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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

suyap.exblog.jp

<   2006年 03月 ( 23 )   > この月の画像一覧

離島航路

天候: 曇
風向: 東北東
風力: 8ノット
気圧: 1011hPa
湿度: 79%
気温: 27.5℃
過去24時間の最高気温: 31.7℃
過去24時間の最低気温: 22.8℃
(3月31日午後9時50分現在のヤップ気象データ)

a0043520_03822100.jpg今日の夕方6時、ヤップ州の離島を結ぶ連絡船マイクロ・スピリットがロング・フィールド・トリップに出航した。ここ2週間ほど我が家に泊まっていた友人も乗っていくので、わたしも桟橋に見送りに行ってきた。写真は出航1時間ほど前の、荷物や人の積み込みで慌しい桟橋の風景。

ヤップ州の1200キロにわたって東西に延びる広大な海域には138の島があり、そのうちの22島に人が住んでいる。わたしが住んでいるヤップ島といわれている場所には4つの島があるので、それ以外の島々(日本語で便宜上「離島」という)で人が住んでいるのは18島だ。下の地図はヤップ観光局のオフィシャル・ガイドブックから借用したもの。島の大きさはイメージ化してあるので実際とは違うし、環礁内の小さな島々は省略してあるが、各島の位置関係は察していただけると思う。
a0043520_0391940.jpg

これらの島々を、州政府の連絡船マイクロ・スピリットが毎月~2ヶ月に1回程度のわりで廻っている。航海の日程は、乗客、積荷、行事、船の状態、海況など、様々な都合でコロコロと変わる。今回の出航日も最初は3月16日に予定されていたが、フタを開けてみると2週間遅れ。まあこれくらいのペースで事がまわっているのだから、それはそれで良い。

コースは近場の島だけ(ユリシー・ファイスなど)をまわるショート・フィールド・トリップと、東の果ての島まで行くロングフィールドトリップがあるが、今日のはロング・フィールド・トリップの出航だ。上記のとおり予定は未定なので色々な要素で変更になる可能性大だけど、一応の予定を書くと次のとおり:

3月31日 午後6時 ヤップ出航
4月01日 午前5時 ユリシー環礁フララップ到着、環礁内の島々をまわる
4月02日 潮の時間を見計らってファイス島着
4月03日 ソロール環礁
4月04日 ユーリピック環礁
4月05日 ウォレアイ環礁、環礁内の島々をまわる
4月06日 イファルク環礁
4月07日 フチャイラップ環礁
4月08日 エラト環礁>ラモトレック環礁
4月09日 サタワル島、数時間で折り返し出航
4月10日 ラモトレック環礁>エラト環礁
4月11日 イファルク環礁
4月12日 ウォレアイ環礁、環礁内の島々をまわる
4月13日 ユーリピック環礁
4月14日 ソロール環礁>潮の時間を見計らってファイス島
4月15日 ユリシー環礁着、環礁内の島々をまわり夕方ヤップに向け出航
4月16日 ヤップ帰着

わたしの友人はオーストリアの文化人類学者で、20年以上にわたってヤップの離島をフィールドに滞在と研究を繰り返しているので、この手の旅は手馴れたもので滞在先もしっかり手配してある。今回はウォレアイ滞在の予定で、この船で渡って同じ航海で帰ってくるとウォレアイの滞在日程は7日弱となるので、彼女は次の航海で帰ってくるつもりでいる。次のロング・フィールド・トリップの予定は5月末ヤップ出航予定だから、帰って来られるのは6月中旬、彼女のヤップからヨーロッパに帰る飛行機のチケットの日程に間に合うかどうかってことで、間に合わない場合は代理人が変更する手配までしている。上記の地図でオレンジのラインのある島には軽飛行機便もあるのだけど、ウォレアイ便は不定期もいいとこで、彼女が望むタイミングで来るかどうかもわからない。ヤップ州の離島ってところは、これくらい悠長なタイム・フレームで行動しなければならないという見本。

そんな訳で一般ツーリストが入ることはほとんどない島々なのだけれど、それ以外にもツーリストが物見遊山で行く場所でない理由がある。それは、小さな島というのはひとつの閉ざされた空間または島全体がひとつの家族みたいなもので、その中にふらっと入りこんだヨソモノは徹底的に浮きまくるということ。島の人にとっては、どこの道も庭も海もぜんぶ自分ちのテーブルや椅子や冷蔵庫のようなもので、島の住民にとっては共有物なのだけど、ヨソモノのものではない。大きな国に住む人や今のほとんどの日本人には、公園だの広場だのビーチだのという「公」の場所は誰でも自由に使って良いという感覚があるけど、こういう小さな閉ざされた空間に住む人たちの意識には、「公」という定義は存在しない。「みんなのもの」はあっても、その「みんな」とは、自分たち家族=閉ざされた空間を共有して生きる仲間のことであって、ヨソモノは含まれない。そこんところを徹底して理解してないと、短期間なら自分は良い思いをするかもしれないが、とんでもない「後を濁して」飛ぶ鳥になったり、オジャマ虫だったりするのだ。人口や面積が大きく人の出入りも多くなったヤップ島でさえ、まだ根本のところでは同じようなものだと思う。

