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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流

はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流_a0043520_2375584.jpg毎回怪しい大金が動き、いろいろとお騒がせの日本のお子様ツアーですが、今年はとくにお天気に恵まれなかったです。

金曜日にショボく始まったヤップ滞在は、土・日曜日はギルマン小学校をタダで借りてお泊り、ずーっと雨が降ったり止んだりで、小学校のコンクリートの床での寝泊りは、さぞ寒かったでしょう。きのうは恒例の伝統カヌー乗船の日ですが、朝からの大雨をぬって、びしょぬれのカヌーに乗ったそうです。それでもスケジュールはこなさなければなりませんからねえ(笑)。しかし午後からさらに雨足が強まり、さすがにヤップ州に提供させるレセプションは中止(延期)になったようです。

はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流_a0043520_2384746.jpgそして、けさは、これまた恒例のマングローブ・ツアー!その前にヤップの自然科学者Dr. Margie Falanruwに早起きしてもらって、謝礼もなくお話を聞くのも恒例です。

去年の失敗を、わたしにさんざ書かれたせいか、今年は「潮の高さ」にやけに神経質になっておられたようですが、そのわりには出だしから遅れ気味。午前9時の予定が、ボートが出たのは9時50分過ぎでした。出来かけの熱低の影響で、朝から西の風が20ノット近く吹いていましたから、東側のコロニアのあたりは風は強くても波静かでしたが、タガレン水路を抜けて西側に出たところでは、ボートは波をザブザブかぶるでしょう。

はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流_a0043520_2392080.jpgこういう怪しい団体の追っかけを長いことやっていると、あちこちに協力者が増えています。ことしは他のことでわたしも忙しかったのと、彼らのやることは毎年ほぼ同じなので追っかけもマンネリ化(笑)、前もってほとんど何も調べなかったのですが、けさの予定も、どこでボートに乗るかとか、ボートはどこのだれのとか、みんな耳に入ってきてましたから(笑)。ちなみに今回のボートはみなマアプ地区からやってきてました。これが、この日の予定のキーワードです^^

はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流_a0043520_2395413.jpgさて、コーヒーを飲みながらパンケーキ食べているわたしの目の前で、4隻のボートに分乗した子供たちが出発しました。やはり去年の記事が効いたみたいで、今回は、ボート1隻につき、日本の子供はきっかり4人ずつ、ボートのサイズに関係なく、きっかり4人ずつ(笑)、乗せられていました。

はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流_a0043520_23103713.jpgそれにチームリーダーや看護士、通訳と、ヤップ州青少年課が毎朝かき集めてくる、接待係のヤップの子供たち(彼らは日本へ行かせてもらった見返りに、毎日出てきて日本の子供たちと「交流」することを要求されているのです。全員出てくると10人いるはずなのに、出てこない子もけっこういるみたい。きょうボートに乗ってたの、6~7人だったかな?)が乗り込むのですが、先に出たボートにたくさん積みすぎたのか、最後のボートはガラガラですねえ。

はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流_a0043520_23111989.jpgこっちは4隻のボートが出払ったあとの、桟橋をタダで使われちゃったツアー会社の様子。完璧にプライベートな桟橋なので、この桟橋に出るためには、その会社の中を通過していくことになるのです。そんな場所をタダで使わせろとは、フツーの神経では言えないでしょう。まして、ここは30フィートのボートだってあるのツアー会社なのですから。

はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流_a0043520_23122059.jpgそろそろパンケーキも食べ終わったので、ボートがうちの桟橋を通過する場面を見届けに行きました。それまでトロトロ走っていた4隻のボートが、あれ~、急にものすごくスピード上げてた!まるで、写真を撮られないように、スーの桟橋の前はフルスピードで突破しろ!という指示が出ていたみたいだわ...(笑)

はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流_a0043520_23125341.jpgボートのスピードは引き波でもわかります。ちょっとシャッターを切るタイミングが遅かったけれど、一瞬前、このボートはまるでロデオやってるみたいに舳先が上がったので、きゃ~という子供たちの声が、わたしのところにまで聞こえてきました。

仕事は暇でもなかったんだけど、どうせ乗りかけた船(笑)、去年のように、マガチャル橋の上から通過の様子を眺めることにしましたが... わたしが到着して10分もしないうち、立派なレンタカーが、橋の真ん中にウィインカーも出さずにドンと止まりました。

