんの前を通って行かなければならない。なんだか、暇そう、あっ目があった(笑)。狭い島、みんな顔見知りだから、いちおうご挨拶。売ってないのをわかってて、「タカセ貝の身はまだ売ってないの?」 「ああ、俺の店で売ってるよ(彼はコリア商店も経営している)」 「あっ、じゃ後で買いに行くからね。でも、あっちも偵察してみるね」 ふうぅ~~。

a0043520_084532.jpgようやくたどりついた突先テント。やばい、チーフ〇〇〇〇だ。あっ連邦裁判所主席判事△△△さんも居る!おお、なつかしの韓国人◎◎Bさんも。そうか、そうだったのね、今は島を離れているけどヤップ歴の長い◎◎Bさんが、島の有力者チーフ〇〇〇〇を動かして、その楽しい仲間の主席判事△△△さんが法的根拠のバックアップ?なんだか、こっちのテントのほうが活気があるなあ・・・

チーフ〇〇〇〇: おお、スーか。貝の身、買って行け!

わたし: あっ、ハイ。でも入れるもの持ってきてないんで、今日は・・・

韓国人◎◎Bさん: ある、ある、あるよ、ほらっ(彼の私物の入っていたビニール袋を空けてくれる)

a0043520_091457.jpgそれでもって仕方なく(笑)、約1キロの貝の身を3ドルで買ってあげたので、ちょっと胸張ってチーフに写真撮影の許可をお願い。「ああ、良いとも良いとも、ちゃんとワシの名前も書いてくれよ!」

との仰せだったのだけど、インターネットという媒体の性格上、あまり個人情報を流すのはよろしくないかと思いますんで(笑)、チーフ〇〇〇〇さんがどなたかは、ヤップな方々にはguess whoといたしましょう。

それにしても、この突先でチーフ〇〇〇〇さんが陣取って、通りかかるボートを呼び止めてたんじゃ、奥に店構えしたバイヤー◎◎Aさんのところはやりにくいだろうな・・・こっちが順番待ちで混んでるとか余程の理由がない限り、ヤップ人のボートがここの関所を抜けるのは難しいだろう(笑)

で、肝心の水揚げされた貝のサイズのことだけど、確かにサイズを測る係り員はどちらのテントでも見かけなかったが、これだけの「大物」がそろったこちらのテントでズルするのは無理だろうし、「大物」さんたちにもそれくらいの見識はあると思うので、こっちは安心か。新参者で大物のバックアップのないバイヤー◎◎Aさんが、あせらずズルしないでコツコツ実績をつくっていくことを祈ろうと思いながら、貝の身がいっぱい詰まったビニール袋を隠すようにして、コソコソと彼のテントの前を足早に通り過ぎたのだった。

(写真の説明)
上から金具を入れて貝の身を引っ掛け >> くるりとまわして >> 取り出した身はこちらにポイあまりの手早さに写真ブレブレ。


◆7月24日20時57分現在のヤップ気象データ
天候: 雨
風向: 北
風力: 8ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 96%
気温: 24.4℃
過去24時間の最高気温: 30.0℃
過去24時間の最低気温: 22.8℃
(注)「天候」「気温」に関しては、観測時間によってデータに大きく差がでます。一般的に夜は雲が多く気温も低いです。

◆世界のニュース・ウォッチ
a0043520_010316.jpg★ボイコットイスラエル729★
イスラエル軍の非戦闘員を対象にした見境のない攻撃(さまざまなインフラ施設、病院さえ)に抗議して、イスラエル商品をボイコットしようという運動が起きています。日本で売られているイスラエル産の商品には、バーコードの最初の番号(国番号)が729ということです。

ニホンやアメリカの大手メディアでは極力小さく扱っていますが、イスラエルの挑発的攻撃はどんどんエスカレートしています。第2次世界大戦がヨーロッパ→太平洋と進展したように、この攻撃がこれからどこまでエスカレートしていくのか、今後も予断を許しません。ニホンが第2次世界大戦参戦に「誘導された」経緯が、こちらにわかりやすく説明されています。

日本人が知らない恐るべき事実ー研究メモ「真珠湾の謀略

巷では例の「昭和天皇の発言メモ」の信憑性が騒がれているようですが、この時期に大事なのは、問題の本質を知るということ。

カナダde日本語さん「昭和天皇のメモ、その後の雑感
問題は、日本の国民が靖国問題についてほとんど無知であるということだ。それを知らなければ、なぜ首相が参拝することが問題になるのかも理解できないし、それに対する自分の意見を持つこともできないだろう。


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by suyap | 2006-07-24 23:07 | ヤップの自然・海

ケルベラ

a0043520_204062.jpgケルベラの木を海岸でみつけた。わたしの知る限り、なぜかヤップであまり見かける木ではないが、日本では園芸植物として手に入るらしい。

