ブログトップ | ログイン

ミクロネシアの小さな島・ヤップより

suyap.exblog.jp

<   2006年 04月 ( 17 )   > この月の画像一覧

ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その壱

天候: 晴
風向: 南東
風力: 12ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 70%
気温: 30.8℃
過去24時間の最高気温: 30.6℃
過去24時間の最低気温: 23.9℃
(4月29日午前11時55分現在のヤップ気象データ)

心配してた昨日の衆議院法務委員会では、共謀罪法案の強行採決を見送られたみたい、ヤッタ~。といっても、連休明けまで延期されただけなので油断はならない。日本中のたくさんの人が連休であちこちに出かけるんだろうけど、中には色々な都合や理由でそうじゃない人もいる。そういう人達が、まとまったお休み中の時間をつかって、この共謀罪のことや諸々の日本の政治のことを考えたり調べたりすれば、少しは状況を変える助けになるんじゃなかろうかと期待してる。

共謀罪の件では、とりあえずほっとしたのものの、昨日からこんなメイルの問い合わせが複数入ってきた。

a0043520_12414978.jpg今日朝日新聞に、独立行政法人国立青少年教育振興機構主催の『ミクロネシア諸島自然諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流』の募集が載り、子供が参加したいというのでネットでしらべていたところ、2002年の○○さん(わたしのこと)の報告書を拝見いたしました。その後この事業は改善されたでしょうか?それとも、根本的にこの事業は、よくないでしょうか?このプログラムについての率直なご意見をお聞かせ願えたらと思います。」

毎年ヤップにもやってくるこの「ミクロネシア諸島自然諸島自然体験」と、わたしは浅からぬ因縁で結ばれている(笑)。

いきなり、ぶっちまけ
http://suyap.exblog.jp/2350980/

a0043520_12423056.jpg「今年はどうするんかなあ」と思って、4月の初めごろ、去年の主催団体「独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター」のホームページを見に行ったりしたんだけど、まだ何のお知らせも出ていなかった。

それで今また見に行くと、なっなんと!
『2006年4月1日「独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター」は、「独立行政法人国立青少年教育振興機構」の1施設として新しく発足しました。』そうだ。

それで「子どもゆめ基金」(このダサい漢字と仮名の表記、なんとかならんかね?)
のページに飛んでみると、なるほど募集のリンクが貼ってあった。
ついでに新しく改編された「独立行政法人国立青少年教育振興機構」のHPも見てみると、

「平成18年4月1日、国立少年自然の家を運営してきた独立行政法人国立少年自然の家、国立青年の家を運営してきた独立行政法人国立青年の家、独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センターを統合し、広く青少年に対して自然体験や交流体験を提供することを目的として、としてスタートしました。」

とあって、住所が

〒151-0052
東京都渋谷区代々木神園町3番1号
TEL.03-3467-7201

ということは、前のオリンピック記念青少年センターと同じ住所だね。JICAも「国際協力事業団」から「国際協力機構」になったし、「宇宙開発事業団」も「宇宙航空研究開発機構」になったし、「海洋開発技術研究所」も「海洋研究機構」になったし、今の日本じゃ、「なんたら機構」っていうネーミングがはやっているらしい。それで種々の仕事がやり易くなってて効果も上がって、働く人も、その恩恵に与かる人も、ハッピー度が増してるならいいんだけど?!

それで早速、

http://www.niye.go.jp/outline/pdf/mikuroneshia_2006.pdf
から、重~い募集要項をダウンロードしてみたけど、こちとら電話回線だから大変だった。降ろしてて分かったのは、重い原因を作ってるのは、空と海の変哲もない写真を使った表裏紙。こんなところに仰々しく凝るところが、既に事業の実態を表してたりして(笑)。

今年の内容を見てみると、主催団体の名前が変わったのと、もうひとつ増えて、「協力団体」も変わっているけど、それ以外は、過去の内容とたいして違いはない。

まず、事業主催:
独立行政法人国立青少年教育振興機構
http://www.niye.go.jp/
社団法人中央青少年団体連絡協議会
http://www.chuseiren.or.jp/

今年から加わったこの中央青少年団体連絡協議会ってのは、いったいどんな団体?と思ってウエブサイトを見てみたら、なんと会長さんはあの宇宙戦艦ヤマトの松本零士さんだった!

上記に加えて今年から協力団体として、
NPO法人 自然体験活動推進協議会
が加わっている。ここのサイトも見にいったけど、自然観察やアウトドアのインタープリターを養成したり、そういう活動をしてる団体の集まり?のような感じがした。ここに入っている団体から、子供8人にひとりつくリーダーなんかが派遣されるんじゃないかと思う。

それで、去年は非常に怪しかったお問合せ先だが、今年は、
03-3479-3010
月曜~金曜(10:00~18:00)*土曜・日曜・祝日は受け付けておりません。
今年の連絡先も貸し電話だろうか?

そして、参加申込書の送付先は、中央青少年団体連絡協議会 事務局

もともとこの事業は、森喜朗のおっさんが会長だった怪しい財団法人「世界青少年交流協会」が委託されてやっていたのだけれど、2004年7月に警視庁捜査2課の家宅捜索を受けた直後、森のおっさんはポンペイ視察をさっさとキャンセルしてこの財団を破産申告して解散。その後、副会長以下幹部5人が業務上横領の疑いで逮捕され、うち4人の有罪が確定した去年は、オリンピック記念青少年センター内の「基金部」というところが直接やっていた。その怪しさをわたしに突かれたからだけでもないだろうが、今年はこうしてたくさんの団体を巻き込んで、ますます訳がわからなくなっている。

独立行政法人 国立青少年教育振興機構 子どもゆめ基金部 普及推進課
住所 〒151-0052  東京都渋谷区代々木神園町3番1号
TEL 03(6407)7682
FAX 03(6407)7720

というのがホントの事業主体だろうけど、「社団法人中央青少年団体連絡協議会」は、受付窓口の業務を担当しているだけか?この「子どもゆめ基金部」ってのは、わたしにはどうも胡散臭くて臭くて、ヘドロの臭いプンプンなのだけど。森のオッサンが総理のときに国会を通ったっていう「子どもゆめ基金」ってのは、政治家へ金を流すシステムの一部に組み込まれている気がしてならない。