a0043520_0401992.jpgさて、そんな離島を結ぶ連絡船のマイクロ・スピリットは、日本製の船である。1970年代の建造で、ミクロネシアに7隻が無償供与された。実はそれには裏話があって、本四連絡架橋工事と大きくかかわっている。今では中国地方と四国は何本もの橋で繋がっているけど、その工事が打ち上げられたとき、瀬戸内海の造船業界は戦慄した。本州と四国が橋で繋がってしまうと、連絡船建造のオーダーが激減するのではないかと。それをなだめるために、政府は独立国として再出発しようとしているミクロネシアの国々に連絡船を寄付することにして、国費で建造をオーダーした。贈られた7隻のうち現在まで稼動しているのはこのマイクロ・スピリットだけで、これはメンテナンスと航海におけるヤップ州のプライドと自信を物語る。

a0043520_0411495.jpgなにはともあれ、船は定刻午後6時ジャストに離岸した。今回の航海は意外に乗客が少なくて、150人定員のところ100人未満とか。数年前までは400人くらい詰め込んでいたと思うが、最近ではアメリカ沿岸警備隊の目が光っていて、あまりオーバーはできないらしい。それでもキャビン(船室)は極わずかで、ほとんどの乗客はデッキにゴザを引いて寝泊りする。昨今はどうか知らないが、わたしが使っていたころ(少なくとも17年前まで)の東海汽船伊豆七島航路では、夏休みシーズンになるとデッキにゴザを引いて寝る乗客が足の踏み場もないくらいいたが、ここではそれ以上の混雑ぶりだ。また伊豆七島航路は八丈島まで行っても一昼夜弱だけど、ここの人たちは最長片道一週間以上をここで寝泊りする。最近はギャレー(食堂)も廃止になったから、食料はすべて持参、灯油コンロを持ち込んでデッキで自炊する人もいる。

a0043520_0414821.jpgおっとりと桟橋を離れて向きを変えたマイクロ・スピリット。貿易風もやや納まってきたので、とりあえずは順調な旅路となるだろう。Bon Voyage!



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by suyap | 2006-03-31 21:35 | ヤップな日々

漁船拿捕

天候: 薄曇
風向: 東北東
風力: 8ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 78%
気温: 27.9℃
過去24時間の最高気温: 31.7℃
過去24時間の最低気温: 21.7℃
(3月30日午前6時57分現在のヤップ気象データ)

このところ雲は多いけど雨は降らず、日中でも過ごしやすいお天気が続いている。わたしの身辺は、日本への旅を控えてやらなきゃならないことが山積みで、家に帰りゃ一時居候の友と話し込み、気がついたらまた3日もブログをさぼってた。でも彼女は明日の夕方、ヤップの離島へ出発するので、そしたらまた静かな夜と十分な時間が、I hope...(笑)。

a0043520_946519.jpgそれで、もっと早くに書こうと思っていたネタを、今朝は仕事の前に書いている。左の写真の船は、ヤップ州の離島のひとつファイス島近海で先週拿捕されてきた台湾船籍のマグロ延縄魚船だ。ミクロネシア連邦は、赤道の北・西太平洋に東西に伸びる広大な排他的経済水域を持っているが、その水域内で操業する外国船籍の漁船は、操業料を払って操業許可を取り、この国の規制に従って操業しなければならない。操業許可を受けた各船の位置は、アメリカの沿岸警備隊の協力により衛星を通して監視されていて、許可を受けない不審な船や、許可を受けていても「沿岸12海里」以内に入り込んだ船を見つけると、連邦政府や各州政府のパトロール船が速攻で拿捕に向かうシステムが出来上がっている。なんたって「排他的経済水域」というのは、この国の貴重なドル箱だし、「沿岸12海里」というのは、それぞれの島の住民の貴重な食料源だもの。

「沿岸12海里」というのは、200海里の排他的経済水域に対して、その国の実際的な「領海」ともいえて、その領海内に入る不審船は、当然各国沿岸警備隊(日本の場合は海上保安庁)によって監視・規制されるし、外国船の操業は禁止されている。「こん中で泳いでるサカナは、あたしたちのもんよ」という訳。ミクロネシア連邦や、とくにヤップ州のように、たくさんの小さな島が点在する地域では、とにかくちょっとでも水面に顔を出してる「島」は領土だから、そのまわりの12海里は領海だ。

ヤップ州の場合はもっとすごくて、大昔にシピンという島だったのが一夜で沈んだという伝説から、今では海図上でハンターバンクという浅瀬(といっても瀬の一番浅いところでも水深は20m以上)になっている場所も、「伝統的な領土」と主張してるから、海面にチョンと顔を出して今にも波に洗われて消え去りそうだった南鳥島をコンクリートで固めつつ拡張して領土を守ろうとしている日本の努力なんか、「肝っ玉のお小さいこと」と笑えちゃう。でも、国際法上では海面下に没した陸地は領土とは言えないから、誰かが本気で裁判で争えば、ヤップ州の言い分は非常に弱いのも事実。

