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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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バナナの花のソテー

天候:ところどころ曇り
風向:東北東
風力:9ノット
湿度:83%
気温:27.1℃
気圧:1009hPa
(ヤップ気象台午後10時57分発表のデータ)

潮位の関係で、このところ出勤時間は午前6時からという日が続いている。だから夜遅くなるとがくんと思考能力が低下して、気がつくと両まぶた接合、このブログを書こうと思ってパソコンの前に座っても、はっと気がつくと回線つないだままで1時間も経ってて、その間の記憶が全くございません、になっちゃってたり(笑)。この状態はもう数日続きますが、その間、投稿のない日や文章の支離滅裂などがあるやもしれず、どうかご理解のほどを!

a0043520_0161259.jpg今夜はまだアタマがはっきりしているので、さっき作って食べたバナナの花の料理を紹介。バナナという植物は太く大きくなるけど、「木」というよりも「草」に近い。成長も早いかわり、大きな台風がくるとバタバタ倒れてしまう。でもすぐに新しい芽が出て8ヶ月くらいで実が収穫できるようになる。それで実のなり方だけど、写真のとおり幹に近い方から、ひと房ずつなっていく。そして実の先についているのが、苞(ほう)に包まれたバナナの花だ。

a0043520_0174260.jpg苞の下には受粉前のベイビーバナナがお行儀よく並んでいる。

a0043520_0181653.jpgラッキョウの皮むきのように、むいてもむいても同じようにベイビーバナナが出てくる。赤茶色の外側の苞は硬いので、どんどんむいていくと、

a0043520_0185223.jpgどこまでむいてもいっても苞>花>苞>花と続くのだけど、左の写真のように色が白くなるまでむくと苞も花も柔らかくなり、実はこの部分が美味しい食材になる。

a0043520_0193939.jpg輪切りにしたのが右の写真。苞>花>苞>花と並んでいるのが見えるでしょう。

a0043520_021536.jpgこれをチョンチョンと千切りにして、油少々を引いたフライパンや鍋で、タマネギや好みの野菜も加えて炒め、残り物のサカナの身をほぐしたのとか、ツナ缶などを加えて、好みの味付けをすると、りっぱな一品となる。マクロビオティック風に言うと、陰性のバナナの、そのまた陰性の花だから、生で食べるのはまだやったことないけど、地域によってはバナナの花サラダというレシピもあるようだ。でも、ヤップの人も生ではさすがに食べてない。

バナナの実が一房、二房、三房くらいなってくると、花は切り落とす。そうしないと、どんどん実が増えていって、結局どの実も貧弱になってしまうからだ。だから、バナナの花はどっちかっていうと副産物。缶詰カキカキ開けて白いご飯にのせ醤油をぶっかけて食べるというような食生活に陥っている人の増えている今のヤップでは、切り落とされたまま捨てられてしまうバナナの花もあり、若い世代ではバナナの花を食べたことのない連中も多い。

そんな中で、わたしはせっせとバナナの花を料理する。美味しいし簡単だし安いし(笑)、あちこちの人に「捨てるバナナの花があったら、わたしにちょうだい」と声をかけている。「変な外国人がいるなあ」という記憶でもいいから、バナナの花は食べ物である、という認識を、ヤップの若い世代に伝えたいなあ、という気持ちも込めて。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2006-02-28 22:33 | ヤップの伝統食

ヤップデイ近し

天候:曇り
風向:東北東
風力:10ノット
湿度:81%
気温:27℃
気圧:1008hPa
(ヤップ気象台午後8時52分発表のデータ)