ケルベラ(Cerbera)というのは学名からきた名前で、これはギリシャ神話に出てくる頭が3つもあるヘビの尾をもった地獄の番犬・ケルベロスからきているという。なんとも恐ろしげな名前だが、実際にこの木の樹液にはアルカロイド系の毒があるので扱いには注意が必要だ。

a0043520_20404550.jpg夾竹桃(キョウチクトウ)の仲間なので良い香りを放つ白くて可憐な花をつけ、最初はグリーン、熟れたらこの→ような色になる、マンゴーより少し大きめの実をつける。これはよく水に浮き、海に落ちた実は流れて別の地に上陸し子孫を増すという訳。見た感じオイシソウな実だけど、(果肉部分には毒はないというが)種には猛毒を含むらしい。一緒にいたヤップ人に、「ねえ、ねえ、ホントに食べれないの?」としつこく聞いたら、「と~んでもない!」と目を剥かれた(笑)。


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by suyap | 2006-07-22 15:05 | ヤップの自然・陸

どこでも自家菜園

今日は大家さんがうち裏庭に「植えて」いる作物を紹介しよう。

a0043520_3422510.jpg←は花(写真下方、エンジ色の苞につつまれている)をつけたまま、何段もの大きくなった身をかかえたバナナ。たいていは実が3段くらいになったら花を切り落とすのだが…そうしないと、その先もどんどん花が咲いて実をつけ続けるので、ひとつひとつの実が太らないのだ。ところがこのバナナは、実が4段くらいなったところでそれ以上の実をつけるのを止めて、ちゃんと食べごろサイズになっている。そういう品種かなと思って、わざわざ大家さんを呼んで聞いてみたら、「あっ、花落とすの忘れてたわ」だって。こういうこともあるんだな。

a0043520_3425945.jpgこれ→はヤップ語でマルと呼ばれるタロイモ(サトイモ)の一種で、この写真の品種はイモの色が紫っぽくなるタイプ。 ヤップのマルと同種のものが沖縄ではターンムまたはタームと呼ばれていて(名前の由来は田芋だという)、水田で栽培されている。でもヤップではご覧のとおり、庭先などに植えてある。

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by suyap | 2006-07-21 23:08 | ヤップの伝統食

マリーナ桟橋下:サンゴの白化と海藻の発生

a0043520_14521913.jpg昨日に続いてマリーナ桟橋下。ちょっと変わったウミウシを発見した。これはコノハミドリガイ(Elysia ornataヨゾラジミドリガイ(Thuridilla vatae)もしくはThuridilla spかなあ?図鑑で見るとかなり綺麗な体色なんだけど、水中ではこんな地味な色だから見つけにくい。2.5センチくらいの個体だったが、とにかくセッセ、セッセと絶えず移動していた。これはミドリガイの仲間の特徴らしい。

a0043520_1453440.jpg心配だったニシキテグリの家もなんとか壊れずに残っていた。ここのテグリたちも、以前よりずいぶん数が減ったような気がする。それにサイズが小さくなった。この個体も3センチくらいか?前は6センチ級もいたのに・・・ とはいえ、真昼間から簡単にテグリを観察できるので重宝な場所ではある。ただしご案内するのは泥を巻き上げないで静かに潜れるダイバーのみ、1回1名様に限定(笑)

a0043520_1454359.jpgここはまた、オバケインコハゼの天国でもある。この魚は図体は大きい癖にシャイな奴で、他の場所では隠れ場所が多いせいか、なかなか良いポーズで撮らせてもらうのが難しい。だけど、ここなら、ほれこの通り、ゴロンとモデルをしてくれた、のは良いけれど、ピンボケじゃ~(爆

a0043520_14544362.jpgところでニシキテグリやその他大勢の魚に家を提供しているスギノキミドリイシが、ずいぶん困ったことになっていた。あちこちが白くなっており、それらの体力の弱った部分に綿帽子のように海藻が付着している。海藻は死んだサンゴの上にしっかりと根を下ろしていて、取り除こうにも難しい。

熱低でかき回された後の高水温が、ここのサンゴの白化が進んでいる原因だろうか?それに南風で流されてきたゴミの散乱にも、げんなりしてしまったのだった。掃除しなくちゃ・・・


◆7月20日14時58分現在のヤップ気象データ
天候: 曇
風向: 西
風力: 19ノット
気圧: 1006hPa
湿度: 84%
気温: 26.9℃
過去24時間の最高気温: 31.7℃
過去24時間の最低気温: 21.1℃
(注)「天候」「気温」に関しては、観測時間によってデータに大きく差がでます。一般的に夜は雲が多く気温も低いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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ヤップのマンタ:
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by suyap | 2006-07-20 16:05 | ヤップの自然・海