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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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カテゴリ:ヤップの伝統食( 128 )

狩猟採集ディナー(笑)

ブオイ(タイヘイヨウグルミ)の実とコプラ(完熟ココヤシの実を削ったもの)で作ったイム(iim)をもらった。イムとは、ヤップのチマキみたいな料理法。中身はパンノキの実でもバナナでもタロイモでもなんでもいいけれど、一度調理した材料をリーチ(センネンボク)の葉にくるみ、チョイ(タコノキ)の葉でつくった紐で結わえて、もう一度ゆでる。
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添加物なんてまったく入っていない手づくりだから、ヤップの気候では、常温では朝つくったものは夕方までが命。はやく食べねば…ルンルン♪

で、包を開いて羊羹のように切ると↓こんな感じ↓
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いろんなイムのなかでも、わたしはブオイで作ったのがいちばん好き。いまでもブオイの木はあちこちに生えているから、実を集めるのは簡単なのだけれど、イマドキのおされなヤップ人の中には、①料理に手間暇かかる②ブオイは屁の元…とか理由をつけて、あまり歓迎しない輩も出てきた。

しかし、①料理に手間暇かかる・・・ってのは、わたしはブオイの固い殻を蛮刀で割れない(いちど指を落としそうになって以来のトラウマ)ので、もっぱら「食べるヒト」に徹しているけれど、②の屁の元なんて、ドンマイドンマイ(笑)、屁は健康の元!
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そうそう、あの魚も食べてあげなければ…と、一週間ほど冷凍室に入っていたソバク(ハタの仲間)を下して、さあ、今夜はスープたっぷりの煮つけでいきますか…レモンをぎゅーっと絞って。

というわけで、気がついたら全食材(塩も海水だからね)がヤップ産。これだから、地球になにがあっても、島さえ浮いててくれればダイジョーブ!という安心感は、言葉にならないほど大きいのですヨ^^


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by suyap | 2014-07-06 22:33 | ヤップの伝統食

本日のお魚

夕方、Mさんの店にビールを買いに行ったら、きょう上がった魚が、運よく一縄だけ残っていた。
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チョメさんとのビール飲みに、アテを何にしようかと迷っていたので、ちょうどよかった!ちなみに魚の名前は、右から反時計まわりで、サザナミハギの色彩変異個体(ボディの黄色いやつ)、ムスジコショウダイ、オオアオノメアラ、クロハギ、イスズミ、5匹で重さは4ポンド、$4.60なり。

ヤップでは男が魚を提供するのが筋だから、女のわたしが魚を持ってくると、一応ブスッとした顔をして見せながらも、いそいそとナイフを取り出して研ぎ始める…わかりやすいなあ>>チョメさん(笑)。
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どれを刺身にするか吟味しながら、「これはイトコのSが取ってきた魚に違いない。さっき、やつのボートがMストアのほうへ行くのが見えたから…」と嬉しそうだ。イトコのSが魚を捕る海は、チョメさんの海でもある。やっぱり素性の知れている「オラが海」の魚のほうが、安心みたいだ。結局、サザナミハギとイスズミがまな板の上に乗った。

両方ともウロコがほとんどなかったり小さかったりの魚なので、ていねいに皮をこそいで、そのまま3枚におろし、食べられる内蔵を選り分けて、あとはぶつ切り。チョメさんの手際よい作業を見ながら、わたしは皿と醤油を用意して待つだけだ(笑)。
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最後にレモンをさっと絞って全体に振りかけて、ハイ、出来上がり!サザナミハギの肝が大きくて、おいしそう^^(実際に舌がとろけるほど美味だった) レモン汁をかけておくと、ハエが寄りつきにくくなるという。

食べるには、適宜レモンを絞った醤油にディップ。ビールがゴンゴン進む(笑)。皮も小骨もついたままだから、よく噛みしめるほど、味わいが深くなるヤップ式サシミなのだ。


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by suyap | 2014-06-29 22:58 | ヤップの伝統食

バナナの味くらべ:新種?