3月1日と2日は「ヤップデイ」という年に一度のお祭りの日だ。島中あちこちから、それぞれの村に伝わる伝統の踊りが、2日間にわたって延々と披露される。去年が低調だったぶん、今年はたくさんの踊りが用意されているという。わたしは期間中毎日ダイビングが入っているので、今年は全部の踊りを見ることができなさそうなので、残念だ。

a0043520_23463145.jpgヤップの踊りは、それぞれの村に伝わる歴史や出来事を唄に託して伝えるツールでもあった。人々は、それを繰り返し練習し一緒に踊ることで、村の歴史を学び、グループとしての結束を固め、そして若者は踊りを通してエネルギーを発散・昇華していたのだと思う。村ごとの踊りを披露しあって、その村のまとまりとかプライドを競い合う、そういうことが昔は頻繁に行われていた。それがいまは、政府主導型の「ヤップデイ」という祭りという形でのみ、かろうじて伝わっている、という現状だ。

a0043520_23472254.jpgヤップデイに出す本番を控えて、先週と今週の週末に、あちこちでThun buwという催しが行われた。これはいわは本番に望む前に長老や踊りの師匠たちによる検分だ。ヤップのどんな踊りも一連の儀式にのっとって行われるので、どの村でもこのステップを無視して本番にのぞむ訳にはいかない。そこでダメ出しが出ると、改善されるまで踊られる。だから、踊り手たちも真剣だ。

今日は、一回目の踊りでちょっとしくじった子が出て、もう一度踊りなおしとなったが、わたしたちは日も暮れて遅くなったので早めにお暇して帰ってきた。今夜はもうまぶたがくっつきそうなので、ヤップデイと踊りについては、また日をあらためて投稿しよう。





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by suyap | 2006-02-26 20:42 | ヤップの伝統文化

ヤムイモ・モロス

天候:曇り
風向:北東
風力:10ノット
湿度:73%
気温:27.2℃
気圧:1009hPa
(ヤップ気象台午後11時50分発表のデータ)

グアムから午後9時10分に到着するはずの飛行機が1時間以上も遅れたので、空港からお客様のホテルチェックインまで見とどけ明日のツアーの相談をして家に帰ると、もう日付が変わる時間が近かった。だからこれを書いているのは、ホントは完璧に明日なのだけど、昨日お休みしてしまったし、日付は今日のままにしておくことにした(笑)。

a0043520_1305087.jpgそれで、写真はヤムイモの一種、ダール芋のそのまた一種の、ヤップではモロスと言われているイモだ。モロスというのはパプアニューギニアあたりの地名で、そこから来たイモだからモロスと言うと聞いたことがある。地名で呼ばれる食物は他にもあって、タロイモの一種でヤップ語でライというイモは、またの名をホノルルとも言う。これは日本のサトイモに近い。

それはともかく、このモロス、炊くのにすごく時間がかかる。わたしは実はモロスをまだマトモに炊いたことがないのだ。ひとつにはうちに竈(かまど)がないので灯油コンロでは火力が弱いせいもある。でも、ヤップの女の人はどんな火でもちゃんと炊いているのだから、わたしの炊き方の問題のほうが大きいのだろう。モロスを食べるのは大好きなのに、わたしとは相性の悪いイモなのだ。

つい最近、「モロスは生のまま一度冷凍してから炊くと早く炊けて味もモッチリとして美味しくなる」という話を聞いた。早速モロスが手に入ったので今夜それを試して見た。習ったとおりに沸騰したお湯の中に凍ったままのモロスを放りこみ、強火で延々と45分。竹串がスーッと通ったので、おお、やっぱり炊けるのが早い、と感動して火からおろした。少し冷めてからワクワクしながら包丁を入れると、ガチョ~ン!

a0043520_1313381.jpgご覧のとおり中心はまだナマ。すでに空港に行く時間が迫っているので炊きなおすわけにはいかず、そのままありあわせのものを腹にかっ込んで夕食は終わり。だからいまお腹がグ~っと鳴っている。でも寝る前に食べるのはよくないみたいだから、今夜は我慢しよう。