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わたしは路肩に止めた車の外に出て橋の上を歩いていたのですが、この車は橋の真ん中でガンを飛ばしているだけで、中から誰も出てきません。
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なんだか嫌~な雰囲気だったので、予定を変更して車に戻り、かわりにこのガン付け車の写真をゲット。通り過ぎるときに中をよく見ると、本隊到着1週間前に来ていた男女、たぶんディレクターとコーディネーターでしょうが、わたしのほうを見ながら、どこかに電話(無線)してました。男のほうの態度はまるで893でしたねえ(笑)。

はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流_a0043520_23143478.jpg橋をガン付けどもに譲って、わたしはある高台からの撮影に成功しました。弊社のマングローブ・ツアーの場合、コロニアを出てここに至るまで通常1時間半くらいかけるのですが、時間を見るとまだ10時40分!たったの50分です。なんて忙しいマングローブ・クルーズだこと!まあガイドも乗ってないのだから、ひたすら通り抜けるしか能がないか...(爆)。

はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流_a0043520_23152533.jpgゆっくりマングローブの自然や生物の生態を観察するというよりは、スピードを上げたボート・ライドをお楽しみのようで...

このあと、ボートはマアプ地区オチョラップにあるビレッジビュー・ホテル(ヤップ人経営)のビーチに行き、午後2時にヤップ州教育省幼稚園送迎車のお迎えが来るまで、子供たちはそこで泳ぎを楽しまれた(?)そうです。幸い雨がパラッとくることはあっても、この間はたいしたことはありませんでしたが、ずっと曇り空で強い風が吹いていたので、寒い子もいたのではないでしょうか。

はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流_a0043520_23161655.jpg曇り空の下の泳ぎを終えて、3時前、やっとホテルに帰りついた!と思ったら、午後4時、すぐにショッピングへとお出ましだそうです。忙しいですねえ... 

で、事件が起きました!
もう、こんなとこ、いやだ~~~っ!

はやく日本に帰りた~いっ!
静かなYCAショッピング・センターに、突然ひびきわたる日本語に、たまたま買い物をしておられたうちのゲストは、たいそう驚かれました。まわりにはお子様グループがチームリーダーも入れてほぼ全員いたのに、それをたしなめる者はいなかったそうです。お天気悪い、寒い、遅れや変更の連続...そりゃ、子供の気持ちもよくわかるような気がしますが、ヤップ人だって日本語わかる人はたくさんいますよ。もういやだ、はやく日本へかえりたいを聞いたのは、うちのゲストだけじゃありませんし、一緒にいたグループの連中も聞いているはずですから、もみ消そうったって無理です、ピシャリ!

はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流_a0043520_23175712.jpgなんと驚愕のスケジュールは、さらにディープに続いていきました。もういやだ、はやく日本へかえりたいとシャウトした女の子2人を含めて、日本のお子様グループの全員は、そのまま(ホテルにも戻らず)、うちの前を通ってコミュニティ・センターに歩いて来られました。時間は午後5時20分でした。そこにはバスケット・ボールを練習していたヤップの子供たちがいたのですが、かわいそうに追い出されてしまい、ブータレながら、うちの前を通っていきました(午後5時40分)。

わたしは夕方のボートの出入りがあったので、桟橋と店を往復していたのですが、州青少年課のおっちゃんがひとり、わたしを見張る役としてポツリと配置されていました(笑)。ごめんね、いま忙しくて、あんたの仕事(何かしてボスに連絡する仕事)を作ってあげられないのよ(爆)。

お空はまた雲が厚くなり、いまにも振り出しそう... あっ、降ってきた!通りがかった人らの情報によると、日本の子供たちは、大きなコミュニティー・センターの小さな一角で地ベタに座り、だらだらと延々となにやら自分らだけでやっておられたようです。フェアウエル・セレモニーらしいです。でも日本人関係者以外は、ほんとうに可哀想なくらいチョボチョボのローカルしか見当たらず(笑)。そんなのをずっと見張るのもアホらしいので、うちのボートが帰ってきて店を閉めたら、とっとと家路につきました。

グアムからの飛行機が来る夜ですから、午後9時頃、お子様たちが泊まっているホテルの前を通りがかったのですが、ちょうど、コミュニティ・センターから帰り着いて駐車場にたむろしているところを見かけました。彼らは翌朝午前1時にホテルを出て空港に向かいます。午後9時に帰ってきたんじゃ、仮眠もしないで起きている子がほとんどじゃないかな?ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流とは、子供にとっても、なかなか過酷な体験が味わえるツアーのようでございますねえ(笑)。



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by suyap | 2009-07-28 22:59 | ヤップと恥ずかしいニホン
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