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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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こんな日は、ワンコもとことん眠い

a0043520_19153327.jpg適度のお湿りもある南国のうららかなお天気(!)がきょうも続いた。日陰にはいると暑くも寒くもないまったりとした日の午後は、ワンコだって眠くなるのかな。訪れた家で主を待っているあいだ、珍客の到来にしばらくはしゃいでいたイヌたちも、やがて飽きて寝こんでしまった(笑)。

a0043520_1916307.jpgそれにしそれにしても、のどかな光景でしょ。主の留守中に上がりこんだ客をほったらかしにして、無防備にグーグー爆睡するワンコたち。ヤップのイヌたちは、もともと番犬であることなんか期待されてませんから(笑)。

ところで話がびゅーんと飛んで、わがニホンやヤップの宗主国さまであるアメリカ~では、新しい大将さまが就任されたようで...。ヤップでも、テレビ持ってて地デジ契約してる家ではCNNなんんかで就任式を見てた人もいただろうけど、うちにはテレビも無いもんね。見てないもんね(笑)。

a0043520_19171238.jpgでも予想したとおり、今朝からすぐにオバマ新大統領の就任演説を、「活字」で読むことができた。予想はしてたけど、やっぱりな~んだって感じね。この件ではわたしも、きっこの日記:オバマに浮かれる人たちが書いているのとほぼ同じ見解デス。

演説の中で、オバマは「60年前には近所のレストランにすら入れなかった男の息子が」と自分のことを述べているが、60年前どころか、70年代のアメリカ(30年ちょっと前)だって、白人の友人と南部を旅したヤップ人は、白人たちがレストランで食事をしている間、車の中で待っていなければならなかった。1970年代のニューエイジ世代が出てきて少し変わったとはいえ、アメリカとは元々そういう「人種のサラダ・ボール」の国であり、そこに住むものたちは、それを当然として生きているわけだ。「白い人」には何でもキャンキャン尻尾を振るイエスイエスと嬉しそうにうなずくノーテンキなアメリカ~かぶれはいない。まだまだ肌の色や出自によって、厳格に居場所まではっきり区別される社会がアメリカ~の現実なのだ。

そして色つきアメリカ人口の大多数は貧困層である。ヤップのような場所にバケーションに来ることができる色つきアメリカ人旅行者は、総数の1%にも満たない。数千ドルもかけて海外旅行に出かけられるのは、ほんの一握りの白人層だけなのだ。その数もいま激減してるけど...。

そういう国で、こうも簡単にオバマが大統領になって、へそ曲がりのわたしはすごく気味が悪い。もちろんクリントンやマケインよりも人間としてはよほどマシかもしれないけれど、オバマの支持率が80%を超えたときには、正直いってゾーッとした。ヒトラーやムッソリーニだって、はじめは大衆に歓呼の声で迎えられたものだ。

これからもっと厳しくなるであろう生活環境に、白人の大統領だったら大多数の色つき貧困層からの批判は白人種への憎悪へと向かうだろうが、色つきの大統領だったら、白人貧困層からはやっぱり色つきは駄目だネとなるし、色つき同士ではあからさまな批判を自主規制するという動きも出るだろう。それを狙ってオバマを大統領にならせた筋があるような気がする。

a0043520_19174988.jpgさて40億円以上も使い200万人を集めた就任式典にもかかわらず、オバマの就任演説は地味なものだったようだ。彼はアメリカ国民に、「怖れ」のかわりに「希望」、そして「責任」と「奉仕」という精神に立ち返れと、政策の具体性よりも個々の国民の精神性を強調。

でもまあ、↓こんな↓表現で、さりげなくブッシュ政権批判も織り交ぜたりしてるんじゃないかって気もするけどね...(笑)
We come to proclaim an end to the petty grievances and false promises, the recriminations and worn out dogmas, that for far too long have strangled our politics.
あまりにも長いあいだ私たちの政治を押し曲げてきた、些細な苦情や誤った見込み、逆襲や古臭い教条主義に、私たちは終止符を打つと宣言します。