それでどうしてミクロネシアかっていうと、森のオッサンはミクロネシアの小さな島国くらいしか威張れるところがないからで、自分の父親が戦時中チュークの守備隊長をやっていたということと(これがホントなら、森のオッサンは父親が迷惑をかけたチュークの人に土下座して謝らなきゃならない立場だ)と、19世紀後半にチュークに渡って子孫をたくさん残した森小弁という人物(森のオッサンのファミリーとは何の関係もない)のお蔭で、Moriという苗字を持つ日系人が多いのを良いことに、ミクロネシア関係の政府資金にタカっているのだ。駐日ミクロネシア連邦大使や公使は、森のオッサンのことを「先生」と呼んでひれ伏している。もうすぐ「過去の人」になりつつあるオッサンに奉ってもミクロネシアの将来には何のメリットもないってことに、ミクロネシアの人は早く気づいて欲しいものだ。

それでもまあ、そんな事情はあっても、「うちの子供が夏休みの最中にこの値段(8万5千円)で海外体験できるんなら、安全性に問題がなければ良いことじゃない」と思う親御さんも多いことだろう。それで、何事もなく無事に日本に帰りつけりゃ、子供にとっては良い思い出にはなるだろう。そして若いリーダーたちも、一生懸命に情熱を持ってやっているのだとは思う。だけど、問題はそんなことではないのだ。「人を殺したり戦争をしたりするのは嫌だけど、自衛隊に入ると給料もらいながら色んな技術が身につくから、まあいっか」って入隊するのと、似てるんじゃないか?こういう視点には、自分の目先のことだけしか見えてなくて、その行為によって迷惑してる人たちがいるってことや、みんながハッピーになれない行為に加担すると、将来まわりまわってツケは自分にも返ってくるのが自然の摂理だって見通す叡智に欠けている。

それはともかく、今年の内容を、ヤップを例にとって下に検討してみる。さすがに最近では初回のようにヤップだけで100人近くを送り込むような馬鹿な真似はしなくなっていて、1グループ子供8人にひとりのリーダーがつき、各州(国)に2~5グループ(子供16~40人にリーダー2~5人)、旅行会社添乗員、ディレクター、コーディネーター、通訳が配置される、という。それにしても、ディレクター以下、毎年違う面子でやってきて、誰一人現地の事情や文化を詳しく知らないので、毎回トンチンカンなことばかりやって、現地の人に笑われたり、あきれられたりしているんだけど。ほんとうに地道な交流・体験事業をやる気の事業なら、たった年に一度の「お騒がせ&お邪魔虫」じゃなくて、(参加する子供は変わっても)同じ人が同じ地域でコツコツと付き合いを重ねて、良いものを作ろうとしているだろう。それで、そんな地道な活動が下地にあれば、こんなに(役にも立たない)大勢のオトナを連れて来なくてもいいはずなのだ。

ヤップチーム日程
○7月26日(水)午前成田発グアム着&泊:
大手旅行会社が絡んでいる関係で、グアム泊を入れないと儲からないという事情があるのねー!

○7月27日(木)航空機にてヤップへ移動し、自然体験を行う。
あのー、今のフライトスケジュールだと、ヤップご到着は翌日の午前2時30分でございますが(笑)。子供たちは27日の夕方グアムを出て、ヤップを飛び超えてパラオに下ろされ、そこで4時間待ってヤップに来る。ご苦労さんです。パラオの空港はエアコン効いてて寒いそうだから気をつけてね。

○野外体験生活2泊

○ホームビジット1日

○8月2日(水)航空機でヤップからグアムへ。

ということで、飛行機の到着が丑三つ時になる以外は、ほぼ昨年と同様(これだけでも、主催者のやる気なさが満々ー反省や創意工夫がない)。おそらく到着後にホテル2泊、どっかの小学校に2泊、またホテルに帰って2泊でお茶を濁すだろう。そして、おそらくまた日本旅行の△△さんがホテルやレストランの値段を買いたたくだろう。そして、島内観光やアクティビティのアレンジはヤップ州青少年課に丸投げ、常にパトカーと救急車が同伴する、「そこどけそこどけニポンのコドモ様のお通りだい」的ツアーになるだろう。そしてまた、わたしが彼らの至近距離に入ったりすると、速攻でオマワリを呼ぶだろう(爆)。

それでもし、子供さんを参加させたいとお考えの親御さんがこれを読まれたら、以下のこと確認・調査することをお薦めします。

1)03-3479-3010は、どういう種類の電話番号か?
2)社団法人 中央青少年団体連絡協議会は、どのようにかかわっているのか?
3)独立行政法人 国立青少年教育振興機構 子どもゆめ基金部 普及推進課は、どのくらいの基金をこの事業に投入しているのか?
4)リーダーやディレクター、コーディネーター、通訳は、どのような基準で選ばれるのか?
5)NPO法人 自然体験活動推進協議会は、どのようにかかわっているのか?

色々あって大っぴらにデタラメをやりにくくなった森のオッサンと「独立行政法人 国立青少年教育振興機構 子どもゆめ基金部 普及推進課」が、すべての謎を解く鍵だと思う。子どもゆめ基金は、あちこちのNPOに助成金を配っているけど、その「子どもゆめ基金を普及させるために、こういう事業をやる」ってのが、どうもプンプン臭くて仕方がないのだ。子供を大挙してミクロネシアに送るのが、どうして「子どもゆめ基金」の普及につながるのだろう?そして、基金課普及部は、いったいいくらの予算で「ミクロネシア諸島自然諸島自然体験‐2005年少年少女自然体験交流」を賄ったのだろう。2006年の予算計画は、どうなのだろう?会計報告書の入手は可能だろうか?

