ほぼ10日ちかく続いた曇りや雨の多い天気が、やっと今日になって安定した模様。久しぶりのスキッとした青空に、気分もルンルンだ。とはいっても、ヤップの東の方には、また雲の塊ができているから油断できないけど...
そんなわけで東側のリーフもちょっと波が高めだったけど、大潮前の午後の上げをねらって
シーファン・パラダイスに潜った。名前のとおり、水深22mから35mにかけて、高さ1mから2mもある大きな
オオイソバナ(
Melithaea ochracea、英語でSea fan)が茂っている場所だ。右上の写真のようなベイビー・サイズ(とはいっても高さ40センチ!)から、
↑こんな↑にでっかいのまで、このあたりにだけ、たくさん見られる。ここを好むというか、こうなっちゃったのには理由があるのだろうけど、生物に棲み分けというのは、ほんとうにオモシロイ。残念なことに、ここではあまり共生・付着している生物は見つからない。しかし、透明度が良いと「画になる写真」が撮れるので、
オオイソバナ=シーファンはどこでもダイバーには人気がある。そこでわたしもちょこっと画つくりの真似事(爆)。水深27mから見上げた水面が明るいなあ。
ほんとうは
オオイソバナの花園でもっとゆっくりしていたかったけど、深場ではあまり長居もできない。そろそろと水深を浅くしていくと、1匹の大きな
オグロメジロザメ(
Carcharhinus amblyrhynchos)が遠めに旋回しているのが見えた。見慣れないダイバーに驚いたのかも?
それから、深場にいた時間の倍以上を、浅場で過ごす。それにしても、ここのあたりには生物層が少ないなあ...。写真はシャイな
ネッタイミノカサゴ(
Pterois antennata)たち。君たちのようなのを、
頭隠して尻隠さずって言うんだよ(笑)。
ネッタイミノカサゴとは正反対に、やけに積極的な
ハタタテハゼ(
Nemateleotris magnifica)がいた。この美しいサカナは生息水深の幅が広く、浅いところから深いところまで、どこにでもいる。彼らを見るたびに、もっと数が少なければ、同属の
アケボノハゼや
シコンハタタテハゼ(ヘルフリッチ)のように、みんな(ニンゲン)に
レアものとして珍重されるのに...と同情してしまう。とはいっても、彼らにとっては注目されない静かな暮らしのほうが良いんだろうけど。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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