このモロス、収穫時期の決まっている他のヤムイモと違って、何年でも土の中で育つし時期を問わすいつでも掘り出せるという。「最近は掘って食べる人が少ないから、山に入ればいっぱい埋まってるわよ」とのことだ。ちゃんと炊いたモロスは、ほんのり甘くてモチッとしてて、なかなか上品なお味だ。今夜は食べそこねたけど、、、グ~。



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by suyap | 2006-02-25 23:53 | ヤップの伝統食

インターネット事情

天候:曇り
風向:東北東
風力:10ノット
湿度:86%
気温:26.7℃
気圧:1007hPa
(ヤップ気象台午後8時50分発表のデータ)

a0043520_2325449.jpg昨夜は投稿しようとした途端に回線状態が悪くなり、インターネット接続不能(回線は繋がっているのに、まったく情報の授受をしない)となった。わたしのパソコン側の問題かとも思って、いろいろトライしたが埒があかないので、あきらめて寝てしまった。今朝はちゃんと繋がったので、やっぱりサーバー側の問題だったんだろうと思う。まあ、こんなことはしょっちゅうなので驚きもしないしプロバイダーに苦情を言う気にもならないが、プロバイダー間の競争の多い日本じゃ、考えられないことなんじゃないかと思う。

どいうことで、今回はこの国のインターネット事情をちょっと書こうと思う。ヤップもひとつの州になっているミクロネシア連邦には、昔の日本の電電公社みたいな会社・FSMテレコム(FSM Telecommunications Corporation)があって、法律で「電信電話事業の一社独占」が決められていて守られている。この会社が、1996年末からインターネットプロバイダー業、2003年から携帯電話、最近は地上波デジタルテレビ番組配信(加入制)まで着手して、いまや破竹の勢い、っていう感じだ。

a0043520_2343269.jpgそれでもって、1996年末(実質1997年)からインターネットが手軽にできるようになった訳だけど、各州都にアクセスポイントがあって、同じ島内エリア内では電話の通話料が無料なので、これは大いに助かっている。しかし、いまだに電話回線で、回線接続料金は他の地域に比較して、ベラボーに高いと思う。この国の人口(10万人ちょっと)と地理(広大なエリアに小さな島が点在)を考えると、光ファイバーなんかに移行するには程遠い現状だと思うが、速くて50.6kbps、落ちると28くらいになっちゃうスピードってのは、いまどきの日本じゃ考えられないでしょ。皆さん、くれぐれも重い写真ファイルなんか添付で送らないでくださいね!

インターネット加入者の月額料金は時間制だけど、最近プリペイドカードによるアクセスも可能になった。こっちは従量制で、アクセス先や内容によったら、このほうが断然「お得」だ。でも、いちいちカード番号と暗証番号を入れるのが面倒で、つい時間制のほうでアクセスしてしまう。

a0043520_2351472.jpgプリペイドカードには色々なデザインがあって、楽しい。今日のページで紹介したのはヤップバージョンの3点だ。このカードを購入すれば、国内どこの電話からでも国際電話がかけられるし、なんと日本語の案内も受けられる。それでもって、このカードがあれば電話回線につながったパソコンさえあれば、インターネット接続が可能なのだ。

これって、とっても便利なシステムだ。ヤップの各ホテルや、弊社でさえ、必要なお客様にはパソコンを提供してプリペイドカードで接続してもらっている。日本に行くたびにインターネット環境を確保するのに苦労する身にとっては、このプリペイドカード接続のシステムは素晴らしいことに見える。このようなサービスが日本にないことが、短期滞在者にとってどんなに不便なことか、日本に行くたびに「遅れてるなあ」と思ってしまうのだ。



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by suyap | 2006-02-23 21:07 | ヤップな日々

ヤップで日本蕎麦と海苔!そして、、、

天候:晴れ時々曇り
風向:東
風力:8ノット
湿度:87%
気温:25.8℃
気圧:1010hPa
(ヤップ気象台午後10時51分発表のデータ)