もうすぐ4月だというのに、ここ数日、北東の貿易風がやけに強かった。ヤップがこんなだと、北の国のお天気はどうだろう…今年のサクラ前線は、順調に北上しているそうだが…?
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到来ものの「サクラ入り緑茶」なるものをいただいたあと、たまたま警察の前を通ったら、散り始めたヤップのサクラ(と呼ばれているけれど、ほんとうはコチョウセンナというマメ科の植物)が目に入ったので、柄にもなくそんなことを思ったけれど、本日のお題はバナナです(笑)。
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YCAに、きれいなバナナの房が並んでいたので、思わず手にとってみた。でも、このバナナ、なんとなく変じゃない?一見シュガに似ているけれど、一般的なシュガよりも、ずいぶんとデカイし。
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お尻の形はタナイボッチにも似ているけれど、タナイボッチにしては、ずんぐりむっくりすぎる。う~ん、これはG嬢先生に聞いてみなきゃ…と、購入を決意した。ひと房2.25なり。
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ところがG嬢先生、「知らな~い、こんなバナナ見たことないよ」と気のない返事。それでもシュガでもタナイボッチでもなさそうだというポイントは、わたしと一緒。「それじゃ食べてみようよ」と誘うと、「完熟してないバナナを、わたしは生で食べたくないわ!」と拒絶。ひゃ~、ちょいと虫の居所が悪かったかな…。
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「わたしは食べられるからね」と、彼女の目の前でパクパク口にすると、けっこうな甘さだった。皮はタナイボッチより薄めだけれど、シュガほど薄くはなく、絶対に縦に皮を剥けないシュガと違って、ほら、ちゃんと縦にも剥けました。

シュガタナイボッチの合いの子かしらね?」

「オスもメスもなく、種もできないバナナで、どうやって合いの子ができるのよ?」

はいはい、G嬢先生、おっしゃるとおりで…でも、それじゃこの子は、いったい…誰でしょうか?


<バナナの味くらべシリーズ>
スプーンで食べるバナナ
(アライ・ニ・ガミグル)
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再びシャコガイ・バナナ
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バナナバナナバナナ(笑)
(グモイ・ニ・ワアブ)
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バナナの味くらべ
(シュガ/フロリダ)
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(アライ・ニ・ギル/パウ・ニ・マラヨウ/パウ・ニ・メリケン)
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バナナの味くらべ:アサカ~とバウル?
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by suyap | 2014-03-27 22:22 | ヤップの伝統食

カメさんのシーズン

「また雨だなあ…」と窓の外を眺めていると、電話が鳴った。

「カメ肉を少し持ってきたけど、食いにくるか?」
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まあ、チョメさんからのこういうオファーは、「ビールをよろしくね^^」という意味だから…ちょうど喉が渇いていたし(笑)、乗ることにした。

「ここんとこ外海は時化ているのに、どこで手に入れたのよ?」

「イトコが2~3日前にルムングで捕ってきた。きょう解体して料理したばかりだから、うまいぞ」

脂っこいカメさんだけではと、とりあえず手早くタマネギとキュウリのスライスを作って、ビールと一緒に駆けつけると、少しどころか、たっぷりのカメさん肉が待っていた。基本ベジのわたしには、ほんのひとかけかふたかけで十分なのに。

鍋からブロックの赤身肉を各自の皿に取って細切れにして、タマネギとキュウリのスライスを乗せ、レモンをギュッと絞って、トウガラシを漬けこんだ醤油をかける。
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チョメさんのお皿を写真に撮っていたら、「これも撮れ」と、どかっと2種類の脂身を乗せた。緑色の脂身が甲羅や筋肉の間の脂身で、黄色のが内蔵のまわりの脂身だそうだ。

「この黄色い脂身は、暖かいご飯の上に乗せると溶けて、うまいんだぞー。緑のほうは、そのまま食うのがうまい…」

そんなことをブツブツ言いながら、名残惜しそうに脂身を鍋に戻しているチョメさん。やっぱりメタボを気にしている?「これは明日まで取っておいて、JとGにも食わせてやろう…」