↑↑そこら辺をほじくるとオモシロイものが一杯出てきそうな気がするんだけど↑↑

それで、今年も奴らがわたしを徹底マークしてケイサツと「共謀」したら、上に書いたことは大当たり~と100%思って良いと思う。○×旅行の△△さん、もしわたしの疑いを晴らしたかったら、早めに連絡してください。森のオッサンとともに、身の潔白を示す資料=事業会計報告書を提供してくれたら、わたしはいつでも協力するつもりです(爆)

写真は、子供を定員オーバーで満載したボート(2002年のもの)。

前の記事を読む<<  >>次の記事を読む


(参照:森喜朗@ミクロネシア)
いきなり、ぶっちまけ
http://suyap.exblog.jp/2350980/
ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その弐-(財)モラロジー研究所との絡みは何だ?
http://suyap.exblog.jp/3699066/
ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その参-ご到着1日目
http://suyap.exblog.jp/4030932/
ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その四-使い捨て皿にプラ・フォーク?!
http://suyap.exblog.jp/4050590/
ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その五-やっぱり・・・
http://suyap.exblog.jp/4182374/
ミクロネシア諸島自然体験‐2007年少年少女自然体験交流-その壱
http://suyap.exblog.jp/5926151/
ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-幕開け
http://suyap.exblog.jp/7354074/
ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-島内散策
http://suyap.exblog.jp/7354154/
ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-異文化交流
http://suyap.exblog.jp/7356708/
ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-海辺の活動
http://suyap.exblog.jp/7357656/
ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-現地州政府はツアー・オペレーターか?
http://suyap.exblog.jp/7357784/
ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-ヤップでの(推定)支出額
http://suyap.exblog.jp/7357817/
新型インフルエンザもなんのその、今年もやってきたミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流
http://suyap.exblog.jp/8689974/
余ったヤシノミ・ジュースは海に捨てましょう!?-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流
http://suyap.exblog.jp/8692927/
怪しい会計報告書-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流
http://suyap.exblog.jp/8692910/
はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流
http://suyap.exblog.jp/8718115/



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックを!



◆◇ヤップの情報はこちらでもどうぞ◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
by suyap | 2006-04-29 11:38 | ヤップと恥ずかしいニホン

スターフルーツと共謀罪

天候: 全面的に曇
風向: 変わりやすい
風力: 4ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 87%
気温: 26.6℃
過去24時間の最高気温: 31.7℃
過去24時間の最低気温: 24.4℃
(4月27日午後9時53分現在のヤップ気象データ)

午後から雲が多くなってきて、今の夜空は星が消えてる。家に帰ってご飯も食べずにネットにつないで日本のニュースをチェック・チェック。あの凶暴な共謀罪法案を、与党は明日の衆議院法務委員会で強行採決しようとしているらしい。う~ん、、、頑張れみんな!気づけよみんな!

http://kyobo.syuriken.jp/index.html

http://wave.ap.teacup.com/kyobozai/

時間がまだ早いせいだろうか(ヤップは日本より1時間早いので)、わたしがいつも読んでるブログには、あまり明日のことのエントリーがない。

それにしても、古川利明さんは今の永田町を様子をうまくまとめてるなあ。
http://toshiaki.exblog.jp/3532600/
あっ、「サメのオッサン」って、わたしの大好きな森喜朗オジサマのことね(笑)

a0043520_22123166.jpgお空もしとしと、気持ちもブルーになってきたので、台所のスターフルーツを切ってみた。この果物の標準和名はゴレンシ、学名はAverrhoa carambola L.、原産地はマレー半島らしい。数メートルの木の、細い枝に鈴なり状で実がつくが、中には幹から直接ぶらさがるのもある。

a0043520_22125828.jpg輪切りにすると、こんなにきれいなお星様ができるのが、英語の名前の由来。お味は、ちょっとシュウ酸っぽい甘さっていうか、ナシの甘さを半分以下にしたような感じ。中には甘くならないタイプもあるので、そういうのは生で食べないでジュースやジャムにすればよし。今日のは当たりで、さっぱり系の適度な甘さでございました。


◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html

人気blogランキングへ
by suyap | 2006-04-27 21:47 | ヤップの伝統食

被害者来島

天候: 晴
風向: 東
風力: 7ノット
気圧: 1011hPa
湿度: 79%
気温: 26.9℃
過去24時間の最高気温: 30.6℃
過去24時間の最低気温: 25.6℃
(4月26日午後10時53分現在のヤップ気象データ)

a0043520_7454013.jpgしつこいようだけど、4月6日発売の週刊文春に載ったヤップ記事を読んで、ほんとうにヤップに来てしまった人がついに登場した。彼女は連休前にポッと取れた一週間の休みを利用して、「南太平洋の小島に行くには短すぎる休みなので、近くて何もなさそうな」ヤップに来ることにしたという。記事によると本当に何もなさそうなので、スーツケースの半分をインスタントラーメン、そうめん、麺ツユ、しょうゆ、マヨネーズなど、自炊ができる食料品の数々で満たしてやってきた。でも彼女の携行した食料品のほとんどはヤップの村の中の小さな商店でも売ってるもので、当然それはヤップに到着したその日に彼女の知るところとなった。「毎日の食事がイモばかりだと困ると思って、重たい思いをしてこれを運んできたのに、どうすりゃいいの?」

a0043520_749181.jpg(どんな内容の記事でも)「ヤップにお客さんが来ればいいじゃないか。ヤップの宣伝になっている」という人は、こうしてあの記事によってヤップに「何か」を期待して来た人の気持ちを考えたことがあるだろうか?これって「詐欺」じゃん。そして、そういう人を落胆させないように、それでも実際のヤップの現実を受け入れてもらって、なおかつ元気になって「来て良かった」と思って帰っていただけるようにしなければならない現地ガイドの苦労をわかっているだろうか?さいわい彼女は記事のことを知っているわたしに「当たって」くださったので良かったようなものの、事情を知らないローカルガイドだと、「△?◇!」な行き違いが生じて期待を裏切られた思いを強くされるかもしれない。もちろん読者がヤップを訪れた瞬間から、記事の信憑性は地に落ちる。文春の信憑性もガタ落ちだ。それでもいいの>>文春さん?このブログを読んでもらうように編集部にもメイルしたけど、いまだに何の音沙汰もなし。