昨日、「どこに住んでも、口にするものはなるべく「地」に近いものを選ぶのが、体には一番良さそう」なんて書いておきながら、実はわたし、蕎麦食いデス。麺類大好き、3食麺類でもオーケー、とりわけ日本蕎麦に目がない。という訳で、日本に行くたびに大きな空のスーツケースを引っさげて行き、帰りはしこたま食料品を詰めて運んでくるということをやっている。

a0043520_0452335.jpgわたしがヤップに来た当初は、今より日本食品は少なかった。もはや国籍不明の感のあるショウユやサッポロ(インスタントラーメンの)、それに、なぜか桃屋のキムチベース業務用(パパイヤでキムチを作ります)などは普及していたが、たまに見かけるソーメンは用心しないとカビが生えてたし、日本蕎麦なんて絶対になかった。それが3年くらい前から、ヤップでも日本蕎麦を買えるようになったのだ。

ヤップに在住している日本人はJICA関係者(青年海外協力隊員や専門家)も入れて、せいぜい20人ちょっとというところだと思うけど、それらが全員で蕎麦買って食べているとは思えないし、日本人がマネージャーのメジャーな店ならまだしも、ちょっとメインルートからはずれたヤップ人のファミリー経営の店でも、このとおり。ブログに載せるから写真撮らせてね、と頼むと、「日本人が一挙にうちの店に押し寄せても、そんなに在庫ないんだけど」と心配顔のオーナー氏。それにしても、どういう人たちが買っていくのだろう。

a0043520_0455730.jpgもうひとつ、Sushi Wrapper! そうか、海苔はスシラッパーか(笑)。韓国産の味付海苔と、「兵庫県産」の寿司海苔が仲良く並んでる。ヤップに来たての16年前、「日本食を作って食べてもらおう」と頑張って海苔巻きを作って当時の職場に持って行くと、同僚のヤップ人たちは「ゲッ」という顔つきで、それでも義理でしぶしぶ手をだした女の子は、なんと海苔をむいて食べてた。「ワタシ、こういう紙みたいなの、食べられないのよ」って。それを思うと隔世の感である。

当時、既にパラオではノリマキのテイクアウトも売ってたから、単にヤップが田舎だっただけだと思うけど、今では、得体不明の肉&添加物ゴテゴテのスパムが乗っかってるスパムむすびや、ツナやスパム入りのノリマキが、ランチ時になるとあちこちの店に並ぶし、ホームパーティなどでノリマキを作るオカミさんも多い。これらは決して在住日本人が広めたものではなく、「パラオではやることは、数年遅れでヤップでもはやる」の一例だと思う。

70年代後半から観光開発が徐々に進んで外国人との接触の機会が増えたパラオについで、ヤップでも、飛行機の便数が少ないから観光客はそんなに増えてはいないけど、外国人でビジネスを目的に来る人が増えている。そこにもってきて2年前の台風でばら撒かれた、円に換算して32億相当の金がローカルの購買力に拍車をつけた。人々の外食の回数も増え、テイクアウトランチも過剰なほど出回るようになった。これらは今のヤップのキャッシュフローと食生活の変化をあらわすバロメーターのひとつであるように思われる。出所不明の食品が地球上を駆け巡り、どこに行っても金太郎飴のような餌を食べ、人類はどんどん飼いならされていく、、、誰に?そういうのを「グローバリゼーション」というのだなあ、とつらつら連想を重ねてってるところで、恐いニュースを見つけてしまった。ケムトレイルって知ってましたか?