「今年はもうカメさんが取れ始めたの?早いね」

「本格的なシーズンは来月からだ」

「胃の中にプラスティック袋を飲み込んだカメもいるって聞いたけど、見たことある?」

「ああ、以前そういうのを見た。身が痩せてて病気のようだった。やつらはクラゲと間違えて飲み込んでしまうらしい」

「レジ袋なんか、海中に漂っていると、ほんとクラゲそっくりだもんね」

大きな裾礁に囲まれているヤップ島には、アオウミガメが産卵に上陸できる浜はないが、近隣の環礁島へ産卵に来る途中で、餌を食べに立ち寄るらしい。例年、2月と3月は、そういうカメさんが増える時期で、ヤップの海の男たちは、いつカメ捕り漁に行こうかと、そわそわしだす。

いちおう捕って良いのはオスだけで、その売買も島内だけに限定されている。カメさん1匹の現在の相場は、サイズに応じて150から300ドルくらいとか。しかし、捕獲されたカメさんの半分以上は、こうして自家消費されるだろう。ヤップ人にとって、カメさんは豚さん以上のごちそうで、しかも「時期もの」だから。


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by suyap | 2014-01-26 23:18 | ヤップの伝統食

マル芋の作付け

しばらく緩んでいた貿易風が、きのうあたりから、また強くなってきた。何度も書くように、こんな年の日本の冬は、北西偏西風が強まって、さぞかし寒いことだろう。フクイチ影響圏(含東京近辺)にお住いの方々は、呼吸・食物を通して入ってくる内部被曝と免疫力の低下への対策を万全にして、↓こんな事実↓からも、決して目をそらすことなくね:

急逝された35歳の埼玉在住の漫画家
http://onodekita.sblo.jp/article/85095456.html#more
暗い現実から逃避しない!
http://grnba.secret.jp/iiyama/index.html#ii01112

さて、新年に入ってもHPを更新するでもなくブログも滞りがちで、コメントのお返しもままならず…でも、いましばらく、この状態が続くかもしれません、どうかお許しを…とお断りしたところで、最近、G嬢ママから実地で教わったマル芋(田代芋、ターム)の作付けをご紹介しておきましょ^^

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まず上写真左のが、収穫したマル芋。親芋を食べるマル芋は、収穫までに要する時間は、だいたい1年くらいというところかな。そして作付け用には、茎の付け根を部分に、上写真右ぐらいの芋を残しておく。そこまでは知っていたけれど、今回、G嬢ママから驚愕のコツを伝授された!
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葉っぱのひとつで、くるりと芋の付け根をくるむ。う~ん、これで、いろんな菌などが混ざった土が直接あたらなくなって、無事に根が生えてくるまで、生長点が守られるわけね。
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もうひとつのコツは、深めに掘った穴に植えつけて、土はふんわりとやさしくかぶせること。
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くきの付け根のまわりが固定されたら、あとは枯れ枝や枯葉をかぶせるだけでもOK。
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土をかぶせる場合も、へこんでいるくらいに少量をふんわりと。あとは芋の成長にあわせて、土寄せしていく。

ところで目下の身の回りの忙しさにかまけて、やりっぱなし状態が続いていたわが猫の額菜園、最後のカボチャを収穫したら、大変革>まったく新たな作付け開始をすることにした。そのために、シロアリが住み着いてしまったノニの木を、ただいま少しずつ死刑執行している。ああ、つらいなあ…。


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by suyap | 2014-01-12 13:02 | ヤップの伝統食

バナナの味くらべ:アサカ~とバウル?

ヤップ島のバナナの味くらべシリーズ、なかなか尽きることがないようだ。また新しいバナナの品種に出合ったので、忘れないうちにご紹介しておきます。

まずは表面に傷もなく、ツヤツヤ青々としていたこの↓バナナ↓は、
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ヤップでは(夜ではなくて)アサカ~と呼ばれているものだ。以前から名前だけは聞いていたが、実際に出合ったのは初めてだった(たしかポンペイでも同じ名前で呼ばれていたような…もしかしたらヤップに来てまだ日が浅いのかもしれない)

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それで、わくわくしながら熟れるのを待って食べてみた。すべすべの表面と薄めの皮から、なんとなくシュガー系の甘みを期待していたら、意外に酸味もしっかりとあった。ほんのりと上品な香りを放ちながら、時間が経ってもしっかりと形を保ち、さらにズクズクに熟れると酸味より甘みが増して、とっても美味しいバナナであった。