写真はコロニアの近くのガネライ小学校前で生徒を下ろすバスと、朝の登校時間の交通整理に立つオマワリさん。


◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html

人気blogランキングへ
by suyap | 2006-04-26 23:53 | ヤップな日々

煮西瓜

天候: 曇
風向: 東北東
風力: 9ノット
気圧: 1009hPa
湿度: 82%
気温: 27.9℃
過去24時間の最高気温: 31.1℃
過去24時間の最低気温: 22.8℃
(4月25日午後8時53分現在のヤップ気象データ)

a0043520_642071.jpgちょっと前までのヤップをご存知の方に驚かれることがある。それは、この写真のように毎日豊富なヤップ産の「野菜」が手に入るようになったことだ。手前から、インゲン、カボチャ、トウガン、ゴーヤ、ダイコン、トウモロコシ、丸いスイカ(黄)、細長いスイカ(赤)、チンゲン菜、青ネギ、ニラ、etc. これらは島の南部で土地を借りてやっている中国人の農園の産物だ。彼らは去年の1月までヤップで中国人ワーカーを何百人も抱えて操業していた「縫製工場」専用に野菜を作っていたが、その工場がカナダに移っていった後(この経緯もおもしろいテーマであるが、今日は話題が煩瑣になるので取りあげない)、こうして商店に野菜を卸すようになった。

少々お高い値段にもかかわらずヤップ人の間にも結構な売れ行きみたいで、これもひと昔前のヤップでは考えられないことだった。「もっと野菜を食べましょう」という病院のキャンペーンがじわじわ浸透しているのと、外の情報を自分でキャッチできる世代が家計の主流になってきたせいもあるかもしれない。それに2004年の台風以来、ヤップで急速に進んだキャッシュに依存する生活の影響も大きいだろう。家のまわりやジャングルに入れば今でも美味しい自然の野菜が豊富にあるのに、こうして他人が作った野菜を買う生活がヤップでも普通になっていくのだろうか?島に土地を持たないわたしのような外国人には嬉しいことではあるが、あまりにも育ちの良いこれらの野菜に、ときどき不安を覚える。中国人が作ってるし、、、この件も今後調べて報告しようと思う。

それで、今日の話題は、スイカ。

a0043520_6423738.jpgこの中国農園の野菜がヤップの市場に出回るまで、わたしの16年のヤップ生活の中でスイカを見るのは非常に稀なことだった。そのスイカはアメリカから輸入されてベラボウな値段で売られていたので、もちろん買って食べたことなど一度もなかった。それが上の写真のように、毎日ばんばん出荷されてくるようになり、値段も手が届く程度になったので、「やっぱり夏はスイカでしょう」ってことで、時々買って食べる。今日の買い物はこの青ネギとスイカ、両方で6ドルちょっと(地野菜に比べると、やはり高い)。

このスイカは知り合いのヤップのおばあちゃんも大好きで、時々この店で買って食べている。彼女によると、日本時代にもスイカはヤップでたくさん作られていたそうだ。ところで、ヤップ人のスイカの食べ方は、ちょっと変わっている。なっなっなんと、煮て食べるのだ~~~!

わたしがこのことを知ったのは、うちのスタッフと一緒にスイカを食べようと思って仕事場に持っていったとき。「さあ、冷えたスイカがあるから切って食べよう」というと、一同「ゲエ~ッ」という顔をして、「俺たち、生のスイカなんて食わないよ」。今度はわたしが「ゲエ~ッ、生のスイカを食べないってことは、煮て食べるってか?」。長いこと人生をやっていても、まだまだ知らないことがたくさんある。人生ってほんとうにオモシロイって思うのは、こういう瞬間だ。この「スイカを煮て食べる人がある」という事実の発見は、遠い昔、日本で「キュウリを味噌汁の具にする人がある」ということを知ったとき以上の、強烈なパンチだった。

キュウリ事件の後で、わたしも加熱されたキュウリが美味しいものだと「発見」したので、この煮西瓜もやってみない手はない。早速、料理法の調査を開始した。といっても、レシピは至極簡単。スイカが丸ごと入る鍋でトウガンを茹でるようにゴトゴト茹でて、切って中身をすくいだして食べるだけ。ココナッツミルクを混ぜるとなおヨロシ。聞き取り調査の過程でわかったことは、①煮西瓜派はお年寄りに多い。②若い世代には(特に中国農園スイカが出回って以後)生で食べるのが浸透している。③ヤップ島でも田舎出の連中は若くても煮西瓜の伝統(笑)を保っている。④ヤップ州の離島出身者は煮西瓜の習慣を知らない。

③に関しては、おそらくヤップ島では、細々とスイカを自家用に作っていた家もあったことを思わせる。だから、そういう家庭で育った連中は、由緒正しく「煮て食べる」というヤップの伝統を引き継いだ。

④では、離島の人たちがスイカの食べ方を知ったのは、アメリカに行ったときとか、こうして最近ヤップで出回り始めたスイカを通してのことだろう。昔はヤップ同様、煮て食べていたかもしれないが、島でスイカを作っていなければ、その伝統は途絶えた。

a0043520_6432642.jpgまあ、そんな調査の後で、いよいよ意を決して煮西瓜に挑戦した(笑)。キュウリも完全に煮えるにはかなり時間を要するので、その何十倍も大きな丸ごとスイカだから、ガスコンロにかけて沸騰後30分も中火で煮ただろうか。竹串がスーッと通るようになったところで火を止めた。

a0043520_6441274.jpg二つに割ると、こんな感じ。

a0043520_6444756.jpg中身をスプーンですくいだして、ココナッツミルクをかけてみました。お味は?

びっくりしたのは、赤い部分が意外にシャキシャキした歯ざわりを保っていたこと。スイカの風味は若干マイルドではあるが、「スイカ食べてるんだ」と思える程度には残っている。お年寄りが煮西瓜にこだわるのは、「生のスイカのあの臭いが嫌だから」とも言っていた。ふ~ん、こんな味かあ、、、

わたし的には、赤い部分より外皮に近い部分のお味が美味しく感じられた。生のスイカの白身をガシガシ人前で食べるのは恥ずかしい(というふうに言われてわたしは育った)けど、これなら平気だもんね。

今回は丸茹でしてみたけれど、切って煮るという手もある。これも、いつかやってみるつもり。


◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html

人気blogランキングへ
by suyap | 2006-04-25 21:05 | ヤップの伝統食

ちょっと一杯

天候: 曇
風向: 東
風力: 8ノット
気圧: 1009hPa
湿度: 85%
気温: 27.4℃
過去24時間の最高気温: 31.7℃
過去24時間の最低気温: 22.8℃
(4月24日午後9時57分現在のヤップ気象データ)