実は7~8年前にうっかりハンターバンクで操業してた日本の巻き網魚船が拿捕されてきて、たまたまその夜遅くまで警察に近い仕事場にいたわたしも、接岸後オリに収監されていく船長に「黙秘権があります、弁護士を雇う権利があります、云々」の条項を通訳する要員として警察に召しだされたのだけど、まだ年若い船長は「お泊りセット」をちゃんと用意してきていて、すんなりオリにお引越しになった。そして拿捕の数日後には、その漁船が所属する会社の重役が5千万円以上の保釈金を抱えてヤップに飛んできて、チョン。後で聞いた話では、裁判で対抗して争えば勝てるかもしれないけど、その間、何ヶ月も船も乗組員もヤップ州に留め置かれたままになり、そのロスを考えれば、5千万円なんか、チョロいもの、なんだそうだ。

この事件が起きる前にたまたま、ある巻き網漁船の漁労長をしていた人と知りあっていて、彼から聞いた話では、「漁船で一番エライのはオレ、漁労長だあ。船長はよっ、ありゃ、拿捕されたときのためのオトリとして乗せとる。乗組員全員を取り調べられると口が割れるんで、船長が素直に人質になるんだ」そうだ。そして、この日本の巻き網船拿捕事件は、それを見事に証明してくれた。年の若い従順な船長、手際よいお泊りセットの用意、弁護士に関しては「会社の人間が来ますから国選弁護人は必要ありません」などなどとね。逆に取調べのオマワリの方が不憫に思って「オリの中は暑いから、船から扇風機を持ってきても良いよ。コンクリの臭い床しかないから、毛布を持ってきて良いよ」と言う始末。それも見事に固辞して、多少の英語はわかるはずなのに一言も余計な発言はせず、すんなりオリの中へ。まあ、そんな健気な船長は可愛いらしかったけど、わたしとしては、狙いのマグロやカツオだけじゃなく、カメやイルカやサメや、その他もろもろのバイキャッチ(ついでに取れるサカナ)まで取って殺して捨てている巻き網漁には大反対なので、「ヤップ州頑張れ、もっとふんだくってやれ」って心の中では応援してた。

でも実際にはスマートな日本の漁船はめったに引っかからなくて、おもに拿捕されちゃうのは、装備やバックアップの貧弱な中国や台湾の漁船が多い。なお悪いことに、彼らの多くは禁止されているサメ(フカヒレスープの素)を隠れて取っている。とくに今回拿捕された海域のファイス島住民は、ミクロネシアでも伝統的にサメを食べる人たちで、そこで船倉からフカヒレがたくさん見つかったから、州・連邦検察のご機嫌は、最高潮にナナメになっている模様だ。聞き及んだ話では、現在100万ドル(1億円以上)の保釈金を要求しているとか。そんな金は、こういう貧しい漁船とそのオーナー会社は払えないだろうなあ。この件、どういうような決着がつくだろう。

この船には、台湾人の船長と10人のインドネシア人クルーが乗っていて、現在は全員オリから出されて、ひとり1泊15ドルの契約で、ある商売人のパラオ人の家に寄宿を許されているとか。船はヤップ州漁業公社の桟橋に監視をつけて繋いである。



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by suyap | 2006-03-30 06:59 | ヤップな日々

ココナッツの中身

天候: 曇り
風向: 北東
風力: 8ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 86%
気温: 25℃
過去24時間の最高気温: 28.3℃
過去24時間の最低気温: 23.9℃
(3月27日午前6時55分現在のヤップ気象データ)

今夜も帰りは遅くなりそうなので、今回も早朝の投稿だ。だから上記の気象データは夜明け直後のもの。曇りって書いてあるけど、実際これを書いている現時点では、かなり雲が切れて晴れてきた。今日も良い天気になりそうだ。

a0043520_7525916.jpg先日ローカルマーケットで芽の出かけたココナッツ(ココヤシの実)を買ってきた。もう外殻が剥いてあったので、このまま植えても育つかどうかわからないが、ともかくココヤシはこのようにして芽を出します(笑)。それで、この芽の出具合、または外殻の状態で、慣れた人には中身の状態の察しがつく。それでもって「この実の状態ならココナツミルク作るのに適してるな」とか、「こりゃー、もう芽が伸びすぎてコプラ(油身の部分)も薄くなってるからダメだ」とか、わかるのだ。ちなみにココナッツジュースの飲めるココヤシの実は、こういうふうに完熟して落ちた実ではなくて、まだ木になっている実を登って取ってこなければならない。それにも色々な段階があって、慣れてくれば実の色からジュースの味はだいたい想像がつく。でも木になっているまだ完熟前の実は、いくら地面に置いて待ってても芽は出ない。

a0043520_7533390.jpgさてこの実を開けるためには、まずまわりの根や毛を取り除くのだが(割ってコプラを削るときに混入するのを避けるため)、ちょっと念を入れて「ココヤシの顔」をきれいにしてあげたのがこの写真。成熟した実に限らず、まだ若い実にも必ず2つの目と1つの口がある。若いうちは目と口の区別がつきにくく、3つの同じような点がついていて、このうちのどれかを突くとポッカリ穴が開いて(実はそれが口)ジュースが飲める。ヤップの伝説では、ココヤシはウナギの頭から生まれたのでココナッツにはウナギの目と口があるのだと言われている。だからウナギは大事な食料の先祖なので、地元の人は絶対に食べたりしない。