次に紹介するのは、Tさん家のキッチンハウスに吊るされていた大きなバナナで、たしかバウルと呼んでいたっけ?
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それにしても長さが20センチくらいもある大きなバナナが、房ごとぶらさがっている光景は壮観だった。「あと2週間くらいで完熟するかな?」というTさんの言葉を狙って行ったわけじゃないけれど、見事、完熟したのをゲットしてきた(笑)。

T家ではもちろん、完熟前の青いうちから順次炊いて食べていたので、わたしが行ったときに完熟状態で残っていたのは、ほんの1/3くらいだったけど。ちなみに炊いたものは、わたしも大好きなタングラッドに味が似ているそうだ。

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それでは熟れたのもタングラッド系かなと期待していたら、ちょっと違った。もっちり度はタングラッドとグモイの中間くらい、甘みは控えめで、とにかくデカイし腹もちも良いので、ひとつ食べるともうお腹がいっぱいになる。しかし収穫してから2週間以上もかけてじっくり熟れてくれるので、その都度、いろんな味や料理法が楽しめて、一家にひと株は植えておくと良いかもしれない。

ああ…わが猫の額菜園にも、バナナを植えるスペースがあったらなあ…。
(現在はまだ、11個目の実をつけたカボチャが全盛期ですぅ)

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by suyap | 2013-10-01 12:40 | ヤップの伝統食

ヤップのバナナ・バラエティ:ラグタン

久しぶりのバナナ・エントリーです。
さっき調べたらなんと一年ぶり!いろんな資料やお年寄りへの聞き取りを通して、これまでに手元に集めることができたヤップのバナナの名前は30以上にもなるのに、そのうち、わたし自身が現物を見て(食べて)写真をストックできたものはまだ17種しかなく、このブログではそのうちの14種を紹介してきた(ハッキリしていない3種はまだ載せていない)。

そして久しぶりに「ン?これはもしかして?」というバナナに出合ったので、早速、手に入れて調べてみた:
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上の写真ではまだ青い部分が多いけれど、これは2~3日もすれば熟れて食べごろなる、もっとも適切なタイミングで収穫されたもの。しかし、これが売られていたコロニアのYCAストアの店員に聞いても名前がわからず、けっこう農産物に強いスタッフのG嬢に聞いてもわからず、とうとう彼女の家に持ち帰ってG嬢ママに聞いてみてもらうことに。

a0043520_11555365.jpgすると、さすがG嬢ママ、「あっ、これはラグタンよ」と一発で名前が判明したそうだ。「え~、これがあのラグタンなの?」と、いそいそとファイルに写真を加えるわたしなのであった。

さてこのラグタン、完熟するのを待ち構えて待って食べてみると、

①皮は中くらいの厚さ、
②香りはフロリダ/ファルボン系
③甘さはシュガ系だけど控えめ、ややタナイボッチにも似るかも、
④食感や色(黄色)になんとなくタングラッドを思わせるものあり。

...といった感じで、とても美味しいバナナだった。どこのどなたがこれを育てたのか知らないけれど、どうぞこの品種を今後末長く、大事に守り育てていってくださいな。

バナナの名前の記録があっても、なかなか現物に出合えない理由のひとつとして、名前の重複が考えられる。たった100平方キロしかないヤップ島なのに、地域によって違う名前で呼ばれる植物はけっこうあるからだ。また、いろんな理由や事情から、現在よく(好んで)植えられる品種が限られてきていること、そしてヤップ人自身がいちいちバナナの品種や名前を気にしなくなっていることの影響も大きいだろう。この傾向はバナナだけに留まらず食物全体に及んでおり、これは現代ヤップ人が食糧生産にあまり注意を払わなくなってきていることを示していて、種の多様性という観点からも、持続可能な自給自足体制の維持という観点からも、かな~りモンダイなのである...とはいっても、それらをほぼ失ってしまったニホンの状況よりも、ず~っとマシですけどネ。