ちょっと大きくて重いものを動かす必要があって、10人くらいの力持ちの男手を必要とした。うちのスタッフが言うには、「夕方になりゃ、なんとかなるだろー」。で夕方、仕事や出先から帰って家で寛いでいるところをかき集められてきたのは、全員がスタッフの身内か友人。呼び集める前に、「冷たいものを十分用意しておくように」と言われていたのだけど、どんな顔ぶれが何人来るか見てから量を決めようと思ってたら、アッチャー、気象観測官(うぁ~、こういうとカッコイイなあ)に刑事にその弟分や息子たち!こりゃ半端な量の「冷たいもの」じゃ済みませんわな(笑)

a0043520_1331363.jpg作業はものの15分で一気に片付いて、わたしは「冷たいもの」を買いに走り、ちょっと奮発した量を調達してきて「ご苦労さん」。ところが「冷たいもの」があまり冷たくなくて、またまた氷を求めて走りまわり、帰ってみたら何だかすっかり準備ができてる雰囲気。いつの間にやら取れたてのカツオ君が登場、それも既に片身はサシミになっていた。ショウユは?ビネガーは?トウガラシは?塩は?取り皿は?と指令が飛ぶ。

a0043520_1341348.jpg男たちは手際よく、ほとんど無言で大量のサシミを作っていき、もちろん「冷たいもの」もよく売れる。たぶん、連中のひとりがたまたま釣りから帰ってきたばかりで、私の提供した「冷たいもの」の量に感動(笑)し、獲物のカツオを提供する気になって、みんなですっかり「ちょっと一杯」モードになっちゃったんだろう。

a0043520_135558.jpgこのように鮮やかな包丁さばきを見せるのはチョメ。それをビールが入ってたダンボール箱の上でチョンチョンとぶつ切りにして器に山盛りし、各自が上記アイテムで好きなように味付けする。全部手づかみだから、昨今の無菌培養の国の方々には受け入れ難い風景かもしれないが、味は最高だ。奮発したビールのお蔭で、わたしも新鮮なカツオのサシミをたらふく味わえた。

a0043520_13618.jpgひとしきりサシミを作り終わってしまうと、このように皆な同じ方向をむいて座ってしまうのもヤップ的。ちなみに彼らが背を向けている側にはうちの桟橋をはさんで海があり、その先には夕日が赤々と沈んでいく美しい景色が広がっていたのに、まだ人通りの絶えきっていない道路側に背を見せるのを、たぶん本能的に避けたのだろう。写真右手のゴムの木の下には座の年長組、左手には若者という具合に、これも無意識のうちに座りわける。そして全員で同じ方向を見ながら(お互い面と向かい合わないで)、他愛もないネタやジョークをサカナにビールを飲む。

みんなのお腹に十分ビールとサシミが行きわたってハッピー気分が盛り上がった頃、座の年長組はビールの礼をわたしに述べて、とりあえずこの場はお開きとなったのだった。


◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html
          
人気blogランキングへ
by suyap | 2006-04-24 11:40 | ヤップな日々

停電だあ

天候: 曇
風向: 東北東
風力: 10ノット
気圧: 1008hPa
湿度: 80%
気温: 28℃
過去24時間の最高気温: 31.7℃
過去24時間の最低気温: 23.3℃
(4月23日午後7時57分現在のヤップ気象データ)

この週末はツアーが入っていなかったから、たまりにたまったデスクワークを片付けようとはりきっていたのに、昨日は夜遅くまでダラダラとネットで遊んでしまった。それでもって人気blogランキングなるものにも登録してみた。「週刊文春に載ったデタラメなヤップ記事のことをブッタ斬ってちょっとアクセス数が上がったからって、いい気になるんじゃないよ」って大きなお叱りを受けそうだけど、わたしにはまだこの「ランキング」ってものがよくわからない。だから20万以上も登録されているという多種多様なブログを自分で見にいって、うはうはと大いに楽しんでしまった。そしてこういう形でお互いに読者を広げていくのも、楽しいかもね、と、いまのところ納得。

それだもんで、昨夜は馬鹿にならないネット料金と時間を無駄遣いしてしまった反省から、今朝は6時に起きだしてデスクに向かい即、仕事にかかるつもり、が、ランキングが気になって、また見に行っちゃった(爆)。それでひとしきり遊んでコーヒー飲んで目が覚めたので、「よしっ!」と仕事を立ち上げたら、なっなっなんんと(号泣)~~~停電だあ~~~。

「ヤップの電気は週末が危ない」というのは重々承知のはずなのに、今回はうっかり情報を聞きそびれていた。情報ってたって、日本のように電気会社や自治体がうるさいほど親切に教えてくれやしない。自分で頻繁にラジオを聞くか、口コミ情報で知るか。でも停電情報なんて気にしているローカルはほとんどいないので話題にもならない。来週に期限の迫った最初の4半期の確定申告、メイルの返事、頼まれた原稿書き、わ~全部パソコンがなけりゃ出来ないよ~。それに、たまりにたまった洗濯もの<<これは手洗いせえ(笑)。

それで突然、コインランドリーの話。

a0043520_21211448.jpgいまヤップには、村の隅々までコインランドリーがはびこりつつある。
この水と電気がよく止る島で、それにコインランドリーは一定の水圧がないと動かないので水の少ない時期にはほとんど使えないのに、わたしを含めて人々はついついイージーな方へ流れてしまう。わたしの場合は最後の抵抗として、
1)コインランドリーを使うのは大きなものだけ。
2)合成洗剤・漂白剤は絶対に使わず、粉石けんを日本から運ぶ。
3)洗濯機に入る限りの量をためて洗う。
ことにしているが、傍らで計りもせずに合成洗剤や漂白剤をドバドバ入れてる人を見ると心が痛む。これがみんな海に流れ込むんだなあ、、、合成洗剤や漂白剤がどんなに環境や健康を荒らすかという情報を広めるのも、これからヤップでやりたいことのひとつなのだけど。