a0043520_754135.jpgこの実を開けるには、真ん中の部分を大きな刃物の背で少しずつたたいていく。写真の刃物の歯が割れているのはご愛嬌。実は大きくなったタガンタガンという草(木)を刈ろうとして歯の方が負けちゃったんで、、、

a0043520_7544844.jpg実をくるくる回しながら数回たたいていくと、このようにポッカリと割れる。上手くやるときれいな切り口でわれるが、ちゃらんぽらんにたたくと変な割れ方をして、あとでコプラを取り出すのに苦労する。

a0043520_7551950.jpgこの実の中にはまだ少しだけジュースが残っていた。成熟したココナッツでは、若い実では甘いジュースだったものがどんどん少なくなって、内壁に油身(コプラ)が太り、真ん中にはふわふわの胚乳が育っている。そして残ったジュースは甘みがなくなり油くさくなってて、それはとても飲める代物ではない。実のまわりを白く縁取っているのが、コプラ。これを削って水を加えて絞るとココナッツミルクになる。今回は面倒くさいので切ってそのまま食べた。ココナッツの取れない都会では、削った実を乾燥して売っててお菓子の材料にもなっている。真ん中の白い部分が胚乳で、発泡スチロール的にふわふわしててほんのり甘く、保存が利かないので開けたらすぐにそのまま食べる。

以上、今回は成熟したココナッツをちょっとだけ紹介したけど、南の島の暮らしではココヤシはとっても大事な食材・建材・衣料・その他としていまだに大活躍している。でもたった数十年前の日本の農村の暮らしにも、まわりの動植物を使って自給自足できる生活術がたくさん受け継がれていたのだよね。他の国から来た人たちは、ヤップに来て島の人たちの生活術に感激するだけじゃなくて、その体験を自分たちの先祖も持っていた伝統的な生活術を見直すきっかけにしてもらえたらなあと思うのだ。コンビニでしか食料調達の方法を思い浮かばないような人が増えている日本のような国では、特にね。


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by suyap | 2006-03-27 07:55 | ヤップの伝統食

市販のトウガラシ酢

天候: 曇り
風向: 東
風力: 10ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 76%
気温: 27.5℃
過去24時間の最高気温: 30.5℃
過去24時間の最低気温: 26.1℃
(3月26日午後9時57分現在のヤップ気象データ)

このところ風は強いが日中晴れた日が続いている。小潮まわりにもかかわらず、水路の中はやや透明度が回復してきた。今日はミルチャネルでスノーケリングを少しして、ベチヤル村でランチ、その後ルムング島のガノン村の集会場とヤップで一番大きな一枚石の石橋を見に行くツアーに添乗した。

a0043520_21535515.jpgで唐突ですが、左はヤップの三越とわたしが呼んでいるYCAストアで見つけたトウガラシ酢、1ドル25セントなり。容器はラベルもそのままのアメリカ製の安いウォッカのポケット瓶だ。ウォッカはビールに次いで島でよく飲まれているアルコール類で、プラスチック製とガラス製のボトルが売られているのだが、サイズや強度がちょうどいいので、ヤシ油やトウガラシ酢などの容器としてよく再利用される。

a0043520_8111130.jpgYCAストアでは数年前からPOSシステムを導入したので、すべての商品にバーコードが貼ってあって、こういうローカルプロダクツでも仕入れ(といっても製作者が数本単位で売りにくるケースがほとんどだろうけど)の時点でバーコードを貼ってコンピューターに値段が打ち込まれる。

ところで以前わたしが作ったトウガラシ酢は、トウガラシが少なかったので実を刻んで漬けたけど、やはりあれは邪道だった。使おうとすると小さな実が料理に入ってしまうので食べづらい。このボトルのように、実をたっぷりと丸ごとつけこむのが、使いやすいし正当な元祖トウガラシ酢なのだった。


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by suyap | 2006-03-26 21:16 | ヤップの伝統食

フライトスケジュール変更

天候: 晴れ
風向: 東
風力: 10ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 65%
気温: 29.6℃
過去24時間の最高気温: 30℃
過去24時間の最低気温: 21.1℃
(3月25日午前11時50分現在のヤップ気象データ)

a0043520_1152235.jpg本日2回目の投稿。さぼるときは何日も書かないで、その気になったら日に何度も投稿するとはナニゴトだと思われるかも、だけど、このニュースは早くお知らせしたい。

数日前に触れたコンチネンタルミクロネシア航空のフライトスケジュールの変更が、ババーン、ついに決定、4月6日以降から実施される。あと2週間足らずしかないので既に複数の予約が弊社にも入っているが、急に予定のフライトがキャンセルになって困るお客さんのことは全く考えていない。そして航空会社はこの変更の理由を、何も手を打たなかったヤップ州のせいにする、、、

コンチ(コンチネンタル航空のことね)ヤップ支店の公式発表によれば、いままで木曜と土曜の夜にグアムからヤップに寄ってパラオに行っていたCO953がキャンセルになり、便名をCO955に変えて、木曜と土曜の午後6時50分にグアムを出発、ヤップを素通りしてパラオに飛び、ヤップ行きのお客さんはそこで4時間以上を過ごして、翌日の午前2時30分にヤップご到着となる。その後そのフライトは午前3時15分にグアム行きとなってグアムに直行する。