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by suyap | 2006-02-21 23:33 | ヤップで頑張る日本製品

バナナいろいろ

天候:晴れ時々曇り
風向:東北東
風力:12ノット
湿度:81%
気温:27.4℃
気圧:1010hPa
(ヤップ気象台午後9時51分発表のデータ)

a0043520_23403716.jpg今日はちょっと変わったバナナが手に入ったので紹介。日本で売ってるバナナは、皮が黄色で中の実は白っぽい「台湾バナナ」タイプがほとんどだが、本場の熱帯地方ではバナナの種類は豊富だ。写真のバナナは、熟れるとこのように外皮がちょっと汚い茶色になってしまうけど、これでちょうど食べ頃なのだ。

a0043520_23411127.jpg実を輪切りにすると、濃い黄色の中心にオレンジ色をしたゼリー状の部分がある。味わいは全体的にモチッぽく、あまり甘くない。1本の長さも20センチ以上あるので、食べでがある。わたしの今日のランチは、このバナナ2本とヤシの実だった。

バナナは繊維質やカリウムなどミネラル分も多く含んでいるので、最近は「健康食」としてもてはやされているらしい。そういう面では、このバナナはカロチンも豊富で、なおさら体に良さそう。ヤップではバナナはそこら中に植えてあって、煮たり生のままとかで日常的にもよく食べる。ジャンクフード生活にどっぷり漬かっている若い世代は別にとして、タロイモ同様、バナナも1日に一回は食べないと体の調子が悪いというヤップ人は大勢いる。

でも、それは熱帯のヤップだからいえることで、寒い日本で輸入もののバナナを食べ過ぎると、ほんとうに体を冷やすのでご用心。どこに住んでも、口にするものはなるべく「地」に近いものを選ぶのが、体には一番良さそう。




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by suyap | 2006-02-20 23:33 | ヤップの伝統食

ヨットの季節

天候:曇り
風向:東北東
風力:9ノット
湿度:88%
気温:26.5℃
気圧:1010hPa
(ヤップ気象台午後10時54分発表のデータ)

a0043520_22543051.jpgkyuさんのコメントにあるように、北東の貿易風が吹きまくる今ごろは、ヨットの旅に最適だ。だから、年によって数の多少はあるけれど、ヤップにやってくるヨットが増えるのも今の季節だ。うちの入っているマリーナは南向きにできていて、貿易風がどんなに強く吹く日でも穏やかなので、ほとんどのヨットはマリーナの前に停泊する。写真には2艇見えるが、昨日までは3艇入っていた。

こうしたヨットでやってくる人たちの国籍は様々だ。日本からのヨットもたまに来るが、数はうんと少なく(1~2年に1回程度)、多いのはヨーロッパ方面だ。艇のサイズや形も様々で、乗っている人も2人~数人、カップルとか家族連れが多い。中には数年かけて世界一周中とかという人たちもいる。

いまはヨットからでもメイルもできるしモダンな器機もたくさんそろっているので、航海中に孤独を感じることはなだろうが、やはりいざ出航してしまうと次に陸地を見るまでは板子一枚下は底も見えない海・海・海。気象状況を読むのと水の節約など、適度の緊張感が常態となる。だから停泊中にはそれから解放されて、ひたすらのんびり過ごすという。中には航海中に痛んだ箇所の修理に余念のない艇もある。

こうしてしばしの休日を楽しんだあと、風の良い日、またふわりと帆を揚げて次の港を目指して船出する。ヨットで来る人達との出会いと別れには、「一期一会」というコトバをよく思い出す。ほんとうは、どんな出会いでもそうなのだけど、なぜだか海からの出入りだと、妙にセンチメンタルになるものだ。


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by suyap | 2006-02-19 23:57 | ヤップな日々

気になるあの子

天候:曇り
風向:東北東
風力:12ノット
湿度:88%
気温:26.5℃
気圧:1009hPa
(ヤップ気象台午後9時発表のデータ)