それにしても、停電が洗濯物をコインランドリーに放り込む前に始まったので、助かった。
結局、電気が回復したのは午後4時。全島あげて停電して、何やらの何とかを変えたのだと。日曜日なのにちゃんと出勤して、わたしみたいなとんちんかんなユーザーの電話に親切に答えてくれた電力水道公社の職員さん、ご苦労さんでした。

★気になる凶暴罪=共謀罪のゆくえを注目!
ロビースト関組長のブログ<<有志は100円でもいいからカンパを!
http://sekigumi.ti-da.net/

山岡俊介さんのレポート<<これには、わたしもかなりショック
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2006/04/post_8df9.html

古川利明さんの同時段ウォッチング<<そうだ、そうだ、イラクに送れ!
http://toshiaki.exblog.jp/3510462/


■ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html

★人気blogランキングに一票★
by suyap | 2006-04-23 19:36 | ヤップな日々

ヤップ州教育省

天候: 晴
風向: 東
風力: 10ノット
気圧: 1006hPa
湿度: 68%
気温: 30.5℃
過去24時間の最高気温: 31.1℃
過去24時間の最低気温: 22.8℃
(4月22日午後3時52分現在のヤップ気象データ)

4月6日発売の週刊文春4月13日号に載ったヤップ記事には、「携帯電話にも、インターネットにも、テレビにも無縁の世界」って書かれていたけど、実際は、このグラビアの見開きに載ってる解像度の悪い真っ青な写真に写ってるオチョラップ村の男の集会場から徒歩3分のところには、インターネットで日本や世界とバンバン交信してる人たちが住んでいるし、ちょっと坂道を登って行けば小学校があって、そこではパソコン授業がバンバン行われている。それを知らなかったとは言えませんよね>>濱川聡一郎さん!

◆問題の文春を読んでないけど興味のある人は、図書館で閲覧できるみたい♪

a0043520_18214884.jpgそれだもんだから、今日はヤップ州の教育の総本山、ヤップ州教育省をちょっと紹介しておくことにした。ヤップ州政府には各Departmentがあって、これはアメリカ政府なんかだとナントカ省というふうに訳されているけど、ヤップは州だから「県庁教育部」みたいなもんじゃないかと言う人もいるかもしれないが、中央集権志向が強くて地方自治がどんどん軟弱になっている日本と違って、ミクロネシア連邦の州というのは独立国みたいなものだから、わたしは「省」と訳しておく。写真は今の教育省のコンピューター・ラボから海を眺めて撮ったもの。

a0043520_18223486.jpg場所はコロニアの高台・カソリック教会の隣にあって、日本時代にはここに「ヤップ公学校」があった。公学校というのは、南洋庁(日本がミクロネシアを委任統治していた頃の統治機関、パラオに本庁があった)が設置した「島民」のための学校で、義務教育は3年、その上に高等科というのが2年あった。当時たくさん住んでいた日本人の子弟は、別に「小学校」といわれる日本人のための学校に行っていた。ここで紹介する写真は、上の写真とほぼ同じアングルで撮られたと思われる昭和10年前後のもの(O氏提供)。海に浮かぶ船も見える。なお公学校はヤップにあと2つ、合計3つあった。

a0043520_18231494.jpg上記2枚の反対側から撮った現代の写真。いま車がたくさん止まっている場所は、当時の運動場。

a0043520_18243970.jpg2枚目の写真の反対側から撮ったもの。頑丈なコンクリートの建物と、校長ご自慢の高い(国旗)掲揚塔が見える。

a0043520_18251381.jpgそして、かつての運動場の海側に設置されているのが、このパラボラ・アンテナ。これでヤップ州のすべての学校がイントラネットで結ばれているし、太平洋の島嶼国の学校同士でワークショップやセミナーも行われている。

ヤップ州は東西1200キロ以上にわたる広大な海域に138の島があり、そのうち22島に人が住んでいる。わたしが住んでいるヤップ島はその西の部分にあって、州人口の約6割強を擁する大きな島だけど、その東に向けて1000キロ以上も、数百人程度の人々が住む環礁島や孤島が散らばっている。それらを物理的につなぐのは、州の連絡船マイクロスピリットと近場の3島に飛ぶ軽飛行機のみ。

それでも、昔から各島間は無線による頻繁な交信で結ばれていた。ヤップには各島嶼グループから送られた代表者が住んでいて、彼らの朝夕の無線連絡で、島のニュースやヤップのニュースは割りと瞬時に伝わっていた。

そこに2年くらい前からこのイントラネットが加わったわけ。
まずヤップから一番近いユリシー環礁では、既に携帯電話もインターネットへの直接アクセスも可能になっている。それ以外の島では、各小学校や高校(ユリシーとウォレアイに高校がある)のパソコンを通して本省コンピューター・ラボのサーバーにつながり、そこからメールは配信される。各島にメイルを送るときはその逆で、本省コンピューター・ラボから各島あてに配信される。

と、ここまでは情報の伝達は瞬時で行われるが、そっから先は今まで通りのマニュアルだから、迅速なリスポンスを期待してはいけない。たとえば、わたしがある島のAさんに連絡したくてメイルを送ったとしても、そのメイルが島の学校に届いて、それを読んだ人がAさんにスーからメイルが届いていることを伝えに行って(たぶん徒歩)、それからAさんがオッチラオッチラ学校まで読みに来て、それから返事?Aさんがパソコンに慣れてなかったら?無線のほうが早いじゃん(笑)

だから、わたしのような世代にはオーソドックスな手紙か無線が手っ取り早いのだけど、ヤップ州の隅々まで浸透しつつあるこのIT化の波は、確実に若い世代の意識を変えていくだろう。それは「良くも悪くも」だけど、まっすぐな叡智をもった人たちがITを使いこなせば、いまの悲惨な地球の方向を、少しは良い方向にもっていけるかもしれない、と、わたしは夢想したりもするのだ。


※ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ※
ネイチャーズウエイ
http://www.naturesway.fm/index2.html
※よかったらクリックお願いします※
人気blogランキング
by suyap | 2006-04-22 17:58 | ヤップな日々

つかまっちゃった

天候: 晴
風向: 北東
風力: 7ノット
気圧: 1009hPa
湿度: 85%
気温: 27.2℃
過去24時間の最高気温: 31.7℃
過去24時間の最低気温: 24.4℃
(4月21日午後9時57分現在のヤップ気象データ)

4月も後半に入って貿易風も吹いたり緩んだりの好天気が続いている。仕事帰りにノンビリ車を走らせながら「そういや、日本はそろそろツツジの季節かなあ」なんて呑気に考えてたら、何やら後ろで光るものが!シマッタ、パトにつけられてる!!!