ということは、木曜と土曜の朝便で日本を出発したら、機内かグアム/パラオのトランジットルームで延々と時間を過ごし、翌朝の午前2時30分にやっとヤップにたどり着く、ということになるのだ。日本>グアム>ヤップと直行すれば、飛行時間はたったの5時間なのに(グアムに迂回しないで直行すればもっと短くなる)、乗換えや待ち時間のみならず、大回りまでさせられて(その間の距離分を余計に払わされて)16時間もかけてヤップに来るとなると、ちょっと引いてしまう人が出ても仕方ない。それに、ヤップからパラオに直行で行ける便は水曜日の朝のCO891だけになり、ローカルの移動にもたいへんな不便をきたすだろう。

観光業界ってのは、まず「足」の確保ができてナンボのもんなので、足が不便だと、他の部門でいくら頑張っても頭打ち(足打ち)だ。逆に考えれば、ヤップはグアムのすぐ隣でそんなに遠い島じゃないのに、この不便さが災いして(幸いして)、あまり観光化されずにすんでいるともいえる。だから、わたしは毎日飛行機が来るのには反対だし、週に3便で十分だと思っているけど、航空会社の都合で夜中の離発着や大回りのコースで不便を押しつけられるのには、ほんとうに釈然としない。いっそのこと大手航空会社の路線からはずしてもらって、州営の軽飛行機でも飛ばしてもらったほうが、よほど便利かもね。といっても、太平洋諸島の某国営航空のようになっても悲しいし、、、まっ、この状況をしばらく受け入れるしかないでしょうね。コンチによれば、ヤップ空港エプロンが改善されて給油ができるようになれば、いつでも現行スケジュールに戻す、ということなので。


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by suyap | 2006-03-25 11:48 | ヤップな日々

ヤップの踊りの変遷

天候: 曇り
風向: 北東
風力: 9ノット
気圧: 1009hPa
湿度: 92%
気温: 25.7℃
過去24時間の最高気温: 30.0℃
過去24時間の最低気温: 21.1℃
(3月26日午前6時57分現在のヤップ気象データ)

このところブログ投稿を怠りがちでスミマセン。身辺なにかと慌しく家に帰れば「遠方の友」と一時同居中でつい遅くまで話し込み、気がつくと頭は文字を書ける状態になく、、、というわけで、今朝は仕事に行く前に書いておくことにした。というのは、昨日、ちょっと忘れたくない踊りに関する話を、うちの店番の女の子がしてくれたからだ。ブログっていうのは、こういうふうに「記録」媒体としても使えるなあ、と感心しながらこれを書いている。それと毎回掲載のヤップ気象データは、データの発表された時間に注意して読んでほしい。ほぼ一時間ごとに更新されるデータをたいてい書く前に確認して紹介いるので、記録されたデータは夜遅い時間や早朝のだったりするから、気温とかはかなり低め、天候も曇りが多い。というのは、ヤップのお天気の通常として、日中は晴れても朝夕は曇ったり雨が降ったりすることが多いからだ。

a0043520_802394.jpgで、今日の本題の踊りの話だけど、ここに掲載している写真はトミール地区タブ&メルール村の女の座り踊りで、このあいだ行われた納めの踊りの模様をヤップの親戚が撮ってきてくれたものだ。これにはわたしも呼ばれていたのだけど、ちょうど仕事が入って行けなくなって残念だった。ちなみに、この踊りとこれから書く内容とは直接の関係はない、が、まったく関係なくもない。ヤップの踊りの変遷を感じながら、写真で女の座り踊りの様子をお楽しみください。

a0043520_80576.jpgわたしがヤップの踊りやその練習風景を十数年見続けてつくづく思うのは、これって日本の「お稽古事」にも似てるかなってこと。伝統の踊りには細々とした決まりごとがあって、それらがすべて統合されてひとつの「美」を作り出すようになっている、と思う。踊りは必ず集団で踊られるから、ひとりだけ身勝手なパーフォーマンスで「受け」を狙うような行動は、本来は嫌われる。それを、うちの女の子はこういう風に言ってくれた。

「たとえばね、おばあちゃんの話だけど、『夜暗くなってから灯りを持たずに村をうろつくと、踊りのときにどんなに素晴らしい踊りをしても、誰も気づいて見てくれないんだよ』っていうの。わたしも、それはよくわかるわ~」

a0043520_813185.jpgヤップ人でちゃんと躾のできた人(子)は、夜暗くなってから手に灯り(いまは懐中電灯など)が無いと絶対に他人のテリトリーに入らない。いまだに村によっては「日没後は灯りを持たずに出歩くべからず」という掟を設けているところもある。それで、そのルールを守らない行為と、踊りとどういう関係があるか、わたしには話を聞いても最初はピンと来なかったのだが、彼女には、おばあちゃんの話を聞いた途端に理屈抜きで理解できたらしい。これがある民族が継承する共通のエッセンス・地盤とでもいうものだろうなあ。たとえば、日本で日本人として生まれ育ったら深く考えなくてもなんとなくわかる・感じられることって、あるでしょう?

a0043520_82858.jpgで、なんで暗がりを灯りもなく歩くのと踊りが関係あるかというと、共同体のルールを平気で無視できるような子は、踊りでも平気でルールを無視する=個人主義に走る=目立ちたがり屋のパーフォーマンスに走る、ということらしい。それで、実際これが当たっている。さらにお年よりは嘆く:

