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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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[ダイビング]あああ、クリーニング・ステーションが...

[ダイビング]あああ、クリーニング・ステーションが..._a0043520_1543098.jpg連休中はヤップに100人以上のダイバーが入っていた。これは画期的なことである。と書くと、読者のほとんどは、日本人ダイバーでごった返した様子を想像されるだろうけど、ミクロネシアを日本人が闊歩(かっぽ)した時代は確実に終わりつつある。この4月28日から5月6日までの連休でヤップに来た日本人ダイバー&観光客は延べ15人にも満たない。

では混雑の主流はというと、今回はロシア人、東ヨーロッパ人、そしてかろうじて宗主国のアメリカ人。最近のミクロネシアで一番ブイブイなのは、ロシア~東ヨーロッパからの観光客だ。まるで90年代クリントン政権全盛時代のアメリカ人成金のような勢いがある。

それでもって英語があまり通じない。ダイビングのブリーフィングもままならない。アメリカ人に甘やかされてきた現地ガイドも、ロシア人を扱い慣れてない。そんなこんなで、マンタを見る海の中がとんでもない光景になっている。左上の写真はマンタのクリーニング・ステーション(赤枠でくくったところ)の真上を横切っていくダイバー。

[ダイビング]あああ、クリーニング・ステーションが..._a0043520_15433197.jpg幸い、連休前半に滞在されていたうちのゲストは、マンタにこだわらないでベストの海を!という、ガイドにとっては腕によりをかけたいリクエストをされる方々だったので、ルンルンとアウト・リーフに潜ってた。でも、1回くらいはマンタを(笑)と、まだ風表で波の洗いゴフヌー・チャネルに行ったとき、マンタはたくさんいたけれど、なんとなく疲れた感じがしてたもんなあ。連休後半まで頑張ってねーと声かけておいたのだけど...

きのうはなんとか3匹出てきてくれた。でもきょうは...ゼロ。
かわりに、ダイバーが続々とやってきて、クリーニング・ステーションは上を下への大騒ぎ。下り坂のお天気と相まって、これじゃ、マンタは出てこない。右上の写真も、マンタのクリーニング・ステーション(赤枠でくくったところ)のサンゴにしがみついているダイバー。
 



[ダイビング]あああ、クリーニング・ステーションが..._a0043520_15435853.jpg明日朝はパラオ行きの飛行機があるので、マニラ経由のヨーロッパ勢はきょうで潜り納め。またあさって早朝のグアム行きを考えたら、明日潜るダイバーも少ないだろうから、ほとんどのダイバーがきょうで潜り納め、マンタの見納めってことで、たくさんゴフヌー・チャネルに集まってしまった。大潮直後で轟々と流れる濁った水路の中で、現れないマンタをひたすら待つ寒さ、悲しさ...。写真のおじさんはマンタの侵入路(赤い矢印)に飛び出してます。

ごった返しているのは、よそんちのお客さんだけど、見るに見かねて交通整理したり(笑)、流されたキャップを拾ってあげたり、なかなかに忙しいダイビングだった。こんなに大勢のダイバーを受け入れてたら、ホントにマンタが来なくなっちゃうんじゃないかなー?

やっぱ、マンタにこだわらないでベストの海を見せて!というリクエストが、ゲストにとっても一番楽しめると思うんだけど。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2008-05-06 22:50 | ヤップの自然・海
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