<追記>
wikipediaにこんな記述を見つけた。もしかしたらヤップでラグタン(Lagtan)と呼ばれている品種はフィリピンのラカタン (Lakatan)から来たのかもしれない:
色と形はキャベンディッシュとほぼ同じで、大きさは少し小さい。クエン酸が多く含まれ、やや酸味が高く味が濃い。フィリピンではキャベンディッシュよりも味が好まれ、最も流通量が多い品種となっている。日本ではドール社がスポーツバナナという名称で販売し、疲労回復効果が高く、糖質の体内吸収が速いため、よりスポーツに適した品種としている[5]。宣伝文句は「体にうれしいコクうまバナナ。甘酸っぱさがクセになる。」など。東京マラソンでは、6万本を無償で提供した。ごく一部のスーパーで販売され、インターネットでも注文することができる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8A
わたしが食べたラグタンからは、酸味はほとんど感じられなかったけれど...。


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by suyap | 2012-11-03 13:28 | ヤップの伝統食

縄文のおやつ^^

白パン・白米食に加えて、インスタント食品やファーストフード、菓子類など柔な食品ばかり氾濫した結果、ここ数十年で、ずいぶん日本人の顔つきが変わってきたそうだ。国内でダイビング用のマスクを作っている会社では、そういう日本人の顔型の変化に合わせて、マスクの型を微妙に変えてきた。
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ヤップでも最近、若い世代の芋離れ、ローカルフード離れが取りざたされている。しかし上のようなスナックがポロンと店に並んでいるところを見ると、まだ大丈夫!と思う。中身はブオイ(タイヘイヨウカシグルミ)の実とコプラ。ちゃんと家の手伝いをしながら育ったヤップ人なら、誰でも作れます…というか、本来はそういう作業をしながらつまむ「おやつ」だった。

成長すると20m以上にもなるマメ科のブオイの木。その実は固い殻に覆われているので、強火で1時間くらい炊いたあと、蛮刀でエイヤッと割る。あるとき指をブチ切りそうになって以来、わたしは二度とこの作業には手をだせなくなったが、ヤップでは子供の仕事だ。

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もうひとつはコプラ(ココヤシの完熟した実)。これも厚くて固い外殻を剥くには、蛮刀か、そこら辺にある棒をナイフで尖らせて地面に突き立てたものを使う。ヤップでは日常作業で、男子たるもの、テキパキとこれが出来ねば、「オマエはほんとうに男か?」と言われてしまう(笑)。

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外殻を剥いたコプラは、これまた固い内殻に覆われているので、またまた蛮刀の登場だ。無ければ石でも割れるけれど、切り口がギザギザして汚くなるし、柔な石では石のほうが負ける。というわけで、今でもヤップの暮らしには、大きな蛮刀、中くらいの蛮刀、小さな切り出しナイフ、この3点セットは必需品だ。どこの家にも、誰の車の中にも(わたしの車にも)、日ごろ持ち歩くバッグの中にも、必ずよく研いだ刃物がそろっている。イザというときに使える刃物を持っていないと、「アンタってば、ほんとうにヤップ人?」とジョークを言われる(笑)。

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こうして取り出したブオイやコプラの実も、それからいろんな料理に加工されていくのだけれど、そういう手間隙かける料理は「おひとりさま分」なんかじゃなくて大量に作るから、素材(ブオイやコプラの実)も大量に必要だ。そんなときに、役得で「つまむ」のですね。あるいは「あまり」をおやつにもらう。
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もちろん、どこか(ジャングルの中のガーデンとかね)の出先で小腹が空いたときには、落ちているブオイの実を拾って焼き、コプラを割って食べただろうし、嵐で海にも田んぼにも出られず食料が枯渇したときにも、保存が利くブオイやコプラは大活躍だっただろう。

このブオイとコプラのコンビは、伝統的にはそんな位置にあったのだけれど、いまだにローカル・スナックとしての位置を失っていないところが、ヤップ人の強みだ。両方とも固いから、よく噛みしめないと味も出ないし飲み込めない。ヤップ人が欧米製のマスクよりも一昔前の日本製のマスクを好むのは、こういう噛み噛みによって培われたエラの張った顔のせいに違いない。食べ物は大切ですネ!というわけで、いきなりマイ教訓を陳列して今回の記事はオワリです(笑):

1) 噛めば噛むほど味が出る食べ物こそがホンモノ!

2) ホンモノの食べ物を取れば、ホンモノの言葉を持てる!

3) 言葉は言霊、ホンモノの言霊はホンモノの食べ物に宿る!