何かとケイサツにはご縁のある身でございますが(笑)、やはりパトのお供は嬉しいものではない。早速シンミョウに路肩に寄せて止まり「なんでやろ?あそこの一時停止はちゃんと止まったぞ。ライトも全部ついてるはずだし」と考えを巡らしてると、「スー、仕事の帰りかあ?」と近寄るオマワリ。そう、ヤップでは、誰がどの車を運転してるか、ちゃんと割れているのデス。

a0043520_027344.jpgオマワリ「ナンバープレートランプが消えとるぞ。それにこのナンバーの位置はなんだ?もっと見える位置につけないと違法だ、違法!車検証と免許証!」

わたし(車から降りて後ろにまわり)「えっえ~(驚いた振り)。いつランプが取れちゃったんだろう?それと、このナンバープレートの位置で、もう何年も車検を通ってるんだけど、文句は車検の係官に言ってよね」

オマワリ「そんなこと言ったって、(ちょっと胸を張って)『日没後は50フィート(15メートル)の距離からナンバープレートがよく見えること』というのが規則だから、お前のは完璧にペケや。今日のところは切符をこらえてやるから、まっすぐ帰って明日いちばんで直せよ」

(やった~!)

わたし「でも明日は土曜だよ。夜運転しなけりゃ、いいんでしょ?」

オマワリ「ああ、まあ夜でなけりゃ、いい」

(やった~!NO.2)

それにしても、ヤップの交通取り締まりも変わったものだ。以前は捕まえたら何がなんでも切符を切ってくれたのに。切られたほうは、すぐ無料の公選弁護人のところに駆け込んで「わたしは規則に従っていた」と主張し、あとは公選弁護人が警察交通課と示談で片をつけてくれる。一時停止、ランプ切れなど軽微な違反なら、たいてい罰金は免除、なかには罰金のディスカウントなんてこともあって笑っちゃった。

それが今夜は頼みもしない(笑)のに、いきなり切符免除。たしかに、このところの車の増加で警察のナンバープレートの備蓄がなくなったり、オマワリの数が決定的に不足したりで、以前のように暇つぶしとウサ晴らしで「捕まえる」ってことをやってられない事情があるのだろう。それを良いことに半年以上もプレートランプが切れてるのを知ってて走ってたわたしだけど、「ナンバープレート月間取り締まり中」とは知らなかったなあ。

実はこの車、日本で8年走ったあとヤップに来て、わたしに買われてから10年も走ったのだけれど、いよいよ来月末で引退させることになっている。だから、もうこれ以上修理にお金はかけたくないので、これからはできるだけ日没後の走行とパトとの遭遇を避け、あと一ヶ月を乗り切っていこうと思う(笑)。

それにしても見かけはひどい状態だけど、プレートランプ以外のランプはすべて点くし(笑)、エンジンもブレーキもまだばっちりなのだ。ミクロネシアでは、ダブルキャビン(後部座席もある)のピックアップ(日本でいうトラックね)は便利で値段も高いので、これを持つのはステイタス。だから、こういう車でももう買い手がついている。ということで、今後の修理や改善は、そのバイヤーにやってもらいましょ。


★ヤップの旅の情報はこちらでそうぞ
ネイチャーズウエイ
http://www.naturesway.fm/index2.html
★よかったらクリックしてね
人気blogランキング
by suyap | 2006-04-21 23:11 | ヤップな日々

共謀罪・不意打ち審議再開!

a0043520_1945691.jpgわたしのような人間の言いたい放題を読みに来てくださっている方々なら、すでにご存知の方も多いだろうけど、共謀罪関連法案の審議が、明日21日の金曜日に、衆院の法務委員会で再会されることになったらしい。

保坂展人のどこどこ日記
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/c70cefff055ca9475d3f5d9ca168f2bd

古川利明の同時代ウォッチング
http://toshiaki.exblog.jp/3501839/

共謀罪ってなんだ?
http://ameblo.jp/kyobo/entry-10011493162.html

憲法と人権の日弁連をめざす会
http://mezasukai.org/

政府が執着 『共謀罪』とは (東京新聞)
http://asyura2.com/0601/senkyo20/msg/747.html

共謀罪が成立したら?映画で解説
http://www.janjan.jp/culture/0604/0604170523/1.php

それにしても、日本の大手メディアは、このことをどのくらい報じているのだろう。

わたしがいま日本にいても何もできやしないけど、それでも赤鬼青鬼の足の裏くらいは引っかくことができるかもしれない。この法案の恐ろしさを、日本に住むほとんどの人々が知らないうちに、さっさと通してしまいたいコイズミ一派。その先にあるものは、いったい何?

ロイター通信は、ジョージ・W・ブッシュ米大統領がイランに先制核攻撃を加える計画であることを報じた。そのニュースが世界を駆け巡るとともに、アメリカの原油備蓄量の不安定さも加わってニューヨーク原油の値段は1バレル70ドルを超え、ヤップではガソリンが1ガロン$3.95(以前は$3.85)、ディーゼルが1ガロン$3.99(同$3.95)に値上がりした。給油所の話では、現在島唯一の油供給会社であるエクソンモービルの指示で、一昨日から値上げしたとのこと。そしてこれは臨時の措置で、近い将来まだまだ値段は上がるだろうという。そりゃそうだ、アメリカは歯止めのない自滅の道へ、一歩も二歩も踏み出しているのだから。

世界は着々と、どこか予定された(わたしの望むところでない)方向に向かっているような、不気味な気持ちに襲われる。わたしに何ができるのか、何をしたらいいのか。「広島の出身です。原爆反対です」なんてノーテンキな声明を発しているだけでは済まない事態になってきた。核兵器を使いたい奴らが彼方で手をこまねいている。その一発の閃光の下に倒れるであろう何十万・何百万の諸々の命を無視して。

