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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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新年ピクニック

a0043520_112949100.jpgすっきりと晴れあがったきのう、身内だけの新年ピクニックへと繰り出した。いつもは年末にやるビーチ・ピクニックだが、諸般の事情により、今回は年を越えての新年ピクニックとなった。とはいっても、食材集めは抜かりなく昨年末より始めたり、材料の仕込みを手分けしてやってくれたり、みんなの期待度はけっこう高くてびっくり。

今回の「会場」となったのは、タラング(Taraang)という小さな無人島で、ここは、19世紀の後半ヤップに流れ着いたデービッド・オキーフというアメリカ人が、30年近く住んでいた島としても知られている。太平洋戦争の最中には、南洋拓殖会社がリン鉱石などの集積地として使ったこともあるようだが、レンガ造りの立派なオキーフの家は米軍の爆撃で破壊されたまま、戦後の六十数年を半ばジャングルに覆われて過ごしてきた。

海岸線はほぼマングローブに覆われており、貿易風の季節でも風下側はプールのように静かなので、スノーケリングやスクーバ・ダイビングで内湾系の小さな生物観察をするには楽しい場所でもある。

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コロニアからすぐ近くということもあり、ジモッチー(ローカルな人々)のピックニックに使われることも多く、ということは、けっこうゴミなどで散らかりやすい場所でもあったのだが、最近、FMI(FSM Maritime Institute=ミクロネシアの全寮制船員養成学校)の機械科が、生徒を遊ばせないためもあってクリーンナップ・プロジェクトを開始して、壊れていた石垣を組んだり、草を刈って整地したり、ときどき掃除もしてくれているので、見違えるようにきれいで使いやすい場所になった。

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石を積んでセメントで固めたバーベキュー・ピットもあるので火起こしも楽で、場所取りも兼ねて朝早くから到着した先遣隊は、持ち込んだコプラの殻ですぐに火の準備をして、前夜から特製ソースに漬けこんであった大量のローカル・ポークのバーベキューが始まった。

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こういう場合はいつも特命全権火守奉行となるチョメなのだが、今回は彼以上に強力な火守奉行が出現したので、黙々と裏方仕事に徹していた。写真上は4匹のカツオを手際よくさばき、どんどん刺身に仕上げているところ。もちろん傍らのビールの蒸発も、作業の手際と同じく速かったようだけど(笑)。

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ところでこのような野外の集まりでは、使い捨て容器できるだけ使わず、ゴミを減らすような意識を持ちたいとわたしは心を配る。今回も、わたしのほうからは使い捨て皿やフォークを提供せず、各自が皿やフォークや自前の指(笑)を持ってくるようにと、事前にみんなにお触れを出しておいた。そこでチョメタマちゃんが持ってきてくれたのが、このローカル・プレート(写真右)。刺身を仕上げた裏方シェフチョメは、今度は冷凍チキン・パーツを海水につけて解凍しながらさばき始めた(写真左)。

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火起こし&バーベキュー先遣隊が島に上陸したのは午前9時半、それから延々と準備をしているうちに、いつのまにか正午を過ぎた。さすがに腹も空くしビールのツマミが欲しくなる。まだみんな集まってはいないけれど、そろそろ刺身をつまんでもいいんではないかいと誰かが言い出し、早速、醤油、酢、タマネギで刺身のタレを作る係(上写真左)と、ココヤシの葉の軸で爪楊枝を作る係(上写真右)が出現。

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そうこうしているうちに、続々と参加者が到着し始めた。約200メートル離れた陸地から、順次タマちゃんのボートで渡海したのだが、タマちゃんのの息子のひとりは、なんと家からトタン・カヌーで1時間かけて渡ってきた。しかもパドルはただの竹の棒!

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今回集まった人数は、大人と子供あわせて30人くらいだろうか。そのほぼ全員がそろった午後3時過ぎ、まずは子供たちから料理の取り分けが始まった。先にも書いたように、今回は自前の皿を持ち寄ったので、幼児をのぞき、大人が均等に取り分けず、子供たちはそれぞれが自分で料理を取りにいくビュッフェ形式となったので、中には好きなものばかり食べてるやつも現れたのは、次回への反省点となった。

上の写真はわたしのお皿だけど、ココヤシの葉に包まれたのはWさん特製のローカル・ポークの脂身、その右は肉の部分の包み煮。73ポンド(約33キロ)のポークを半分はバーベキュー用、半分はWさんが調理してくることを買って出てくれたときには、ここまで凝ってくれようとは想像もしなかった。ありがとう>>Wさん&オクサン。後ろのはキムチ各種、タロイモ、ヤムイモ、トウガンなどとBBQポーク。日ごろは肉を一切食べないわたしだけど、ローカル・ポークだけは、こういう場合に限って少しいただく。

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食事のあとは、日が傾いて外遊びにちょうど良い日差の中で、子供たちは海に入ったりジャングルを駆け回ったりとひとしきり遊び、大人たちは延々とビールを飲んでだべり続ける。わたしの用意した8ダース96缶のバドワイザーに加え、少なくとも3ダースは集まったので、かなり飲みごたえがあったかも^^

あっという間に日は西の空に傾き、日が暮れて何も見えなくなってしまう前に、三々五々と帰り支度が始まり、先発隊が島を出発していった。あっという間の1日だったねえ。

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わたしの仲間たちはみんな意識が高いので、誰も何も言わなくても、それぞれが手分けしてサクサクとゴミの処理が始まる。空き缶はもちろんリサイクル、燃えるゴミはすべて燃やし、ヤップのローカル・プレートは...なんと、挿し木にしている。運良く根づくと、次に来たとき、お皿は現地供給できるでしょだって。さっすが!

a0043520_1213729.jpg最後に島を離れる前の夕焼けが、とってもきれいだったなあ。

前夜から早朝まで雨が残っててお天気が心配だったのに、こんなに晴れたピクニック日和となったことや、その他いろんなことがすべて上首尾でまわり、とってもラッキーな1日となった。なんだか、こういう小さなことでも今年の幸先が良くなる証のような気がして、ビール8本のお陰もあってか、エクストリームリー・ハッピー(笑)な気分で島を後にしたのだった。

これを読んでくれた皆さんにも、この夕焼け空を見ながら、少しハッピーな気分をおすそ分けできますように!

ビーチでピクニック!
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ビーチでピクニック!(続編)
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ビーチで忘年ピクニック!<2008年版>
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2010-01-04 09:00 | ヤップな日々
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