「いまどきの若い衆は、わたしらの言うことをマトモに聞きやしない。何か言うと『なんで?』と言い返してくる。厳しく躾ようとすると、今度は親から怒られる。だから、もう踊りを教えるのは嫌になった。これからの踊りがどうなろうと、わたしが受け継いだ踊りの魂は、わたしと一緒に墓に入ったらそれで終わりや」

それでもここ数年、青壮年層の間で踊り復興の機運は高まっている、といっても政府機関からの助成があるからだとも言えるが。そんな状況の中でも上記のように嘆く年配者は多く、そういう人たちは教える現場から身を引いているか、参加していても、あまり強く言わない。そして実際の踊り手はせいぜい50歳代くらいまでの青壮年層で、上記のように嘆いている世代の踊りは残念ながらもう見る機会がない。ということは、今の踊り手たちにも昔の踊りのスピリットを実際に見て感じる機会がほとんどない、ということになる。

ところがつい最近、ある踊りの練習風景を見る機会があって、そこでは86歳のおばあちゃんが踊りの振りつけを監督していた。彼女の前では踊り手の主だったリーダーたち4人が相談しながら振りをつけていたのだが、そのうち座っている彼女の左腕がチャント(唄い)にあわせて自然に動き出した。わたしは彼女の前で踊っている若い踊り手たちよりも、その彼女の腕と手の動きに目が釘付けになった。美しい。なんともいえぬ優雅な、まったく「我」をもたぬ透き通った美を、その一瞬の手の動きは表現していた。

アートは鑑賞者があって成り立つものだから、その彼女の手の動きを「美しい」と観る鑑賞者がいなければ、その美は継承されない。最近の若い踊り手や観衆の間では、より激しい動きの振りや受け狙いのパーフォーマンスが人気を呼び、また受ければどんどんその方向にエスカレートしていく傾向にある。「受ける」ということは、今の鑑賞者がそれを「評価」しているってことで、それは社会のムードの変化とも関係しているわけで、たとえば日本の能楽鑑賞を現代の日本人のすべてが関心をもって鑑賞できないのと一緒で、社会=ライフスタイルや価値観の変化とともに、美の基準も変わっていくのは、仕方のないことだ。ヤップでも、以前は絶対に見ることのできなかった男のエッチな踊りを、白昼堂々と女が最前列で見て笑い転げる時代だから、まっ、仕方ないか、とも思うけど、わたしとしては、おばあちゃんたちにあきらめないで、もっともっと長生きして自分たちが受け継いできたものを若い世代に引き継いでいって欲しいと思うのだ。

という訳で、ヤップの文化の基礎となっていた村落共同体の解体は、こんなところからもどんどん進んでいて、それはそれで仕方がないことで、これから新しい形の共同体システムと文化を創り上げていければいいのだが、日本を含めて地球上の多くの地域と同じく、解体だけで崩壊へと進んでいくプロセスを見続けるのは、悲しいことだ。

ところでわたしも観光業者の端くれだけど、ヤップの宣伝文句でよく見かける「伝統と文化の息づく太古の島ヤップ」なんてキャッチフレーズで安易にヤップを紹介することだけは、絶対にやってはならないなあ、と決意をあらたにするのだった。「マンタの楽園ヤップ」というのと同じようにね。こういう観光に関する「外圧=部外者の勝手な思い込みや都合による圧力」が、崩壊のキワにある地元の伝統(マンタの場合は水中環境)を、変な方向に捻じ曲げるからだ。何も事情を知らない観光客や外資の観光業者が、「オッパイ出した若い女の子がカラフルな衣装を着て跳ね回って踊るのが見たい」なんてリクエストすると、本来は静かに座って踊る踊りでも、「観光客に受けるから」っていうことで棒踊りに作り変えてしまうっていうようなことが、実際に起きているような時代だから。

Leave Yap and its culture alone!
ヤップのことはヤップの人たちにまかせましょう!


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by suyap | 2006-03-25 06:19 | ヤップの伝統文化

今日の夕日

天候: 曇り
風向: 東北東
風力: 16ノット
気圧: 1009hPa
湿度: 79%
気温: 27.1℃
過去24時間の最高気温: 31.1℃
過去24時間の最低気温: 23.3℃
(3月21日午後10時52分現在のヤップ気象データ)

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夕方、サンセットパーク(地元名はガテモオン)にいたので、良い感じの日の入りを見ることができた。ここは名前のとおり素敵な日の入りが観察できるスポットのひとつだ。



ということで(笑)、サンセットの写真で今日は勘弁してください。


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by suyap | 2006-03-21 23:24 | ヤップな日々

今日のランチ

天候: 曇り
風向: 東
風力: 10ノット
気圧: 1009hPa
湿度: 91%
気温: 25℃
過去24時間の最高気温: 31.1℃
過去24時間の最低気温: 23.3℃
(3月20日午後9時58分現在のヤップ気象データ)

今日は車での一日島内観光に添乗した。午前中は晴れていたけどちょっと雲も多く、行き先が戦跡めぐりで日陰の少ないところだったので、かんかん照りでなくて助かった。それから一路北に向かい、マアプ島の北の端、ベチヤル村の浜で昼食を取った。