↑これでどうだ!って(笑)。ブログを始めてまだ数ヶ月、いまだに試行錯誤が続いているが、毎日書くということは日記みたいなものだし、じぶんの記録としても有効であるわけで、だったら、その日のデータもちゃんと入れておこう、という発想が高じてこうなった。それに読者の方にも色々な面で役立つかも?風力や気圧なんて必要ないかもしれないけれど、つもり積もれば有用なデータとして役立つこともあろうし、とりあえずは、昨日と今日の気圧を比べると、お天気が下り坂か上向きかどうかくらい、わかるもんね。

a0043520_20584195.jpgそれで今日は話題は昨日の続きで海の話。このところ気になっているのが、この写真のサザナミハギだ。サザナミハギは水中で見るとやや濃目の灰色のボディに細かい黄色のサザナミ模様がはいっているサカナだ。でも写真の固体は黒っぽいボディに尻尾にかけて黄色が入り、明らかに違う色彩だけど、サザナミハギは、時にこのような色彩変異を起こすらしい。手持の図鑑ではそこまでしか書いてないから、なぜ色が変わってしまうのか、同じ固体が時期や成長段階で変異するのか、あるいは生まれつきなのか、将来みんなと同じ色に戻れるのか、まったくわからない。

彼(彼女?)が、もし同じ固体だとすると、もうかれこれ2年近くにわたってわたしは同じ場所で見ている。以前は黄色の部分がもっと広かったような気がするし体も小さかった。普通の色をしたサザナミハギはたくさんいるけど、この色彩変異の固体は、ここでしか見ていない。それにしてもサザナミハギが2年以上にわたって生きるものなのか、以前見た色彩変異の個体と、この固体(再会して意識しだしたのは実は3ヶ月前です)が同じものかどうかも、わからない。でも場所はドンピシャ同じだし、意識するようになる前もなんとなく見ていたと思うから、わたしは同じ固体だと思っている。

それでこの子が、また健気で可愛いのだ。サザナミハギは他のハギと比べてもかなり大き目の口を持っていて、それでタコの吸盤のように岩の表面をチュッパチュッパ吸い取るように餌を掻きとる。それを見ていると、わたしも口を突き出して一緒にチュッパチュッパやりたくなってしまう(笑)。まわりに仲間のサザナミハギはいなくて、いつ見てもひとりぼっち。住んでいる場所も行動範囲も半径5m以内のようだ。だから、近くを通りかかるたびに会いに行く。「あっ、無事でいたのね。よかった!」って。向こうがわたしのことを覚えているわけなんか絶対にないのだけれど、でも、「な~んだ、スーがまた来たのか」って感じで、あまりおびえないでわたしの目の前でチョロチョロしてくれるような気がするから、恋心の思い込みはノーテンキなものだ。

サザナミハギはヤップでも惣菜魚。いつなんどき素もぐり漁で突かれてしまうやもしれず、毎回彼(彼女)のねぐらを訪ねるたびに、ハラハラ・ドキドキしているのだ。


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by suyap | 2006-02-18 23:23 | ヤップの自然・海

ダイブログ・アジに追われるサメ

ポイント:ミルチャネル・マンタリッジ
天 候:晴れ
風 :北東
波 高:.3m
気 温:27度c
水 温:28度c
透明度:(↓)20m
透視度:(→)20m

久々のダイブログ、今日は大きなものでいってみる。
先週はあまり出なかったマンタが、昨日あたりからたくさん見られるようになった。2月に入ってもマンタの出方には波があるようだ。で、1ダイブ目はミルチャネルのマンタリッジ界隈でじっくり潜ってみた。早朝ダイビングで8時前にエントリーすると、まだ水はブルーに抜けていて、目は自然とワイドになる。

a0043520_0442129.jpgまずはマンタがご挨拶に登場。このダイビング中では、行ったり来たりのマンタを都合4回、おそらく3匹の固体を見ていると思う。ダイバーが水路のあっちこっちにたくさん入っているので、マンタも出番が忙しそう。なんとなく、つかず離れずの距離を保って、向こうでも人間を観察しているのだろう。

a0043520_045271.jpgところで今日のトピックはギンガメアジにつっつかれるオグロメジロザメ(グレーリーフシャーク)。あまり海に縁がない方には、サメっていうと「海のギャング=凶暴=恐い」というイメージがあると思うけど、実はそうではない。でなければ、そんなに恐いもののそばを、こうしてギンガメアジがフツウの顔して泳いでる訳がないでしょう?