ところで、人間を人間たらしめているのは想像力だ。ポジティブな方向へ想像してより良い将来を導くことも、ネガティブな方向へ想像して悲惨な将来を招くことも、われわれ次第。海の中に潜っていて一番ヤバイのが、ネガティブな想像力によって自ら引き起こすパニック。これを防ぐには、止まって、深く息を吐いて落ち着き、事態を明晰に観察して最善の行動を割りだす。

陸上の日常生活でもこれは当てはまること。だから最初から事態を放棄せず、その時々で自分にできることをしていく積み重ねが明日をつくる。現実化していない将来を勝手に想定して投げ出すことだけはしたくない。さあ、明日からも世界と小さな日本の国会の動きを監視しよう。


★ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
ネイチャーズウエイ
http://www.naturesway.fm/index2.html
★よかったらクリックしてね
人気blogランキング
by suyap | 2006-04-20 18:17 | ヤップでつらつら政治など

きたきたきた(笑)

天候: 曇
風向: 東北東
風力: 8ノット
気圧: 1011hPa
湿度: 82%
気温: 27.7℃
過去24時間の最高気温: 31.7℃
過去24時間の最低気温: 23.3℃
(4月19日午後22時56分現在のヤップ気象データ)

4月6日発売の週刊文春に載ったヤップ記事のことを書いたことで、たくさんの方々から励ましのDMやコメントをいただいた。そしてやっと(笑)、ネガティブなコメントももらえるようになった。それで、そういうコメントをくれた方々へちょっとお礼を申し上げておこうと思う。ということなので、ここから破線で囲った部分は、文春ネタに興味の無い方は、ズーイとスクロールダウンで飛ばして、次の海モノに進んでください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
>ヤップの宣伝になってるのだから良いではないか!

この方の視点は、自分の生きてる側にだけあるんでしょうな。嘘の宣伝をしてまでお客を呼んで、誰が喜ぶのだろうか?ヤップに生きるヤップの人はそんなこと思いもしないだろう。生活者にとっては、ヨソモノがわらわら入って来るのは、うざったいものなんだから。観光推進は地元主導であるべき、というのが、わたしの主張だ。

>重箱の隅をつつくようなことを書いて何になるのか、それこそ愛のない行為だ!

あっはっは。わたしがここで書いた「愛」とはコミットメントのことで、対象にどれだけ正面から気合を入れて向かっているかってことで、わたしの気合は半端じゃないつもり。嘘っぱち記事を書いたヒトたちにも、こうして正面から立ち向かっているんだから、立派に愛を持ってマス。

>あなたのような人にはガイドしてもらいたくない!

これにも大いに笑ってしまった。わたしがこのブログで言いたい放題(書きたい放題)やってるのは、ネイチャーズウエイのお客さんを増やそうっていうようなチンケな下心だけじゃない。「下心からじゃない」とは書かないのがミソ。だって「こんな言いたい放題の人間を気に入ってくれる人も中にはいるだろう」なんて多少の下心はあるからね。だから、わたしの言い分に賛同できない人はわたしを避けてもらえば良いわけで、何もそれをわざわざ断ってくれる必要もないんだけど。それとも、こんなコメントをすれば、わたしがメゲるとでも思ったのだろうか?

>Suさん、コワ~い。

わたしがSuって名乗ってることを知ってるんだね、この人。それじゃ、わたしがコワいのも知ってるでしょ、わざわざコメントしてくれなくても(爆)

という訳で、以上ぜんぶ匿名のコメントで、中でもどーしよーもないのは削除したけど、参考までに笑えるのは残してあるので、筆者の方々、こうして記録に残されるのが嫌になったらいつでも消してもらっていいですよ。そして、書き込んだあとの反応を見たいばかりに、このブログのアクセスカウント数を上げるのに貢献してくれてるなら、どうもありがとう。以後は適当に消したり残したりして遊ばせてもらうので、あしからず。

ってことで、フツーの読者は「スーの言ってること賛成できないな」と思っても、ここまでコミットメントしないから、ネガティブなコメントを書いた方々は、わたしへの大いなる「愛」をお持ちなわけで、再度、ありがとう、と言っておく。そして、その愛の源泉は、おそらくわたしに「斬られた痛み」であることも察しがつくわけで、これには、ご愁傷様、と慰労もしておこう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

で、話は飛んで「海」

a0043520_040518.jpg昨日は忙しくてアップできなかったけど、他のサービスがみんなマンタの水路に殺到してる中、一昨日久々のマンタの求愛行動に行きあって感動・満足したお客様方のリクエストで南のポイントに行ってきた。風はまだ東側なので、コロニアの水路を出ると南の先端をかわすまでは波が高かったが、ヤップカバーンズを境に南西側のリーフはバッチリのコンディションだった。

a0043520_0404025.jpgヤップ定番のカンムリブダイの群れ、群れ、群れと、タイマイ(カメ)2匹。それにマジックキングダムでは大きなホソカマスの群れをみんなで間近に囲んで観察したり、もちろん定番のギンガメもたっぷり見たし、透明度もそこそこ良かったので、大きいサカナが好きなお客様にも満足していただけた。

a0043520_0411226.jpgでもガイドとしては仕事中に大きいものをお客様と一緒に写真撮ってるわけにはいかないので、ここでアップできるのは比較的ヒマな(笑)安全停止中に出会った小さな方々のみ。上から、ヒナギンポ、南のドロップオフを彩るハダダイ&ハナゴイの仲間数種、そして海のにらめっこ大王、メガネゴンベ。

帰りは波の高い東側を避けて西側のリーフに沿って北上し、ミルチャネル経由で戻ってきた。このところの油代の高騰にどこのダイビングサービスもひ~ひ~言ってるけど、ヤップを代表する南のポイントに、海の状況が許すのに「行かない」という勇気は、わたしを含めて多くのサービス経営者には無い。昨日のように島をほぼ一周することになっても、リクエストがあって行けるときには行きたい。それは、わたしを含めてヤップの海で仕事をするものなら、やっぱり南のポイントの面白さを知ってるから、行ける時にはコストを無視しても行ってしまったりする訳だ。


★ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
ネイチャーズウエイ
http://www.naturesway.fm/index2.html
★よかったらクリックしてね
人気blogランキング
by suyap | 2006-04-19 22:26 | ヤップの自然・海