ネイチャーズウエイのツアーで出すお弁当では、①基本的に地元で取れる材料で地元の人が日常食べている自然なものを出す②できるだけ使い捨ての皿や弁当箱など、資源の無駄づかいやゴミになるものを使わない、という方針なので、ベチヤル村で作ってくれるランチバスケットは安心して出せるし、お客様にも評判が良い。

a0043520_005876.jpg今日のメニューは左から、フライド・バナナ、田んぼで育てるタロイモ・ラック、畑で育てるタロイモ・マル、カンクンの炒め物(下)、パパイヤサラダ、ロウニンアジの切り身のフライ、だった。手前の花のついたヤシの葉は、広げて頭に載せると飾りになる。今日のランチの作り手のサービスだ。

a0043520_012973.jpgそれに、もぎたてのヤシの実を目の前で開けてくれて、パパイヤの枝をちょんと切ってストローに。このヤシの実に一工夫して花を飾り立てれば、もっと高く売れるぜ(笑)。

ヤップでは特別に構えなくても、このような自然素材のランチをチョンチョンと作れる人が普通にいるので助かっている。でも何も言わないで注文すると、「観光客には店で買った使い捨ての皿とプラスチックのフォークで出すものだ」というような変な勘違いをしている作り手も多いので、「うちのランチには金のかかる使い捨ての皿やフォークは使わないでね。スー(わたし)のお客さんはローカルスタイルが好きだから」って、必ず前もって頼んでおく。すると向こうでも喜んで、今日のように、気が向くと頭飾りまでサービスで作ってくれちゃったりする。

観光客用=使い捨て皿、という変な勘違いが起きる原因は、「使い捨て万歳」のアメリカの影響だ。「こんなヤシやバナナの葉に食物を盛って出したりしたら、キモチ悪がって食べられないのではないか」という気遣いと、「貧乏くさくて格好悪い」という勘違い。それに対して、「そうじゃないんだよ。ヤップ流の盛り方や食べ方が、観光客にも受けるんだよ」と、どんどんアピールしていくことが地元にも良い気づきのチャンスとなると思うから、どこに行っても、どんどんこういう注文を出すようにしているのだった。


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by suyap | 2006-03-20 22:35 | ヤップの伝統食

コンチネンタル航空の荷物積み残し

天候: ところどころ曇り
風向: 北東
風力: 8ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 84%
気温: 26.7℃
過去24時間の最高気温: 31.1℃
過去24時間の最低気温: 23.3℃
(3月19日午後9時52分現在のヤップ気象データ)

a0043520_2253325.jpgヤップには現在水曜日の午前8時、木曜日と土曜日の午後9時10分にグアムからの飛行機が到着する。もちろんヤップに飛んで来るのはコンチネンタルミクロネシア航空だけだ。それでお客さんのご到着のある日には、わたしもホテル係員と一緒に出来るだけ空港にお出迎えすることにしている。ったくヤップの飛行機事情では、何があるかわからない、からだ。

それで昨夜は、またヤラレタ。そのために帰りが遅くなってブログの更新をお休みした、というのは口実だけど半分はあたり。珍しく結構な人数の乗客がヤップで降りたのに、たくさんの人がいつまでもバゲージクレームで滞っていて、なかなか税関までやってこない。うちのお客さんも全員(4人)そうだった。ヤバイ兆候、、、案の定、20人以上の乗客の荷物が、グアムに積み残されていたのだ。

いまヤップの空港は深刻な問題を抱えている。エプロンの舗装が緩んで、割れたり動いたりしているのだ。だから滑走路を出た飛行機は自力のタクシングを止めて牽引しているし、エプロンの地中には給油用のパイプが通っていて、そこから給油することが可能なのだが、舗装が動いているということは地中のパイプにもダメージがあるかもしれず、現在ヤップでの給油は中止している。それでちょっとでも飛行機が混んでいると厳密な重量チェックがあり、あんまり重いと既にチェックインしているお客さんの荷物でもグアムに積み残してきちゃうという事態がよく起きるようになった。受け入れる乗客の数を減らすんじゃなくて、お客は乗せて(ということは料金を取っておいて)、意図的に荷物を積み残す。これって、ひどい話でしょう。

でも、航空会社側は「悪いのはヤップ州政府だ。以前からエプロンをなおすように言っているのに何もしないからだ」と言っている。それでなんと!今度の4月1日から、木曜日と土曜のフライトをキャンセルすることを決定したのだ。もう半月もない時期に急にキャンセルを発表するなんてのもこの航空会社ならではのやり方だけど、既に4月・5月の予約は入りはじめているし、急に「この日はヤップに降りないよ」って言われても休みの予定を組んでいるお客さんは困っちゃう。それでもヤップに来てくださりたい健気な方々は、木曜・土曜の夕方グアムを出て、ヤップの上空を跳び越してパラオに行き、そこで5時間近くも待って便名が変わった同じ飛行機で、翌日となった金曜・日曜の午前3時15分にヤップにご到着となる。それでヤップの観光業関係者は今みんな青くなっているのだけど、ともかくいまのところ航空会社は本気のようだ。