a0043520_0455019.jpgそれどころか、何匹ものギンガメアジがサメの体に擦り寄ってつっつくような行動をしている。まるで飼い主にじゃれつく子犬といった感じ。マンタリッジでは、流れがある程度かかっているときには、かなりの確率でグレーリーフシャークを見ることができるのだけど、近くには必ずギンガメアジも群れているから、このような行動は頻繁に見ることができる。でも、それに何の意味があるのか、いまいち不明だ。

マンタの場合は、小さな魚がマンタの肛門付近を盛んにつっつき始めると、ドバッとウンチをするってことがよくある。わたしはこのような行動を「マンタの排泄促進行動」と呼んでいるけど、グレーリーフなどのサメがサカナにつつかれて、ドバッと放出したのは、まだ見たことがない。

a0043520_0464631.jpgともかく、今日もグレーリーフシャークはさんざんギンガメアジに追っかけまわされていた。彼らは潮の向きによって遊泳する場所が決まっていて、しばらくそこで回遊を繰り返しては、サメのほうからギンガメの群れにアプローチして、あげくはこのように追われて退散、というような行動を延々と繰り返しているのだった。



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by suyap | 2006-02-17 23:36 | ヤップの自然・海

お詫びと訂正

天候:曇り時々雨、たまに陽がさすも、すぐまた曇り。
風向:北東
気温:27~28度

本日から↑のような感じで始めることにした。それで、これから↓の部分は、その日のごとのテーマを何か決めて書き進めていきたい。

去年の10月半ばから始めたブログだけど、文体や一人称の呼称などコロコロ変えてきた(笑)。いちばん「わたし」らしさを出せて、書くほうも読むほうも自然体でいられる方法を、まだ試行錯誤しているワケです。毎日ブログを書くのって、とっても文章の練習になるなあ。でも一日の終わり、書き上げる手前ですでに睡魔に負けて最後はほとんど意識朦朧・頭脳停止状態となりながらアップしていることも多いので、翌日読んで赤面しつつこっそり手直し入れることもあり、、、

a0043520_21283057.jpgそれにしても手直しするにも限度というものがあり、赤面を通り越して我ながら抱腹絶倒、これは読者にも一緒になって笑ってもらうしかないなってことが今日発覚したので、ここに勇気を持って告白します。2月13日の島唐辛子の最後のほうで紹介した「赤くならないトウガラシ」というのは、大嘘でした(爆)

これは、うちの桟橋の横に誰が蒔いたかいつの間にやら生えてきたトウガラシなのだけれど、わたしは今朝まで赤い実をつけているのを見たことがなかったから、「ああ、このトウガラシは赤くならないタイプなんだ」と早合点していた訳。それがなんと、たったひとつだけだけど、今日、しっかり赤い実をつけているのを見たのだ。あまりにも驚いたので、そばにいたうちのスタッフに「えーっ、このトウガラシ、赤くなるのお???」と聞くと、アホかって顔で「あたりまえだろう」、「でっでも、わたしはこれに赤い実がついたの見たことなかった!」「誰かが、すぐ食べてるからだろ」<--これで納得。わたし以上に桟橋あたりを徘徊する彼は辛いのが大好き。そおか、あんただったのね、赤い実をすぐ採ってたの!

少しでもじぶんの勘違いを正当化したくて、今度は店番の子に「ねえねえ、あのトウガラシ、赤くなるの知ってた?」「ううん、赤い実を見たことないわ」「ねっねっ、そうでしょっ!」その後たったひとつだけ赤くなった実を、もう一度ふたりで見に行ったのだった。





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by suyap | 2006-02-16 23:17 | ヤップな日々