We remain a young nation, but in the words of Scripture, the time has come to set aside childish things.
私たちはいまだに新しい国ではありますが、聖書の言葉にもあるとおり、子供っぽいことはもう止めるときがきたのです。
これからアメリカは、政治面でも軍事面でも、どんどん内向的(まず自分のおうちが大事)になっていくのだろうけど、その分、われわれ属国に、今までアメリカが勝手にでっち上げていた責任とやらを、彼らの都合の良いように肩代わりさせていくだろうことは目に見えている。

あれだけ具体性のない就任演説なのに、この点だけはオバマもはっきり言っている:
We will begin to responsibly leave Iraq to its people, and forge a hard-earned peace in Afghanistan. With old friends and former foes, we will work tirelessly to lessen the nuclear threat, and roll back the specter of a warming planet. We will not apologize for our way of life, nor will we waver in its defense, and for those who seek to advance their aims by inducing terror and slaughtering innocents, we say to you now that our spirit is stronger and cannot be broken; you cannot outlast us, and we will defeat you.
イラクはイラクの人々に任せ、(アメリカ軍は)責任ある撤退を行い、アフガニスタンで平和構築に努めます。古い友人やかつての敵と共に、核の脅威を減らす努力をたゆみなく続け、地球温暖化の進行を防ぐことに努めます。私たちの生き方を謝罪するつもりはありませんし、防衛力について方針がぶれることもありません。テロや無辜の人々の虐殺を求める者たちに対しては、私たちはより強靭で壊れることのない精神力であたります。彼らは私たちより生き延びることはできません。私たちが彼らを打ち破ります。
な~んだ、これじゃブッシュとそんなに変わりないじゃん。ニホンの自衛隊をアフガニスタンに送れと圧力かけてくるだろうし、自衛隊のアメリカ傭兵化がどんどん進むだろう。

a0043520_19405867.jpgところで、国会傍聴記 by下町の太陽・宮崎信行さんのところで拾った←写真には、腹を抱えて笑ってしまった。OBAMA, OZAWA, の次の写真の方=OBAKAさんとは、誰のことでしょうね^^

その記事で知ったのだけど、 
朝日新聞4面によると、民主党はオバマ新政権と関係を築くために、2月か3月に訪米団を派遣する方針を固めました。党幹部によると、訪米は米政権側から打診があったそうで、鳩山由紀夫幹事長が小沢一郎代表に20日報告・提案し、了承されました。
 小沢代表は「政権交代を果たすまで、オバマさんには会わない」とし、日本での政権交代に全力を投入する考えです。
これから伺える重要なことは2点。1)(民主党の)訪米は米政権側から打診があった: それで自民党に打診が来なかったとしたら、こりゃー政権交代は決定的だね^^

それと、2)(小沢サンの)政権交代を果たすまで、オバマさんには会わないという見識、これは見事だと思う。今この時期に、のこのこアメリカ詣でして変な言質を取られるより、よほど賢明な措置だ。ポッポ(兄)やアメリカかぶれの連中が、イエス・ウイー・キャン・キャン(イヌみたい)と、オバマ・アメリカにシッポを振らないことを切に祈る。

ソマリア沖での各国軍艦運動会や、欧州各国が撤兵を進めているアフガニスタンへの出兵に、ニホンは絶対に乗ってはならない。アメリカが弱ってる今が、絶好の離れどきかも!なのだ。


<参考記事>
〇フンニャロメ日記:オバマが大統領になってもアメリカは所詮アメリカだ
〇暗いニュースリンク:欺瞞の宣誓:「変革」か、あるいは「終わりの始まり」か
〇評論家・森田敬一郎の発言:オバマ大統領就任演説に対する米ABCステファノプロス記者の感想
〇木霊の宿る町:ありがたや ほんじつ ダブヤが いなくなる



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2009-01-21 18:07 | ヤップでつらつら政治など
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