ところで昨夜荷物が届かなかったお客さんたちのことだけど、とにかく着替えも何もないわけだから、今朝コンチネンタル指定の店で、お一人様一日あたり25ドル、今度の水曜日まで飛行機は来ないーということは、荷物も来ないーから、それまでの4日分、〆て一人100ドル分の着替えや必需品をコンチネンタル持ちで買わせてくれることになった。でもヤップで買える衣料品の質やデザインには限りがあるし、今回は積み残しの人数が多かったので良い品物はすぐに売り切れてしまうし、コンチネンタル御用達のYCAストアは朝からたいへんな混雑となった。でも荷物が届かなかったお客様にしてみれば、いくら100ドル分の買い物をさせてくれても、不便この上なく割には合わないというものだ。

幸い今回のお客様たちは、こういう事態も「旅の思い出」として笑い飛ばせる方々だったので、わたしもずいぶん助かっているけど、これがストレスとして尾を引いてしまう方々だと、ご滞在中のすべてが不幸を引きずってしまい、ヤップの印象はぐ~んと悪いものになるに違いない。

エプロンの舗装が劣化しているのに補修工事の着手が遅れたのは「ヤップ州政府のせいだ、知事の失政だ」と喧々諤々やっている人も多いけど、わたしには真相はわからない。ただわかっているのは、木・土のフライトがキャンセルになったら、うちも相当キャンセルを蒙るだろうな、ということだけだ。ったくもう、、、う~ん。

ということで、4月以降2~3ヶ月以内にヤップに来る予定の方々へ:もし木曜日か土曜日に日本を出てグアムで乗り継ぎされる予定なら、旅行会社、あるいはコンチネンタルのウエブサイトで、CO953のフライトスケジュールを頻繁に確認してください。事態は突然解消する可能性もありますし(ヤップ州政府が給油用のタンクローリーを手配できれば)、また違う方針が出されるかもしれません。コンチネンタル航空は過去にもこのような突然の変更を、たくさんやっちゃってますから、、、エプロンの改修工事は、やっと着手にこぎつけました。


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by suyap | 2006-03-19 21:37 | ヤップな日々

プロパンガス購入!

天候: 晴れところどころ曇り
風向: 北東
風力: 10ノット
気圧: 1009hPa
湿度: 86%
気温: 26.5℃
過去24時間の最高気温: 31.1℃
過去24時間の最低気温: 23.3℃
(3月17日午後8時51分現在のヤップ気象データ)

昨日は、友あり遠方より来る、でブログをお休みしてしまった。

その友人が2週間ほど我が家に滞在するので、大慌てで片付けたり掃除したりしたのだけど、今の家に引っ越してきて以来ズルズルと先に延ばしていたプロパンガス購入に、やっとこさ踏みきった。

ヤップの一般家庭での煮炊きは、竈(かまど)でヤシ殻火+灯油コンロが主流だが、貸家やアパートでは電気オーブンが普通だ。プロパンガスの普及率はまだまだ低い。それでも、じわじわとプロパン派も増えているような気がする。あとで書くが、プロパンの火力のほうが断然強いので、速くおいしく炊けるものが多いためだろう。

わたしもこの家に引っ越してくる前までは、備え付けのでっかい電気オーブンを使っていたのだけど、このところ電気代が高騰しているのと、たまたま日本から持ってきた古いプロパン用ガスコンロがあったので、いまの家の大家さんに「電気オーブンはいらないです」と言って、かわりに家賃のおまけしてもらったのだ。でも忙しさにかまけて、いままでずっと灯油コンロだけで煮炊きを済ませてきた。

a0043520_23225386.jpgでも友達と二人分のご飯をつくるには、やはり火力の弱い灯油コンロでは埒があかないので、やっとこさプロパン設営に乗り出したという訳。写真は、使っていた灯油コンロ。基本的には灯油ヒーターと全く同じつくりだが、反射板とか、お部屋を暖めるような工夫は、当然ないし、あっても困る(笑)。

a0043520_23232699.jpgそれで、そろえた備品がこれ。こっちではプロパンガスボンベまで自分で購入するのだ。ちなみにお値段は、ガスボンベ40ドル(これは掘り出し物、よその店では78ドルもしてた)、レギュレーター(ガスの圧力を調整する)20ドル、ボース約2m15ドル、ホースの留め金6個9ドル、ホースを分岐するバルブ3.30ドル、プロパンガス4ガロン26ドル、〆て113ドル30セント!

スクーバ器材のメンテナンスをやってる身としては何でもない作業だけど、日本じゃ普通ユーザーにはここまでさせないよな~と思いながらセットアップ。ちょっと心配だったのが、ガスコンロ。日本のプロパン用規格なので、こっちの圧力と合うかいな、、、?

a0043520_2316381.jpgで、こわごわ着火したら、見事に成功した。ためしにお湯を沸かしたら、早いのなんのって!今までの石油コンロではヤカンをかけてパソコンをしばらくいじってもまだ沸かないという余裕があったが、ガスでは5倍以上のスピードで沸騰するから、いま台所仕事とデスク仕事とのバランスがくずれて、ちょっと嬉しく困っている。でもやっぱりガスで煮炊きした料理のほうが、断然おいしいのを再確認したのだった。



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by suyap | 2006-03-17 21:57 | ヤップな日々