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by suyap | 2012-09-18 11:26 | ヤップの伝統食

パパイヤ・ラインナップ

小さなローカル産物の店でパパイヤを買ってきた。
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こういうフルーツを調達するときには、それぞれの実がいつ食べごろになるかをよく考えて選ぶ。そうしないと一度にたくさん完熟してしまっても食べきれないから、いちばん美味しいときを逃すことになるからね。

きょうは幸い各ステージの実がそろっていたので、すごく満足のいくセレクトができた。上写真の右端から、あした用>あさって用>しあさって用>その次の次の日用...。お値段は右から2番目のちょっと大きいのが65セントで、あとのは小さめだから55セント。これから数日は、毎朝「パパイヤ+米とぎ汁豆乳ヨーグルト」を食べて、元気な一日のスタートが切れそうだ^^

それでは、みなさまも良い週末を!


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by suyap | 2011-11-18 20:34 | ヤップの伝統食

チビのアライ

ヤップはただいま低気圧の通過中、朝から断続的に雨が降り、ときおりカミナリも鳴ってます。

そんな雨にもめげず、本日はバナナづくしで^^ 下は一昨日買ったフルーツたち:
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上左のバナナは、まだ熟れるには一週間くらいかかりそうなマラヨウ。完熟しても皮に緑色が残るへんてなバナナだけれど、上品な香りと甘さが美味しい。あっ、右下のはもちろんパパイヤです。これはあと2日くらいが食べごろかな。

そして真ん中のが...
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アライの一種。ヤップ語でアライといわれるバナナの品種にはさらにまた何種類かあって、同じくずんぐりむっくりだけど皮がゴツゴツしているアライ・ニ・ガミグルや、バナナらしく細長くたくさんの房をつけるアライ・ニ・ギール、そしてこれは...アライ・ニ・ガミグルよりもっと小さくずんぐりむっくりで、しかも皮がすべすべ。小さく店のおばちゃんも「アライの一種」としか知らなかったけれど「背が高くてたくさんの房をつける他のアライと比べて、こっちのは背が低く房も少ないのよ」とのことなので、わたしたちの間ではアライ・ニ・ンゴッチゴチケンギン(ちびのアライ)と呼ぶことで一致した(笑)。

a0043520_1652534.jpg他のアライ同様、このチビちゃんアライも皮をスルリと剥けないから、このようにナイフで割ってスプーンで食べるほうが良い。そしてお味は...アライ・ニ・ガミグルほどオレンジが濃くなくてやや酸味もあり、種(の痕跡?)が舌に残る食感は、なんとなく他品種との交配を思わせた。

バナナっていろんな品種があって、興味はつきないなあ。バナナ・シリーズまだまだ続きそう...

<バナナの味くらべシリーズ>
スプーンで食べるバナナ
(アライ・ニ・ガミグル)
http://suyap.exblog.jp/7238587/
再びシャコガイ・バナナ
(グモイ・ニ・ファシュウ)
http://suyap.exblog.jp/7841524/
いろんなバナナ
(フロリダorファルボン/タナイボッチ・ニ・アチグ/ヌグネイ/アライ・ニ・ガミグル)
http://suyap.exblog.jp/8087175/
バナナバナナバナナ(笑)
(グモイ・ニ・ワアブ)
http://suyap.exblog.jp/9351448/
バナナの味くらべ
(シュガ/フロリダ)
http://suyap.exblog.jp/11589920/
バナナの味くらべ・パート2
(アライ・ニ・ギル/パウ・ニ・マラヨウ/パウ・ニ・メリケン)
http://suyap.exblog.jp/11640686/
バナナの味くらべ・パート3
(タングラッド/タナイボッチ)
http://suyap.exblog.jp/11732295/
バナナの味くらべ・パート4
(ンガリイ/グモイ・ニ・ファシュウ)
http://suyap.exblog.jp/11784745
バナナの味くらべ・パート5
(アワットワット)
http://suyap.exblog.jp/11873058/
ヤップのバナナ・バラエティ:ラグタン
(ラグタン)
http://suyap.exblog.jp/16723942/
バナナの味くらべ:ミング・ラン
http://suyap.exblog.jp/18117481/
バナナの味くらべ:アサカとバウル?
http://suyap.exblog.jp/18704680/


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by suyap | 2011-10-30 16:55 | ヤップの伝統食